ハイスクールD×D~チートが転生させたそうですよ?~ 作:夜叉猫
しばらく更新できなかったのは期末テストに追われていたからなのですよ……(苦笑)
今日からはまた更新していきますのでどうぞ、よろしくお願いしますっ!!(>_<)
それでは久しぶりの本編をどうぞ♪
Side 一誠
「……エクスカリバー破壊って……あなたたちね……」
額に手を当て、極めて機嫌の宜しくない表情を浮かべるリアス部長。
あの後、俺と小猫ちゃん、匙の3人は近くの公園に連れていかれ、噴水の前で正座を命じられていた。
「サジ。あなたはこんなにも勝手なことをしていたのですね?本当に困った子です」
「す、すみません……会長……」
支取会長の方も冷たい表情で匙に詰め寄っていた。匙の顔色は危険なほどに青く見える。……よほど怖いんだろう。
「支取会長。匙のやつをそんなに責めないでください。
今回のことは俺が協力させてただけっすから」
俺がそう言って、匙への助け船を出す。
そうすれば、支取会長は一瞬厳しい視線を俺に向けたが、ハァ、と溜息を吐き軽く首を振った。
「……今回は兵藤くんに免じてお仕置きはなしにします。……が、次はありませんよ?サジ」
「はいっ!!!以後気をつけます!!!」
敬礼しながら気持ちがいい程の声を張り上げて匙は言う。
「……イッセー。
なんでこんなに危険なことをしたの?
下手をすれば悪魔の世界にも影響を出しかねないことだったのよ?」
「……木場の奴を助けてやりたかったんです。
あいつの話を聞いたらいてもたってもいられなくて……」
正直に、偽ることなくそう口にする。
見れば小猫ちゃんも俺の言葉に首を縦に振って同意の意を示していた。
リアス部長はそんな俺たちに微笑ましいものを見るかのような視線を向け、頬をなでた。
「……バカな子たちね……。
本当に、心配ばかりかけて……」
「以後気をつけます……」
「……すいません」
……やはり、リアス部長の眷属になったのは間違いではなかった。
こんなにも優しい【
「でも、今回のお仕置きはしないといけないわね。
2人とも、おでこをだしなさい」
俺と小猫ちゃんは言われるがままに額を出す。すると、紅いオーラの纏った手で―――――
「……あぅ……?!」
「あ痛……っ!?」
―――――デコピンをしたのだった。
「使い魔を祐斗探索に出させたから発見しだい、部員全員で迎えに行きましょう?
それからのことはその時に決めるわ」
「「はい」」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
俺とリアス部長、小猫ちゃんが家に帰る頃には夕日も落ちて夜になりかけていた。
何故、リアス部長と小猫ちゃんまで家に来ているかというと、簡単に言えば夕食に誘ったのだ。
「ただいまー」
「お邪魔いたします」
「……お邪魔します」
俺たちが玄関で靴を脱いで上へ上がろうとしたとき、台所の方から母さんが顔を覗かせて、ニヤニヤと笑っているのが視界に入った。
「……な、なんだよ母さん」
「ん〜??
一誠ちゃんが女の子を3人もはべらせるようになったのがなんだか嬉しくって♪」
両の頬に手を当てテンション高めの母さん。
……3人はべらせるように……って……。
俺は苦笑いが浮かぶのを感じる。
そもそもリアス部長には
「あ、それよりそれより!
一誠ちゃん!こっちに来て!イイもの見れるわよ♪」
母さんは満面の笑みで手招きをする。
俺は首を傾げながらも台所の方へと向かってみることにした。
そして、台所を覗くと―――――
「な、なななな、何やってんだよ!!!?」
―――――そう叫んでしまっていた。
台所に居たのは母さんを除いて5人。
アーシアと夕麻、美憧、華那、綯奈だった。
何の変哲もない何時も通りのメンバーだが……しかし、その姿が俺の心を揺さぶり冷静さを奪ったのだ。
エプロン姿の5人。と、思ったが、ちょっと違う。肌の露出が必要以上に多いのだ。
つまりそれは―――――裸エプロン。
……あぁ……クラっときた……。
「……く、クラスのお友達に聞いたんです……。日本のキッチンに立つときには、は、裸にエプロンだって……。
は、恥ずかしいですけど……、に、日本の文化に溶け込まないとダメですから……っ!」
顔を真っ赤にして、もじもじしながらアーシアは呟く。
「わ、私はその……一誠くんが喜んでくれるかなぁ……って思って……」
恥ずかしがりながらもその姿を見せようとする夕麻。
「う、ウチはアーシアがするっていったから……仕方なくっす!」
必然的に丈の短くなるエプロンの裾を引っ張りながら頬を赤く染める美憧。
「私は葵泉さんに進められてだな……やはり恥ずかしい……」
そう言って頬は染めつつもクールな印象を損なわない華那。
「私は勿論ノリだ!」
綯奈は胸を張り、恥ずかしがることなくそう言い放った。
(……ちょっと待て……家の
しかも堕天使娘たちにまで広がって被害が拡大してんじゃねぇか!!!)
