このキチガイ主人公の描写に必要なことだったのです。
人類帝国 バルビエールシティ
この自分の名前を冠した町の中心部にある周囲にあった建物を取り壊して作った皇帝宮殿でバルビエールは
ペヌルティーモとある話をしていた。
「さて、これで私の光臨の舞台が整ったわけだが、ペヌルティーモ君、舞台に上がる前に何か精が付きそうな食材を食したい。たとえば血を吸う生き物を」
ガリア王国 リュティスプチ・トロワ
イザベラ・ド・ガリアはジョセフからまわされたある命令書を見て目を回した。その内容は依頼主は人類帝国皇帝秘書官ペヌルティーモ。依頼内容は貴国のさびえら村で猛威を振るっている吸血鬼の捕獲という内容だけだったら普通の依頼と同じようなものだが依頼主が人類帝国という。他国、それも一週間ほど前に突如として現れたなぞの国からというガリア建国以来始まっての出来事だった。
一体どうゆう経路をたどってお父様のところまで頼んできたのなかねぇ。まだまともな交流すらいないのに、一体誰を動かそうか。元素の兄弟は手が空いているけどあいつらは吸血鬼を見つけ出す任務に向いていない。地価水は...あたしに恥をかかせたら論外だ。ああ...いるじゃないか手が空いていてあたしの暇つぶしになる相手がさぁ
イザベラは吸血鬼捕獲任務を自分のいとこのシャルロットにやらせることにした。
2週間後
これが吸血鬼ねぇ、見た目は五歳ぐらいの子供にしか見えないのにシャルロットが言うにはあたしの二倍は生きている不思議なもんだねぇ。
イザベラが魔力をこめた縄で縛られている幼女を見ていると
「おねえちゃん、わたしのことを捕まえてどうするの?」
目に不安の色を浮かべて幼女はイザベラに聞いた。
「あたしはどうもしないよ。あたしはアンタのことを引き取りに来るやつらが来るまでの間預かるだけだよ」
「そうなんだ、死ぬならまともな死に方がしたいな、へんな実験に使われるんじゃなくて綺麗に死にたい」
「あんたが引き取られる人類帝国がなにをするかはあたしも知らないよでも...ほら、あんたのことを引き取りにだれかやってきた」
イザベラは引き渡し相手に連れられていく吸血鬼の幼女を見ながら、わたしも死ぬならエレーヌの手によって綺麗に死にたいね。
吸血鬼幼女エルザはガリアからロマリアの教皇の秘密諜報組織『銀の手』に引き渡されネフテル外縁部砂漠地帯で
人類帝国の小型機動艇と面会そこで、エルザの身柄と96式戦車の交換を行い。人類帝国の小型機動艇によって首都バルビエールシティに運ばれた。
二日後
人類帝国バルビエールシティ皇帝宮殿
私の目の前に鉄格子がはめてある、でもこんな綺麗なところならへんな実験をしないはず。...だれかやってきた
しわくちゃでとってもおじいちゃんね。あ...鉄格子をあけてくれた。
「これが吸血鬼か、本当に人間そっくりだな遺伝的な差はどれほど有るのだろうか?」
痛い!私が暴れているのになんで逃げられないの?私が見てきた中で一番年寄りなおじいちゃんなのに
「博士!何をやっているんですか!食材を傷つけるとはせっかくの味が落ちるではありませんか」
えっ...
「...食材?」
「おいペヌルティーモ総統は何所にいる!食べるというせっかくのサンプルを無駄に消費をする非効率なやめさせる」
「博士!皇帝陛下の楽しみの一つである珍味をたべることなんですよ!それを邪魔されるとどれほどお怒りになるかあなたも知っているでしょう」
やだ...やだ。ここから逃げないと
「ペヌルティーモ、ここで死ぬか総統に合わせるかどっちにする?」
「博士!そういうペヌルティーモに銃を突きつけるのは良いが檻を見てみるんだ。家畜が逃げ出してわたしが捕まえる羽目になったではないか」
「はなせぇ!はなせぇ!はなせぇぇぇぇ!」
私がそういって逃げようとすると肌の黒いしわくちゃなおじいちゃんが私のおなかをおもっきり殴った。
「クソ!まったく家畜の分際でゲロを吐いて私の服を汚しやがった。自分が置かれた立場が分からない家畜は痛めつけなくてはいけないな。肉もやわらかくなるだろう」
そういうと黒い肌の悪魔はわたしの体中を蹴ったり殴ったりをし続けた。
「目覚めたかね?君は皇帝陛下の食材になることが決まったよ。本当は私の実験サンプルにしたかったんだが、君がゲロを吐いたせいで皇帝陛下はひどくご立腹でね。私の話を聞かなかったよ」
博士と呼ばれているしわくちゃなおじいちゃんは慈悲深い顔で、わたしがさっきまで死ぬよりもイヤだった実験体にできなかったことを悔しそうに離していた。
「食材にするなら何で殺さないの?あなた達人間はうしさんやぶたさんを食べるとき殺してから料理にするじゃない」
「殺さないで食べたほうが恐怖の味して美味いからだそうだ」
その言葉を聴いた私の心はバクンとはねた。あの悪魔が私が人間の少女を一番おいしく食べることと同じ事を考えていたから
「どうしたのだね?顔を真っ青にして何か私の言葉で君に強い精神的ショックを与える言葉でもあったのかね?」
もう死ぬ前だから懺悔をしてもいいかもしれない。大いなる意思にじゃなくてしわくちゃで私が嫌いなにんげんだけど。
「私達吸血鬼は本当はね。人間を殺すまで血をすう必要はないの」
それを聞いたおじいちゃんはノートを取り出して私の言った言葉を実験体6025号と書かれた場所に書き始めた。
「それなのにどうして。わたしがわざわざ私の正体がばれるかもしれないのに死ぬまで血を吸ったのはね。復讐だったの吸血鬼だけっていうだけで殺されたパパとママの...」
わたしは語り続けた。パパとママにお墓の前で人間に復讐することを、パパとママをいない私と違って両親がいる少女達を羨まして殺し続けたことを、いつに間にか復讐のためじゃなくて、ただ単に自分の欲のために行動を始めて。パパとママを殺す原因となったおろかな吸血鬼に成り下がったことを、放しているうちにわたしはパパとママが死ぬ前に言った言葉を思い出した。それは忘れていなければ生きていなかった言葉、私達が死んでも人間を愛しなさい彼らから糧を得ないと私達は生きられないって言ったことだった。
「これで私の悔恨は終わりよ人間さん。私の気分は晴れたもう死ぬのは怖くない、あの悪魔にわたしは屈しない!」
私が思っていたことをぜんぶ話すと博士はそのしわくちゃな顔を綻ばせてくれた。
「そうかそれは良かった。生態実験はできなかったが私も君たちの種族の生態が生態が分かったからまぁよしとしよう...ほら君の最後の舞台に連れて行くやつきたぞ。最後に一つ言っておこう。強い意思を持てば痛みは超越できる私の実験で証明済みだ」
わたしは博士の言った言葉を胸に人生最後の場所に向かった。
最高の料理だった、まるで血をそのまま飲んでいるかのような濃い血の味、だんだんと絶望に沈むのが分かる味の変化。ここ十年いや私の人生で最も美味い食べ物だった。
バルビエールは爪楊枝で歯についたかすを取りながら最高の料理を食べたことに感動していた。
別のSSの続きをかけるまでお休み。