巻かなかった俺の話   作:fftghy

12 / 28
誤字脱字の指摘をお願いします!

この作品は戦闘するのが主人公の人形ですので、主人公視点であるかぎり主人公の目線でしか描写できません

たぶん、そのうち、主人公もきっと、戦闘、する、といいなぁ

UA6000突破!!!!

今回は少し長く書きました(*´▽`*)


章管理を始めたよ~2014/12/17:0425:34


第11話 出会い

「「ムンス・・・・・・・ふんっ」」

 

はぁ・・喧嘩なんて他所でやってくれよ

 

俺だって口より先に手が出るタイプなんだからよ

 

「だからって・・・イエナンデモナワ」

 

なんだその反抗的な視線は、文句あるの?

 

「メッソウモナイデスワ」

 

 

 

 

 

「もうこんな時間だけど、いつ寝るの?」

 

「そうね、睡眠の時間は過ぎているけれど・・・私はもう寝るわ」

 

真紅はそう言って俺が作ったカバンを開け中に入って行った

 

「・・・・・・」

 

水銀燈は寝る場所がないのか所在なさげにこちらにチラチラと視線を向けてくる

 

そういえば、ローゼンの人形は自分の鞄でないと睡眠をとることが出来ないっていう設定があったなぁ

 

ということはこの視線は鞄に代わる、別の寝どこが欲しいという視線か

 

「な、なに?」

 

「さぁ寝ようぜ」

 

「え、ちょっとぉ!まって抱えないで!自分で歩けるわ!ちょっとぉぉおおおーーーー・・・」

 

あ、ベッドには紫陽花がいたな

 

でもわざわざ紫陽花を移動させるのは紫陽花に後で文句言われそうだ

 

おなじベッドでいいよな

 

「ちょっと、あなたっ、・・・・・に、人形・・・ですってっ!!」

 

おぉ、腕の中で暴れないでほしいな、落として破損したら責任なんてとれないぞ

 

「お互いの詳しい状況は明日話し合おうぜ?今は諸々の疲れを取れ」

 

「・・・・・わかったわ(なぜ、逆らう気が起きないの?!雰囲気がお父様にそっくりだから?・・・おそらく、この気配に気付けるのは私と末妹くらいね。一番お父様と一緒に居たのは恐らく末妹でしょうし・・・)」

 

よし、水銀燈の了承も得たから紫陽花の隣に寝かせよう

 

あれ?そしたら俺は何処で寝ればいいんだよ

 

 

 

 

 

 

翌朝

 

真紅がこっちで活動するのは残り3日になった訳だ

 

その間に過去の俺が真紅の本体を見つけないといけないみたいだな

 

あぁ?昨日はどこで寝たのかって?・・・・久しぶりに家主が帰ってきたから一緒に寝たんだよ

 

ベッドに居なかったからまた仕事に出かけたんだろうさ。俺?今日も家にいるけど、なんか文句あんの?

 

朝の9時に起床した訳だけど、あの人形たちは起きてるか?

 

紫陽花は丁度このくらいだったはずだけど

 

今日の朝食を作ってから様子を見に行くか

 

恐らくあの2体のドールも朝飯は食べるだろうからあいつらの分まで作っとかないとな

 

パンは・・・・気分じゃないし、米でもないし・・・・シリアルか?

 

箱から出して牛乳入れるだけで十分だから楽できていいけど

 

よし、そうと決まったらあの3体はシリアルだ

 

俺?米だけど?

 

さっきまでのはドールの食い物を考えてたんだぞ、俺は朝は米と決めてるからな

 

炊飯器には女子の字で『炊けていますわ』と書いてあった。フライパンにはベーコンに目玉焼きが焼けてる

 

流石愛人4号だ。他の愛人に出来ない気遣いが出来ている。だから彼女は俺ポイントが高いんだよ

 

鍋には味噌汁が入ってるし・・・わかめは大好物だ

 

じゃあ朝飯の心配はしなくてもいいな。じゃあドール達を見に行くか

 

2階に続く階段が辛く感じるのは俺が普段運動しないからか?それ以外に要因を探し出せないが

 

一番手前にあるドアから騒がしい声が聞こえる。ドール達を寝かしつけた部屋だ

 

