これ・・・処理どうしよ・・・
気絶した少佐を見て嘆いていた。
「この生ゴミどうするのです?」
「お、お前結構怒ってる?」
「激おこなのです」
笑顔だが額に青筋浮かんでる・・・
なんてことしてると・・・
「う・・・ぐ・・・」
あ、起きた。
生命力だけは強いね
「うっ・・・ここは・・・」
「あ~・・・少佐、置きました?」
「・・・司令官殿か・・・?あれ・・・まだ視察にはついていないはずだったが・・・」
やったぜ、記憶富んでる。
「ああ、お疲れのようでちょっと寝てましたよ」
「見苦しいところをお見せしたな・・・すまない」
「いえいえ」
こちらとしたら覚えられてるのがめんどくさいからむしろ好都合だぜ
「ところで視察って何なんです?」
「ああ、そうだな・・・その前に司令部から預かった話なんだが・・・」
「何です?」
「君の鎮守府・・・何故こんなにもアメリカの航空機・・・それに米軍が多い?」
「あれ、俺の前歴知りません?」
「元空軍・・・あとは米軍だろ?」
「そうですよ。だからちょいちょいアメリカから物資輸入したりとか」
「なるほど・・・まぁそれならいいんだが・・・」
お、さっきみたいにキレなかった。
後ろで電が笑顔でスタンバってるけど・・・
「あ、それとだ、君にもうひとつ司令部からのお願いでだな」
「ん?お願い?」
「まぁ出張だ。秘書艦を連れて」
「へぇ・・・」
「呉に新人提督が着任したんだがそこの教導に行ってやってくれ」
「あ~・・・了解です」
めんどくさいなんて思ったのはナイショ
「ところで提督殿」
「何です?」
「何故君の鎮守府はこんなにも意味の分からん武装が多いんだね」
「い、意味の分からん?」
え、結局その話に戻るの!?
「当たり前だろう。ほかの鎮守府でさえ対空砲程度だぞ?それを何故、誘導弾などという兵器を配置してあるんだ」
「いやまぁ・・・防衛でして・・・」
「防衛にそんなものが必要なわけあるか!」
「いや大有りでしょ!」
「いや無い!この伝統ある日本軍にミサイルなどという兵器など必要ない!」
「いやいやいや・・・」
「言わせてもらうがな提督殿!こんな甘っちょろい事をするから錬度が上がらないんだ!」
「ええええ・・・・関係なくね・・・?」
「関係は大いにある!そんな兵器に頼って何ができる」
「敵の撃破」
逆に敵の撃破以外何ができるんだよ・・・
「いいや出来ない!そんな甘い考え方で戦争に勝てるものか!捨て身の精神で突撃し撃破してこそ日本軍だろ!」
「何かそれ違う希ガス」
「違わない!」
なんて言い争いしてると・・・
<<警報!!警報!国籍不明の爆撃機、鎮守府に接近中!>>
「ば、爆撃機だと!?」
「いい機会だ、君の艦隊の錬度を見せてもらおう」
「いや・・・今回は出しませんよ・・・?」
とりあえず無線で・・・
「スクランブル配置の機はただちに離陸、写真撮影と警告射撃を行え!」
<<てーとく、撃墜しなくていいの?>>
「撃墜は出来たら頼む、ただ、味方の場合があるから注意しろよ」
<<了解!>>
外を眺めると2機のF-14Dが離陸していった。
あ、もちろん妖精さんね
「ジェット機だと・・・?どこまでふざけてるんだ!」
「いや・・・近代化して何が悪いの!?」
「悪いに決まっている!そんなので日本軍を語るなど・・・この非国民めが!!」
「ええええええ!?普通そこまで言う!?」
もう怒りというか呆れというか・・・
なんてやり取りを10分ぐらいしてると・・・
<<てーとく、爆撃機はアメリカのB52だったよ>>
「ん?この鎮守府にか?」
<<うん、何かてーとくが注文したものお届けにだって>>
宅配便をフライトプラン未提出アンド爆撃機で届けんな!!紛らわしいわ!!
「貴様・・・今度は何を買った!?」
「え、ええっと・・・CIWSと対空ミサイル一式・・・」
「はぁ・・・もういい・・・」
やったぜ、諦めた
「とりあえず、鎮守府の視察だ。施設の案内をしてくれ」
「了解です」
とりあえず外連れ出すか・・・
何で本部はこんなめんどくさい人種を送ってくるんだチクショウ
「とりあえずここが艦娘寮、その向こうは工廠です」
「ふむ・・・なかなかいい立地だな」
「んで・・・この先には一応立ち入り禁止なんですけど・・・行きます?」
「立ち入り禁止?何がある?」
「ミサイルサイロ」
一瞬イラッとした顔をしたが頑張って真顔に戻してた。
てかコイツ真顔がニヤケ顔ってちょーキモいんですけど~
まぁそんなこんなで施設も見終わり・・・
「ふむ・・・まぁまぁだな・・・」
「そりゃどーも・・・」
とりあえず途中からミサイルをノリノリで観察してたぞコイツ・・・
「ふむ・・・まぁ・・・問題は無いか」
よし帰れ!さっさと帰れ!
