ISトランスフォーマービースト   作:鳴神 ソラ

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少年少女が平和に過ごした日の夜、新たな来訪者が来る。


第10話:おいでませ五反田食堂と謎の少女

 

 

 

サイバトロン基地にてビッグコンボイはライオコンボイと共にマグナコンボイの戦いの映像を見ていた。

 

ビッグコンボイ「マグナコンボイ…記憶を無くしてるとはいえなかなかやりますね。ライオコンボイの子は」

 

ライオコンボイ「ありがとう。しかしISを機能停止にさせる殺戮兵器…まさか倉田正影から提供されてたとは…」

 

そう褒めるビッグコンボイにライオコンボイは礼を言った後に目の前に展開された図面を見てそう洩らす。

 

図面は前回、ビッグコンボイが突入した所にあった麗奈たちを襲い、マグナコンボイに倒されたロボットのである。

 

調べた所、指名手配されている倉田正影が送って来たのであった。

 

アイ「ライオコンボイ、インセクトロンのビッグモスから連絡です」

 

ライオコンボイ「繋げてくれ」

 

そんなライオコンボイへ報告したアイはラジャーと答えて操作すると画面に先ほど出ていたビッグモスが現れる。

 

ライオコンボイ「こちらライオコンボイ、捜索はどうなってるんだいビッグモス?」

 

ビッグモス『残念ながら進歩していない。それだけ奴は身の隠し方が上手いみたいだ。その代わりとしてなんだが新たなトランステクターを見つけた』

 

そう聞くライオコンボイにビッグモスはそう報告する。

 

ビッグコンボイ「また新たなトラステクターが?」

 

ビッグモス『ああ…ただ、見つけたのがな…』

 

???『ミー達だミー!!』

 

なんとも言えない顔をするビッグモスを押し切ってセミが画面を占領する。

 

出て来たのにああ…とライオコンボイとビッグコンボイは先ほどのビッグモスの様子に納得する。

 

ライオコンボイ「DJ、君達が見つけたんだね」

 

DJ『YES!ブンブン飛び回ってたら転がってたのを見つけたんだミー!』

 

???2『しかも2つと言う大手柄でアーム!』

 

???3『アミーゴ!』

 

苦笑して言うライオコンボイに元気よく言うDJの後にカブトムシとロブスターが割り込む。

 

DJと同じチームのモーターアームとギムレットも加わってのにホントに騒がしい奴らだなとビッグコンボイは呆れる。

 

 

 

 

 

 

簪「(うずうず)」

 

本音「かんちゃん落ち着きなよ~」

 

楯無「まぁ、しょうがないわよ~」

 

一方、一夏と箒、鈴とセシリアに麗奈と本音、簪、楯無に本音の姉である虚が一緒に歩いていた。

 

ワクワクする簪に楯無と本音は苦笑し、虚は微笑ましそうに見る。

 

一夏「もうすぐだからね」

 

鈴「それにしても久しぶりねあそこに行くのは」

 

箒「確かに鈴は引っ越し以来だな」

 

そんな簪に一夏が言う隣で箒の腕に絡み付いて言う鈴に箒も同意する。

 

羨ましそうに見ていたセシリアは前を見て声を出す。

 

セシリア「あ、もしやあれですか?」

 

それに他のメンバーも見て知ってる3人は頷く。

 

一夏「うん、あそこだよ」

 

鈴「変わってないわね~五反田食堂」

 

懐かしそうに言って駆け出す鈴に他のメンバーも続く。

 

???「だ~か~ら!ワシが考えたのがええじゃろうが!」

 

???2「値段とコストを考えろ!此処は食堂なのだから貴様の考えたのでは不釣り合いだ!」

 

近付いて行って聞こえて来たのに誰もが何だ?と思う中で一夏と箒はまたかと呆れ、鈴はあーとなる。

 

一夏「まーたやってるよ。あの2人」

 

箒「ことあるごとに言い争っているな」

 

鈴「今もやってるんだあの2人、変わらないわねこれも」

 

そう言って3人は入って行き、戸惑ったがセシリア達も続いて入る。

 

