ISトランスフォーマービースト   作:鳴神 ソラ

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記憶喪失の少女へと迫る危機、現れた人物の言葉が少女を覚醒させる。


第12話:強襲!キュアメイガスと覚醒!その名はキュアスパイ!

鈴「あー…暇ね(もみもみ)」

 

箒「そう言いながら私の胸を揉むな!」

 

広場でぼーとしながら箒の頭に顔を乗せて箒の胸を揉みながら呟く鈴に箒はしゃがみ込んだ後にアッパーを食らわせる。

 

鈴「だって弾の所に行った日からまだ休校状態が続くって退屈じゃない!ほとんど箒の胸を揉む以外ないじゃない!」

 

箒「私の胸を揉む事以外ないのか貴様は!」

 

セシリア「そうですわ!勉強とかないのですか!」

 

そう叫ぶ鈴に箒は顔を赤くして叫び、一緒にいたセシリアも叫ぶ。

 

鈴「ない!箒の胸しか眼中なし!」

 

箒「威張るな!!」

 

簪「そう言えば…一夏は?」

 

本音「そう言えばイッチーいないね~」

 

同じ様に見ていた簪が気になったのかそう呟き、本音も聞くと3人は同時に顔を逸らす。

 

箒「その、一夏はな…」

 

セシリア「ええ、そうですね…」

 

鈴「今は一夏の事は話さない方が良いかな…」

 

ほんのり顔を赤くして言う3人に何があったんだろうと簪と本音は思っていると目の前が光った後にスピードブレイカーとゴッドマグナスが飛び出す。

 

スピードブレイカー「ほい着地」

 

ゴッドマグナス「到着だ」

 

そのまま着地した後に束とブレイクに少女が降りる。

 

簪「スピードブレイカーにゴッドマグナス。こんにちわ」

 

スピードブレイカー「オッス!遊びに来たぜ」

 

箒「姉さんお帰り、呼ばれた事はもう終わったんですか」

 

束「まあね。だけどちょいとやる事あるから行くね!」

 

挨拶する簪とスピードブレイカーの隣でそう話しかける箒に束はそう言うとシュババ!と走って行く。

 

ブレイク「はえぇな…」

 

セシリア「あの、この方は?」

 

それにブレイクは呆れた顔をする中でセシリアが少女について聞く。

 

スピードブレイカー「あー…その子は二日前に意識を失っていた状態で保護されたんだけど、記憶喪失になっててさ」

 

ゴッドマグナス「だからどこから来たのかも検討が付いてねえんだよ。気晴らしに連れて来たんだ」

 

鈴「そうなの?」

 

少女「う、うん…それにしても…」

 

答えるスピードブレイカーとゴッドマグナスのに確認する鈴に少女は頷いた後に箒を見る。

 

正確に言うなら箒のどたぷーんな胸をである。

 

箒「な、何見てるんだ!?」

 

少女「いや、その…大きいな…と…分からないけど、小さいから羨ましく思って」

 

鈴「はっはっはっ、Cはある癖にぬかしおる」

 

胸を庇う箒にそう言った少女に鈴は半目で笑う。

 

セシリア「確かに普通に鈴さんより胸はありますからね」

 

鈴「うむ、普通に小さくないでしょう」

 

少女「うーん…だけど小さいと思う」

 

本音「モッピーの様な胸の大きい人が周りに沢山いたのかな~」

 

簪「本音…それは確かにコンプレックスになりそう…と言うか私が今なりかけてる」

 

そう言うセシリアに鈴も同意する中で少女はまだ腑に落ちない感じで本音の言った事に簪は自分の胸を掴みながら落ち込む。

 

スピードブレイカー「俺達には入れない話題だねマグちゃん」

 

ゴッドマグナス「そうだな」

 

ブレイク「確かに」

 

そんな少女たちの会話を男性陣はぽけ~と見ていた。

 

平和なひと時はその直後に破られた。

 

ゴッドマグナス「!あぶねぇ!!トランスフォーム!!」

 

それに気づいたゴッドマグナスはすぐさまトランスフォームして箒達の前に立ち…

 

ゴッドマグナス「マグナレーザー!!」

 

飛んで来た暗黒の光へと向けて放ち、爆発させる。

 

箒「な、なんだ!?」

 

