さて、本来なら金曜日に更新する予定だった今回ですが、急に体調を崩しまして、二日遅れの今回になりました。
今回は、バースデー編最終話。
八舞姉妹や狂三、真那のプレゼントについては、独断と偏見で決めさせていただきました。
もし、彼女たちっぽくないと思われる方には、先に謝らせていただきます。すみませんでした。
それでは、どうぞ。
『ハッピーバースデー!!』
パン、パン、というクラッカーの音が連続して鳴った。
今日は日曜日。七月七日の七夕の日。
そして、俺の誕生日な訳だ。
「は、はは……こりゃ結構張り切ってるな」
今は、五河家のリビングにて、俺の誕生日パーティーの最中。
流石に、この年になってケーキの蝋燭の火を一気に消す、なんてことはしないが、一応形式として、蝋燭を立てたケーキはあったりする。
「おお!これはあれだな!ふーっと消せばいいのだろう?」
「いやいや十香。それ七海の仕事だから」
「む……そうなのか?それはすまんかった」
「別にいいよ、十香がやっても。この年だし、それは遠慮させてもらいたい。ということで、任せた」
どうぞどうぞと手振りで示すと、十香は嬉しそうに肯いた。
「うむ!分かったぞ!」
すると十香は、すー、と息を吸い、身を反らした。
……あ、嫌な予感が。
急いで五河士道に、その危険を知らせる。
「い、五河士道。危なくないか?」
「やっぱり、七海もそう思うのか?」
「……止めよう」
「……そうだな」
自分から促しておいてあれだが、おそらく、十香が力一杯息を吹くと、蝋燭の火どころかケーキまで飛んでいく気がする。
いや、流石の十香でも、それは無理か?
でもまあ、可能性があるのなら、保険は掛けておくべきか。
「と、十香」
「うむ?どうしたのだ、シドー」
五河士道が声をかけると、すっ、と姿勢を戻した十香。
「ほ、ほら、やっぱりこういうのは、本人がやらないと駄目だと思わないか?」
「しかし、先程七海は任せた、と言っておったぞ?」
「そ、それは……」
あー、今しがた俺が言った台詞が仇となっちゃったかー。
困ったように目を逸らす五河士道を、不思議そうに見る十香。ちょっと気まずそう。
ま、俺もなんとかしてみますか。
「とまあ、なんか向こうは手一杯みたいだし、お前らがやってみるか?」
「くく、確かに、我が御風にてその灼熱の業火を消せと言うのならば、我らの他に適任はいまい」
「首肯。夕弦達が本気を出せば、この家も飛ばすことが出来ます」
それ十香より大惨事だから。
しかし、相変わらずの中二だなあ耶倶矢は。たかが蝋燭の火を、『灼熱の業火』なんて。結構ベタだし。
まあ確かに、熱いけども。
「はいはい、やりたいのは分かるけど、この家まで破壊しないでちょうだい」
俺が無言でいると、別方向から声が。
ま、琴里なんだが。
だってここ、五河家だし。
「冗談。当たり前じゃないですか」
「あなた達がそう言うと、ほんとに洒落になんないのよ」
そう言って、面白そうに笑う。
「ま、そういう冗談が言えるほど、今この状況を楽しんでもらってるってことでもあるのだけれどね」
「ええ、本当、楽しいですわねぇ」
ん、狂三も、楽しいのか。
セットしたのは俺じゃないんだが、でもまあ、そう言っているのなら良いか。
「というか、そろそろ火を消さないと、蝋が溶けてきてるんだが」
「――――ふーっ」
突然、火が消えた。
『……あ』
「へへー、折角たくさんあるんですからぁ、早く食べちゃいましょうよー」
俺の二つ横に座っている、美九が消したのだ。
「……もう一度訊くが、お前、仕事は?」
「もう一回言いますけどぉ、無理言って、お休みさせてもらいましたー」
おいおい。
まったく、パーティーのこと話したらこれだもんなあ。暮林昴さんだったっけ、美九のマネージャーさん。あの人も大変だな。
ちなみに、ライブの中継は無かった。
番組表で確認してみたが、美九が出てくる番組は無かったのだ。
その事について、携帯で訊いてみると、
『無かったですねー。私の勘違いでしたぁ。ごめんなさい』
という答えが返ってきたのだ。
