魔法少女リリカルなのは Goddess Was Fallen 作:ルル・ヨザミ
さあ、今回も張り切っていきます。
あと今回からサブタイの二文字縛りなくします。(単純に辛くなってきた)
「なのはちゃんたちの居場所は…別の世界の東京のビル…だね」
「別の世界の東京?」
フェイトの自宅にて、エイミィがタブレット端末を持ちながらフェイトと会話をしている。フェイトの隣にははやてもいる。
「エイミィ、別の世界って、この世界にも東京ってあるよね」
「そやね…別の世界…」
「ああ、それはね、んー…端的に言うとパラレルワールドって感じかなー?」
「パラレルワールド…」
「そういうものって本当にあるんやね、物語だけの話かと思ってたわ」
「あはは、でもはやてからすれば魔法もそうだったんじゃない?」
「言われてみればそうやなぁ」
「2人とも凄く和んでるね…結構な戦いなのに」
「まあ、こうなってしまったもんはしょうがないしなぁ…」
「うん、戦う覚悟はもうできてるしね」
「流石だね、これならいつ出発でも大丈夫だね」
「「うん!」」
その後エイミィはなのはの動向を探りにコンピュータールームへ入っていった。
―NANOHA SIDE―
同時刻、別世界の東京の東京タワー近くのビルの屋上にてシグナム、ヴィータが話していた。
「どうやらここが管理局側に見つかったようだ」
「え、マジか…どーすんだろなのは」
すると遠くの空からなのはが屋上をめがけて飛んできた。
「ヤッホー、ン?ドウシタノ?」
「高町、どうやらここが管理局に見つかったようだぞ」
「アーソウナノ?マァ、モウ大丈夫ダヨ…拠点ハ要ラナクナッタシネ」
「あ、そーなのか、元の世界に行くのか?」
「ソウダヨ、ヴィータチャン」
「そうか…で?いつ海鳴市のある世界に行くのだ?」
「イツデモイイケド…3日後ニシヨウカ」
「ふーん、いいけど意外と先だな明日とかかと思った」
「ソウ?」
「なら3日の間はどこを拠点とするのだ?」
「各次元世界ヲ転々トシテレバイインジャナイ?」
「そーするかー…んじゃ、早速移動しようぜ」
「しかしいつものルートはバレたのだろう?」
「ダカラ、別ノルートヲ使ウンダヨ」
「…用意周到だな…」
「エッヘン!」
そしてなのはたちは今までの拠点を捨て、別世界へと旅立っていった。
「にしても、いつになくなのはのヤローテンション高かったな…」
と、ヴィータは小さな声で呟いた。
―SIDE OUT―
フェイトはなのはの家も中から出てきた。それはなのはの家族にしばらくなのはが帰れない事をなんとなくであるが伝えていた為である。
「大変だった…なのはが騒動を起こしてるって言わずに伝えるのすごく疲れた…。」
そう呟きながら歩いていた。
すると前から知っている人影が歩いてきた。
「あっ、クロノ!おーい!」
「ん?ああ、フェイトか」
「何してるの?」
「エイミィに差し入れを買って来たんだ」
「そっか、なのはは今もパラレルワールドのビルに居るの?」
と、フェイトが聞くとクロノは少し俯きながら
「いいや、突然別の世界に転移してしまったんだ」
「えっ、じゃあ今の居場所は…?」
「すまない、またわからなくなった…でもすぐにエイミィたちがすぐに見つけてくれるさ」
「そうだね、じゃあ帰ろうか」
「ああ」
そうして、フェイトとクロノは共に帰路についた。
今回に限らず、いつも少し地の文の部分が少ない気がしてなりません。精進せねば。
では、また次回。