さて、来年はどのようになるのかな?楽しみですよ!
さぁ、今年最後の投稿です!ちなみに、オリジナル回でございます。それではどうぞ♪
⚠︎場所の編集をしました。2月4日現在⚠︎
いよいよ、ゲーム開始目前、リアスさん達はそれぞれのリラックス方法でギリギリまで待機している。そんなメンバーを俺は見ていた。選手控え室で特別に許可をもらい入らせてもらっている。ちなみに、他の兄さんや姉さん達はサーゼクスさんたちと一緒にいる。
俺は、リアスさんたちに喝をいれるためここにいるのだ。
「……皆、これから始まるのは実戦ではないわ。レーティングゲームよ。けれど、実戦に等しい重さと空気があるわ。ヒトが見ているなかでの戦いだけど、臆しないように気をつけてちょうだいね」
リアスさんが、みんなが揃ったことを見たあと重い口を開いた。
「俺からもみんなにひとつだけアドバイスです。確かにこれは実戦ではなくレーティングゲーム……つまりただのゲームにしかすぎません。ですが、相手は強力。とても強いです。相手も本気でかかってくるでしょう。ですのであなた方も自分の限界を超えるまで頑張ってください。大丈夫です。あなた達は今日まで辛い修行に耐えてきました。必ず勝てます。だから、諦めずに頑張れ!
それが、俺と兄さん姉さん達が言える言葉ですから。
だから、必ず勝てよ!グレモリー眷属たち!!」
『はい!』
オレの言葉に元気よく返事をしたリアスさん達。その瞳には迷いは無かった。
『さあ、いよいよ世紀の一戦が始まります!東口ゲートからサイラオーグ・バアルチームの入場ですッッ!』
「「「「「「「「わぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁっ」」」」」」」」」
此処まで伝わってくる声援や歓声。ドームの会場が大きく震えるなかついにリアスさんたちの出番が来た。
『そしていよいよ、西口ゲートからリアス・グレモリーチームの入場ですッッ!』
「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉっ!」」」」」」」」
リアスさんさんが皆を見渡して一言。
「ここまで私についてきてくれてありがとう。―――――さあ、いきましょう、私の眷属たち。勝ちましょう!」
「「「「「「「はいッ!」」」」」」」
返事をし、リアスさん達はついにゲートを潜った。
「頑張れ……未来の王者さん」
そう言いながら、俺はその場を去るのだった。
ここはサーゼクスさんたちと兄さん姉さん達がいるVIP観戦ルームここでみんなサイラオーグ・バアルVSリアス・グレモリーの戦いを見ていた。
そんな中、俺は兄さんに一言残して去ろうとした。
「兄さん。俺は外に出てるよ。……”招かれざる客”が来たからね」
「――そうか。なら頼めるか?俺達はここを動けそうにない」
「大丈夫だよ。あの程度なら俺1人でも平気だから――んじゃ、こっちは頼んだよ?」
「ふっ……任せておけ」
そう言って俺は出ていった。
―side out―
―三人称 side―
光輝はツバサが出ていったところをただ見つめていた。
「光輝くん。どうしてあの子は出ていったのだい?リアスの戦いは見ていかないのか?」
サーゼクスが光輝に質問をしていた。
「ああ、あいつは少し用事があるからな。それで出ていったよ。それに、あいつ曰く、”もう結果は見えているから”……だとよ。簡単に言うとだ、あいつは誰が勝つかもう分かっていると言うことだ。」
「なるほどね……いったいそれはどちらなのか気になる所だけども、僕達は大人しく観戦しておくとしようか」
「ああ、それがいい」
そういって2人は観戦するのであった。
「(……それにしても、招かねざる客…ね……一体何が来たのやら)」
そう思いつつも、光輝は必ず勝つと信じて観戦するのであった。
―side out―
―ツバサ side―