「よし、特に大きな問題も無いな。私は本部に帰るとしよう。提督殿、出張はよろしく頼むぞ」
「了解っす」
やったぜ・・・視察もそんなかからなくて助かった・・・
とりあえず一応義理なので送って行ってやろう・・・
「少佐、帰りは何で?」
「ああ、車だ」
・・・轢かれろ!
とか思ったけどまあいいか
「そういえば艦娘の量が少ないな、どうしたんだ?」
「あ~・・・演習行ったり遠征行ったりですね」
なんて話してると・・・
「提督提督提督うううううう!!!!!」
「ん?」
あれ・・・島風か?
「島風か?どし・・・」
「ぎゃあああああああああ!!!!」
艤装装着したままの島風に少佐が跳ね飛ばされていた・・・
時速40ノット・・・うわぁ・・・時速80kmで跳ねられるとか・・・しかも駆逐艦に・・・
「おうっ!?」
「いやおうっ!じゃねえよ!!人身事故起こしてんじゃねーかああ!!!」
「あれ、何か跳ねたの?」
「何かじゃねえええええ!!!」
本来なら嬉しいんだけど・・・・
本部にどう報告しよう・・・
「お前・・・駆逐艦が人身事故って洒落になんねーぞ!」
「おうっ!」
「だからおうっ!じゃねえええええええええ!!!!」
ちなみに肝心な少佐は海に飛んでいったあと何故か飛び出してきたクジラに食われてた。
・・・・なんで鎮守府近海にクジラ生息してるんですかねぇ(困惑
「はぁ・・・とりあえず電話かけとこ・・・」
本部のほうに電話をつなぐ。
どう言おう・・・・
<<む、どうした?君からとはまた珍しいな、寺田君は何してるかね?>>
「ああ・・・その・・・少佐なんですけど・・・」
<<?>>
「クジラに食われちゃって・・・」
<<ファッ!?>>
今電話越しにありえん声が聞こえた気がする
<<え、ちょ、どういうことだね!>>
「で、ですから・・・海に落ちてクジラに・・・」
<<な、なぜ海に落ちたんだね・・・>>
「あ~・・・何か白い粉吸って錯乱したっぽいです」(大嘘)
<<やはりか・・・実はヤツは違法薬物をしてる疑いがあってな・・・>>
え、マジ?ラッキ-
<<ふむ・・・まぁ自業自得だ、君に責任はない>>
「はぁ・・・ありがとうございます」
<<ところで・・・呉に出張は聞いたかね?>>
「ああ、はい」
<<あれな・・・明日で頼む>>
「ファッ!?」
早くね!?
<<着任が早まって・・・すまない!頼む!>>
「ま、まぁ・・・大丈夫ですが・・・」
<<では頼むぞ!>>
いきなりすぎんよ!
まぁ・・・電も一緒に来てくれるからいいんだけどね
とりあえず電話を切り司令室に帰る。
「ふぅ・・・ただいま~」
「あ、おかえりなのです!生ゴミはどうなりましたか?」
「・・・まだ怒ってる?」
「激おこなのです!」
「まぁアイツなら島風に人身事故起こされてクジラに食われたよ・・・」
「・・・ざまぁ」
電の口が悪くなっていく・・・嗚呼・・・
「あ、電、明日出張行くぞ」
「は、え!?」
「呉鎮守府の新人提督の教導だとさ」
「わ、私もですか?」
「うん」
まぁいきなりすぎるよな~
「い、急いで準備なのです!」
そういうと電は急いで司令室を飛び出していった。
俺は・・・とりあえずその新人とやらを見とくか・・・
え~っと・・・デ-タベ-ス開いてっと・・・
「コイツか?」
女性提督なんて珍しいな・・・年が・・・
「年が18!?」
高校生!?いいのこれ!?
「ま、まぁ・・・いいか・・・」
とりあえず仕事は終わってるし部屋に帰るかな。
時刻は1700・・・疲れた~・・・
学生時代のバイトに比べたらマシだけどね
「ただいま~」
「あ、おかえりなのです!晩御飯はもうちょっとでできますよ」
「お、ありがとう。今日は何?」
「今日は電特製カレ-なのです!」
「おお!そりゃ楽しみだ!」
あ~・・・カレ-の香りが・・・
てか・・・このカレ-、駆逐艦「電」じゃなくて護衛艦「いなづま」のカレ-の香りにそっくりなんだけど気のせい?