ドールが起きたか。多分ローゼンが作った人形じゃない人形があって驚いてるのか?それを持ち前のスキルで空耳と勘違いしてる紫陽花と、それをシカトと受け取った真紅が紫陽花に突っかかって、そこに水銀燈がチャチャを入れて紫陽花をそっちのけで喧嘩をしていると見る(直感A)

 

ドアを開けて中に入る、黒い羽と赤いバラが目に付く場所全てに埋め尽くされてやがる

 

もう黒と赤しか見えない

 

こんな惨状になったら紫陽花は黙っていないはずだと思ってベッドを見ると

 

「すぅ・・・すぅ・・・・んにゅぅー…・・・」

 

 

まだ寝てるよあの人形

 

さすが空耳スキル、寝てても効果を発揮するのか

 

じゃあもう2体のドールは何処だ?と思って部屋を見回す

 

あ、部屋の隅でヒザ抱えてる

 

昨日の二の舞だと途中で思い出して、どうしようか思案したがどうにもできないので、俺が来て怒られて早くこの現状から脱したいみたいだ(カリスマF-)

 

そんな二人には勿論

 

「掃除・・・分かってるよな」

 

「「ハッ!モチロンデアリマス!!((逆らう気が起きないのはなぜっっ!!))」」

 

げんこつしかないだろう?

 

せかせかと人工精霊と仲良く掃除してる2体を確認して紫陽花を起こすことにした

 

「おーい起きろー」

 

「・・・・おはようございます、お父様♪今日も最初にお父様を目にすることが出来て私はとっても嬉しいです♪」

 

「お、おう・・・」

 

この直球ぶりが眩しい

 

とりあえず着替えさせようか。汗は掻かなくても埃は付くし匂いも付くから毎日洗ってるんだよ

 

同じ服っていうのも味気ないから色々作ってる。コイツのイメージカラーが灰色だから服は全部灰色+何色にしている

 

俺が赤とか白が好きだからたまに灰色関係ない場合もある

 

今日はフリルが少ないゴスロリ風?灰色だけど

 

よし、完成

 

「ありがとうございます、お父様♪本当でしたら一人で出来るようになりたいのですが、服が沢山あって覚えるのに時間が掛かってしまいます」

 

「それまでは俺が手伝うから大丈夫だろう。それよりお前は知らないだろうけど、今日から3日だけ新しいのが増えるからあいさつしろ」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「あなた・・・・・お父様に作られたドールじゃないわね?」

 

「そうねぇ、ローザミスティカの反応もないみたいだしぃ?」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

さっきから紫陽花が反応していない。ということは空耳スキルか・・・ここまで効果を発揮すると逆に面倒だな・・・書くのが

 

さっきから紫陽花は俺しか見てねぇし。それを見てる2体の人形も俺を見て『説明して頂戴』といわんばかりのジト目だし

 

なんで俺が仲介しないといけないんだよ面倒だな

 

「えっと、今俺を見てるのが紫陽花だ。ローゼンが作った人形じゃねぇ」

 

「お父様以外に私たちみたいなドールを作ることは不可能だわっ!!」

 

「あぁ、でもローゼンに作れて俺に作れないってことは絶対にない」

 

それが俺の持ってる称号DTBH、簡単に言うと過去・現代・未来を問わず歴史上で最高の人形師っていう意味だ

 

それはつまり、歴史的に存在していたかもしれない人形師よりも最高の人形師ということ。その中には当然のようにローゼンも当てはまる

 

俺が存在しなければローゼンがこの称号を欲しいままにしたかもしれないが、この世界には俺が存在している

 

いくら別の世界の人形師が作った人形とはいえ、俺に敵う理由にはならねぇ

 

だから俺にも作れるのさ

 

と、いうことをコイツらに説明してみたがいまいち理解していないっぽいな

 

少し理解をしめしたのは水銀燈とかいうこいつだけだ。真紅も考え込んでいるが9時半から始まった「クンクン探偵のメンディー・ジョーズ」という人形劇に思考が持っていかれているみたいだ

 

因みに水銀燈も自己紹介もほどほどにTVに夢中だ

 

紫陽花は俺の手を握りながら俺を見上げている

 

あ、朝食をまだ食べてなかったな

 

