ハイスクールD×D~チートが転生させたそうですよ?~   作:夜叉猫

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皆さんお久しぶりですっ!!

スランプに陥って一文字も書けない日々が続きましたが、何とか1話完成しました……(苦笑)

頑張って更新していこうと思いますので暖かい目で見守って下さいっ!!

それでは、本編をどうぞ♪


~話し合いしました~

Side 士織

 

グレモリー先輩襲来から次の日。

何の変哲もない学校生活も終わり、俺、一誠、木場、アーシアはグレモリー眷属の溜まり場―――――旧校舎の部室へと向かっていた。

 

「なぁ、リアス部長って何か悩んでるのか?」

 

一誠が突然そんなことを言い始めた。

我が弟ながら変なところで鋭い……。

 

「部長のお悩みか……。

多分、グレモリー家に関わることじゃないかな?」

 

「なるほどなぁ……。

……最近リアス部長が『心ここにあらず』って状態だったから気になったんだけど……」

 

一誠は呟くようにそう言うと腕を組んだ。そして、少し首を捻ったかと思えばはっとした表情になる。

 

「朱乃先輩なら知ってるよな?」

 

「朱乃さんは部長の懐刀だから、勿論知っているだろうね」

 

木場は一誠の言葉に頷く。

 

「……取り敢えず部室に早く行くぞ……」

 

俺は二人の歩みを促す。

既に旧校舎には来ているのだから早く行ったほうが良いだろう。

 

部室の扉前に到着したとき、やっと、木場がはっとした表情になる。

 

「……僕がここまで来て初めて気配に気づくなんて……」

 

目を細め、顔を怖張らせる木場。

俺は溜息を吐きながら口を開いた。

 

「気づくのが遅すぎるぞ木場……。

俺と一誠はかなり前から気づいていたのに……」

 

「な……っ!?」

 

俺の言葉に木場が一誠の方を見る。

その視線には本当なのか?という意味が込められていた。

 

「あぁ~……気づいてたけどわざと反応してなかったのかと思ってたわ」

 

苦笑いを浮かべながら木場にそう言った一誠。

対する木場は開いた口が塞がらないようだ。

 

「ほらほら、もう部室の前なんだからさっさと中に入るぞ」

 

俺はそう言うと部室の扉を開く。

室内にはグレモリー先輩、姫島先輩、小猫、そして―――――銀髪のメイド、グレイフィア・ルキフグスが張り詰めた糸のような雰囲気をそれぞれ醸し出していた。

その雰囲気に気圧されたのだろう、アーシアは不安げな表情で一誠の制服を掴んでいる。

 

グレモリー先輩はメンバーを一人一人確認するとゆっくりと口を開いた。

 

「……全員揃ったわね。

では、部活を始める前に少し話があるの」

 

「お嬢さま、私がお話しましょうか?」

 

グレイフィア・ルキフグスの申し出を要らないと手を振っていなしたグレモリー先輩。

 

「実はね―――――」

 

それは言葉を続けようとした瞬間だった。

部室の床に描かれた魔法陣が光だし、転移現象を引き起こしたのだ。

魔法陣に描かれたグレモリー眷属の紋様が変化し、初めて見る形へと姿を変えた。

 

―――――なるほどこれが……

 

「―――――フェニックス」

 

木場がそう口から漏らす。

その紋様は俺の予想した通りフェニックスのものだったようだ。と、いうことは、これから登場するのはあの焼き鳥くんなのだろう。

俺は魔法陣からその焼き鳥くんが登場するのを待った。

 

魔法陣から発せられる眩い光。

その光が収まるのと同時に―――――

 

 

 

―――――魔法陣から炎が巻き起こる。

その炎を水の魔法で消そうかと思ったがそれは杞憂に終わった。

 

 

 

「―――――おっと、済まんな。

炎の出力を誤ったようだ……」

 

炎の中で佇む男性のシルエット。そこから比較的落ち着いた声音が聞こえてくる。

そして、その男性が腕を横に薙ぐと、炎が霧散したのだ。

 

「ふぅ……人間界は久しぶりだ」

 