「電、明日なんだが朝の4時の始発でここ出ようと思うんだけどいい?」
「朝の四時の電車ですか?」
「いや、五時のだけど4時前にはここ出ようかなって」
「そうですね・・・遅れたくないですからね」
「とりあえず向こうには行くことだけ伝わってるらしいから」
「なのです!」
電はご機嫌でカレ-を煮込んでいる
「あ、明日から当分指揮を誰に任せよう・・・」
「ん~・・・アンドロメダさんあたりがいいのではないですか?」
「確かにな・・・秘書艦は・・・ケストレルでいいかな」
「そのほうがいいと思うのです!」
「あとは・・・そんなもんか」
事務処理みたいなのも終了したのとほぼ同時に電のカレ-も出来上がる。
「おお!!うまそう!」
「召し上がれなのです!」
笑顔で差し出してくれる・・・ああ・・・可愛い・・・
そして美味い!!
「し、司令官さん食べる速度すごいのです・・・」
「おかわり!」
「な、なのです!」
うますぎる!(某ヘビ風)
「ふぅ~・・・食った食った・・・」
「すごい食べっぷりだったのです・・・」
「だって美味かったしな!」
「えへへ・・・今度は司令官さんの作ったものも食べたいのです」
「お、いいぞ!俺の学生時代は紛いなりにもホテルの厨房勤務だったからな!」
「はじめて聞いたのです!」
「腕が衰えてなければ何か作ってあげるよ」
「なのです!」
さて、風呂でも入るかな
「電、もう風呂行って寝ないか?」
「もう・・・ですか?」
「明日早いしな」
「そうですね・・・私も行くのです!」
というわけで風呂に行く。
今日はのんびりつかろっと・・・
そんなわけで風呂にのんびりとつかりのぼせる前には出た。
てかこの浴場・・・男俺だけなのに広すぎないか・・・
「ふ~・・・ただいま~」
部屋に帰ってもまぁ・・・電はまだ帰ってきてない。
さて、布団しいて寝る用意はするかな
布団を敷いてると電も帰ってきた。
「司令官さん早いのです・・・」
「ははは、まぁ男なんてそんなもんだよ」
「そう・・・なのです?」
てか何か電がやたらと顔赤いし目がキョロキョロしてんだけどどうしたんだろう・・・
風邪かな?
「さて、寝るか」
「あ、ちょっと髪だけ乾かしてくるのです!」
「はいよ~」
とりあえず俺は布団入っとくかな
「ふあああああああ・・・・」
「お疲れなのです?」
「ちょっとな・・・」
「し、仕方ないですね・・・」
「ん?仕方ない?」
すると電が・・・
「えいっ!」
「ファッ!?!?」
いきなり後ろから抱き着いてきておまけに俺のMy sonに手を伸ばしてきた。
どゆこと。
「いいいい電!?どした!?」
「い、イクちゃんから・・・その・・・司令官を元気にする方法教えてもらったのです・・・」
「・・・・・・・・アイツ・・・」
「で、ですからこ、今晩は寝かせないのです!」
「待ってお願い待って」
「も、もう待てないのです!わ、私だってそういう気分になるときはなるのです!駆逐艦の夜戦を舐めたらダメなのです!」
「ええええええええええ!?!?」
いろいろ状況が掴めないが・・・とりあえずイクGJ。
帰ったらビ-ルおごってやる(フラグ
まぁそんなことしてる間に電はまた生まれたまm(ry
~朝~
「んんんんん・・・・いててて・・・」
まだ外は暗い、まぁ今3時だしな
「電~・・・?」
「すー・・・くー・・・」
「可愛い寝顔しやがってコイツは・・・」
とりあえず電は疲れてるようだしおんぶでもして連れてってやるかな。
てか着替えどうしよ・・・まぁ・・・どうせ昨日はアレだったから今更、電の服着替えさせるのがどうとか言うんではないけどな・・・
起こさないようにするか。
「起きるなよ~」
とりあえず寝巻きだけ脱がせて普段着のセ-ラ-服を頑張って着させてみる。
「ふっ・・・ぬんっ!!」
難しい・・・!
