日本のどこかにあるサイバトロン基地
そこで1人の人物が様々な画面を見ていた。
???「ライオコンボイ」
後ろからの声にその人物、ライオコンボイは振り返る。
そこにいたのはコンボイにライオコンボイの後輩にも当たるビッグコンボイがいた。
ビッグコンボイ「そろそろ休憩したらどうです?」
コンボイ「ビッグコンボイの言う通りだ。息子を探したい気持ちは分かるが常時見ていたら再会した時に疲れで倒れてしまったら元も子もないだろ?」
ライオコンボイ「気遣いありがとう。だが、私自身で見つけたいんだ。あの時掴めなかった後悔はもうしたくないからな」
2人の厚意に礼を述べた後にそう言って思い出す。
『とうさぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!』
現れた穴に飲み込まれる自分の息子に手を伸ばしたが届かなかったせいで息子が消えて行く姿を…
コンボイ「とにかく休んだ方が良い。これは命令だライオコンボイ」
ライオコンボイ「……分かった。その後パトロールに行くよ」
厳しい顔で命令するコンボイにそう言ってライオコンボイは出て行く。
それを見届けた後にビッグコンボイは話しかける。
ビッグコンボイ「良いのですか?」
コンボイ「何がだい?」
聞くコンボイにビッグコンボイはコンピューターを操作してある資料を呼び出す。
ビッグコンボイ「とっくの昔にライオコンボイの息子らしき人物を見つけてるのを」
コンボイ「確かにそうだが…だが、私が彼に言わない理由を君も知ってるだろビッグコンボイ」
その言葉にそうですが…とビッグコンボイは資料の一文を見る。
コンボイも腕を組んでふーと息を吐く。
☆
一方、一夏達は午前の授業を終えてお昼を食べる所であった。
それぞれが注文してどこに座ろうかと見渡し…
鈴「待ってたわよ!箒!!こっちこっち!」
すると奥のテーブルにいる鈴が一夏達に手を振っていた。
その傍には簪と本音に蜜以外にもう2人いた。
1人は一夏達と同じクラスの相川 清香。
もう1人は猫耳風の髪型の青い髪を腰まで伸ばし、綺麗な赤い瞳の少女であった。
箒「鈴、この人物は?」
鈴「ああ、この子が2組の代表」
少女→麗奈「獅子 麗奈。確か1組代表になった篠ノ之箒だったね。話しは本音から聞いてる。よろしく」
聞く箒に鈴が答える前に少女、麗奈が名乗って箒に手を差し出す。
それに箒も自分が頼んだうどんを置いて手を握る。
鈴「しっかしショックだったわ…まさか練習機である打鉄ので負けるなんて…」
麗奈「それが慢心なんだよ。例え練習機でも乗る人によってはスペック以上のを出せるんだからね」
セシリア「と言うか、麗奈さんは打鉄で凰さんに勝ったと言う訳ですか!?」
肩を落ち込ませる鈴や麗奈の言った事にセシリアは驚いて聞く。
麗奈「うん、けれどしばらくしたら束さんに作って貰うんだ」
箒「そうなのか…どんなのか楽しみなんだな」
まあねと返された後にそれぞれ自分のを食べる。
一夏「そう言えば鈴、お父さんにお母さんは元気?」
鈴「元気も元気、もう何時も通りよ。もうちょい自重しなよなんだよね。中華料理店なのにコーヒーがバカ売れだそうよ」
箒「ああ、あの2人は凄いな」
蜜「ぶーん、2人って鈴とはどう言う時に知り合ったぶーん?」
聞く一夏に鈴は呆れて溜息を付き、箒も思い出して言うと蜜が聞く。
一夏「小学5年生の始めに僕達のいる学校に転校してきてね。話してる内に仲良くなったんだ」
箒「何やら突っかかる男どもがいたが私が成敗したな」
鈴「そうそう、んで6年の時に…うへへ…」
一夏が説明して箒が思い出してかそう呟き、鈴も頷いた後に顔をにへらーと崩して手をワキワキさせ、それに箒は胸を隠す。
セシリア「何がありましたの?」
一夏「あー、小学生の頃から箒って発育が良くて当時も他の子達より胸が大きくてさ…それで6年生の体育とかので着替えてた時に鈴がこけかけたのを箒が助けようとして支えきれずにこけたんだ。んでその際に箒の胸を鈴が掴んで…なんか夢中になって事ある事に揉みまくってたね」