でもま、いつ放送されるかは分かったし、別にいいんだけどな。
「それでは、切り分けますよ」
「あ、俺もやろうか」
「いえ、義兄様は座ってやがってください」
そう言われては、素直に座ってるしかないか。真那はナイフを持って立ち上がり、ケーキを切り始めた。
と言っても、ケーキの数は尋常じゃないもんなあ。
ホール三つに、ショートケーキやカップケーキみたいなものまで色々。全部合わせると、カロリーとかやばそう。
とりあえず、多い。
だが、それも仕方ないか。
大食いの十香はともかく、人数が多いのだから。
このパーティーの参加者は、俺、八舞姉妹、狂三、美九、真那、五河士道、琴里、十香、四糸乃の、計十名。正直、リビングがやや狭く感じる。
って、そういや四糸乃は?
やっぱり俺もケーキを切り分けながら、キョロキョロと探してみる。真那は、隣に並んだ俺を一度、ちらりと見たが、もう何も言わなかった。
んで、四糸乃は……。
あ、いた。
「あらあら、随分と可愛らしい子もいるんですのね」
「え、えと……っ」
「あら、そんなに怖がらなくても、取って食べたりはいたしませんわよ?」
「食べ……!?」
は、はは……、何してんだろ。
狂三と話していた四糸乃は、五河士道の陰に隠れてしまった。怖がらせんなよ、狂三。
っと、とりあえず全部切り分けたか。
……狂三。
俺は、切り分けたケーキを適当に食器に移しながら、彼女について考える。
「……ほんと、どういうことだ……?」
「どうかしたか、七海?」
「あ、いや、別に」
首を傾げてくる耶倶矢を誤魔化し、思う。
なんせ、理解不能なのでな。
狂三が、こうして日常に溶け込んでいることが、だ。
原作との差異は、琴里とも確認済みだし、理由は結局分かってないし。
原作なら、こんなパーティーに参加するような奴じゃなかったと思うし、大体、一箇所にずっと留まっていることがもうおかしい。
……ほんと、どういうことなんだ?
「ほらー、また怖い顔してますよ?だーりん。ちゃんと楽しみましょうよー」
美九か。
……まあ、そうだな。
「ああ、お前の言う通りだな」
「それじゃあ、はい、あーん」
…………へ?
「……これは、どういう?」
「どうって、決まってるじゃないですかぁ。あーん、ですよー。ちなみにー、だーりんの後は、耶倶矢さんや夕弦さんにもやってぇ、その後、お返しに今度は私がやってもらうんですー」
「お、おう……」
えーと、つまり。
五河士道以外の全員(つまりはこの場にいる女の子全員)にあーんをした後、今度は逆に自分があーんをしてもらう、と。
……美九らしい。
「――――はむっ」
もぐもぐと、美九が差し出したケーキを頬張る。
「あ、ずるい!」
「痛恨。後れを取りました。耶倶矢、夕弦達もやりますよ」
「それじゃあ、真那もやりましょうかね」
「あらあら、これはわたくしもやるべきですわねぇ」
お、お前らまで来た。
各々が各々のケーキを一口分掬い、俺に差し出してくる。
『あーん』
…………。
「ぷっ、モテモテね、七海」
「……五河士道も、似たような状況じゃないか」
現実逃避気味に逸らした視線の先では、十香と四糸乃、五河士道が規模は小さくとも、似たような状況に陥っていた。
「ほ、ほら、早く食べるし!」
「催促。どうぞ」
「むっ、これは兄様の方にも、後で参戦しないといけないでいやがるようですね……」
「あ、ケーキが落ちてしまいそうですわ」
「あーっ!私ももう一回ー!」
計五つのケーキを見ながら、どれから食べようかと迷う。
……そんなことに悩める、迷える俺は。
――――幸せ者、だなあ……。
「――――ということで、ここいらでプレゼント渡しの時間よ」
ケーキも大分食べ終えた頃(以外と食べれた)、琴里がそう言った。
そうだった。そういやこれ、俺の誕生日パーティーだったな。
「私と士道、十香達からは、合同のプレゼントということで本当に良いのかしら?」
「別に構わないさ。そこまで迷惑を掛けれない」
「迷惑と言う訳では、無いのだけれど」
ん?何か言ったか?