オレは会場から出て、会場近くの森にきた。さきほど感じた謎の気配はここから感じたのだ。人でもなく魔物でもなく植物でも無く……生き物ですらない謎の感じたことのない気配がここから今も感じる。一体これは……
「何なのです?ツバサ様。先程から感じるこの異様な気配は……本当に生き物なのですか?」
いま隣にいる奴は、つい最近うちの部隊に配属された新人だ。数いる新人の中でも10人もいる期待のルーキーのひとりでもある。
名をルジウス・バウアー。バウアー家という東南アジアのとある諸国にあるその国を統括している王の実の息子だ。つい最近、突然俺達に勝負を仕掛けてきて返り討ちにあい、その後すぐ自分からこの舞台に入れさせてくれと熱心に頼んできた面白いやつだ。もちろん、父親でもある王の許可が無ければ無理だと言えば、既に承諾をしていたらしい、後後王に直接聞けば確かに許可をしたそうだ。強くなってあとを継ぐという条件の元。だが、まさか俺たち地球連邦軍に入隊するとは思っていなかったらしく、たいへん驚かれたのは記憶に新しい。
だが、コイツの実力はなかなかのものだった。見た目は体の細いイケメンくんなのだが、脱げば物凄くよく鍛えられているのがわかり、さらに武術も嗜んでいた。その武術の名はプンチャック・シラット。東南アジアに親しまれている武術だ。主に、野戦に特化した武術で足場の悪い雪山や野山、ジャンルなどの深い森などではかなりの力を出せる武術である。
そんな彼は、今回は俺の護衛として選ばれた。選ばれた理由は至ってシンプル。これから来るであろう戦闘の経験積みと、ついでに護衛の練習だ。
「まぁ、確かにお前の言う通りなにか生物ではない気配がするな。なんだろう……よく分かんないわ」
「でしょうね……」
本当に何なんだ?この異様な気配……なんだろう…………すごく……気持ち悪い……
ガサガサ
すると、突然しげみから音が出た。
「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!」
そこから現れたのは黒いなにか。文字通り全身が黒いのだ。それも、なにかモヤのような形をしていて原型がない。せいぜいわかる場所は目のような赤い点と、爪のような手だ。そんな黒い何かが全部で15体いる。
「ツバサ隊長。これはいったい……」
「そんなの分かるわけがないでしょうに…………だが、コイツらが俺達の敵がコイツらだというのがわかる。だからやる事はただ一つ―――」
「つまり?」
「ふっ――つまり、全て叩けば良いことだ!」
そう言って、俺は村雨を取り出した。
「さて――行こうか!」
「了解!!」
そう言った瞬間俺は走り出す。まずは目の前の2体を屠る!
「む……手応えが弱い…………てか、なんか拍子抜け……」
たったの一撃であっさりと霧散した黒いヤツ。手応えは、本当に何も無い。ただ、豆腐の様なものを切った感じだ。
こうして、俺達は全てを片付けた。そこに残ったのは、黒紫に光る石があった。
「……これは……魔石?」
そう、魔石だった。それも先程まで黒いヤツの核になってたようだ。
「……ふむ、誰が作ったかは知らないけれどもこれは調べる必要があるな…………よし。これを鑑定科に持って行ってくれるか?俺はいまから兄さん達にこの事を伝える必要があるからな」
「了解しました。もしかしたら、またさっきの奴らがいるかも知れませんので気をつけてください」
「おう。お前も気をつけろよ」
「はい。わかりました」
そう言って消えた。今回は特別に許可をして俺の作った簡易版スキマを使わせた。これは、転移魔法とは全くの別物であるから、ここの場所で優位つ使えるショートカットを出来るものだ。
「さて……とりあえず兄さんたちの所に行こうかな」
そうと決まれば行こうか。流石に兄さんたちがいる場所までは歩きなんだけどね
グダグダなのですよ……。
さて、今年最後の投稿でした。みなさん。来年もまたこの作品と作者をよろしくお願いいたします。
それではみなさま!良いお年を〜!