就職失敗してフリーターだぜ!はぁ・・・
まぁ、急遽次話が浮かんでしまったので、取り合えず投稿します。文字数は気にしないでね♪
「おい雪華綺晶や」
「?なんでしょう?」
「本当にこの世界は巻かなかった俺の過去の世界なのか?」
「申し訳ありませんわお父様、私ではそこまでは・・・」
普通そうだよな、こんな訳の分からない世界に来て検討つくか?とか聞かれても俺は正直言って検討なんて付けようがない
だって過去の俺が今この瞬間俺の目の前で紫陽花に消されちゃって、逃げてきたところなんだもん
あの見た目からして絶対俺だったのになぁ、なんの抵抗もなく簡単に死んじゃってありえないだろう?
いくら抵抗する暇がないからって・・・・じゃあ、無理じゃん。抵抗する暇がないくらいの速度で紫陽花が攻撃してるんだから抵抗なんてできないじゃん
じゃあ仕方ないわぁ
それで納得したく無いけど、ここが俺の過去の世界の俺じゃなかったらしょうがない。
じゃあ過去の俺でも今の俺のように死ににくい存在ではない訳だ!
なーんだ、これで謎が全部・・・・・
うん、そうだね
この世界の俺の彼女を俺は今まで見たこともないね
それは謎だね
でもさ、この際それは無視で行こうぜ、だって今の俺たちの目的は雛苺のネジを手に入れることなんだ
だったらこの世界のことで起きた出来事とか、どうなろうとどうでもよくないか?
章管理に異時空迷宮編とか言っても気にしなければ迷ってないじゃん?気にしない、気にしない!目に入れないに限る
と、いうことで早速雛苺のネジ探しを再開しようぜ!
「気合入れてるのになんで紫陽花以外はやる気ないわけ?」
「お父様~歩き疲れました~」
「・・・・・・・・・・コクコク」
「あのねぇ、そういうことは自分の足で歩いた人が言うセリフなのよ。ずっと俺にしがみついて進んできた君らがそういう事言うと、もうおんぶしないぞ」
「さぁ行きましょうお父様!元気いっぱいです!!」
「・・・・・・・エイエイオー」
「まったく、少しは紫陽花を見習ってほしいもんだ。ほら見ろ紫陽花を、文句なんて言わないで俺の後をついてくるじゃねぇか」
「スンスン、お父様の運動した時の香りが・・・ぁぁあスンスン」
「訂正しよう。紫陽花は先頭な」
「そ、そんなっ!あんまりですお父様!」
「ハイハイ先頭歩こうな」
「ぶーーー」
一人でも大変だぞこれ
子持ちの親は大変だな、一人でも大変なのに三人居るともうダメだ。今の俺はまだこいつ等にある程度の知能を備えたからいいものの、普通の子供じゃあこうは行かないだろう
俺の時はどうだっただろうか。小さいころから両親が何かと家に居ない家庭だったから自然と俺と姉が一緒に家事したりしてたな
姉の「のり」は料理は結構上手だが掃除が全然だめでよく俺が怒っていた記憶がある
実家にいるであろう姉を思うと、少し思うところがあるが、それは俺のキャラでは無いので忘れましょ
――――フォンフォンフォン
遠くからサイレンが聞こえてきた。おそらくさっき放置したままの過去の俺の殺害現場を見て誰かが通報したのかもしれないな
放置するのは衛生的にも気が引けたが、触りたく無いじゃん!?
・・・・・・・・・・・・ん?
過去の俺が死んだあとで顔が似てる俺がここ(どっかの路地)に居るはまずいのでは?
んー…いや、大丈夫なはず。過去の俺は過去、現在の俺はいまここにいる俺だ。なにも問題ない、全然問題ない
茶髪の高校生に過去の俺として接触しているが問題ない。ないったらないあれは幽霊だ
あ、そうだこの騒動を利用して行方が分からない巴を誘き出そう
ここが過去の俺の世界だとしたら、幼馴染の巴が様子を確認しないはずがない
なんて頭が良いんだ
それに確かこの時はもうすでに巴と恋人の関係に・・・・・関係に・・・・?
さっきの茶髪も恋人とか言っていたような・・・二股かなぁ~
茶髪の方が恋人だとしたら・・・この時付き合っていた巴はどうなった?