スピードブレイカー「また無人機か!?」

 

誰もが飛んで来た方を見るとそこにいた存在に驚く。

 

鈴「お、女の人!?」

 

セシリア「ISがないのに浮いてる!?」

 

そこにいたのは女性でセシリアの言う通り、ISを纏ってないのに浮かんでいるのだ。

 

ゴッドマグナス「何者だ!」

 

女性「私?私は悪意の魔眼」

 

ゴッドマグナスの問いい女性は笑った後に一回転し…

 

キュアメイガス「キュアメイガス」

 

少女「キュア…メイガス?」

 

ブレイク「まさかプリキュアか!」

 

スピードブレイカー「けど攻撃してきたって事は…」

 

名乗るキュアメイガスにブレイクとスピードブレイカーは警戒する。

 

キュアメイガス「ええ、あなた方の敵よ。特にあなたのね蜂須賀ルリカ!」

 

少女「え?」

 

そう言って指さされた少女は戸惑いを隠せずにいて、その反応からキュアメイガスは成程…と呟く。

 

キュアメイガス「どうやら記憶を失っているようね。ならば好都合。戻る前に消してあげるわ」

 

そう言ってキュアメイガスは殺意を向け、箒とセシリアはルリカの前に出る。

 

スピードブレイカー「そんな事させねえ!スピードブレイカー!トランスフォーム!!」

 

ブレイク「ブレイク!変身!!」

 

それにスピードブレイカーとブレイクはロボットモードになるとゴッドマグナスと並び、箒とセシリア、鈴と簪もISを纏う。

 

前回の襲撃事件もあって専用機持ちは万が一を考えて緊急の事態が起きた際は無許可で纏えるようになったのだ。

 

簪「本音、その子と離れてて」

 

本音「は、はい!」

 

振り返って言う簪に本音は頷いて少女を連れて離れる。

 

ブレイク「ブレイクアンカー!」

 

スピードブレイカー「エグゾーストボウガン!!」

 

キュアアヌビス「おおっと」

 

先手必勝とブレイクとスピードブレイカーが攻撃を仕掛け、キュアメイガスはあっさり避けると箒が雨月を持って攻撃を仕掛ける。

 

キュアメイガス「物騒ね」

 

箒「不意打ちで攻撃してきた奴が何を言う!」

 

避けながらそう言うキュアメイガスに箒は返しながら雨月を振るう。

 

続けてのを避けた所にキュアメイガスへと向けてレーザーが飛んで来る。

 

キュアメイガスはそれを避けてから見るとスターライトmkIIIを構えたセシリアとマシンガンを構えた簪がおり、箒の攻撃で避けた所を狙う。

 

2人の攻撃にキュアメイガスは身をよじって避けていると衝撃が来る。

 

鈴「良し!命中!」

 

箒「良いぞ鈴!」

 

うっし!とばかりな鈴を見てからキュアメイガスはやれやれとぼやく。

 

キュアメイガス「流石にこの人数で1人はきついわね」

 

ゴッドマグナス「だったらどうする?降参するのか?」

 

まさかとキュアメイガスはそう返すと斬りかかったスピードブレイカーのを避けると共に…

 

キュアメイガス「増援を呼ぶだけよ。あなたの記憶から読み込んで」

 

そう言ってスピードブレイカーの頭に左手で触れた後に光らせてから箒の斬撃攻撃を避ける。

 

スピードブレイカー「お、俺今何されたの?」

 

キュアメイガス「色々と目白押しね…なら!来なさい!プリキュア・サモンメモリーズ!!」

 

地面に降り立ち、そう言って左手を付き出すと妖しい光りが迸り、それに誰もが目を隠し、収まった後に目を開けるとそこにいた存在に驚く。

 

鈴「そ、双頭の龍!?しかも機械の!?」

 

スピードブレイカー「あ、あれは!?」

 

ゴッドマグナス「デビルドラゴンだと!?」

 

吠える双頭の龍に鈴が驚く中で見覚えのあるスピードブレイカーとゴッドマグナスは驚く。

 

ブレイク「な、なんでこいつが!?」

 

キュアメイガス「驚いたかしら?けどまだまだいるわよ」

 

ゴッドマグナス「なんだと!?どういうお!?」

 

