魔法少女リリカルなのは Goddess Was Fallen   作:ルル・ヨザミ

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また正念場が来ました。頑張らねば…。
そして今回は、はやて視点の話となります。


第15話 開戦

早朝、海鳴市のフェイト宅に緊急アラートが鳴り響く。

「どうやら、なのはたちがこの世界に来たらしい。今は臨海公園の海上にいるらしい」

そしてフェイトとはやてはキッと目つきが鋭くなった。

「ついに、来たんだね…」

「そうやね…さぁ、いこか!」

「うん!」

そうして2人はバリアジャケットに着替え、家を飛び出した。

―NANOHA SIDE―

海鳴市臨海公園海上になのはたちはいた。

「ジャ、作戦通リニネ…ウフフ」

「ああ、了解した」

「わかったよ」

シグナムとヴィータはなのはから離れ、別の場所へ飛んで行った。

「チャント一騎打チニシタヨ、フェイトチャン」

そういったなのはの顔は禍々しい笑顔を浮かべていた。

―SIDE OUT―

「フェイトちゃんは真っすぐなのはちゃんのところに行ってな」

「わかった、ありがとうはやて。」

「お互いに頑張ろうな!」

「うん!」

そう言ってフェイトちゃんは公園の方へ飛び去って行った。

ようし!私もシグナムとヴィータの所に行かなきゃやね。

「さっ、2人はどこかな…」

「ここだ」

「ここにいるぜ」

真後ろやん…。

「ひゃー、びっくりしたわぁ…」

「ふん…我々の気配に気づかんとは…」

「ごめんなー」

「さ、やろうぜ?戦うつもりなんだろ」

「せや、覚悟はできたし、2人を元に戻すって決めたんや!」

「そうか…なら行くぞ!紫電一閃!!」

「おお!?プロテクション!」

白銀の盾が紫電一閃を防ぐ。

危なかった…危うく一発KOになるところやった。

「ラケーテン!ハンマー!!」

「ぐぅ…!」

急上昇をする。しかしラケーテンハンマーは追いかけてくるから安心できない。

「ブリューナク!!」

「ちっ!アイゼン!」

《PANZER HIN DASNE》

ヴィータの周りに深紅の防御壁が現れ、ブリューナクが防がれてしまう。

「流石やな…!」

「飛竜…一閃!」

「しまった!?うわあぁ!!」

このままやと墜落してしまう…!どうにかして体制を立て直さな…。

「シュワルゲフリーゲン!!」

「!追撃か…!!」

地面ギリギリで、浮上しもう一度空高く飛び上がる。

こんくらい飛べばええやろ…。

「デアボリックエミッション!!」

「何!?」

「ここでか!シグナム!」

「わかっている!」

黒い魔力が私を中心に広がり、シグナムとヴィータを包んでいく。

その時にヴィータのシュワルゲフリーゲンも包み攻撃を防いだ。

「どうや…ある程度のダメージくらいは与えられたかな…?」

「くっ…流石夜天の書最後の主だな…この局面でこの魔法を使うとはな…」

「もう少し防ぐのが遅れてたらやばかったな…」

「意外とダメージ与えられてたみたいやな!…ん?」

何やあれ?騎士服の腹部が破れてシグナムとヴィータのお腹の辺りが見えるようになったけど…地肌に変なマーク?紋章?の様なものが書いてある…。あんなの見た事ないんやけどいつの間に…。

あ!そういえばなのはちゃんが”影”を刺したのってお腹の部分じゃなかったやろか?もしかするとあそこをどうにかすれば元に戻るんじゃないやろか!

それを目的にして戦ってみよ!

「じゃ、どんどんいくでぇ!」

ちょっと正確さは欠くけどこれいってみよか!

「フレースヴェルグ!」

「なぁ!?」

「レヴァンティン!」

《PANZER GEIST》

ヴィータにはクリティカルヒットしたやろか?

「第2波いくでー!」

「第2波だと!?」

「なんつーバカ魔力…!」

そしてその後もう一度撃ち、合計3回のフレースヴェルグを放った。

動きを止めたいんや…どうや…!

…ヴィータは木に落ちとる…シグナムは…?

あれ?シグナムはどこや!?

「空牙ッ!!」

「後ろか!!」

油断した…!!

レヴァンティンが私のプロテクションの端に当たった時に爆発が起きてしまった。

くっ、誤算や…。このままやと真っ逆さまに落ちてまう…!


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