別れた?いやそれはないだろう
今でこそ俺はこんな生活を送っているが、今でも彼女とは関係が続いている
巴がこの過去の俺の世界の恋人だったのか確認したいが、それを確認できる人物をさっき殺してしまった
俺の心情的に最悪なのは巴が他の野郎に寝取られている場合だ。もし寝取られている場合彼女の心は既に他の野郎に移っていると行ってもいい。あいつああ見えて快楽に弱かったからな・・・Mだったし
そうなったらこの事件を餌に巴を誘い出すことが出来なくなる
寝取られていた場合だが・・・・やべぇ不安になってきた
関係ない過去の俺の世界とは言っても、関係持ってる女が寝取られていたらスッゲェーーーームカつく
なんか想像したら腹たってきたわ
いや待て待て
まだ巴が寝取られていると確認出来たわけじゃない。きっと過去の俺が二股してただけだって、そうに決まってる
きっとそうだ(ったら良いなぁ)
「お父様」
おおぉ、あぶねぇ。正気に戻ったわ。紫陽花ありがとうな
「はい♪それでお父様、その巴(さん)は姿を現すでしょうか?」
「でしたら紫陽花お姉さま、私が確認に行ってきてもよろしいでしょうか?」
「ん?雪華綺晶が自分から行こうとするなんて珍しいな、何かあるのか?」
「ええお父様、先程の騒動の間に精霊さんに確認に行って貰っていましたら面白いことが分かりました」
え、その面白いことって確実にめんどくさいことだよな?お前がそんなニコニコして言うと不安しか感じない…って言うか絶対そうだ
お前の面白そうって絶対面倒なことなんだから勘弁してよ
「お父様の目論見が成功したようですわ」
おお!じゃあ巴は雛苺のマスターで、彼女がネジを持っているんだろう?持ってるんだろうね?持ってるんだよね?持ってるよね?持ってると言ってくれ!持っててくれ――!!
「そうですね、お父様の予想通りになりましたわ。巴(さん)のドールは・・・・」
ぐわぁーーー!!!やっぱり!!
さっき俺は予想していたんだよ
もしも、この世界が巻かなかった俺の過去の世界ではなく、【巻かなかった俺の世界の巴がもし巻いた過去の世界】だったら?って
はぁーーーーーー・・・ややこしいぜ、おい。どう説明すればいいんだよ
つまり、未来の世界はローゼンが関係しないまま俺は生きてきたが、巴は巻いていたんだよ。…説明になってないしそのまま言葉にしただけじゃん、すまん
ふざけるなよ、巴が巻いた世界だと・・・・え、主人公交代?!
というより、巻かなかった俺の過去の世界と何が違うのか?えっと高校生の時、俺は巴と付き合っていた。だがこの世界の俺は別の奴と交際していた。しかも俺の過去は二股した記憶なんてなかった。そこに引っかかりを覚えた
ということは、この巻かなかった俺の世界で巴が雛苺のマスターだったという可能性が確定ではなくなり、その残り6体の内の一体のマスターという可能性が発生し、俺たちは「雛苺のマスターが明確に誰か分からない」という状況にある
ここで重要なのは、雛苺のマスターであって、巴は最悪無視してもいい、という可能性が浮上したことだ
なんで今まで俺は気が付かなかったんだよ、自分の彼女が闘争に身を寄せているのに俺は心配もしてやれなかったじゃねぇかよ。と言うより俺の世界の巴は俺の恋人だった時点で、この世界とは関係ないと言うことで、巻いて居なかった筈だ!
しかし、まだ巴がローゼンメイデンのマスターではないという可能性も考慮していた
それをさっき雪華綺晶が確認して、巴がどのドールのマスターなのか確認したということだ
それで俺の予想通りに雛苺のマスターではなく
「第五ドール、深紅の薔薇お姉さまでしたわ」
え、
ええええ
そ・・・そっち?マジで?え、 えちょ
ぁぁもぉおおおおお!よりにもよって・・・深紅かよぉーーー!!
誤字脱字があったらドンドン教えてくれ!れ!
あと感想ほしい、意見も欲しい、路線図ほしいーー
一応迷宮っぽく作りたいけど、アイディアが少ないです、募集しよう!
読む奴なんていないだろうけど・・・・
次話は、主人公が出てくるかも・・・え、