ご注文はうさぎ……だよね?   作:クリティカル

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活動報告にも書いたのですが。
間違って、投稿する方を削除してしまい。
ボツパートの方を投稿してしまいました。
皆様に大変な混乱とご迷惑をかけた事本当にすいませんでした。




第4羽…普通と女の子

あ~痛い目に合った。

 

 

あの後、僕は5分間くらい気絶していたらしい。

……更衣室で。

誰か起こしてよ。

………不可抗力で覗いたのは僕だけど。

まぁ、そんな事を考えながら

 

「では、そこに置いてください」

 

「分かりました」

 

ドサッと、床に積み上げた、4箱のダンボールには、コーヒー豆や、小麦粉、その他の材料等か入っている。

時々食器類なんかも入っているので慎重に運ばなければならない。

 

「あ、忘れてましたが、コナさんとリゼさん」

 

「ん?何だ?」

 

「はい。何でしょう?」

 

僕とリゼが返事をすると、ココアさんの方に手を向け

 

「お二人は先輩ココアさんにいろいろと、教えてあげて下さい」

 

「分かりました」

 

「きょ教官と言う訳だな!」

 

あ、リゼに何か変なスイッチが入った。

リゼは、お父さんが軍人で小さいころから護身術を色々仕込まれいて今のような事になると軍人スイッチが入ってしまうと言うわけだ。

そのせいで僕も小さいころ散々付き合わされたっけ。

主に技を掛けられる側で。

本当にキツかった。

間接技とか、CQCとか、寝技とか。

 

と言うか、さっきからリゼの顔が嬉しそうに頬を赤らめて、周りにお花が浮かんでいるように見えるのは気のせいかな?

 

「嬉しそうですね?」

 

「この顔の何処がそう見える!」

 

「どう見ても嬉しそうに見えるよ」

 

「こ、こコナ!揚げ足を取るな!」

 

「ごめん。ごめん」

 

謝ったけど、誰がどうみても照れ隠しにしか見えないよね。

 

「よろしくねリゼちゃん」

 

「上司に口を利くときは言葉の最後に『サー』をつけろ!」

 

「お、落ち着いてサー!」

 

「ココアさん別にそこにサーをつけなくてもいいよ。てか、リゼ、そんなこと言うなら僕の方が半年早くここで働いているんだから僕にもサーを付けてほしいね」

 

本当は、サーを付けてほしい訳ではなく、単純に軍人スイッチの入ったリゼをちょっとからかいたいだけなんだけど。

 

「何を言っているんだ!そもそもお前は、その半年殆ど部屋から出ていないじゃないか!」

 

「あ、あれは、この店でだす新商品のコーヒーを作れってししょ……じゃなかった。チノさんに言われたんだよ!だから、良いの研究の為なんだから!」

 

因みに、そのコーヒーこそ、ココアさんがインスタントと間違えたコーヒーなのだ。

間違えられた事については今日の夜から今度は香りの方を強める研究を進める方向で改善してみようと思う。

何でも、師匠は、この新商品で『アノ店』に一泡吹かせてやる!!とか何とか。

チノさんの頭の上で一時間ほどブツブツ言っていたな。

最後はチノさんに窒息寸前まで口を抑えられてたけど。

 

「二人とも、仲いいね~」

 

そこにココアさんが指摘を入れてつい

 

 

「「良くない(です)(だろ)!!」」

 

「………何故ハモらせた?」

 

「言うと思ったから」

 

チノさんの時も言ってたし。

この店にリゼが始めて来た時も似たような会話したし。

 

「それはそうと、ココアさんには、早速あの荷物をキッチンに運んでください。お二人も」

 

チノさんスルーイクナイ。

チノさんは、いつでも冷静なのがたまにグサリと来ますよ。

 

「りょうかい」

 

「分かりました」

 

「イエス・マム!!」

 

………まだ、続いてたのか。

 

 

僕が二箱リゼが一箱ココアさんも一箱運ぶ事となり僕とリゼは普通に持ち上げる事が出来たのだが、

 

「お、重い」

 

やっぱり、ココアさんには、重過ぎるようだ。

まぁ、これ、スーパー何かで売ってる米袋と同じくらいあるしね。

 

「ココアさん。僕が運ぼうか?」

 

「ううん。大丈夫だよ!これくらい何ともないよ!」

 

目から炎が見える!

一瞬それくらい目が輝いていた。

けど、

 

「それでも、これは、“普通”の“女の子”には、キツイよ」

 

ピタッとリゼの体が、“普通”と“女の子”と言う言葉を聞いた瞬間に止まる。

あ、ちょ、その言葉は!

 

「ねぇリゼちゃん」

 

「え!あぁ、た、確かに重いな!」

 

 

ドスン!と手に持っていた荷物を落とした。

 

 

 

僕の足に。

 

 

「イッタアアァァァァイ!!」

 

「あ!すまん!!」

 

リゼが、ダンボールをまた、持ち上げようとして

 

「うわっと!」

 

手元が狂いつまづきそうになりすぐさま体制を支える物に手を置いた。

僕の足を挟んだダンボールに。

 

「だから、痛い!」

 

「あ!すまん」

 

僕が足を引っ張り、リゼが混乱して、ダンボールを押さえると言う変な図式が出来上がってしまった。

てか、ダンボールが!商品が!

 

 

「二人ともやっぱり仲良しだね~」

 

 

 

 

 

「そんなことないよ!ア、ないですよ!」

 

 

 

ココアさん。さりげなく床に置いてないで助けて!




恋愛方面についてはあんまり詳しくないのでもも〇りやあね〇ゃ何かを参考にしています。
ももくん可愛いです←ホモではない。←ただ純粋にカワイイ!と思っているのだぁ!

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