クンクンが終わるのを待って3体の人形を連れて下に降りる

 

 

 

 

この時ほど彼女が居ないことにほっとしたことは・・・・・・他にもあるな

 

3体はシリアルをウマウマと食べている

 

水銀燈と真紅なんてそれぞれ文句を言っていた。だが、それ以外の食べ物を発見できなかったために渋々食べていたが、意外においしいことに気が付き、しかもクンクンのマスコットがシリアルの1枚1枚に描かれているのを発見して御代わりする始末だ

 

紫陽花は俺を笑顔で見つめながら食べていた。零さずに食べていたのは凄いと思う

 

朝食も食べ終わり俺の寝室に集合を掛けた

 

お互いに深い理解を得るためだ

 

「じゃあなんだ?過去の俺はそんな面倒なことに巻き込まれてるのか?」

 

「えぇそうよ。なんであなたがここにいるのかしら?」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「水銀燈のマスターも敵に捕らわれてるんだろう?だったらここに来た目的は大体想像できる。nのフィールドで矢鱈にドアを開けまくってここに繋がったんだろう?・・・偶然に」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・ふん」

 

兎だなこれぜったい

 

それにしても見た目に反して心優しいやつなんだなぁ、水銀燈って

 

「・・・・・な、なによその視線は、未来のゴミの分際でそんな視線を向けるんじゃないわ!えっ、キャアーーーーー!!!」

 

「・・・・・・・・・・・・コロス」

 

「水銀燈!!!っっ、なんのつもり!?」

 

え、俺を睨まないで、紫陽花が勝手に攻撃しただけなんだから

 

それに今のでベッドが吹っ飛んだんだから、俺もイラッとし始めてるって解っていろよ

 

「お父様の罵詈雑言を放ったものは、誰であろうと破壊します・・・・・」

 

 

 

 

「そうねぇ、そうよ。仲良子由はやっぱり私には合わないわぁ!!あははは!!力づくでっ!!メイメイ!」

 

「水銀燈っ!ホーリエ!っく、じゃまな羽なのだわ!!」

 

あーあ、部屋の中がめちゃくちゃだよ。あ、紫陽花が二人を外に吹き飛ばした。俺の思ってることを察したな

 

でも窓は壊したね

 

『クスクス、愉快なお姉さま方。・・・・・』

 

―ティン

 

「私だけのお父様♪」

 

あーまた増えたよ

 

「初めましてお父様、私はローゼンメイデン第7ドール・雪華綺晶と申します。よろしくお願いします、お父様♪」

 

おー、こりゃ過去の俺の敵の名前だな

 

可愛いからいいか

 

文句は受け付けない、過去の俺の敵?今の俺の敵ではないからいいではないか。それに過去の俺って自称だし

 

俺、こんなに認めたくない自分なんて初めてだし

 

「あぁ、これがお父様の御手・・・はぁぁ、この手で私の身体を隅々まで撫で回して下さったのですね」

 

むむ、俺の手を見つめて甘い声を出すんじゃない。それに身体の隅々?そういえば第7ドールは実体を持たない人形だったな

 

と、いうことは実体をもってここで存在しているこの第7ドールは何かを触媒にしているという事・・・

 

そういえばこの身体の手触りは雛苺か

 

ふむ

 

だったらこの雪華綺晶に適した身体ではないという事か、そしたらいつ不具合が出るか分からないな

 

このまま不安定な状態で傍に居られたらこっちが迷惑を被るわけだ

 

・・・・・つくるか、雪華綺晶の身体を

 

大丈夫かねぇ、2日で完成できるか?

 

こいつの身体を作るのはいいが、ローゼンの心の結晶であるローザミスティカを持っているのか?それがないとローゼンメイデンの定義に反するぞ

 

いや、こいつ身体が実体を持ってない時、身体を構成している物質がそもそもローザミスティカなんだ

 

だからこいつは幾ら攻撃を受けても時間が経てば回復出来るんだ

 

・・・・・反則くせぇ

 

じゃあ、その前にあの3体を止めないとな

 

「紫陽花」

 

「はいっ、お父様♪」

 

本当に来たよ

 

「これ以上遊んでると、怒るからなー」

 

「わかりましたっ!!」

 

「ちょっと!待ちなさ・・・・雪華綺晶!!」

 

「・・・・・・・雪華綺晶ギリ」

 

「あらあらお姉さま方、まさかこちらまでお逃げに成るなんて、あそこはそう簡単に抜け出せませんのよ?あら?紅のお姉さま、そのお体は・・・」

 

「あぁ俺が作った・・・」

 

あれ、雪華綺晶のふいんき(変換できない)が変わったぞ

 

俺が作ったと言った瞬間になんか剣呑としてる?

