巻かなかった俺の話   作:fftghy

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第1話の続きです

すこし訂正したので、時間が掛かりました


第2話

 

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「お父様、どうかなさいましたか?お顔のお加減がよろしくないようですが・・・」

 

「・・・・・・・ありがとう。気にしないで、お茶でも飲んでくれ」

 

「まぁ♪お父様が注いでくれましたこの緑茶、とても美味しいです♪」

 

「はは、はははは。そうですか、それは良かったです。・・・・・・」

 

なんでこんなことになってるんだろうか?

 

そりゃあ身体を1から作ったさ

 

頭部だって俺のオリジナルさ

 

服の色だって灰白だったさ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・どこにもこの子の情報がねぇええええええ!!!!!

 

なんでっ?!少女の作り方に付属されたパーツをあまり参考にしないで作ったから!?

 

それとも、心臓部にはめ込む宝石を持ってないからって、あの石で代用したのがいけなかったのかっ!

 

あぁああああああ!!!過去の俺ぇ!!いやさっきまでの俺を憎むぞぉ!!(♯`∧´)

 

なんで要所がいい加減なんだぁ!それで生きてきたけどもっ!!!!

 

だだだだだ大丈夫だ。きっと何とかなるって!本人に名前を聞けばいいんだよ!

 

突然動き出したとかどうでもいいんだよ!名前が分からないんだよ!

 

少女の作り方にも載ってないし・・・・俺が勝手にやったから乗ってるはずがないけど

 

第1・・・違う。第2・・・・違う。第3・・・・・違う。第4~第7・・・・・・違う!!

 

じゃあこの人形はなんだぁぁああああああ!!!!!!!第何番目なんだぁあああ!!!!ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

 

「はぁおいし♪」

 

俺の内心の焦りを感じてないのは仕方がないとして、この子は結局なんだ?

 

本にはゼンマイを回して起動するみたいな説明書きがしてあったけど、この子は勝手に動き出したぞ

 

「それはよかった(そもそもそのローゼンメイデン自体どういうのか理解できていないが・・・)」

 

「お父様?」

 

「うん?なんだ?」

 

その人形は俺を呼びかけると、胡坐を組んでる太腿に腰を掛けた

 

俺はこの人形の髪の毛がどういった材質か気になって触ってみると、意外にサラサラして驚いた

 

更に驚いたことに、この髪の毛見る角度を変えると色々な色に変色するらしい

 

虹色に輝いて少し焦った

 

「私のお名前をお決めになって頂かなければ、今後の行動に差支えてしまいます」

 

「名前ねぇ・・・・自分の名前とか知らないのか?」

 

「はい・・・・、ですのでお父様に名前を付けていただければ嬉しいのです」

 

「何でもいいのか?」

 

「はい♪お父様がお決めになられたお名前でしたらなんでも♪」

 

ま、まじか。内心パニックでそれどころじゃないけど、仕方ないか?

 

この歳で名前を付けることになろうとは・・・

 

そりゃゲームじゃよく名前を考えるけど、何回もやり直しできるし、セーブ機能があるから幾つも名前を作って与えることが出来る

 

今回はそれができない

 

これはまずいのではないだろうか?

 

何がマズイのかって?

 

見て見ろこの希望ランランな眼差しをしたこの子を

 

下手な名前を付けられなんだぞ!(♯`∧´)

 

これで「あああ あああ」なんて付けてみろ!殺されるっ

 

流石に娘に殺されるのは嫌だ

 

でもまぁ、どうでもいいか、面倒だし(((o(*゚▽゚*)o)))

 

季節は夏に近いからそれに因んだ名前がいいな

 

「紫陽花って名前はどうだ?」

 

「まぁ♪・・・・・とても、綺麗なお名前・・・・。ありがとうございます、お父様♪」

 

「気に入ってくれてよかったよ、これからよろしく」

 

そんなに噛み締めるように呟かなくてもとは思う。当てずっぽうに考えたコッチガ悪く見える

 

「こちらこそよろしくお願いしますね、お父様♪」

 

さらに、紫陽花には毒があるなんて言えない・・・

 

「さて、名前が決まったことだし・・・・・さっきからうるさいメールの確認だ」

 

「めーる・・・・・?ですか?」

 

「そうか、紫陽花は初めて見るんだっけ」

 

俺は膝に座る虹蜺でも見えるように携帯の画面を見せる

 

「これが携帯電話という機械で、この画面で操作する」

 

「はぁ~、すごいです~。直接触って操るのですね?」

 

「簡単だろう?」

 

俺はそう言って、紫陽花に携帯を持たせた

 

「・・・・あぁ♪」

 

紫陽花は宝物を眺めるように俺の携帯を眺め、しばらくしてから画面を触りだした

 

さて、ここで問題です!

 

人形の身体である彼女は、携帯の画面が反応してくれるでしょうか?

 

1・反応する

 

2・反応するそぶりを見せて、俺が紫陽花の後ろで遠隔操作してる

 

3・反応しなくて、部屋の隅で紫陽花が落ち込んでる

 

・・・・

 

答えはっ!

 

4・の「体は人間だから関係ない」でした~!

 

・・・・・・・・

 

いや、可笑しいでしょ。とか言わないでくれ

 

俺でもこの3日は大変だったんだからな

 

なんで大変だったのかって?・・・・・死体集めとか

 

ちょ、引くなよ。仕事柄、伝手が多いだけだから。それでいくつか死体をちょろまかして・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・嘘だからね?・・・・・・・本気にしちゃだめよ

 

単純に携帯が反応しただけだから

 

「お父様♪この機械は面白いです♪」

 

「気に入ってくれてありがとうな」

 

生れたてだからこれから知って行けばいいと思う。俺の常識を(ニヤニヤ(^^)

 




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