巻かなかった俺の話   作:fftghy

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今回はヒロインじゃないけど、原作だとヒロイン級のあの人が少しでます。



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第5話

ホワイトボードに書いてる途中で気が付いたんだけど、過去の俺は『真紅』という人形を未来の俺に作らせようとしたんだろう?

 

でも、俺が紫陽花を作ったから、誰が『真紅』の身体を作るんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・あ

 

 

 

 

 

 

・・・・・材料買ってくれば間に合うはず

 

幸いなことに、「人形の作り方」にパーツの写真が載ってるし、最悪紫陽花を真紅と偽って・・・

 

よし、なんとかなるさ

 

「紫陽花」

 

「なんでしょうか?お父様」

 

ホワイトボードに視線を向けていた紫陽花に話しかける

 

しっかしこの設定表はひどいもんだな、ローゼンのメイデンだと勝てるかどうか怪しいぞ

 

「これから買い物に行くんだけど、行く?」

 

「勿論です♪記念すべき初めてのお出かけが、お父様とお買い物・・・・ぁぁ♪」

 

「うっとり頬を染めてるのはいいんだが、昼飯も考えないといけないからそろそろ家を出たい」

 

「はっ!了解いたしましたっ♪」

 

ビシッ、敬礼!

 

嬉しそうだなぁ

 

 

 

 

 

 

車を駐車して、降りると雑貨屋だ

 

ちょっと家から距離があるから車なのは仕方がない

 

どんな車種か?だって?もちろん俺の大好きなBUG@TTIさ!

 

高かったけど、彼女たちにお願いして買ってもらった。先週

 

彼女が一杯?誰が1人だなんて言ったんだい?俺は言ってないっ

 

ジョークはこのくらいにして、紫陽花が下りてくる

 

車高は低いから簡単に降りられるだろう

 

鍵を閉めてっと、

 

「ん?どうした?」

 

紫陽花が俺をじっと見上げてる、心なしか若干顔が赤くなってる

 

「そ、その・・・お父様。」

 

「ほいほい」

 

下に俯いた紫陽花に視線を合わせるためにしゃがみ込む

 

こんなところ他人に見られたら、どう見えるのだろうか?

 

親子?・・・・間違ってない・・・

 

「て、手を・・・繋いでほしいのです」

 

「て?」

 

「はい♪」

 

まぁ、それくらいだったら苦でもないし

 

差し出した俺の人差指と中指を握りしめる

 

嬉しそうにしていたから俺は少しサービスで、紫陽花の身体を持ち上げ右の肩に乗せることにした

 

重くないし

 

「ふぁっ!・・・・・・・・まぁ♪・・・・お父様」

 

「ん?」

 

「私、ここの場所がとってもお気に入りですっ♪」

 

「ほいほい」

 

さて、じゃあ店内に入りますかね

 

 

 

 

  店内

 

人形の材料は特殊な物を除けば、殆んどこの雑貨屋にある

 

そういえば、まだ紫陽花の身の回りの物を買ってなかったことに気が付いた

 

これは由々しき事態か、仮にも娘の身の回りのものがないとは・・・

 

このフロアには食器があったはず

 

「おい、紫陽花」

 

俺は肩に乗っている紫陽花に食器など、身の回りのものを買う峰を伝える

 

嬉しそうな反面、お金が勿体ないと。構わん、俺の金じゃないんだし・・

 

まぁ、何とか説得して買うことにした

 

紫陽花は小さいから食器全般は小さ目な奴がいい

 

お、なかなか良い茶碗を発見!

 

よし、これにしようそうしよう

 

ん?紫陽花に意見を聞かないのかって?俺も疑問に思って、聞いたんだよ

 

「お父様に選んで頂いた物を使いたいです♪」

 

だってさ

 

さて次は~

 

「あれ?ジュン君?」

 

むむ、この声は

 

後ろから聞こえた声に振り向くと、そこに立っていたのは、バイト仲間だった斉藤だった

 

なんか手には布を持っている

 

彼女は確か、激弱の劇団員だったな。衣装のレンタル料をケチろうとしているのか

 

「斉藤か、こんなところでどうした?」

 

「んー、なんか見覚えがある後姿だったから、声を掛けてみたの。それより、ジュン君の方に乗ってる女の子は?」

 

「娘」

 

「・・・・・・・・・・・・・・はい?」

 

「こんにちは、斉藤」←紫陽花

 

「紫陽花、相手の名前を呼ぶときは、さん、とかつけないといけない・・・・はず」

 

「まぁ、そうでしたの。ですが、お父様の言う事ですもの、間違いはありませんね。改めまして、こんにちは、斉藤『さん』」

 

俺の空耳だろうか、さんだけやけに強調されてるきがする

 

気のせいか?

 

「こ、こちらこそ、よろしくね。紫陽花ちゃん」

 

「・・・・・・・・」←紫陽花

 

「おーい、紫陽花。あいさつ返されてるぞー」

 

「えっ、そうなのですか?空耳だと思ったのですが・・・」

 

紫陽花の紹介が終わると、斉藤が俺の耳元で話し始めた

 

『ちょっと、ジュン君っ!あの女の子どこで拾ったのっ?!』

 

『拾ってない』

 

『で、でもジュン君の年齢と、あの子の容姿を見たら少なくても、ジュン君が高校生で生んだことになるよ?!』

 

『作ったね』

 

『・・・・・・・・・・ダレト?』

 

 

おやまぁ、これがダークサイドかぁ・・・

 

 

ダーク・サイドカー

↑忘れてくれ

 

『斉藤には関係の無い話だろう?』

 

『そっ、それはそうだけどー』

 

「お父様」

 

・・・・・・・こそこそ話をしてるのに、いきなり反対の耳に声を掛けないでほしい

 

「どうした?」

 

「先ほどから、一体なにを話されているのですか?」

 

「あぁ、そうだな。ここにいる斉藤は超が何個も付くような弱い劇団に入ってるんだけど」

 

「弱い……ですか?」

 

「団員少ないし、演技見てもピーンと来ないし、イケメンとか可愛い娘が居るわけでもないし、お金持ってなさそうな雰囲気が衣装から出てるし、人数が少ないから役を1人3役こなすけど誰?ってなるし、たまに台詞忘れて詰まってアドリブ入れるけど辻褄が合ってないし」

 

「よく見ているのですか?」

 

「観客に聞いた」

 

「事実だけど、そこまで言わなくても・・・・。あと、観客の感想だって聴かなきゃ良かったよ……」

 

だったら抜けろよ

 

「今度の公演で、未来を題材にした舞台をやることになって、その衣装をどうした方がいいのかって相談だった」

 

「な、なんでしってるのぉー!!!あいたっ!」

 

「もう用が済んだらイケイケ」

 

「ブーー、ジュン君ともうちょっとお話したかったのにぃー」

 

「じゃ」

 

「ホントにさよならしてるぅーーーー!!!!!」

 

 

 

 

 

さて、材料&紫陽花の身の回りの雑貨を買い、家に戻ってきましたな

 

部屋のドアを開けると、そこには大量の「少女のつくりかた」がっ!

 

「これはいったい、どゆこと」

 

えっと、こっちの奴が「雛苺」ってやつで、こっちが「真紅」?

 

また同じ奴があるのか・・・・・材料費返せ!

 

はぁ、紫陽花一人じゃあ寂しい・・・・くはなさそうだけど、姉妹は欲しいだろうし。人肌脱ぐか

 

その前に、この「雛苺」と「真紅」を完成させるか。もちろんrosenで

 

 

 






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※誤字修正しました
深紅→真紅

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