ともかく。
「しっかし、高校生になってプレゼントなんて、少し恥ずかしいな」
「えへへー、私はもう、プレゼント渡しは終えているのでぇ、後は皆さんですねー」
そうだな。
美九の場合は、この前のライブでの歌だから、テレビが始まってそれが流れれば、渡したことになる。
さて、柄にも無くというか年齢不相応にも、やっぱり気になるんだが。
「それじゃあ、まずは俺から」
「あれ?お前は合同プレゼントじゃ?」
最初に立ち上がったのは、五河士道だった。
「いや、それとは別に、個人で用意してたんだよ」
「ねえ、聞いてないわよ、それ」
「ま、まあ、言ってないしな……」
はあ、と琴里から溜め息を貰いつつ、プレゼントが入っているのであろう包みを差し出してくる。
それを受け取り、訊いてみる。
「はい、ハッピーバースデー、七海」
「ありがとう。開けてみていいか?」
「ああ。ただし、気をつけてな」
気をつけて?何に?
包装を解くと、中は木箱のようだった。
それも開けると、
「どうだ?気に入ってもらえるといいんだけど」
中身は、包丁だった。
「……おおー」
金属光沢を放つその刃物を手に取り、じっくり見てみる。
俺は別に、その手に詳しくないから分からないが、決して安くはなかっただろうに。
「ん、ありがとう、五河士道。大事にする」
「はは、気に入ってもらえたようだな。というか、そろそろ名前で呼んでくれないか?」
「分かった。以後、気をつけることにする」
「次は、私かしらね。私というより、私たちかしら?」
次いで立ち上がったのは、琴里だった。
「と言っても、私たちのプレゼントは、今はお預けよ。明日になったら分かるわ」
「お、おう?そうなのか?」
座り直した五河士道……いや、士道に視線を向ける。
しかし、返ってきたのは無言だった。教えるつもりはないらしい。
「……ま、いいけども」
明日になったら分かるってことは、明日知るのが一番好ましいということだろう。なら、あまり詮索するのはよくないか。
「では、次は真那ですかね」
琴里が座るのと入れ替わるように、真那が立ち上がった。
足元に置いてあった紙袋から、結構大きめの箱が取り出される。
「はいです。真那からはこれでやがります」
差し出されたそれを受け取ると、真那は言葉を繋いできた。
「中身は靴でやがります。デザインは、こちらで決めさせてもらいました」
開ける前に言われてしまった。
ま、いいけど。
「ありがとな、真那」
「……へへ~」
その頭を撫でると、気持ちよさそうに声を上げた。
いつ……士道からは、複雑な視線が送られてくるけどな。
しかし、靴か。
デザインについては後でこっそり開けて確認するとして、感想としては、真那らしい、かな。
なんか、実用的なあたり、それっぽい。
「それでは、今度はわたくしですわね」
またしても立ち上がる姿は、今度は狂三。
……渡すためというのは分かるんだけど、順番が来る度に立ち上がるってのは、なんか可笑しく感じてきたぞ。
「どうぞですわ」
そうして差し出されたのは、手のひらに収まりそうなほどの大きさ。
シンプルに包装されたそれは、とても軽かった。
「ありがとう、狂三」
「あら、わたくしは撫でてくれないんですの?」