そこにいたのは赤いスーツを着た一人の男。スーツを見事に気崩し、胸までシャツをワイルドに開いている。見たところ二十代前半と言った風貌だ。

整った顔立ちに、何処か悪ガキっぽい影がある。木場を爽やかなイケメンとするならこの男は悪系のイケメンと言ったところだろう。

男は部屋を見渡し、グレモリー先輩を捉えると口元を少しだけにやけさせた。

 

「愛しのリアス。会いに来たぜ」

 

グレモリー先輩はそう言う男を半眼で見詰め、とても歓迎しているとは思えない対応をとっている。

そんな様子のグレモリー先輩になんとも言えないような表情を一瞬浮かべた男。何処と無く悲しそうだ。

 

「さて、リアス。

来て早速だが、式の会場を見に行こう。

不本意ながら日取りを決められてしまったんだが……決めるなら早い方が良いだろう?」

 

言って、グレモリー先輩に手を差し出す男。

 

「……そんなこと知らないわ、ライザー」

 

低く迫力のある声でグレモリー先輩はその手を振り払う。その声音からグレモリー先輩が完全に怒っているのが分かった。

男―――ライザー―――は振り払われた手を見ると、苦笑いを浮かべる。

 

「……って言うか誰??」

 

一誠はライザーを見ながらポツリと呟いた。しばしの沈黙の後、

 

「ハハハハハッ!!

そう言えば自己紹介がまだだったな……」

 

ライザーが声をあげて笑う。

そして、一誠の方を向くと両の腕を開いた。

 

「俺は【ライザー・フェニックス】。

フェニックス家の三男、純血の上級悪魔だ」

 

ライザー・フェニックスはそう言うと、その背から炎の翼を出現させた。

 

「へぇ……アンタ強そうだな」

 

「まぁ、お前よりは強いと思うぞ?人間」

 

睨み合う一誠とライザー・フェニックス。

お互いにお互いが気になっているようだ。

 

「ライザーさま、兵藤一誠さま、お戯れは程々に……」

 

そんな二人へグレイフィア・ルキフグスは厳しめの声をかけた。

 

「心配しなくともただ実力を探りあってただけですよ。

取り敢えず名前は?一応本人から聞いておこう」

 

ライザー・フェニックスはわざとらしく肩を上げグレイフィア・ルキフグスに言うと、今度は一誠の方を向いてそう言った。

 

「俺は兵藤 一誠だよライザー・フェニックス。

一応リアス・グレモリーの【兵士(ポーン)】の予定だ」

 

「へぇ……転生するのか……」

 

一誠の言葉に面白そうなものを見たかのようににやりと笑ったライザー・フェニックス。自らを呼び捨てにされたのにも関わらず気にしていない……いや、気づいていない。

 

「……ライザーさま、今日は何故此処に来たのか分かっておられますか?」

 

「おっと怖い怖い……。

きちんと分かっていますよ」

 

苦笑いを浮かべながらそう言ったライザー・フェニックス。それを確認したグレイフィア・ルキフグスは咳払いをするとゆっくりと口を開いた。

 

「本日、此処に来た理由は単純です。

―――――リアスお嬢さまとライザーさまのご婚約についてです」

 

グレイフィア・ルキフグスの言葉に個々様々な反応を示した。

グレモリー先輩は眉をひそめ、ライザー・フェニックスは腕を組み、一誠は少しだけ目を見開く。特筆するべき反応はこのようなものだろう。

……さて、どのような結末を辿るのだろうか?

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

「リアスの【女王(クイーン)】が煎れたお茶は格別だな」

 

「痛み入りますわ」

 

ライザー・フェニックスの言葉にニコニコしている姫島先輩だが、そのニコニコも何処か演技のようなモノに感じる。

ひとつのソファーに隣り合って座るグレモリー先輩と配送ライザー・フェニックス。

グレモリー先輩は我慢できないと言った表情で立ち上がると声を荒らげた。

 

「いい加減にして頂戴!

