IS 灰色兎は高く飛ぶ   作:グラタンサイダー

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 一丁前にもスランプのようなものに掛かり先送りにしようとしていた部分をなんとか形にできました。
 今後このような事がない様に努力しますが、もしもの時はまた宜しくお願いいたします。


44.グレー・スケール・チルドレン ②

『この音なんだ?』

『静穂の銃からだね。きっと充填してるんだ』

『まだ動いてるのかよ!? 零落白夜はもう出せないぞ!?』

『こっちだってもう弾薬もないよ。とはいえ静穂は機体よりも自分の方が限界だけど』

 力の尽きかけた駄々っ子を抱きとめるデュノアは泣きが入りそうだ。

 デュノアの肩に顔を寄せる汀の、一部欠損したマニピュレーターが彼女の脇腹に触れては離れを繰り返している。

 まだ戦っているのだ。当人はボディブローのつもりでもデュノアに眉根を寄せさせるだけにしかなっていない。

 ――と、早速だ。

『織斑先生』

「どうした」

『成功した、と判断してもいいのでしょうか?』

 ふむ、と千冬は眉根に指をやる。成功か否かと言えば、今の状態は失敗だ。

 まだ動く、という事は汀の洗脳された部分がまだ残り、生きているという事だ。千冬はその部分だけを完全に殺しておきたかった。汀はまだ洗脳の呪縛から開放されていない事になる。

 だが完全に動かないとなってしまうとやり過ぎて命を落としてしまったともとれる。今の汀には心音や脳波では判別しかねる。世界中の何処にも今と同じ症例は存在しない筈だ、ISが搭乗者の心を分解し保護しようとする前例など他にあってたまるか。

 それにもしも、まだ汀の中で移行が済んでいないとしたら。

 ……難しい所だ。成功ではない。だが失敗ともいえない。

「そこまで弱らせたならば対処のやり様はある。後はこちらに任せろ」

 通信を切った。

 隣では山田先生が実況席の黛に試合終了の指示を伝えている。

 客からすればこの祭は終わりだが、運営する側からすればここからが長いのだ。

 千冬は頭痛を押さえ込むように手をやる。本当に問題だらけだ。

 亜毛が口を開いた。

「ここまでとはな。連中はなんという事をしてくれたのだ」

「ええ。ですがこれで終わりでしょう」

 言って千冬が亜毛を見ると、携帯電話に耳を当てている彼は大きく目を見開いていた。

「……議員?」

『何だ!?』

『一夏! 下!』

「!?」

 見れば一夏達の足元に広がった液体、日の光を受けて輝くそれに波紋が広がり、次第に波打ち始めている。

 シュヴァルツェア・レーゲンは、VTシステムは、まだ動く。

 金属の水溜り、その中心が爆発、水柱を上げた。

「織斑君! デュノアさん!」

 弾き出されたように一夏が背中から着地した。その腕の中にラウラはいない。

 同じく弾き出されたデュノアは腹部を押さえ呆然と、自分の居た場所から目が離せないでいた。

『シャルル! 無事か!? 静穂は!?』

『……押された』

『シャルル?』

『静穂、ぼくを突き飛ばした!』

 先程まではその練習であったかのように。汀はボディブローの要領でデュノアを押し退けたのだ。

 千冬は舌を鳴らす。再起動したVTの前に汀が無造作に横たわっている。

 偶然にもデュノアはVTシステムの射程から逃れたが、汀はそのままの位置、剣の間合いの中に一人置き去りだった。

「織斑君! 何とかならないのか!?」

 今から向かっても間に合わない。一夏の瞬時加速でも零落百夜がなければ犠牲者が二人になる。

 見殺しにする事実に、千冬は憤りのあまり舌を食いそうだった。

 

 

「……まだ、まだ動く……」

 近くの観客が呆然と呟くのを聞きつつ、楯無は実況席から立ち上がる。

「!? たっちゃん!?」

 実況の薫子の驚愕に楯無は、

 もう我慢などできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 剣を振り上げるVTシステムに向かい一夏は飛んだ。

 なけなしのシールドエネルギーを消費した瞬時加速。

 だがそれは最悪の結果を招いた。

「一夏!」シャルロットが叫んだ。

 その先で一夏は白式の展開が解除され、地面を転がっていく。

 瞬時加速もできない程に白式のエネルギーは消耗していたのだ。

 硬い地面が一夏のISスーツと皮膚を削る。それでも一夏は立ち上がり、走った。

 感情に身を任せた叫び声を上げて。

「やめろおおおっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 外からの音は、いつだって銃声のように響いてくる。

