ふえぇ、書く時間が取れんでごわすよ。
今回は絶賛気絶中の信盛視点になります。
追記
ドリフターズ五巻面白かったです。
「あぁ、いつの間にか寝てたのか・・・?寝るの気持ち良すぎか、ずっと寝ていたいわぁ〜。」
・・・・・・うん?
えっ、俺いつ寝たっけ?
段蔵どこ行った?
全く記憶にない、それどころかさっきまで走っていた気しかしない。
およよ?
・・・・・・・・・俺、死んだ?
「マジかよ・・・。」
周囲を見渡すが、夜だという事と橋の上にいるという事しか分からない。
あぁでもこんな感じのやつ前にもあったからへーきへーき。
段蔵のやつとかな。
ガハハなぁに余裕ですよ。
・・・・・・大丈夫だよな?
「なんだお前は?何故ここにいる?」
「わっ⁉︎」
いきなり背後から声を掛けられ、俺は情けない声を上げる。
後ろを見れば、いかにも高貴な身分といった身なりの女性が立っていた。
お前さっき見渡した時には居なかっただろ。
純粋に怖いわ。
「お前を認めた筈ではないのに、本当にどうして、お前はこちら側にいる?」
「いやそれは俺も聞きたいっていうか、ここはどこであんた誰?てか初対面の奴にお前呼ばわりされる俺ってなんなん・・・?」
「お前は実力的には申し分無いが、なんとなくもの足りんな、つまらん男だ。」
シカトかよ。
お前の好みなんか知らんわ。
その女は後ろを向き、なにやらブツブツ呟き始めた。
しかし、見渡す限り現時点で人はこいつのみ。
何としてもここで情報を得ておかなくてはならない。
俺は、立ち上がって振り向かせる為に肩に手を置こうとする。
「なぁ・・・あんた誰だよ?」
そして、右手が肩に触れた時。
実に様々な記憶が俺の中に流れ込んでくる。
今いるこの橋の上で大男と華奢な男との一騎打ち。
断崖絶壁を馬で降りながら奇襲をかける軍団。
荒れ狂う海を鎮めるために祈祷を行う大男。
その大男が主人を守りつつ無数の矢を受け死んでゆく。
俺は驚きつつも咄嗟に手を引っ込めた。
「お、おまっ、何者なんだよ・・・?なんでお前に触ったら合戦の記憶みたいなのが見れるんだ⁉︎」
「ん?記憶が見える?・・・あぁ、さてはお前、探魂法か何かの類の陰陽術でも使ったか?それなら納得だ。」
「いや答えろやさっきからよぉ。」
なんなのこいつマジで。
言葉のキャッチボールをしようよぉ!
そして一人だけ納得するなよ。
それにしても、なんであんな合戦の記憶が・・・。
しかも、まるで源平合戦みたいだったし・・・。
「まぁ、こうなってしまった以上、力を貸さない訳にはいかんだろう。では、改めて名を名乗らせてもらおう。私は『岩通』と言う名だ、よろしく頼むぞ、小僧。」
「うんうん、珍しい名前だなって・・・え?」
いやいや、え?
だって『岩通』って刀の名前じゃん?
そんな事って・・・。
そうだとすれば。
さっき頭に流れ込んできたイメージって、もしかして弁慶の視点から見た本当の源平合戦・・・?
「どうした、惚けた顔をして。ははぁ、さては惚れたか。」
「は?」
「残念ながら、私には心に決めた相手がおるでな、お前の想いには答える事は出来ぬ。すまぬな。」
「いや惚れてないから別に良いし。俺だっているし。」
信辰とか信辰とか信辰とかな。
ん?段蔵?
ナ、ナンノコトヲイッテルノカワカラナイナー。
「そうか、まぁ良かろう。それよりも行くぞ小僧、私が戦を欲している。丁度今は戦場ぞ、祭りぞ。さっさと起きよ。」
「えぇ・・・。」
何このバーサーカー。
あっ刀か。
何この妖刀。
まぁ、何かが取り憑いてる時点で普通に妖刀なんだけどね。
仕方ねえ、じゃあ友人を助けに行くとしますかな。
足手纏いの予感しかしないZE☆
「なぁ。」
「なんじゃ、何をもたもたしておる、はよう戻れ。」
「いや、一つ気になってたんだけど、どうやって戻るのこれ。」
「知らぬわ。」
「・・・・・・え?」
なんかこう、BLEACHの斬魄刀的なやつですね。
ま〜たタグ増えるのかな・・・。