話を聞いていたのかそう言うブレイクにキュアメイガスはそう言い、ゴッドマグナスは問おうとして横からの攻撃に慌てて避ける。

 

スピードブレイカー「デビルバット!?しかもデビルノドンまで!?」

 

箒「み、見ろ!?あっちには機械の像がいるぞ!」

 

ゴッドマグナスを攻撃したのにスピードブレイカーが驚くと箒が別の方向を指して叫ぶ。

 

スピードブレイカー「デビルエレファントもいるのかよ!?」

 

ゴッドマグナス「なんで同一である筈の奴が複数存在してるんだ!?」

 

キュアメイガス「ふふ、やっちゃいなさい!」

 

驚く一同を前にキュアメイガスは命令する。

 

その言葉と共にデビルドラゴンが双頭の口から火炎弾を放つのを切っ掛けに攻撃が始まる。

 

ブレイク「あぶなっ!?」

 

鈴「ひゃあ!?」

 

それに誰もが慌てて避ける。

 

火炎弾を避けたブレイクと鈴へとデビルエレファントが襲い掛かる。

 

ブレイク「おお!?」

 

鈴「この!」

 

突進を避けた鈴は双天牙月をを取り出して斬りかかる。

 

それにデビルエレファントは牙で応戦する。

 

箒「くっ!動きが早い!」

 

セシリア「箒さん!この!」

 

こちらはデビルバットやデビルノドンと戦っているが早く動くので箒は苦戦し、簪とセシリアも援護するが避けられてしまう。

 

スピードブレイカー「うおっと!」

 

ゴッドマグナス「このマグナバルカン!!」

 

デビルドラゴンにスピードブレイカーとゴッドマグナスが火炎弾を避けながら攻撃する。

 

キュアメイガス「ふふ、トランスフォーマーと言うのもなかなか良いわね」

 

そう言った後にキュアメイガスは離れて様子を見ていた少女と本音へと顔を向ける。

 

キュアメイガス「さて、邪魔者がいないから…」

 

???「アンゴルモアフレイム!!」

 

少女へと攻撃しようとしてキュアメイガスは飛んで来た火炎弾を上へ飛んで避ける。

 

ギガストーム「何やってやがるんだサイバトロンども!五月蠅くて準備ができないじゃないか!」

 

ヘルスクリーム「あら?見慣れないのもおりますね」

 

スピードブレイカー「ギガストーム!」

 

ゴッドマグナス「ナイスタイミングで来てくれるぜ!」

 

そう言って現れたデストロンにゴッドマグナスはそう言う。

 

ダージガン「何やら見られないのけったいな女がおりますな…ギガストーム様、どうするんでっか?」

 

ギガストーム「ふん。姉ちゃんがいる事でやる気満々だ!ダージガン!スラストール!ヘルスクリーム!マックスビー!邪魔ものを排除して再開するぞ」

 

スラストール「アイアイサー!」

 

ヘルスクリーム「了解です」

 

マックスビー「マックスラジャー!」

 

麗奈「皆!」

 

そう指示するギガストームの後にライオマグナに乗った麗奈とサントン達にISを纏った楯無が来る。

 

楯無「これは凄いわね」

 

スカイワープ「若!合体を!」

 

サントン「ああ言うのは合体した方が良いぞう!」

 

麗奈「良し!行こう!」

 

デビルドラゴン達を見て呟く楯無の後に麗奈はスカイワープとサントンの提案に乗って合体に入る。

 

 

麗奈「ライオマグナ!マグナシャーク!マグナタイガー!」

 

スカイワープ「スカイワープ!」

 

サントン「サントン!」

 

咆哮すると共にライオマグナ達は並走した後にサントンが前に出ると背中の装甲を展開して姿勢を低くする。

 

続いてライオマグナが飛んでサントンの上に来ると前足を折り畳み、後ろ足も180度回転させた後に前足上の所にジョイントが現れる。

 

そんなライオマグナの右側にマグナシャーク、左側にマグナタイガーが来てその体を変形させて後ろ部分にジョイントを繋げる部分を出すとスカイワープがライオマグナの上に来る。

 

麗奈&スカイワープ&サントン『百獣、合体!』

 

3人の叫びと共にライオマグナの背中にスカイワープが着地すると共にマグナシャークとマグナタイガーがライオマグナのジョイントへ合体してライオマグナは降下してサントンと合体する。