 壁と壁の中。水道パイプと電話線とガス管と電気ケーブル以外は入り込む余地の無い空間に、少年はいつもそこにいた。

 少年は耳を塞ぐ。今日は一段とけたたましく、恐ろしかった。

 少年は待っている。自分をここに隠した人達が、目の前の扉を開けて自分を連れ出してくれるのを。

 そして知るのだ。彼らはもういない事を。何度も、何度も。

 ――だが今回は違った。

 扉がうっすらと開く。そして何もない。

「……?」

 おかしい、と少年は思った。いつもならば誰かが顔を出し、自分を脇から持ち上げて此処から出してくれる筈だ。

 そしてその誰かは死んでしまう。それが彼の見るいつもの光景だ。

 それがない。細い光が差し込む程度にしか扉は開かず、そのまま放置されている。

 ……その時、少年は初めて自分から扉に手を掛けた。

「――嗚呼、やっと遭えた」

 扉を出て、そんな声が少年に掛けられた。

 誰かがいる。いや、この姿は知っている。

 10歳程度の少年だ。顔を一部縦に切り取るように傷跡が走っている。

 自分の姿だ。

「だれ」少年は言った。「その格好は僕のだ。マネをするな!」

 対してもう一人の少年は電灯の光をスポットライトのように浴びて、「そうです。この姿は貴方だけのもの。だから私は貴方になる」

「……何それ」

 難しいか、ともう一人の少年は頬を掻く。その身体に僅かなノイズが走る様子に、本来の少年は身を竦めた。

「では自己紹介をしましょう」

 言うと彼の身体にノイズが走る。次の瞬間、少年の姿に違う人間の姿が重なった。

 少女だ。年は少年の姿より少し上。所々が擦り切れた灰色の和風ゴシックドレスに懐中時計が幾つも縫い付けられ、片眼鏡を装着している。

「私はグレイ・ラビット」スカートを摘み恭しく礼をする彼女は微笑んで、「この時を待ち望んでおりました。我が主様」

 

 

「あるじさま?」

「私は貴方のもの、という意味です」とラビットは説明した。

 その回答に少年は首を横に振る。

「あら」

「違うよ」少年は否定する。「グレイ・ラビットは僕のじゃない」

「……それはどうして?」

「僕の知ってるグレイ・ラビットはISで、そのISはお姉ちゃんのものだから」

「これはお話がしやすいようにこの姿を作りましたので」

「違うよ」

「主さ――」

「だから違う!」

 いつしか少年は俯き、泣いていた。

 認めたくない、分かりたくない。本当はその逆だから。

 認めているから、分かっているから。

 彼女がISである事も、この場にいるのがグレイ・ラビット当人である事も。

 そして愛する義姉は、もういない事も――

 子供の我侭だという事も、少年には分かっている。

 死んだものは、もう戻らない。壊れたものは、決して元通りになる事はない。

 ラビットにも少年の心の内は理解していた。伊達にこれまで繋がっていた訳ではない。

「主様」ラビットが諭すように問いかける。「残念ですが時間がありません。外では主様が大変ですので大事な事だけ」

 ……大事なこと? と少年が鼻を啜ってから聞くと、ラビットはディスプレイを投影した。

 そこに映るものは、

「お姉ちゃん」

『んー? 見えてんのかなぁ?』

 見下ろす視点で映るのは、少年の知らない義姉の姿だった。

『まあ見えなくても聞こえてるよね。

 はじめまして。今日から君と飛ぶんだけど、君、生まれも育ちも際物のじゃじゃ馬なんだって?

 大丈夫。私は年下ならポニーからサラブレッドまで扱える女さ。

 二人で一番になってやろうじゃないか』

 

 

『前言撤回。彼女には勝てない。

 こっちが銃を呼び出すより早く斬られるとかね、もう。

 世界最強(ブリュンヒルデ)は伊達じゃないね、うん。

 ……ちょっと義弟のところで泣いてくる』

 

 

『酷いと思った。

 前の職場にまだ籍はあるからさ? 菓子とか置いといたのよ。

 ……全部没収されてた。主犯は係長で、共同正犯は義弟。

 義弟ってば、あの煙草バ係長から見返りに高い菓子貰ってるし。私の菓子じゃ不満か!

 ……少し貰った。たしかに美味しかった』

 

 

 ――場面は移り変わっていく。構図は全て同じものだ。

 彼女達の、義姉からの一方的な会話。

 全て少年が知る義姉の顔だった。流す涙が悲しみから回顧へと変わっていく。

 彼女の愚痴にも似た、それでも幸せそうな語り口。だがそれも長く続く事はなく。

 その日の彼女は酷く取り乱していた。

『お願いラビット! 力を貸して!

 義弟が殺される! 前から疑ってたけどあいつまさかISに乗って行くなんて!

