ハイスクールD×D~チートが転生させたそうですよ?~   作:夜叉猫

31 / 80
皆さんどうも♪
最近絵を描くのが楽しい夜叉猫なのです♪



それではさっそく本編をどうぞ♪


~日常楽しみました~

どうも、兵藤士織だ。

 

今日は駒王学園の球技大会の日。

周りの生徒たちは何処か浮かれているように見える。

 

『漫画研究部の塚本くん、橋岡先生がお呼びです。至急、職員室まで―――――』

 

校庭に設置されたテントのスピーカーも休み無しにアナウンスを発し続けている。

体操服のジャージに身を包んだ俺はオカルト研究部の部員たちが集まる校庭の一角へと来ていた。

 

「そういやリアス先輩は何処行ったんだ?」

 

「あぁ……リアス部長なら部活対抗戦の種目確認に……っと……帰って来た」

 

テント方面から帰ってきたリアス先輩は不敵な笑みを浮かべている。

一誠と俺は顔を見合わせ苦笑いを浮かべてしまう。

 

「ふふふ……勝ったわよ、この勝負!」

 

「随分と強気な発言だが……一体種目はなんだったんだ?」

 

俺の言葉にリアス先輩はピースサインをしながら口を開く。

 

「ドッヂボールよ!」

 

リアス先輩が強気な理由を、部員を見渡し……何となく察した。

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

部活対抗戦前に行われるクラス対抗戦。

俺はバスケットボールを選択していた。

チームは俺、一誠、元浜、松田、そして羽鳥というクラスメイト。

 

 

 

「士織!」

 

一誠の呼びかけに顔を向けることなく走るスピードをワンテンポ速くする。

スリーポイントラインよりも内側まで走り、体を反転させるとまるで吸い込まれるかのようにボールが俺の手に収まった。

 

「行かせるかっ!!」

 

立ちはだかるのは相手クラスの男子生徒。確かバスケットボール部の生徒だったはずだ。

俺はわざと緩めのクロスオーバー用いて相手を自分に引き付ける。

 

「それくらいなら付いていけるぜ!!」

 

「いちいちうるさいな……」

 

俺は溜息を吐きながら……予定通り(・・・・)の行動を取る。

ボールを背面に移動させビハインドパス。

 

「なっ!?」

 

俺のプレーに驚愕の表情を見せる相手生徒。それを他所に俺からのパスを受け取った一誠はそのままドリブルで切り込んでゆく。

 

「よっ……と」

 

流れるような動作からのレイアップはゴールに吸い込まれていった。

 

「ナイッシュ」

 

「士織こそナイスパス」

 

俺と一誠はハイタッチを交わしながら自陣に戻りデイフェンスを行う。

 

 

 

「マンツーマン!」

 

「「「「了解!」」」」

 

もとより運動神経の良いメンバーで固めたチームのため大体のことはこなしてくれるため、指示が出しやすい。

俺はボールを持った相手生徒を担当する。

軽く圧を掛けてみれば慌てたようにボールを手放す。

 

「ちょ……っ!?ぱ、パス!!」

 

苦し紛れのようなパスだったが奇跡的にボールが回ってしまう。

 

「元浜!」

 

「!!」

 

俺の声に反応した元浜はそれだけで察したのか、パスを受けた相手生徒から少しだけ離れた。

すると、それをチャンスと思ったのか直ぐにシュートへと移行する。

しかし、焦って放たれたボールは飛距離が足りずにエアボール。

 

「一誠!」

 

「分かってる!」

 

一誠はいち早くボールを拾い、サイドへボールをパスした。

攻守の入れ替わりのため全員が走り出す。

出来ればディフェンスが戻る前にシュートへ移りたかったが……まぁ、良いだろう。

 

「松田!回してくれ!」

 

「ほれ!」

 

一誠程の精度ではないがなかなかの位置にボールが放られた。

俺がボールを持てば次はダブルチームでディフェンスにつかれてしまう。

……あぁ~……今度は突破だな……。

俺はふぅ、と息を吐くと間合いを開け、ドリブルを始める。

 

―――――ダムダムダムダム…ダム…ダム…ダム……ダム……ダム……ダム―――――

 

だんだんと遅くなるドリブルスピード。

目が慣れたであろうタイミングで―――――

 

 

 

 

 

―――――最速の低姿勢ドライブ!

 

「「っ!!?」」

 

一瞬の隙さえ出来てしまえば後は簡単、反応が遅れた二人を置き去りにしながら素早く抜いてゆく。

抜きさったが、リングから遠いため、そのままスクリープシュートへと繋げた。

 

「くっそぉぉおっ!!!」

 

無理矢理のブロックに飛んだ相手生徒だったが、ボールは嘲笑うかのように放物線を描き、ブロックなど無いものとしリングに吸い込まれていく。

 

「えげつないな~……士織」

 

「まだマシだろ……スリー打ってないし」

 

「……それもそうか」

 

そう言いながら再びプレーに戻っていった。

 

 

 

 

 

……これは余談だが、球技大会のバスケットボールでは俺たちのクラスが余裕の優勝を果たした。

さて、次は部活対抗戦のドッヂボールか……。

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

俺はバスケで汗をかいてしまったため、予備のジャージに着替え、オカルト研究部のメンバーたちに合流した。

 

「……何故に女子勢は皆ブルマ……?」

 

タオル片手に俺はそう口にしてしまう。

リアス先輩、朱乃先輩、アーシア、小猫。

4人が4人とも何故かブルマ姿という……何ともリアクションしにくい格好である。

 

「あら、士織。

あなたは着ないのね……ブルマ」

 

「あらあら……士織君は着ないんですの?ブルマ」

 

「あれ?士織さんは着ないんですか??ブルマ」

 

「……士織先輩も着てください……ブルマ」

 

「いや着ねぇよ」

 

「「「「えぇ~……」」」」

 

「残念そうにしてるんじゃねぇよ!!」

 

何度も言うが俺は男なのだ……。

何度目かわからない溜息を吐いてしまう。

 

「……士織先輩……」

 

「……おい、小猫。

その手に持ったブルマは何だ……?」

 

にじり寄ってくる小猫に一抹の恐怖を覚えながら、後ずさりをする俺。

 

「……逃げないでください」

 

「……お前に捕まったら男としての威厳が無くなる気がするから無理だ……っ!」

 

最早戦闘態勢になっている俺と小猫。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――――ふふふっ。

士織君捕まえましたわ」

 

「なっ!?」

 

脇から腕を通されて動きを制限させられる。

小猫に警戒しすぎたために、朱乃先輩の接近に気が付かなかった!?そんな馬鹿な……っ!?

 

「……ナイスです」

 

「ちょ、ちょっと待て小猫!?」

 

「……士織先輩……覚悟……っ!」

 

飛びかかってくる小猫、俺は朱乃先輩に捕まっているため逃げられない……その結果は―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やめろ小猫ぉぉぉぉぉおっ!!!!!」

 

 

 

此処に男としての威厳を保つためのバトルが開始された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




本編はいかがでしたでしょうか?
楽しんでいただけたのなら幸いです♪


さてさて、絵を描くのが楽しい夜叉猫と先に述べましたが……何故か挿絵投稿ができないのです(苦笑)
何故なのでしょう???
私が情弱過ぎなのでしょうか……。



ともかく!!
今回は此処まで!!

また一週間、何処かでお会いしましょう♪

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。