 

その後にライオマグナは咆哮するとサントンが変形し腰と足に変わった後にライオマグナの顔が前に少し出るとスキマが出来て、その出来た所にスカイワープが翼で挟み込む様に合体すると尾羽が起き上がり、反転すると顔が現れる。

 

麗奈『ゴッド――オン!』

 

最後に麗奈の身体が光に包まれた。

 

その姿を確認できないほど強く輝くその光は、やがて麗奈の姿を形作り――そのまま合体したライオマグナ達と同等の大きさまで巨大化すると、その身体に重なり、溶け込んでいき、現れた顔の瞳が赤く輝く。

 

最後にサントンの鼻が分離すると剣へとなり、左腕となったマグナタイガーの口に握られる。

 

麗奈→マグナコンボイ『知恵と希望と勇気と優しさと仲間への愛!5つ揃って!合体司令、マグナコンボイ!!』

 

飛び上り、一回転した後にポーズを取って名を叫ぶ。

 

ギガストーム「足を引っ張るんじゃないぞ」

 

マグナコンボイ「それはこっちのセリフだ」

 

そう交わした後にギガストームとマグナコンボイはデビルドラゴンへと向かう。

 

ギガストーム「テールストーム!」

 

尻尾を振るい竜巻を起こすギガストームのにデビルドラゴンは吹き飛ばされない様に踏ん張る。

 

マグナコンボイ「シャークスナート!!」

 

そこにマグナコンボイがマグナシャークの吻で斬撃を入れる。

 

超音波を放つデビルバットには同じ超音波を使うダージガンが相手をして相殺し、楯無も加わった事で押して行く。

 

キュアメイガス「あらら、また逆転しちゃったかしら」

 

スラストール「何者かは知らへんけど、こんなあいつ等よりライオコンボイの方がよっぽど質悪いわ!」

 

そう呟くキュアメイガスにトラッシュホーンでデビルエレファントを凍らせたスラストールがそう言う。

 

それを聞いたキュアメイガスはほくそ笑む。

 

キュアメイガス「そう、そのライオコンボイが強いって訳ね」

 

スラストール「そや!さらにギガストーム様の兄上であるガルバトロン様も強いんやで!」

 

ゴッドマグナス「ば、バカ!それ以上言うな!」

 

確認する様に聞くキュアメイガスにスラストールが叫ぶが彼女の意図に気づいたゴッドマグナスが止めようとするが遅く、キュアメイガスはスラストールへと接近して頭を掴む。

 

スラストール「な、何するんや!!」

 

キュアメイガス「あなたの記憶、読ませて貰ったわ!プリキュア・サモンメモリーズ!!」

 

そう言ってキュアメイガスは手を再び輝かせ、誰もが目を守り、収まった後に驚く。

 

そこにいたのは明るい紫色の龍とライオコンボイが立っていた。

 

スピードブレイカー「げげっ!?今度はライオコンボイを出しやがった!?」

 

ギガストーム「兄ちゃんの偽物だと!?」

 

キュアメイガス「やりなさい!」

 

それにスピードブレイカーは叫び、ギガストームも驚く中でキュアメイガスの命令に偽ライオコンボイはライオタイフーンと共にミサイルを放ち、偽ガルバトロンビーストモードは火炎放射を放ち、さらにデビルドラゴンとデビルノドンも攻撃に加わる。

 

スピードブレイカー&ブレイク&ダージガン&スラストール「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ヘルスクリーム「のぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

マックスビー「!?」

 

箒&セシリア&鈴&簪「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

マグナコンボイ&ギガストーム&ゴッドマグナス「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

楯無「皆!」

 

それに避けた楯無を除いたメンバーはダメージを受けて押されてしまう。

 

キュアメイガス「ふふ、凄いわ。さて…」

 

苦戦するスピードブレイカー達から本音や少女へと顔を向けたキュアメイガスは杖を取り出してそれにエネルギーを纏わせる。

 

少女「あ、ああ…」

 

本音「こ、この子には指一本触れさせないよ」

 

キュアメイガス「そいつを守るの…ならば一緒に葬ってあげる」

 

そう言って杖を振り上げるキュアメイガスに本音は少女を守る様に抱き抱える。

 

キュアメイガス「蜂須賀ルリカ、罪を抱いたまま死ぬがいい!!」

 

本音「!(ギュっ)」

 

そのまま接近してキュアメイガスは2人へと振り下ろす。

 

簪「本音!!」

 

ガキン!!!