 

あれ?紫陽花もだ

 

「紫陽花、雪華綺晶も。さっきの言葉を忘れたわけじゃないだろうな?」

 

「「・・・・はい」」

 

あれ、この二人キャラかぶってる?

 

でももう遅い。改竄できる範囲を超えているのだ

 

「なぜ、ここにと言うのは野暮なのでしょうね。雪華綺晶」

 

おぉ、真紅が敵意を向けてる

 

あ、水銀燈もだ。少し悲しみを含んだ視線を俺に送るな

 

「それよりも今回はお姉さま方に感謝いたしますわぁ、私の私だけのお父様に逢わせて頂いたんですもの♪」

 

「それより・・・・ですって?!いえ、それよりもお父様ってどういうっ!」

 

「さっさと倒して聞いた方が早いわぁ!!メイメイ」

 

「とまれ(カリスマF-)」

 

「えっ!?」

 

「なっ!」

 

「体が動きませんわ」

 

「お父様ぁ」

 

俺に顔を近づけようとしていた雪華綺晶も含めて人形たちは止まっていた。これも俺の人望の無さを誇ればいいのだろうか?

 

「じゃあ皆で掃除なー。そろそろ昼になるし、俺は飯でも作るから。終わったら自己紹介な。それまでこの部屋を出ることは許さん(カリスマF-)」

 

「「「「ハ、ハイッッ!!!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私はローゼンメイデン第5ドール・真紅」

 

「・・・・・・・、、、水銀燈」

 

「第7ドールの雪華綺晶ですわ」

 

「誰の声も聞こえないのですが、私は紫陽花と申します」

 

(((つ、つらい)))

 

(あぁお父様のお昼ご飯、楽しみです♪)

 

 

 




問題は薔薇水晶なんですよねぇ

彼女はローゼンの弟子の槐の作品なんですよねぇ

だからこの作品で出す場合も槐を出さないといけないんですよねぇ

しかもその場合、yg版には出ていないという。トロイメントとオーベルテューレにしか出てこないからキャラが紫陽花と雪華綺晶とかぶる!!


しかも今書いてるのは未来編だから、薔薇水晶とは戦った・・・ということは、書かなくていい??


書いた方がいい?主人公sideで?

それとも敵side?

悩むなぁ~・・・・・いっそ書かなくても物語に影響しないしなぁ

でも書いても影響しないんだよなぁ~


あ、プロット書いてみたよ

前は掻かないとか言ってたけど、たまにはね



その結果、雪華綺晶が主人公sideに居ると色々ヤバいことが判明した!

ネタバレだから書かないけど・・・・

想像してみてよ、雪華綺晶が主人公sideに居て、不都合なこと

まず過去のジュン君はぜtttttttったい勝てなくなる

・・・・・いやタグにも主人公には誰も勝てないって書いてあるけどもね



原作の主人公だしなぁ

でもこの作品の主人公と一切関係ないしなぁww


でも個人的には薔薇水晶も好きなんだよね 程よいヤンデレ感とか、戦闘能力とかww











他にも悩んでることがあってね

この漫画って、戦闘シーンの部分って大体時間が掛かってないのよ

一晩で戦闘シーンが2回あるなんてザラ

だから話数が少なくなるし、それを踏まえて昔の人は日常編とか書いてたのに、日常とか書きにくいし

ストックなんてないし

今回も書き上げて直ぐに投稿するし

お金ないし

アイディア浮かぶけど文章に起こせないし

難しい日本語に置き換えようとしていいのが見つからないし

・・・・小説書いてる人は凄いね・・ホントに


アイディアはあるんだけどなぁ~






頑張って文字稼ぎしたぜ!後書きだけどww

まぁ、まだUA少ないし、長く書いても仕様がないんだけどねww

※誤字修正しました

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。