横須賀鎮守府の日常   作:イーグルアイ提督

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第二次カレー洋作戦 前編

作戦は無事成功・・・ふぅ・・・

 

「おかえり、電」

 

「ただいまなのです!」

 

「みんな無事でよかったよ」

 

「はい!被弾した艦娘は居ませんでした!」

 

・・・全部完全勝利ってこの子達怖い。

なんて話は置いといて。

 

「えっと・・・ソヴィエツキ-・・・なんだっけ?」

 

「ソヴィエツキ-・ソユ-ズよ」

 

「ああ、ソユ-ズか。俺はここの提督。よろしくな」

 

「ええ、よろしく。ところで提督」

 

「ん?何だ?」

 

「響ちゃんの部屋教えてもらえないかしら」

 

「え、何で」

 

「いいじゃない!早く!」

 

何で目をギラつかせてるのか不思議でたまらん・・・しかも響は帰ってきたとたん報告だけして自分の部屋に帰っていった。

・・・気のせいかな、いそかぜ達と同じ臭いがする・・・

 

「あ~・・・個人情報なのでお教えすることはできま・・・」

 

「教 え ろ 」

 

「ア、ハイ」

 

胸倉つかまれて物凄い形相で迫られた。怖すぎる。

 

「し、司令官さんに乱暴しちゃダメなのです!」

 

「え~・・・だってぇ~・・・」

 

「だって~・・・じゃないのですっ!!」

 

「ちぇ~・・・自分で探すよ」

 

「・・・どうしても知りたいのですか・・・」

 

「もちろんよ!だって・・・夜な夜な・・・ふへへへ」

 

「憲兵さぁぁぁん!!憲兵さんはどこなのですかァァァァ!!!」

 

この戦艦アカン・・・

そんなこと思った作戦開始前日の夜だった。

 

 

~提督の部屋~

 

「電、背中見せてみ」

 

「い、嫌なのです・・・」

 

「んなこといったってちゃんと治療しないと痕残るぞ?」

 

「でも・・・」

 

「ああ、もうはよせいっ!」

 

「はにゃっ!?」

 

仕方ないので無理やり服を上げる。

 

「あ~・・・ちょっと水ぶくれになってるな・・・」

 

「うぅぅ・・・」

 

「よしよし、軟膏塗るだけだから大丈夫だよ」

 

「・・・痛くないですか・・・?」

 

「お、おう・・・」

 

やめろォ!!涙目&上目遣いとかある種の兵器だぞ!!

やばい、物凄く抱きしめたい。

そんな欲望を抑えて軟膏を塗ってやる。

 

「ほい、出来た」

 

「ありがとう・・・なのです」

 

「痛くなかったろ?」

 

「はい・・・」

 

「よしよし。電、明日も出撃できるか?」

 

「明日も・・・ですか?」

 

「うん。明日は連合艦隊で出撃するんだけど、電には第二水雷戦隊の旗艦をやってもらおうかと思って」

 

「了解なのです!」

 

「編成はまた明日発表するよ」

 

とりあえず明日はソユ-ズとミズ-リも編成に入れる予定だ。

 

「電、おやすみ」

 

「おやすみなのです・・・ふあああああ・・・・」

 

「お疲れ様」

 

優しく頭を撫でてやってると俺に抱きついてきた

 

「司令官さんに撫でられるの・・・気持ちいいのです・・・」

 

「そ、そうか?」

 

「はい・・・ふあああああ・・・」

 

「そろそろ寝よう」

 

「はい・・・おやすみなのです・・・」

 

電はすぐに寝たが俺は電が可愛すぎて当分寝れそうにない。

 

 

 

 

 

~翌朝~

 

「よし、作戦会議だ!」

 

今回の作戦は、カレ-洋の敵艦隊を連合艦隊で撃破する。

まず編成は、水上打撃艦隊。

第一艦隊の旗艦を大和にし、長門、ミズ-リ、ソヴィエツキ-・ソユ-ズ、赤城、羽黒。

第二艦隊の旗艦を電にし、響、北上、大井、夕張、金剛。

編成はこれで行く。

支援艦隊は偵察のときと同じだ。

作戦はまずポイントA(アルファ)に進撃、敵艦隊を撃破する。

今回は隠密行動など必要ないので全力で攻撃する。

次にポイントB(ブラボ-)で一時待機し、ポイントE(エコ-)かD(デルタ)に向かうかを判断する。

ポイントDには戦艦クラスを三隻確認している。

そのため、艦隊は戦艦を優先して攻撃、撃破する。支援艦隊はその周りを攻撃、撃沈する。

ポイントEには空母が多く配備されている。

この編成だと制空権は赤城艦載機でしか取ることはできないので、支援艦隊から艦載機を発艦、制空権を確保する。

その後空母を撃沈だ。

そこが終わるとポイントG(ゴルフ)に進撃する。

この海域には戦艦と空母が確認されている。

交戦した場合、支援艦隊は空母を優先して攻撃、これを撃沈する。

攻略艦隊は戦艦を優先して攻撃する。

そしてGの敵を撃滅したあと、ポイントK(キロ)の敵主力艦隊の攻撃に移る。

ここでは装甲空母姫の存在が確認されている。

そこで、支援艦隊は長距離ミサイル攻撃を再び行い装甲空母姫を攻撃、撃沈に至らなくても艦載機発着艦を困難にすればいい。

攻略艦隊は持てる力すべてを持って、敵艦隊を攻撃、殲滅する。

 

「作戦はこうだ。いいか、一隻たりとも逃がすなよ」

 

「何故ですか?大破状態にすればもう動くことは・・・」

 

「こちらの情報が敵に渡ると向こうから侵攻されるかも知れないからな」

 

「・・・なるほど」

 

「その・・・なんだ、虐殺してこいって言ってるわけじゃない。沈めるも逃がすも最終判断はお前らに任せるよ」

 

「了解」

 

「とりあえず作戦は以上!解散!」

 

あと3時間で作戦が始まる・・・

艦隊の交戦海域はほかの友軍艦艇も入り混じるため、鎮守府からの長距離ミサイル攻撃が出来ない。

いざと言うときが辛いな・・・




う~む・・・面白いとは思うけど・・・

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