 

その瞬間、誰もが驚く。

 

目を閉じていた本音も衝撃が来ない事に気づいて目を開けてみる。

 

???「へへ、間一髪だったな」

 

目に入ったのはキュアメイガスの杖を木刀で止める暴走族のコートみたいなのを羽織っている黒髪の少女であった。

 

キュアメイガス「何が起きたの?」

 

少女2「怯えている女に対し危害を与えるとは、恥を知りやがれ!!」

 

まさか木刀で止められると言う事に驚くキュアメイガスに少女2はそう言って蹴りを叩き込む。

 

スピードブレイカー「だ、誰だあいつ?」

 

楯無「大道寺ほむら!?なんで彼女がここに!?」

 

戸惑うスピードブレイカーの隣で楯無が本音や少女を助けた少女を見て叫ぶ。

 

ブレイク「知り合いか?」

 

楯無「え、ええ…同じクラスの子よ」

 

本音「番長~」

 

少女「何で…見ず知らずな私を助けたの?」

 

目を輝かせる本音の隣で少女は自分達を助けた少女、ほむらへと問う。

 

ほむら「困ってる人間を助けるのに理由がいるのか?困ってる人間は助ける、それがオレのリーダーの信条だ!!」

 

そう叫んでほむらはキュアメイガスへと前を向いた後にスマートフォンを取り出す。

 

ギガストーム「なんでスマートフォンを取り出すんだ?」

 

ゴッドマグナス「ま、まさか!?」

 

それにゴッドマグナスはある予感を抱いた後、それは正解だった。

 

まずほむらはスマートフォンのアイコンの1つをタッチする。

 

ほむら「プリキュア・ブレイブコンバイン!!」

 

咆哮と共にスマートフォンの液晶場面が輝き、ほむらを包み込む。

 

光の中でほむらはその身に赤ずきんチャチャのマジカルプリンセスをベースにしたワンピースでその胸部分に鷲を模したブレストアーマーを装備し、肩にファイヤーダグオンの肩を模したショルダーアーマーを装着し、スカートの下はスパッツを履き、腕に肘まで覆うアームカバーを装着しており、右手が赤、左手が白になってる。

 

足に膝まで覆う黒いブーツを履いていて、胸の真ん中に宝石が装着し、頭にファイヤーダグオンの顔の横の翼状のと頭の金色の角を模したカチューシャを装着すると髪は炎の様な深紅に染まる。

 

ほむら→キュアコマンド「特命の勇者戦士、キュアコマンド!!」

 

ダージガン「きゅ、キュアコマンド!?」

 

スピードブレイカー「あの子もプリキュアだったのか!?」

 

名乗りあげるほむら、いやキュアコマンドに誰もが驚く中で少女は頭を抑える。

 

少女「(プリキュア…なんだろう。凄く頭が痛くなる。私は本当に…)」

 

キュアコマンド「ルリカ!」

 

顔を歪める少女へとキュアコマンドは叫ぶ。

 

キュアコマンド「お前は奴の言う通り罪を犯しちまった。だけどな!過去は変えられねえが明日をどうしたいのかは変えられる!お前はどうしたいんだ!」

 

少女「わ、私は…私は!!」

 

キュアコマンドの言葉に少女は顔を上げると共に脳裏に名前が浮かぶ。

 

少女→ルリカ「そうか…私の名前は…蜂須賀ルリカ!私は守ってくれた皆と一緒に戦いたい!」

 

束「どうやらジャストタイミングだったみたいだね!」

 

叫んだ所に束が現れる。

 

そしてルリカへと近づいて紫色のスマホを手渡す。

 

ルリカ「これは、さっきと色が違う」

 

束「ちょいと手直ししといたよ。後はね~出ておいで~」

 

驚いて言うルリカに束はそう言うとスマホの画面に女の子が写る。

 

ルリカ「?この子は?」

 

束「その子はそのキュアチェンジャーに入れたあなたの相棒になる電子妖精のピーコちゃんだよ」

 

ピーコ「よろしく~」

 

聞くルリカに束は説明して挨拶するピーコにルリカは顔を綻ばせた後に気を引き締める。

 

