魔法少女リリカルなのは Goddess Was Fallen 作:ルル・ヨザミ
いやーいい話ですわ
―KANRIKYOKU SIDE―
「エイミィ!どうなってる!なんでなのはとシグナム、ヴィータが海鳴に入ってきたのがわからなったんだ!」
「そんなこと言ったって、索敵に引っかからなかったんだもん!」
「で、フェイトたちの現状はどうなってるんだ!」
「全く人使い荒いんだから…えっとね…今はなんか向かい合って話してるみたいだよ?」
「話してる?何を」
「それが、周りに変な結界張られてるみたいで音声が入ってこないの」
「結界?…はやての方は?」
「はやてちゃんの方も結界が貼られてるね…場所は海鳴市臨海公園だね」
「ん?フェイトとの場所と近いな、接触の可能性は?」
「いやー…近いけど結界の影響からなさそうだね」
管理局側は突然の事態に未だ対応し切れていないという状況だった。未だなのはがどこに逃げているのかもわからないという事でも焦っているという。
管理局の索敵システムになのはが引っかからない理由は、なのはが索敵システムの穴をばれない程度に作りそこを使っているというものである。見つかりそうなものだが中々見つからないという。不思議である。
「その結界は外からは入れないのか?」
「うん…どうやら中からは出れるみたいだけど…」
「ん?そうなのか?」
「さっきフェイトちゃんが結界外の海の中から収束砲を撃ってたからね」
「なるほど…」
そしてこの沈黙の後クロノは出撃した。…20分後ではあるが。
―SIDE OUT―
収束砲を当てることには成功した。しかしなのはの咄嗟のプロテクションによってダメージは半減してしまった。
「アブネー…危ウク墜落スル所ダッタヨ。酷イナァ、フェイトチャン」
「くっ…!いくらなんでも硬すぎる…」
「助かった、すまない高町」
「イエイエー」
ここ気づかないうちに結界張られてたんだな。中から外に出れるって何のための結界なんだろう…。外からは入れないのかな…今さっき私がいるところまで入るようにするためなのか結界張りなおしてたし。
「結界バレタミタイダネ」
「そのようだな…」
「いつから張ってたの…?」
「ソンナノ最初カラニ決マッテルデショウ、管理局ニ邪魔サレタクナカッタシネ」
「まあ…そうか…で?次は何するの?さっきから同じことの繰り返しだけど?」
「不満か?テスタロッサ」
「そっちが殺すって言ってくる割にはあんまりにも軽い事しかしてこないからさ…」
挑発っぽい事してみたけど…どうかな?ちゃんと挑発になってるのかな?
「ダッテ、サッサト殺シタラ…ツマラナイデショ?」
「ま、そんなところだと思ったよ…」
「何を呆れている」
「自分カラ聞イトイテー、酷ーイ」
「殺そうとしてくるあなたに言われたくないな」
「マァネ」
しばらく睨み合いの様な時間が続いている。しかしなのははなにも仕掛けてこない…。前やっていたレイジングハートのザンバ―モードはしてこない。
にしてもちょっと魔力を消費しすぎたな…。ここからしかけられたらだいぶきついかも…。
「チット…管理局ガ感ヅイタナ…シグナム」
「…ああ、この魔力はクロノ執務官だな」
「クロノ君カ、ソレハ面倒ダネ、一度ココハ退散カナ?」
「何!?逃げる気なの!」
「マー、フェイトチャンモ魔力ヤバクナッテキタデショ?」
「ぐっ…」
「図星ッポイネー」
「高町、私はまだいけるが」
「イヤ、次ニシタイ事ガアルカラ今回ハシグナムモ退散ネ」
「…承知した、ヴィータには私から念話しよう」
「ヨロシクー」
「どんどん話が進んでいくな…」
「ジャアネ♪フェイトチャン、次ハ正真正銘ノ一騎打チ、シテアゲル」
「さらばだ、テスタロッサ」
そういうと2人は天高く飛び去って行った…。
これは勝ったとは言えないな…次は一騎打ち…そこで決着をつけるんだ!絶対に!!
今日は初めての管理局側を書きましたが、あまりうまくできなかったような気がします。
そしてはやてちゃん側は今回は除きました。一応次回に書くつもりです。
次も頑張ります。では、また次回。