 大事な弟なの! 守るって約束したんだ!』

 

 

「……この後は、主様もご存知のとおり」ラビットは物憂い表情で独白する。「貴方に見せる事ができて良かった、私の大切な友人との思い出を、貴方には知っていて欲しかったから」

 この後、ラビットは彼女を失った。

 それ程彼女と加畑の姉との戦いは熾烈であったのだとラビットは思い返す。

「全てのリソースを使い私は考え続けました。あの時どうして彼女を守れなかったのか」

 しかし今日まで答は出ず、推測するより他になかった。

「私はインフィニット・ストラトス。でも搭乗者を守れなかった欠陥品」

 ……だが。

「……ネットワーク越しに貴方が横たわる姿をみた瞬間、私の役目が分かった気がしました」

 するとラビットは拡張領域から取り出すように、何処からか一丁の拳銃を手に取り、

 

――自分の顳顬に突きつけた――

 

 少年のすすり泣く声が止んだ。「ラビット?」

「これが私の出した結論です」ラビットがもう一方の手を拳銃に添える。「たとえ欠陥品の私でも、守る事は出来なくとも救う事ならば出来るのではないか」

「何してるの?」

「交代です、主様」諭す声でラビットは言う。「私の全てを、貴方に差し上げます」

「何それ」

「勝手ながら貴方を傷つけた事をお許しください。ですがこれで貴方は真に救われる」

 そう言うとラビットは微笑んだ。その所作に少年は見覚えがあった。

 嘗て少年を庇い、そして去っていった者達と同じ顔。

「死ぬの?」

「…………」

 少年の齢にしては、今生の別れはあまりにも多すぎた。

 表情だけで決意が分かる。声色だけで震えが分かる。

 その経験が少年を動かす事はない。諦めてしまう。

 我侭を言って、この態度を示した人々が止まった事は一度としてない。

「また僕は一人になるの?」

「――人の心は、傷つけられた部分を削り取ったとしても膨大です。とても私達の身体に、二つは決して納まらない」

「ラビット……」

 泣きっぱなしの少年の顔に、また新しく雫が垂れる。

 拒絶の涙だ、別れたくない。居なくならないで欲しいという懇願の涙でもある。

 彼はいつだって一人になる。相手が彼を想う程、彼に二度と、会う事はない。

「いやだ」と、少年は拒絶した。無駄だと分かっていても行ったその主張は、ラビットの求めた彼の姿。

 彼女の行いが報われたという証左だった。

「その言葉だけで、私は救われました」

 ラビットが引金に指を掛ける。少年が彼女へ向け走り出した。

「確かに貴方は一人になる」ラビットは目を瞑り、慈しむ笑みを浮かべ独白する。「でもそれは、貴方が何者にも縛られず自由になる事とは考えられませんか?」

 目を閉じたまま、少年の呼ぶ声に涙を流し、慈しむ笑みは一層強く。

「どうか、心持ちを高く。私と彼女が繋いだ命を、高く、高く」

 ……そして、

 

 

――電灯のスポットライトが、銃声によって落とされた――

 

 

 ――次にスポットライトが点き指し示すのは、灰色のボディスーツを身に纏う、少女と見紛う少年の姿。

 膝から崩れ落ち、長い髪を前に落として項垂れ、時折肩を震わせてすすり泣く。

 彼は、また一人になった。

「……お姉ちゃん」

 そう呼ぶ彼女は、もう居ない。彼を守る為にその命を捧げ、散っていった。

「……ラビット」

 そう呼ぶ彼女も、もう居ない。彼を救う為にその身を捧げ、散っていった。

 彼は、汀 静穂はただ一人、残された。

 かつり、と音が、駐車場に響く。

 戦え、と、静穂に投げかけながら。

「…………」顔を向けるでもなく、静穂は一人、呟いた。「…………うるさい」

 役目を果たせ、と声がする。

 利益を示せ、と呼びかける。

「うるさい!!」

 駐車場に置かれた車が次々と爆発、薄暗い駐車場を煌々と照らす。

「誰のせいでこうなった! お姉ちゃんも! ラビットも! こうなる必要が何処にあった!!」

 静穂がコンクリートの地面に落ちた拳銃を掬い上げる。

()()()のせいか!? わたしが生きているからこうなったのか!?」

 違う!! と叫ぶ。流れる涙の色は赤。

 

「全部お前達のせいだろうがあぁあああ――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――ぁあああっ!!」

「!?」

 突如とした咆哮に、一夏は一瞬足を止めた。

 次の刹那、

 

――VTシステムが振り下ろす刀を、静穂が左手で受け止めていた――

 