中に入ると成人男性位の女性2人がにらみ合っていた。

 

1人は野性的に感じる赤髪で緑色の瞳の持ち主、もう1人はキリッとした顔立ちで水色の腰まで来る髪に赤い瞳の持ち主であった。

 

セシリア「あの箒さん。あのお2人は?」

 

箒「赤い髪の女性は赤蟹(あかがに) 大(だい)さん。もう1人は水鱏(みずえ) 電(でん)さん。電さんは元軍人でもある」

 

楯無「水鱏 電…聞いた事あるわ。厳格で単独行動に出やすい事から同僚から憎まれていたけどその行動力と機転で幾つもの問題を解決した凄腕の女軍人」

 

虚「ただ、ISが登場してから軍を退役し、今はプロレスラーになったそうですね。もう1人の赤蟹さんもプロレスラーで電さんとライバル関係だそうですね」

 

???「そうそう。んでプロレスの予定がない時はウチで働いてくれてるって訳です」

 

紹介する箒のを聞いてそう言う楯無のを補足した虚のを肯定してつけ加えた声に一同は顔を向ける。

 

そこにいたのは赤い長髪にバンダナを巻いた少年がいて、鈴があっと声をあげる。

 

鈴「弾じゃない。久しぶり!」

 

弾「おう、久しぶりだな鈴、中国でも元気にしてたか?」

 

笑顔で言う鈴はそう返す少年、弾に当たり前よと答える。

 

セシリア「あの、箒さん、彼は?」

 

箒「こいつは五反田食堂の息子である五反田 弾だ」

 

弾「紹介されたように五反田弾って言います。こいつ等とは小さい頃からの付き合い、鈴は小学校からの付き合いです」

 

話しかけて来た弾を見て聞くセシリアに箒は紹介し、紹介された弾は鈴や箒、一夏を除いたメンバーに会釈する。

 

虚「こちらこそ」

 

楯無「(おんや~)」

 

挨拶する虚の顔がほんのり赤いのに楯無は気付いてニヤニヤする。

 

簪「止めなくていいの?」

 

弾「ああ、大丈夫大丈夫。そろそろ…」

 

???「こらー!」

 

言い争ってる2人を見て言う簪に弾は手を振ってそう言うと怒鳴り声と共に言い争っていた2人の頭を誰かがハリセンで叩く。

 

叩いたのは弾と同じ髪色でバンダナを付けた少女であった。

 

ああ、やっぱりと箒と一夏、鈴が思っていると少女はむすっとした顔で言う。

 

少女「2人共いつも言ってるけどそう言うのはウチに相談してからやって!お爺ちゃんだっていきなり出されても困るだけだからね!」

 

大「す、すまん」

 

電「…えーい」

 

ぷんすかと怒っていた少女は一夏達、特に箒に気付くと顔をパーと輝かせた後に鈴を見てそれをすぐ消して睨む。

 

少女「帰ってたんだ揉み魔」

 

鈴「ほほう、言うわね抱き付きっ子」

 

売り言葉に買い言葉を交わしてにらみ合う2人に久々に始まったと弾は顔を手で覆う。

 

一夏「蘭ちゃんは何時も通りだね」

 

箒「そうだな…」

 

セシリア「(むむむ)」

 

そんな2人に苦笑する一夏と箒に対してセシリアはそう言うのが出来る鈴と蘭と呼ばれた少女に嫉妬する。

 

本音「ねえねえ~あの子はダンダンの妹さん?」

 

弾「(ダンダン;)ああ、五反田 蘭。俺の妹で…箒の毒牙にかかった1人だ」

 

箒「おい待て弾。なんだその言い方は!?」

 

話しかける本音に弾の言った事に箒は噛み付く。

 

弾「いやだってお前の胸に埋もれた後に心地良いとかでIS学園に行くまで抱き付いているあいつを見てそうとしか言えねえよ」

 

箒「む、胸の事は言うな!」

 

半目でそう言う弾に箒は胸を庇う様にするがそれに弾はそう言うのをやるからあいつが揉もうとするんだろうなと思った。

 

