「はぁ・・・」
「どうしたの電?元気ないわね、そんなんじゃダメよ!」
「司令官さん居ないとこんなに寂しいものなのですね・・・」
それに何か変な気持ちもあるのです・・・
「それはズバリ・・・恋ね」
「はにゃ!?」
いきなり暁お姉ちゃんに言われてびっくりした
「私くらいのレディ-だとすぐに分かるのよ」
「暁・・・レディ-はそんな超人じゃないと思うよ」
「・・・分かんないのです」
「ただ単に寂しいだけじゃないのかい?電と司令官はずっと一緒だったからね」
「そうだと・・・思うのです」
「まぁ、せっかく司令官が居ないんだ。自由にいろいろしようよ」
「司令官いても私たち結構フリ-ダムだけどね・・・赤城さんの一人ボーキ祭りとか」
「あ、あはは・・・アレは司令官さん号泣してたのです・・・」
今にも飛び降り自殺しそうな勢いで泣いてたのです・・・
「そうだ、午後から4人で遊びに行こうよ!」
「でも雷お姉ちゃんお留守番しないとダメなのです!」
きっと司令官さんも怒るのです!
「ええ~・・・でも司令官が呼んだ人たちが来るって言ったじゃない」
「お客さんに留守番させるわけにはいかないのです!」
「いや・・・そのお留守番に来るんだけど・・・」
「あれ?そうなのです?」
「聞いてなかったの・・・?」
「わ、忘れてたのです・・・」
そういえばもうすぐその人たちのお迎えに行かなくちゃなのです!
「そろそろ来る時間じゃないのかい?」
「あ、そうなのです!」
「金剛さんも一緒にお迎えに行きたいって言ってたわよ?」
「じゃぁ、行きたい人は寮の前に集合なのです!」
どんな人が来るんだろう・・・怖い人じゃなければ・・・いいかな
なんてことを思っていると寮の前に続々と集まってきた。
「あれ?みんな行くのです?」
「せっかくだからみんな呼んでみたのよ!」
「暁お姉ちゃん・・・お疲れなのです」
「レディ-だから当然よ!」
「比叡!気合!入れて!お迎えします!」
そんなことを言ってる比叡さんの手にはクッキ-らしきものが
「あ、あの・・・榛名さん・・・あの比叡さんが持ってるのって・・・」
「あ・・・はい・・・お姉様の静止を振り切って作っちゃって・・・」
大丈夫なのだろうか・・・
「とりあえず門の前に行くのです!」
もう着くのかな・・・そんなことを思っているとヘリコプタ-の音が聞こえてきた
そのヘリはすぐに近づいてきて司令部前の開けた場所に着陸した
「おお・・・すごい屈強そうな兵隊さんが・・・」
その隊長らしき人はこちらに近づいてきて・・・
「君が艦娘か?」
「特三型駆逐艦電なのです!」
「俺はプライスだ。よろしく。ところでイギリス生まれの子がいると聞いたんだが・・・」
「あ、金剛さんなのです!」
金剛さんを呼ぶと・・・
「英国で生まれた帰国子女の金剛デ-ス!」
「君が金剛か。私は元SAS隊員のプライスだ。」
「Oh!SASということはイギリス人デスカ-!」
「そうなるな。あそこのモヒカン野朗もイギリス人だ」
「ダンディな方ネー!」
「とりあえず立ち話もなんだ。鎮守府内に案内してくれないか?」
「お任せなのです!」
そのときプライスさんが帽子を脱いだ。
ふと後頭部を見ると見事なハゲが・・・
「あの・・・もしかしてプライスさんって司令官さんの元上官さんですか?」
「ああ、そうだ。よく知ってるな」
「司令官さんが話してくれたのです!」
「しかしアイツもこんな可愛い娘に囲まれてさぞ幸せだろうな・・・」
なんていう他愛もない話をしながら鎮守府内を案内して回った。
そのあとは金剛さんがティ-タイムを開いてくれた。
すごい偶然でみんなイギリス人で金剛さんとすっかり意気投合した。
そういえばあのモヒカン野朗って言われた人は司令官が返ってきたらちょっと爆破するって言ってたのです・・・し、司令官は私がお守りするのです!
ちょっと今回は短い&あまり面白くないかも・・・