……はいよ。
「よしよし」
「――――♪」
どこか嬉しそうな表情で、狂三は笑った。
「ところで、これ、何なんだ?結構軽いんだが」
「ふふ、開けてみてくださいまし」
まあ、本人がそう言うのなら、今開けてみるか。
疑問に思いつつ開けると、中は布だった。
ただし、普通の形状ではない。
「これは……」
「右目の眼帯ですわ。今の眼帯は、少々無骨ですので、それにさせていただきましたの」
成程な。
確かに、今俺が付けてる眼帯は、ただ目が隠れればいいだけというデザインなので、色も黒単色だし。
「……付けてみていいか?」
「ええ、構いませんわ」
じゃ、付け替えるか。
俺は、今付けている眼帯を取り外し、その隠していた右目を開ける。
少し眩しく感じたが、すぐに慣れた。ま、どうせまた覆うんだがな。
歪で不気味な色の眼球を隠すように、いそいそと付け替える。
「なあ、それ、本当に大丈夫なのか?」
「ん?ああ、別に何とも無い。ただ色が違うだけだ」
そうか、と言って引き下がる士道を尻目に、俺は眼帯を付け替え終えた。
狂三がプレゼントしてくれたのは、前のよりも布地面積が多い眼帯だった。
顔の右上1/4よりやや小さい位を覆い隠す黒色の布地。アクセントとしてかどうかは知らないが、数本の赤いラインも描かれていた。
美九が差し出してくれた手鏡で、それを確認する。
「おお……!」
「くっ、七海までオッドアイになるし、あんな格好いい眼帯まで……!」
「呆気。……何言ってるんですか」
「だってぇ~……」
は、はは、隣からそんな会話が聞こえてくる……。
「ん、かっこいいじゃん。ありがと、狂三」
「ふふ、喜んでもらえてなによりですわ」
さてと。
順番通りならば、次は……。
「さ、さて、締めは我らだ!」
「説明。夕弦と耶倶矢で、それぞれ用意してあります」
ま、この二人だよな。
他の皆と同じように立ち上がり、それぞれが用意したというプレゼントを渡してくる。
と、思ったら。
「要求。目を瞑ってください」
「ん?」
「そいやッ!」
疑問に思っていると、隠れていない左目を叩かれ、否、隠された。ぺしん、という軽い音が鳴る。
「お、おう。分かったから、手を離してくれ」
耶倶矢の手は柔らかくて、意識してしまう……とは言えないが。
ひんやりとした手を掴んで離しながら、もう片方の手で左目を覆う。
ん、これでいいだろ。
「よ、よし、見えておらぬな?」
「ああ」
「開始。それでは、始めます」
始めますって、何を?
プレゼントを渡すだけなら不必要な行動と発言に、少しばかり不安を覚え始める俺。
一体、何を買ったんだ?
真那の時同様、『視覚』は使わないでいると、
「――――ッ!?」
「抑制。動かないでください」
突如として首元に襲ってきた冷たい感覚に、思わずビクッってなってしまう。
目が見えないから鋭敏になった感覚には、ちょっと急すぎた。
落ち着いて、考えてみる。
何故か聞こえる夕弦だと思わしき吐息については聞こえない振りをするとして、この首元の感触についてだ。
結構柔い……革か?落ち着いてみれば、そこまで冷たくない。
んで、首元を一周する感じから推測するに、ネックレスあたりか?