一夏「それで弾、今回はこれ関係で来たんだけど…」

 

弾「お?了解だぜ」

 

そんな2人に苦笑していた一夏は弾に指で何かを描いて言うと弾はそれで理解してこっちだと歩きだす。

 

箒「ほら行くぞ2人共」

 

鈴「あ、待ちなさいよ」

 

蘭「待ってください!」

 

にらみ合っている2人に箒は声をかけると2人は慌てて続く。

 

弾に続いて歩くと店の裏に着く。

 

なぜ此処なのかとセシリア達が思った時、前の建物の壁が光ったと思ったら…

 

???「いや~今日も逃しちゃったな~」

 

???2「ホント、赤い車にナンパするのを飽きないな」

 

2人のロボットが会話しながら現れて、驚いているセシリア達に気付く。

 

ただ、楯無と簪には懐かしい顔でもあった。

 

弾「ようスピードブレイカーにゴッドマグナス、今日も来たんだな」

 

???→スピードブレイカー「あったり前だろ。此処は良い休憩所だからな」

 

???2→ゴッドマグナス「そうだな。静かな所も良いがこう言う所もなかなかな」

 

気楽に話しかける弾に2人もそれぞれ返す。

 

楯無「久しぶりスピードブレイカー!」

 

簪「ゴッドマグナスも」

 

そんな2人へ楯無と簪が駆け寄る。

 

駆け寄った2人にスピードブレイカー達はじーと見た後にあっと声を上げる。

 

スピードブレイカー「もしかして刀奈と簪か!うわ久しぶり!!」

 

ゴッドマグナス「誘拐されかけた時以来だな。その様子じゃあ元気にしてたみたいだな」

 

簪「うん。また会えて嬉しい」

 

楯無「ホント久しぶり。後、今は楯無と名乗ってるから楯無と呼んで欲しいわ」

 

はしゃぐスピードブレイカーの隣でそう言うゴッドマグナスに簪は頷き、楯無がそう言って『お願い』と書かれた扇子を見せる。

 

スピードブレイカー「分かったぜ楯無」

 

ゴッドマグナス「んで、こいつらがいるのはオマエが連れて来たんだな一夏」

 

一夏「うん。そうなんだ」

 

了承するスピードブレイカーの後にそう言うゴッドマグナスに一夏は頷く。

 

簪「何時から知り合いなの?」

 

弾「そうだな…俺と蘭がとある時にある事件に巻き込まれてそれが切っ掛けになったな」

 

一夏「それで僕と箒ともね」

 

気になったので聞く簪に弾がそう答え、一夏も続く。

 

楯無「そうだったの…どうせなら連絡してくれればいいのに」

 

スピードブレイカー「いや~実はちょっと諸事情で色々と忙しかったんだよ;」

 

ゴッドマグナス「しかも住所と電話番号も聞くの忘れてたしな」

 

そう言った楯無に返した2人のに誰もがあーとなる。

 

確かに住所を聞いてなきゃあ分からないもんである。

 

本音「事情って何かあったの~?」

 

スピードブレイカー「あー……わりぃ。これ身内話だからちょいと話せねえんだ」

 

ゴッドマグナス「すまないと思ってるが、理解してくれ」

 

虚「まぁ、仕方ありませんね」

 

出て来たので質問する本音だがスピードブレイカーとゴッドマグナスは困った顔でそう言い、そう言うのには詳しい虚と楯無も仕方ないと頷く。

 

弾「まぁ、とにかく色々と話したらどうです?最近の話とか」

 

麗奈「良いねそれ」

 

鈴「ならば最近の箒の胸の成長を」

 

箒「言うな!」

 

そう提案する弾に麗奈も同意した後の鈴に箒が張り倒すと誰もが笑いあう。

 

その後は話に花を咲かせて夕方まで話したのであった。

 

 

 

 

 

 

その夜、暗い夜道をパトカーが走っていた。

 

運転していた女刑事は一度パトカーを脇道に止めてからうーんと背伸びする。

 