まぁ、5分くらい格闘して何とかなった。
「さて・・・行くかな」
電はまだ可愛い寝息を立てて寝ている。
すると・・・
「隊長」
「お?どした?」
アンドロメダが部屋まで来ていた。
「あ、起きてましたか」
「ああ、どした?」
「いえ、今日は私が指揮官ということでいいんですよね?」
「ああ、そう伝えたろ?」
「ちょっと不安でして・・・」
「気にすんな、困ったことがあったら俺に連絡して来い。あともし敵泊地見つけたら、鎮守府にある装備全部使っていいからヤツらを石器時代まで戻してやれ」
「りょ、了解です」
「さて、俺はもう行くよ」
「あ、お荷物持ちましょうか?」
「あ、すまんお願いできるか?」
「はい、お任せください」
「電の荷物だけ持ってやってくれ。あともし忘れ物あったら空輸で空中投下してくれたらいいから」
「だ、大胆ですねぇ・・・」
「いいのいいの」
「駅までですか?」
「いいのか?」
「いえいえ、私もちょっと朝の散歩と日の出を見たかったので」
「そか、そんじゃお願いするよ」
「了解です」
そんなわけで二人で鎮守府を出る。
電は相変わらず可愛い寝息を立てている。
「ねぇ隊長」
「ん?」
「電ちゃんどうしたんですか?」
「ああ、疲れが溜まってたみたいだな」
「そうですか・・・あ、そういえば隊長」
「ん?」
「い、電ちゃんともう・・・その・・・やっちゃったんですか?」
「・・・・!?」
「し、しちゃったんですか」
「ま、待て・・・まだアレだ・・・その・・・」
アンドロメダは顔を真っ赤にしつつも興味津々で聞いてきやがる
「どうなんですか?」
「そ、そりゃお前・・・」
「やっぱりですか~・・・ケストレルさんと賭けてたんですよ」
「おい」
「でも私の勝ちですね♪避妊してたっぽいので」
「何で知ってんの・・・!?」
「なんとなくです」
「そ、そか」
なんて話してるうちに駅に着いた
「すまんな、荷物持たせて」
「いえいえ、ではお気をつけて」
「おう、ありがとな」
アンドロメダは少し微笑んでから鎮守府に帰っていった。
電車はすぐ来たのでとりあえず乗る。
東京駅から新幹線に乗り換えないとな・・・
「ふぅ・・・」
電を椅子座らせて俺も一息つく
電の艤装は後からC130で空中投下してもらう予定だ。
「す~・・・す~・・・」
電はまだ気持ちよさそうに眠っている。
とりあえず少しだけはのんびり出来そうだ。
・・・東京駅って何であんなに迷路なんだろうね。
「そろそろ東京か・・・」
次の駅が東京だ。
とりあえず電を背負って荷物を持つ。
電自体は軽いからそんなに苦じゃない。
とりあえず新幹線乗るか。
電光掲示板から広島行きを探して乗り込む。
「ええっと席は・・・あったあった」
電を窓際に座らせてやって荷物を置く。
ふぅ・・・疲れた・・・
「すー・・・くー・・・」
まだ朝の6時前、お疲れだなホント
電の幸せそうな顔を見ながらそんなのこと思ってると・・・
「ん・・・んんんんん~~~~・・・」
「おはよ、電」
「ふあああああ・・・おはようなのです・・・あれ・・・?」
「ああ、もう新幹線だよ」
「あれ!?い、今何時ですか!?」
「6時前」
「ごごごごごめんなさいなのですうううう!!!」
「そ、そんなに謝んな」
「で、でも・・・」
「よしよし」
「はぅ・・・」
「あと4時間ぐらいかかるんだ、寝とくか?」
「い、いえ・・・もう大丈夫なのです」
「そうか?」
とりあえず電は目が覚めたそうなのでよかった。
あとはのんびり電車の旅だな。
「ふああああああああ・・・・・」
「司令官さんが今度は眠そうなのです」
「ちょっと眠いかな・・・」
「寝とくのです?」
「うん、ちょっと寝るよ」
「了解なのです!おやすみなさいなのです」
「おやすみ~」
とりあえず30分ぐらい寝とこ・・・
~4時間後~
「ん~・・・・はっ!?」
いつの間にか岡山駅を通り過ぎていた。
「あ、おはようなのです」
「お、俺こんなに寝てたのか」
「はい、ぐっすりでしたよ」
「う、すまん・・・」
「ぜ、ぜんぜん大丈夫なのです!」
とりあえず降りる用意だけはしとかないと・・・
いろいろしてるうちに広島についた。
駅からは向かえがくるのでそれに乗って鎮守府へ向かう。
「新人の提督さん・・・どんな人なんでしょうか・・・」
「ん~・・・写真見た感じ清楚な女の子みたいな感じだったぞ」
「女性の方なのです!?」
「あれ、知らなかった?」
「い、今知ったのです・・・」
「あら、マジか」
そんな話をしてると目の前にどっから持ってきたのかBTR-60が来た。
・・・なんでロシア製の兵員輸送車なんですかねぇ・・・
とりあえず呉行きみたいなので乗り込む。
中は改造してあって装甲がくっついた高級リムジンみたいだった。
新人か・・・
やるべきことは一つだな(ゲス顔
やはり、先輩として洗礼は受けさせないとなぁ・・・ハッハッハ
え、何するかって?そんなもんお前、ALL999建造よ!
最初のほうは面白くないかも・・・あ、それと新人提督はオリキャラですので悪しからず