「困難。意外と、難しいですね」
すぐ横で、夕弦の声がした。
……よし、冷静になろう。
おそらく、今夕弦は俺にネックレス(仮定)を付けようとしている。何故か俺に前から抱きつくような形で、だが。
まあこの際、理由は気にしないでおこう。多分、誤魔化されるか俺にダメージがあるかだ。
そうやって、夕弦の髪から香る匂いや、俺の胸あたりで形を変える『アレ』から意識から逸らすこと数十秒。
俺にとっては何十分にも感じた時間が過ぎ、ようやく夕弦はその身を離した。
「完了。出来ました。七海は目を閉じたままでいてください」
「あ、あいよ」
「くく、次は我の番か」
「助言。耶倶矢、こうするのです。いいですか――――」
……耶倶矢の番と言った割には、なんか喋ってるんですが。
ま、待つけどね。どうせすぐ終わるだろうし。
「え、そんなこと……!」
「断言。大丈夫です。耶倶矢なら出来ます」
「でも……」
「催促。ほら、七海が待っていますよ」
「ちょ、押さないでよ!」
ん、終わったのか。
何故耶倶矢が素に戻っているのかについては、まあ深く考えまい。
「じゃ、じゃあ、いくからね……」
「お、おう」
耶倶矢の声に
いく、と言ったにしては、少しの間の後。
「……んッ!?」
「う、動かないでっ」
夕弦と似たシチュエーションが起きた。
ただし、今回は前ではなく、後ろから。
耶倶矢は、夕弦とは逆に、後ろから抱きつくような格好になっているのだ。
どこからか、ぷくくっ、という笑い声が聞こえた。というか、琴里だろうな。きっと。
ともかく、今はそれどころじゃない訳で。
「ん……っ、やっぱ、難しい……」
またしても間近の声を聞きつつ、もう一度シンキングタイム。
さて、今回はどうやら、このネックレスを弄っているようだな。先程から首元で擦れる感触がある。
つーか、それ以外にこれといったこともないや。
よし、背中の感触から意識を逸らすことに集中しよう。多分、一分はかからないだろう。
…………。
……………………。
「うむ、よし、終わりだ。七海よ、その眼を開けることを許そう」
背中から離れた感触に安堵を得つつ、左目を開けて、理由不明の行動をしてまで付けてくれたネックレスを手に持つ。
それは、
「革製のネックレス……いや、チェーンと言うべきか?んで、黒色の十字のペンダントトップ……」
ネックレスではなく、厳密にはペンダントのようだった。
おそらく、チェーンが夕弦、ペンダントトップが耶倶矢か。
「これが、お前らのプレゼント?」
「応とも」
「肯定。はい」
そうか。
「……ありがとう、耶倶矢、夕弦」
これで何回、ありがとうと言ったかな。
そして、人はあまりにも嬉しすぎると、言葉が出ないということを知った。
「――――ありがとな」
もう一度、繰り返す。
「ふ、ふんっ。言ったであろう。半端な物は渡さないと」
「安堵。喜んでもらえて良かったです」
惜しむらくは、学校には付けて行けないってことかな。
俺は、真那や狂三と同じように、二人の頭を撫でた。
そうしていると、ぱん、という音がした。
「さ、あまり三人だけの空間を作り出さないでちょうだい。ケーキはまだまだあるわよ。もっと食べなさい!」
拍手から始まった琴里の台詞に押されるように、他の奴らからも声がかかる。
「義兄様!どうぞでやがります!」
「どうして抱きつくように付けたんですかー?」
「説明。わざとです」
「ふふ、やはり、少しばかり痛々しくはありませんの?」
「そ、そんなことないし!」
パーティーはまだ、終わりそうにないみたいだな。
ちょっと長いですね。
今週の金曜日は、私立前期入試当日なので、次の更新は早くて次の日曜になるかと思われます。勉強頑張ります。頑張らないと。頑張れ。三段活用。
次回からは、修学旅行編ですかね。狂三編に中々入れず、本当に申し訳ありません……。
それでは、次回も読んでいただけることを願いつつ、ここらで終わりとさせていただきます。
約40話でお気に入り登録者数約250人って、相応なんでしょうか?少ないんでしょうか?