「静穂!」

「----------!」

 マニピュレーターが潰れ、装甲の隙間から血が垂れる。

 装甲で受け止め、生身の手で握り込み離さずにいるのか。

 次第に静穂が押し返す。

「う、ぅうううっ……!」

 歯を食いしばり押し返し、立ち上がる。膝が揺れながらも上体が持ち上がっていく。

 VTシステムは空いている左掌を静穂の顔に叩き付けた。

 その親指が静穂の眼窩に突き刺さる。

「!」

 一夏の後方でシャルロットが目を背ける中、一夏は目を離せないでいた。

 反れた上体、押し上げられた顎。

 VTシステムには誤算だっただろう。

 静穂の左目(そこ)はもう、既に急所ではない事を。

 VTシステムが唸りを上げる。静穂が歯を食いしばり押し返す。

 静穂の右手が腰で叫ぶ金切り声に伸びた。

 剣を抜こうと両手に力が込められる中、VTシステムの胴体に大型拳銃を突きつけた。

「ありがとう」と。

 もう会う事の叶わない相手に、謝罪でも、別れの言葉でもなく、

「ありがとう。お姉ちゃん、――――、」

 次いで名前を連ねていく。自分の為に散っていった大人達の名を。

 そして最後。彼女で終わらせるように。これ以上名を連ねる事のないように。

「――ラビット」

 引金が引かれる。全ての音を打ち消して、VTシステムの、レーゲンのISコアが遠くアリーナの外壁に跳ね返る。心臓を失った巨像は崩れ、中からラウラの姿が流されるように現れた。

 静穂はしばし佇み、右腕は大型拳銃を保持できず、マニピュレーターの指ごとラウラの側に落とした。

 潰れた両のマニピュレーター、捻じ曲がったサブアーム、反動を押さえ込んだ脚部のアクチュエーターは機能低下が著しく先程から火花を散らしている。

 何とも無様だ。もう飛ぶ事はおろかまともに動けやしない。

 自分の愚かしさが痛く身に染みる。洗脳というベールを脱げばその中身は自身の付焼刃で傷ついた、所詮はただの子供でしかない。

 約束も、友人も、自分すらも守れない、無駄に小賢しいただの子供。

 そんな自分に生きている意味はあるのか。自分の為に犠牲になった彼女らの方が、先に進む意味と価値があったのではないか。

 ……考えて、止めた。それは彼女らへの冒涜だから。

 彼女らに押し上げられて、今、自分はこの場で無様を晒してでも立っているのだ。

 その場を降りる事など論外、許されない。後はそこから一歩を踏み出し、進むのみが許される。

「静穂!」

 気づけばシャルルと一夏が走り寄って来ていた。静穂が潰れたマニピュレーターを振って返事をすると一夏は、

「平気なのかよ!?」

 そんな訳がない。

「……全部投げ出して死にたい気分だよ」

 そう言った直後に脚部装甲が煙を吹いた。踏ん張りが利かず前のめり。

 おっと、と一夏が慌てて静穂を抱きとめた。

「……スーツが汚れるよ?」

 今の静穂は血と埃と液状化した装甲に塗れている。

「言ってる場合かよ! 直ぐISを脱げ! 保健室まで運ぶから!」

「――それはお姉さんに任せなさい」

「!?」

「私がやった方が早いもの」

 シャルルでもない第三者の声を聞くと突然、

 

――装甲を細切れに切断され、全身を絡めとられて宙に浮いた――

 

『!?』

 止められた静穂も、静穂が腕をすり抜けた一夏も驚愕する。

 糸だ。それはまるで変貌したレーゲンの装甲を彷彿とさせるが透明度が全く違う。

 真水が紐状、糸状になり、ISスーツのみとなった静穂を持ち上げていた。

「あなた達はもう一人の子をお願いね」

 糸の根元、学園の制服を着た誰かが『救急』の二文字が記された扇子を振る。

 糸が手繰り寄せられた。男子にはない柔らかな指先が静穂の背に触れ、仰向けの状態へ促す。

「変な事考えちゃだめよ?」彼女はその一言で静穂の動きを止めた。「テクニカルノックアウト。あなたの負けは決まったんだから」

「……もし動いたら?」頭の中を読まれた静穂は諦観の境地で質問する。

 すると彼女は静穂の頬に指を触れて血を拭った。

 指先の血が剥がれるように宙に浮き、珠となったかと思えば全周囲に突き出す針球となった。

「身体の内側からこうするわ」とウインクで返された。

 それを聞いて静穂は項垂れた。ああ、本当に終わったのか、と。

 

 

 ――斯くして一夏達のトーナメントは終わりを告げた。

 公式記録はシステムの故意による暴走。IS学園生徒会長、並びに教員らの判断による無効試合となる。


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