ルリカ「行くわよ!」

 

ピーコ「お~」

 

そう言ってルリカはスマホ、キュアチェンジャーを構える。

 

まず、底部分をずらしてスリットを出した後にカードを1枚取り出す。

 

ルリカ「プリキュア!カードスラッシュ!!」

 

そう言って現れたスリットにカードをスラッシュする。

 

ピーコ「ちぇ~んじ!!」

 

その後にピーコの声と共にスマホの画面が光り輝くと光の風がルリカを包み込む。

 

光の風が身体に張り付くとスパッツを下に履いた紫色の縁にフリルが縫われた右胸に手裏剣型アクセサリーを付けたミニスカなくノ一衣装へと変わり、両腕にアームカバー、両足にフットカバーと足袋型ブーツと変わって行き、最期に腰まであった髪が足の膝まで伸びて手裏剣型の髪留めでポニーテールに纏められる。

 

そして前を向いて名乗りあげる。

 

ルリカ→キュアスパイ「真実を求める闇夜の忍者、キュアスパイ!!」

 

スピードブレイカー「キュアスパイ…」

 

ゴッドマグナス「それがお前の名前か!」

 

強く決意した目で言うキュアスパイに2人はおお…と呟く。

 

スラストール「アイエエエ!ニンジャ!?ニンジャナンデ!?」

 

ダージガン「あ、挨拶せな!ドーモ、キュアスパイ=サン」

 

ギガストーム「しとる場合か!」

 

キュアスパイにボケるスラストールとダージガンをギガストームは怒鳴り、怒鳴られた2人はすいましぇ~んと謝る。

 

キュアメイガス「くっ、記憶を取り戻すなんて…だけど取り戻したからって勝てるかしら?」

 

???「ならばワシ等が加われば良いだけだ」

 

その言葉と共に偽ガルバトロンに銃撃が放たれる。

 

誰もが目を向けると打鉄と同じ量産型のISであるラファール・リヴァイヴを纏ったガルバが両手にマシンガンを持って飛んでいた。

 

セシリア「ガルバ先生!」

 

ガルバ「遅れてすまん。ちょいと合流していた」

 

キュアメイガス「あらあら、また来たの」

 

???「ここにもいるぞ!ライオタイフーン&ミサイルビーム!!」

 

続けざまに竜巻とビームにミサイルが偽ライオコンボイへと炸裂して偽ライオコンボイは消滅した。

 

マグナコンボイ「ライオコンボイ!」

 

ライオコンボイ「待たせたね」

 

コンボイ「どうやらプリキュアとして再び守る力を手に入れたようだね」

 

ビッグコンボイ「さて、部下を可愛がってくれた礼はさせて貰おうか」

 

降り立った本物を含めたトリプルコンボイにキュアメイガスは苛立ちげに杖を握る力を籠める。

 

キュアメイガス「っ~~~~~~やりなさい!!」

 

その言葉と共に偽物たちは襲い掛かる。

 

コンボイ「マトリックスブラスター!!」

 

ライオコンボイ「ライオタイフーン!!」

 

ビッグコンボイ「ビッグキャノン!ゴー!!」

 

だが、トリプルコンボイの同時攻撃にデビルノドンとデビルバットは体を貫かれて爆発四散する。

 

ガルバ「これでも食らえ」

 

そう言ってガルバはロケットランチャーを二丁取り出すと普通ではありえない弾幕を連発する。

 

それによる弾幕を浴びた偽ガルバトロンは咆哮しながら爆発に飲み込まれて消える。

 

ガルバ「さらば過去のワシよ」

 

キュアコマンド「やるじゃねえか!ならオレも!コール!ブレイブソード!!」

 

呟くガルバやトリプルコンボイを見てキュアコマンドは変身に使用したスマートフォンを取り出してアイコンを1つタッチしてそう叫ぶ。

 

すると液晶画面から剣が飛び出し、飛び出した剣をキュアコマンドは手に取る。

 

キュアコマンド「はあ!」

 

気合の言葉と共に胸の宝石から光が放たれてデビルエレファントへ命中すると動きを束縛する。

 

その後にキュアコマンドは背中に炎の翼を出現させてデビルエレファントに向けて滑空する。

 