鈴「あの時の箒の感触は忘れらないわ~」
箒「そのせいで私の胸はこうなったんだぞ!あの時は色々と着るのに四苦八苦するわボタンが弾け飛ぶわブラジャーもきついわで今も姉さんが作ってくれてないときついんだぞ!!」
聞くセシリアにあははと苦笑してから一夏は答えて、ワキワキさせて言う鈴に箒は顔を真っ赤にして怒鳴る。
蜜「ちなみに大きさは?」
鈴「ざっとMは行ってるかもね」
箒「こらぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
本音「と言うかみっつ~セクハラ~」
簪「……」
清香「えっと、箒さんと比べるのは良くないと思うよ;」
試しに聞く蜜に鈴は思い出して言い、箒が怒鳴り、本音がツッコミを入れる中で簪は自分の胸をポンポンして清香がフォローする。
一夏「それで中学2年の時に親の都合で中国に帰国したんだよね。確か知り合いのお店のヘルプとかでだっけ?」
鈴「そうそう、今は落ち着いているけどね~」
麗奈「家族か…羨ましいな」
思い出して聞く一夏に鈴は肯定してると麗奈がふと呟く。
セシリア「羨ましいと言うと?」
麗奈「僕には家族がいない…と言うか記憶がないんだ」
聞いたセシリアのに答えた事に一夏と箒、鈴やセシリアは驚く。
鈴「記憶がないってマジ?」
簪「…そうみたい。私とお姉ちゃんがスピードブレイカー達に助けられて数日後にウチの家の領地で倒れていた所を保護されたの」
麗奈「あの時僕はなんで倒れてたのかも、どこから来たのかも記憶になかった。ただ1つうろ覚えだったのがあるけど」
セシリア「それはなんですの?」
鈴の言葉に簪が頷いて言い、麗奈の言った事にセシリアは聞く。
麗奈「白い獅子…」
一夏「白い獅子?」
それに本音と蜜とに簪を除いた面々は顔を見合わせる。
鈴「白い虎とは違うの?」
麗奈「全然違うよ」
箒「色々と気になるな」
清香「確かにそうだね」
鈴の問いに麗奈は首を振り、箒は呟いて清香は同意する。
その後、何事もなく、夕方に箒の所に住み付くとかで鈴が押しかけていたが來奈により別室になった。
☆
翌日、箒達が生徒玄関前廊下に行くと数人の女子生徒達が大きく張り出された紙を見ていた。
箒「何を見てるんだ?」
女生徒「クラス対抗戦の日程が決まってそれが書かれた奴よ」
首を傾げる箒に紙を見た箒達と同じクラスの鷹月 静寐がそう言う。
一夏「へぇ~決まったんだ」
静寐「後、箒さん、油断しちゃあ駄目よ」
呟く一夏の後に静寐がそう言い残すと教室へ向かい、それに一夏達は首を傾げた後に紙を見る。
そして静寐の言葉を理解する。
なぜか、それは箒の1回戦の相手は麗奈だからだ。
箒「確かに油断ならない相手になるな」
セシリア「確かにそうですわね」
一夏「ガンバだね箒」
気合を入れる箒にセシリアと一夏がそう言う。
クラス対抗戦、その場で起こる事に誰も知らない。
ブラックキング「はいどうも!ブラックキングでーす!」
サンダーダランビア「その相方サンダーダランビアッス」
タロウ「ウルトラマンタロウだ」
銀八「銀八先生でーす」
蛇八「蛇八先生だ」
ザコソルジャーズ「ザコザコアワーでございます!」
ブラックキング「ライオコンボイとビッグコンボイの二大コンボイが一度に出たな」
サンダーダランビア「んで打鉄で倒すってどう言う動きをしてるんッスか;」
銀八「そして赤裸々に明かされる箒のバストサイズ」
ザコA「また血の雨が降るんですね」(感想的な意味で)
ザコB「ありえそうですな」
蛇八「んで麗奈の専用機はどんな感じになるんだろうな…」
タロウ「確かにそうだな…んで原作的に考えるとな…」
ザコC「あれが待ってますね」
ブラックキング「色々とどうなるんや!!」
ザコソルジャーズ&ブラックキング&サンダーダランビア「そんな訳で!次回もザコザコ!」
タロウ「次回を待ってるのだぞ!」