確かに絶景だけど!
永久保存レベルの絶景だけども!!
「……一応聞いとくけど……誰から聞いたんだ?アーシア」
ふと、冷静になった俺は予想ができてはいるが……一応の確認のためアーシアに質問を投げ掛ける。
「は、はい、クラスのお友達で桐生さんから……。……も、もちろん、下に下着は着けていません。スースーしますぅ……あうぅ……」
聞いてもいないことまで話してくれるアーシア。……アカン、この娘、天然エロ娘の階段を下手したら二段飛ばしで上ってるよ……っ!?
「また……またなのか……あのエロメガネ女ぁぁぁぁぁあっ!!!!!」
風呂の件しかり、毎度毎度あのエロメガネ女―――――桐生に頭を抱えさせられている気がする……。
「んふふ〜♪かわいいでしょ〜?
お母さん、こういうの大賛成よ♪
んん〜♪若い頃を思い出すわぁ……」
賢夜さんそこはダメよ〜♡と、母さんは体を抱きしめながら自分の世界へと旅立っていった。
……というか母さん、父さんとそんなことしてたんだな……。
「……私もしてみようかしら……」
「……ライザーにでもしてやってください。
ライザーなら飛び上がって喜びますよ」
「そ、そうかしら?」
顔を赤く染めながらそう言うリアス部長。
ライザー、援護はしておいた後は撃墜されないように頑張れ……。そんなことを心の中で祈ってみる俺だった。
「……まぁ、何より……みんな似合ってるよ。
昔の俺だったら襲いかかっちまいそうだわ」
正直今も封印した煩悩が炸裂しそうで大変です。
俺がそんな褒め言葉を述べるとアーシア、夕麻は顔を赤くし、美憧は頬を緩め、華那はクールな微笑みを浮かべ、綯奈は誇らしげに胸を張った。
そんな、個々様々な反応に俺は微笑ましくなり、頬が勝手に緩んでしまう。
と、そんな時、俺の服を後ろから引く手。
「ん?どうしたんだ?小猫ちゃん」
「……し、士織先輩は……ああいうの好きなのか知ってますか……?」
顔を赤くしながらそう聞いてくる小猫ちゃん。
俺はくすりと笑うと頷きながら口を開いた。
「好きなんじゃないか?
まぁ、士織なら人の好意を嫌がりはしないと思うぜ?」
「……ありがとうございます」
「おう」
それにしても小猫ちゃんはわかりやすいなぁ……。
俺はそんなことを考えながら、今は皆を見守ることにした。
……決して裸エプロンを記憶に焼き付けようという意図ではない。決してだ!!!
「そういえば父さんは?」
「それがまだ帰ってきてないのよ〜。
一体何処で何をしてるのかしらねぇ〜」
姿の見えない父さんのことを話題にすれば母さんが頬に手を当て、困ったようにそう言った。
「賢夜殿ならばまた夜回りでもしているのでは?
そして何か人助けでもしておられるのだろう」
「ありそうで困るな」
綯奈の言葉にそう返した俺はまぁ、心配する必要は無いだろうという結論を出す。
母さんも賢夜さんなら仕方が無いわねぇと言って微笑みを浮かべた。
本編の方はいかがでしたでしょうか?
楽しんで頂けたのなら幸いです♪
さてさて、ここから雑談なのですが……。
……最近物凄い悩みを抱えている夜叉猫さん……。
……太りました……(涙)
な、なぜですかっ!!(>_<)
やっぱりテスト期間で部活がなかったからですかっ!!?
3キロも太るってどういうことですか……っ!!!(>_<)
……心当たりがありすぎて泣きそうです……(涙)
……これはもう……明日からの部活で毎日全力を尽くさなければ……(涙)
とまぁ、どうでもいい雑談はこの辺で……(笑)
また次回お会いしましょう♪