キュアコマンド「プリキュア!ファイヤー・フィニィィィィィシュ!!!」

 

すれ違いざまに十文字に切り裂くとデビルエレファントを背にし、剣を横に構える。

 

それと共にデビルエレファントは浄化の炎に包まれて消えて行く。

 

スピードブレイカー「ようし!後1体!」

 

キュアコマンド「決めろ!キュアスパイ!」

 

鈴「いっけぇ!」

 

キュアスパイ「ええ!」

 

メンバーの言葉にキュアスパイは頷くと右胸に付けている手裏剣型アクセサリーを取り外すと大きい水晶の手裏剣へと変化させる。

 

キュアスパイ「クリスタルクロス!はぁぁぁぁぁぁ!!」

 

取り出した大型手裏剣、クリスタルクロスに集中して光りを集めるとクリスタルクロスはさらに大きくなる。

 

キュアスパイ「プリキュア!」

 

そのまま回転して勢いをつけ…

 

キュアスパイ「コウガノジョウカ!!」

 

投擲し、デビルドラゴンを切り裂いた後にクリスタルクロスは頭上に飛んで行き、そこから光のシャワーを浴びせる。

 

キュアスパイ「成敗!」

 

その言葉と共にデビルドラゴンは光となって消える。

 

キュアメイガス「くっ!覚えてなさい!!」

 

悔しそうに顔を歪めながらキュアメイガスはその場から消える。

 

キュアスパイ「はぁ~…」

 

箒「大丈夫か?蜂須賀…で良いのか?」

 

それを見届けた後、キュアスパイはへたり込むと共に変身が解け、そこに箒が駆け寄って聞く。

 

ルリカ「う、うん。合ってるわ…」

 

スピードブレイカー「その様子じゃあ記憶は戻ったのか?」

 

頷くルリカにスピードブレイカーは問う。

 

ルリカ「あー…名前とプリキュアとしてのだけで…」

 

ブレイク「そうなのか?」

 

ほむら「まぁ、のびのび、取り戻していく方が良いな(しばらくその方が良いしな)」

 

申し訳なさそうに返すルリカにブレイクは頬をポリポリ掻くと変身を解いたほむらが内心そう呟きつつ言う。

 

ギガストーム「んで、途中で入って来てお前何者だ?」

 

ガルバ「そうだな。担当としても詳しく聞かせてほしいものだ」

 

ほむら「うげ…説明とか苦手なんだよな」

 

???「それについては私が説明します」

 

そんなほむらへと問う姉弟にほむらは呻くと別の声が代わりに答える。

 

誰もが向くと空色の長髪でヘアバンドをしている女性がいた。

 

鈴「むむ、Hあるわね」

 

簪&ルリカ「お、大きい…」

 

楯無「あなたは天海スバル先生」

 

ヘルスクリーム「誰なの?」

 

本音「楯無お嬢様と番長のクラスの副担任の先生だよ~」

 

そんな女性の胸を見て分析する鈴の隣で簪とルリカは落ち込み、楯無が驚く中でのヘルスクリームの問いに本音は答える。

 

突如現れたキュアメイガスと箒たちに味方したキュアコマンドことほむらに天海スバル。

 

彼女たちは一体…

 




ブラックキング「はいどうも!ブラックキングでーす!」

サンダーダランビア「その相方サンダーダランビアッス」

タロウ「ウルトラマンタロウだ」

銀八「銀八先生でーす」

蛇八「蛇八先生だ」

ザコソルジャーズ「ザコザコアワーでございます!」

銀八「いっぱい出て来たなおい」

蛇八「正直言うと作者的に大助かりだったりする」

ザコB「大体の流れは考えてましたがその間の流れとかどうしようかと思い悩んでいる所、知り合いが提案して来たキャラで埋まって大助かりだったりなんですよねザコ」

ザコA&C「成程…」

ブラックキング「正直言うとこのままやったら無人機とかの戦闘で間を埋める感じになる感じやったからマジ大助かりなんやよな」

サンダーダランビア「ホントスカスカにならずに済んだッス」

タロウ「まぁ、色々とキャラとかが大変だったりするがな」

銀八「それな」

ザコソルジャーズ&ブラックキング&サンダーダランビア「そんな訳で!次回もザコザコ!」

タロウ「次回を待ってるのだぞ!」

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