ライザー、以前にも言ったけれど私は貴方とは結婚なんてしないわ」

 

「あぁ、以前にもそれは聞いた。

しかし、リアス、そういう訳にはいかないだろう?

キミの所の御家事情は意外にも切羽詰まってると思うし……何より俺が諦めきれない」

 

ライザーは真剣な眼差しでそう言う。

 

「そんなの余計なお世話よ!!

私が次期当主である以上、婿養子だってしっかりと迎え入れるつもりよ。

けどね、ライザー。―――――貴方とは絶対に嫌よ」

 

「……つまり俺と結婚する事はありえないと?」

 

「えぇ。例え天と地がひっくり返ったとしてもありえないわ」

 

グレモリー先輩とライザー・フェニックスによる口論は次第に収まっていく。

グレモリー先輩は絶対に譲らない、と体現しているように腕を組み、対するライザー・フェニックスは静かに腕を組む。

このままでは話がつかないだろう、そう思った俺は仕方なく口を挟んだ。

 

「このままじゃ何にも解決しないな……。

グレイフィア・ルキフグス、アンタはこの話を終わらせる手段、持って来ているんだろ?」

 

「……そうなの?グレイフィア」

 

俺の言葉にグレモリー先輩は反応し、視線を移した。その視線と言葉に、グレイフィア・ルキフグスは仕方が無いといった表情を浮かべて口を開いた。

 

「兵藤士織さまのおっしゃる通りです、お嬢さま。

正直申し上げますと、これが最後の話し合いの場だったのです。これで決着が着かない場合のことを皆様方は予測し、最終手段を取り入れることとなりました」

 

グレイフィア・ルキフグスは一瞬目を閉じると、息を整えてゆっくりと口を動かす。

 

「お嬢さまがどうしても自らの意志を押し通すと言うのでありましたら、ライザーさまと【レーティングゲーム】にて決着をつけるのはいかがでしょう?」

 

「―――――ッ!?」

 

グレイフィア・ルキフグスの提案に言葉を失うグレモリー先輩。

それにしても最終手段として【レーティングゲーム】とは……いささかフェアではない気がする。確かルールとして成人した爵位もちの上級悪魔が自分の下僕を戦わせるというゲームだったはず……。

 

「……リアス、ひとつ言っておくが俺は既に公式の【レーティングゲーム】を経験しているし、勝ち星も多い。

もし、受けるというのならしっかりと考えた方がいい」

 

そう言うライザー・フェニックス。

グレモリー先輩は顔を悔しそうに歪めた。

やはり、ライザー・フェニックスはゲームを既に経験しているらしい……。まだ成熟した悪魔ではないグレモリー先輩とでは経験の差があるのだ。

 

グレモリー先輩はしばし俯き、考えるようにすると、パッと前を向き、口を開いた。

 

「……例え不利だったとしても、私は私の意思で生きていきたい……!

その【レーティングゲーム】、受けるわ!」

 

ライザー・フェニックスに向けて指を突き出し、高らかに宣言した。

 

「良いだろう。

俺は手を抜くつもりはないぞ?リアス。

不本意ながら今回は敗ける訳には行かない……っ!!」

 

「私だってそうよライザー!

あなたを消し飛ばしてあげる!!!」

 

睨み合う両者。

一歩も引かない二人は凄まじい気迫を纏わせていた。

 

「承知いたしました。お二人のご意思は私、グレイフィア・ルキフグスが確認させて頂きました。

御両家の立会人として、私がこのゲームの指揮を執らせて頂きます。宜しいですね?」

 

「えぇ」

 

「あぁ」

 

グレイフィア・ルキフグスの問いにグレモリー先輩、ライザー・フェニックスは了承した。

 

「分かりました。

御両家の皆さんには私からお伝えいたします」

 

二人の了承を確認したグレイフィア・ルキフグスはペコリと頭を下げそう言った。

 

 

 

「……なぁ、リアス。

まさかとは思うがそこの兵藤一誠と兵藤……士織?だったか?ともかくその二人を抜いた此処に居る面子がキミの眷属なのか?」

 

ライザー・フェニックスの言葉に片眉を吊り上げるグレモリー先輩。

 

