「おしっ!全員いるな!ブリ-フィングをはじめる!」
艦隊司令部の建物内にあるブリ-フィングル-ムに総勢30人が集まった。
「これよりバンカ-ショット作戦について説明する。電、デ-タを出してくれ」
「なのです!」
スクリ-ンに鮮明な海図がCGで表示される。
「今回の目標は敵泊地の制圧及び占領にある。また横須賀鎮守府所属部隊のみ出撃となる。本部は俺達のほうが錬度が高いと判断したんだろう。また作戦名の通り、目的地はバンカ-まみれだ。」
バンカ-の数はおよそ50を超える。これは偵察機がかろうじて撮影できたものであってまだ数があるだろう。
「作戦の詳細は・・・」
作戦はこうだ。
まず偵察、その後戦艦より艦砲射撃が行われる。
その後上陸船団とその護衛艦隊が前進、航空機が近接航空支援を行う。
また今回の上陸船団は米海軍海兵隊によって行われる。
ちなみに妖精さんだったり。
・・・・アメリカの妖精さん、普通にそこらへんの人と変わらんのだよな・・・身長の最高は150cmくらいだけど・・・アメリカンサイズっすな。
「今回の編成は、戦艦隊は無論、全員出撃。空母もだ。シンファクシはいざと言うときのため、戦艦隊と行動してくれ。上陸船団の護衛には第六駆逐隊を派遣する。それ以外は鎮守府で待機だ。ただし、全員いつでも出撃できるように。」
すると赤城が・・・
「提督、敵の戦力と注意点などはありますか?」
「敵の戦力か・・・情報が少なすぎてな・・・ただ姫級は確実にいるだろう。それと・・・」
少し言葉が詰まる。
状況が地味に深刻なのだ。
「なぜこんなに状況が分からないかと言うとだな・・・」
俺はPCをいじり一つの画像をだす。
「この衛星が破壊されたんだ。」
「衛星?」
「軍事用偵察衛星だ。放置してあったのをハッキングして俺の鎮守府専用にしてやった。」
何でかウチの海軍のお偉いさんは偵察衛星を使いたがらずWW2のごとく偵察機の情報に頼りやがる。ほかの提督連中も・・・
「俺の予測だが・・・ユリシ-ズが関係あるかも知れない。」
「ユリシ-ズ?どうしてです?」
「軌道上にはまだユリシ-ズの欠片は1万以上あるんだ。地球に降り注いだのは迎撃できて6000程度だがな。まだ石ころサイズから戦艦並みの大きさまでさまざまなのがある。」
「・・・落下が近いと?」
「いや、まだ分からない。」
ユリシ-ズが衛星を破壊したのであればもう少し証拠があるはずだからな。
宇宙空間なら小さい釘でも下手すれば衛星一つガラクタにできるからそれのせいかも知れない。
「今回の作戦、俺は空中管制機から指揮を執る。質問あるか?」
手はあがるのでなさそうだ。
「よし、本日1600より作戦開始だ!全艦は移動を開始!ここから4時間の位置で他の艦隊と集結することになる!」
「了解!!」
全員からヤル気のこもった返事が来る。
「今日は俺の誕生日だ、プレゼントには勝利を頼む」
「・・・あの、司令官さん・・・司令官さんの誕生日って2月じゃなかったのです?」
「いや、一回言って見たかったんだよこのセリフ」
「ちょっとボケが始まったのかと思ったのです・・・」
「待って、酷くない?」
「・・・冗談なのです」
とデートの後からちょくちょく見せてくれるようになった最高の笑顔で言った。
そして電は暁、響、雷とともに艤装を装備し出撃した。
俺もすでに滑走路に用意してあるE-767に空中管制指揮官として乗り込む。
コ-ルサインはもちろん「スカイ・アイ」だぜ!
(L。□_□)[Mobius1 Engage!]
さてさて今回はエスコンネタを全面に出すよー!
・・・上陸戦といったらあの筋肉も必要だよね?ね?