女性「~~~~…色々と大変だったが〝今の体”にやっと慣れて来たな」

 

肩を揉みながらそう呟いた後に女性は今の所平和だな…と呟いた時

 

女性「むっ?」

 

画面に何かの反応が出ると女性は厳しい顔をしてすぐさまパトカーを走らせる。

 

少しして止まった後にパトカーのライトで辺りを照らす。

 

女性「!やはり!」

 

そして目の前に不思議な穴が宙にあるのに気づいてすぐさま連絡を取る。

 

女性「こちら野音(やおと)警(けい)!サイバトロン基地、応答願う!!」

 

しばらくして画面にアイが写る。

 

アイ『どうしたの?』

 

警「エリアIにて時空の穴を視認!様子からして出口側と思われる。至急応援を…っ!」

 

報告してる途中で穴がバチバチしだす。

 

警「穴から何かが出て来る!応援を早めに頼む!」

 

アイ『了解!気を付けてね!』

 

そう言うと警は穴を見て警戒する。

 

すると、穴から1人の少女が現れて地面へと落ちて行く。

 

警「!?いかん!ゴッドオン!!」

 

距離からこのままでは死んでしまうと警はそう言うと光に包まれ、パトカーと一体化した後に走らせ…

 

マッハアラート「マッハアラート!トランスフォーム!!」

 

変形すると共に本来の姿であるトランスフォーマーとしての姿となって激突寸前だった少女をキャッチする。

 

マッハアラート「ふぅ…怪我は…」

 

安堵の息を吐いた後にマッハアラートは軽くサーチする。

 

少女は服が所々ボロボロだが頭を打った以外に怪我は見られなかったが頭にダメージを受けていると言うので早めに精密な検査をしなければならない。

 

マッハアラート「早く来てくれると嬉しいが…ぐっ!」

 

少女を地面に横たわらせて呟いた後に体中から電気が漏れ始める。

 

マッハアラート「ご、ゴッドオフ…」

 

膝を付いてそう言うとマッハアラートは光りに包まれると元のパトカーになり、運転席で警は息を荒げる。

 

警「はあはあ…やはり数秒だけしか元に戻れないのはきついな」

 

スピードブレイカー「兄貴~」

 

息を整えながらそうぼやいた警の所にスピードブレイカーとゴッドマグナスが来る。

 

ゴッドマグナス「大丈夫かマッハアラート?」

 

警「あ、ああ…ちょっと少女を助ける為に元の姿にな…」

 

スピードブレイカー「数秒だけしかなれないってマジきついよな…」

 

ロボットモードにトランスフォームして近寄って聞くゴッドマグナスに警は頷き、スピードブレイカーは少女に近づいて聞く。

 

警「と、とにかく基地に運ぼう。彼女が何者なのかを調べる為に」

 

ゴッドマグナス「そうだな。スピードブレイカー、頼む」

 

スピードブレイカー「OKマグちゃん!」

 

そう言う警にゴッドマグナスは頷いて少女をスピードブレイカーに乗せて3人はサイバトロン基地へと向かう。

 

突如現れた少女、彼女は一体…

 

 

 

 

 

 






ブラックキング「はいどうも!ブラックキングでーす!」

サンダーダランビア「その相方サンダーダランビアッス」

タロウ「ウルトラマンタロウだ」

銀八「銀八先生でーす」

蛇八「蛇八先生だ」

ザコソルジャーズ「ザコザコアワーでございます!」

ザコB「大変、大変、大変~~~~~~~~~長らくお待たせしました!」

銀八「ホント待たせたな;」

ブラックキング「ほんま長かったな」

ザコC「ちなみに換算すると約1年近く放置しておりました;」

蛇八「ホントにいけないな;」

タロウ「ホント困ったな;」

サンダーダランビア「ちなみに最後に出た少女は誰っスか?」

ザコA「彼女は知り合いの人から譲り受けた大切なキャラです」

銀八「どんな子かは次回な」

ザコソルジャーズ&ブラックキング&サンダーダランビア「そんな訳で!次回もザコザコ!」

タロウ「次回を待ってるのだぞ!」


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