魔法少女リリカルなのは Goddess Was Fallen 作:ルル・ヨザミ
そろそろちゃんと内容を進めないと…というわけで今日も頑張ります。
《I FEEL VERY STRONG MAGICAL POWER WITHIN 5Km RADIUS》
(半径5㎞以内にとても強い魔力を感じます)
「半径5㎞以内に!?」
「も、もしかしてなのはちゃんやろか…?」
「バルディッシュ、どうなの?」
《IT CLOSELY RESEMBLES THAT OF TAKAMACHI NANOHA》
(高町なのは嬢のものと酷似しています)
「くっ…なのはがこっちに来てるって事か…!」
「そうみたいやね、どうする?フェイトちゃん…?」
どうする…、私はもう戦う覚悟はできているけど…はやてはまだできていない。
ここで突然今いないシャマルさんたちが帰ってきて同じような展開になったらはやてはもう二度と立ち直れないかもしれない…。よし、ここは…。
「はやて、はやてだけでも逃げるんだ」
「えっ、フェイトちゃんはどうするん…?」
「私は戦うよ、もちろんここから離れたところでね」
「そんな!あかん!あかんよ!フェイトちゃんだけ置いていくなんてできひん!それにフェイトちゃんまでヴィータみたいな目にあったら…」
「はやて…大丈夫だから、安心して…なのはは私が止めるから!」
《IT IS COMING SO NEAR,PLEASE BE CAREFUL》
(かなり近くまで来ています、ご注意ください)
「フェイトちゃん…」
「本当に大丈夫だから、早く逃げて!」
「ご、ごめんな…本当に…ごめんな…」
そう言ってはやては裏口を飛び出し、走っていった。
私は逃げるまでの時間稼ぎと前回のリベンジをしよう。
…よし!
そうして私は外へ飛び出しバリアジャケットを着て空へ上がった。
はやての家のすぐ上空になのはは居た。
「あレ?フェイトちャんだけェ?せっかくはやてチゃんに会いに来たのニィ」
「はやてに…?何のために?」
「モちろん持って帰った2人ノ処遇にツいてだヨ」
なのはは黒くなってから声にノイズの様な違和感がずっとある。これって一体…。
「ねェ、はナし聞イてる?」
「え、あ、ごめんちゃんと聞いてなかった」
「エェー!?ひっドーイ、傷ついちゃっター」
とてもそう思ってないような棒読みで言ってくる。それでもなのはが傷つくと言ってくると心に来るものがある。
でも、戦うって決めたんだ。止めるって決めたんだ!!
「…シグナムたちの処遇について…だっけ?」
「なんダちゃんト聞いてるじゃナイ。ソーだよ、そノ事をはやてちゃん二いっテ反応を見たカったのに」
「そんな事しようとしてたの…?」
「うン♪」
そのなのはは満面の笑みで返事をしてきた。
「いくらなのはでも、許さないからね…そんな事…!」
「えェー、裁判で無罪になった犯罪者モドキに言わレたくなイなァ」
「っ…!なのはぁ!」
私は今でも何でこんな簡単な挑発に乗ってしまったんだろうと思う。言われた瞬間私はなのはに突撃していた。
「アラ、意外ト チョロイノネ、フェイトチャン」
私が思い切りたたきつけたバルディッシュを難なく受け止めたなのはは完全なノイズに変わった声でそう呟いた。咄嗟に何かが危険だと判断した私は急いで後ろに下がりなのはと距離を取った。
「ドウシタノ?フェ・イ・ト・チャン♪」
なのはの手にあるレイジングハートはバスターモードになっている。
恐らく砲撃をしようとしているのだろう。と考えていると私は背後から気配をを感じ緊急上昇をする。
《SONIC MOVE》
するとさっきまで私がいたところにレヴァンティンの刃が通り過ぎた。
「レヴァンティンか…あれ…?レヴァンティン!?」
「アハハ!凄イネ、フェイトチャン!ヨク、シグナムノ背後カラノ攻撃ヲ避ケレタネェ!」
「シグ…ナム…?」
私の目の前にはなのは同様バリアジャケット、ベルカの場合は騎士服が黒くなったシグナムが佇んでいた。
「…どうしたテスタロッサ、何を不思議そうな目をしている」
「シグナム…なんで…」
なんでそんな恰好を、と聞こうとした私は恐ろしいことに気づいた。そうここにはヴィータが居ないのだ。
「ヴィ、ヴィータも同じ状況なら…!はやてが危ない!!」
―HAYATE SIDE―
「よう、しばらくぶりだな、はやて」
突如空から私を襲撃してきたのは黒い騎士服に身を包んだヴィータやった…。一体何が、何が起こってるん!?
「ちょっと、アンタは邪魔だからあたしが排除させてもらうぜ」
ヴィータはとても愉快そうな表情で私にそう告げた…。
―SIDE OUT―
最近元気ないのと動揺の表現に”…”使い過ぎな気がするな…。あ、また使っちゃった。
取り合えず、自分がやりたい展開が近づいてきてテンションが上がっています。次回はもっと闘いとか動揺の表現を工夫できるよう精進します。
にしても人が怯えてたり傷つく展開が楽しみって僕かなり性格悪いな。だから友達少ないのか!
ではまた次回。