「だとしたらどうなの?」

 

「失礼だが率直に言わせてもらおう。

―――――その眷属たちでは俺には勝てない」

 

そう言いながらライザー・フェニックスは指をパチンと鳴らすと、部室の魔法陣が光り出し、フェニックスの紋章を浮かび上がらせた。

そして部室には総勢十五人の眷属悪魔らしき者たちが現れた。

 

「対抗できそうなのは……そうだな、キミの【女王】である【雷の巫女】と―――――」

 

視線を俺と一誠に移すライザー・フェニックス。

 

「そこの二人くらいだろうな」

 

その言葉を聞いたグレモリー先輩は鋭い眼光をライザー・フェニックスに向ける。

 

「おぉっと……勘違いして欲しくないんだが……決してキミの眷属が弱いわけではない。

ただ言うとしたら―――――経験が足りない。その一言に限る」

 

ライザー・フェニックスの言葉に再び悔しそうに顔が歪むグレモリー先輩。

そんな時、一誠が一歩前に出た。

 

「なら、俺が出るさ」

 

「へぇ……俺としては別に良いんだが……お前まだリアスの眷属じゃないんだろ?

なら出られな―――――」

 

 

 

「―――――ならこの場でリアス・グレモリーの眷属になってやろうじゃねぇか」

 

ライザー・フェニックスの言葉に被せながらそう言った一誠は足元にひとつの魔法陣を展開した。

 

「リアス部長にはまだ俺を眷属にできるほどの実力がねぇ……」

 

展開された魔法陣。それは見間違う事なき俺の教えた【封印魔法】のそれだ。

 

「なら、俺のスペックを落としてしまえば良いんだよ。

そして、眷属になった後、その都度開放していけばいい」

 

魔法陣は独特な光を発し、一誠の体へと収束していく。

そして、その光が完全になくなったかと思えば、一誠の手に握られた八つの【兵士】の駒が中に浮き、一誠の体に溶けるように消えていった。

 

「……イッセー……自分の力を封印してまで……」

 

グレモリー先輩は一誠に駒が溶け込んだのを見るとそう呟いた。

一誠はその背から悪魔の翼を展開させるとライザー・フェニックスを挑発するように口を開いた。

 

 

 

「お前には負けねぇよ種蒔き鳥」

 

一誠はライザー・フェニックスの眷属が全て女だという点を見てそういったようだ。

さて、ライザー・フェニックスはどう返すか?俺はそう思って視線を移す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「た、種蒔き……鳥……」

 

吐血するライザー・フェニックスの姿がそこにはあった。

 

『ライザー様!?』

 

眷属である十五人はその姿を見て叫びながら駆け寄った。

 

「ら、ライザー様!!しっかりしてくださいませ!!」

 

「ゆ、ユーベルーナ……すまないな……」

 

ふらふらとしながらライザー・フェニックスは立ち上がる。

 

「よくもライザーさまを馬鹿にしたなっ!!」

 

小柄で童顔な少女はそう叫ぶと武闘家が使うであろう長い棍を取り出し一誠に向かって突撃しようとする。

それに応じてか一誠も迎撃の構えを見せた。しかし、

 

「やめろ、ミラ」

 

そんな少女の肩を掴みライザー・フェニックスが突撃を制止させた。

 

「しかし、ライザーさま!!」

 

止められたことに不満気な声を漏らす少女。そんな少女に向かってライザー・フェニックスは、

 

 

 

「俺は“やめろ”と言った」

 

 

 

強い口調でそう言った。

 

「っ?!は、はい!

申し訳ありませんライザーさま!」

 

少女は頭を下げ、棍を仕舞う。

そんな少女の頭を撫でながらライザー・フェニックスは口を開く。

 

「すまんな、少し強く言った」

 

「い、いえ~だいじょうぶですぅ~♪」

 

気持ち良さそうに頭を撫でられている少女。そんな姿を見た一誠は構えを解き、俺の方へと寄って来た。

 

「……なぁ、ライザーってホントに悪い奴か?」

 

「……それは俺も思った」

 

コソコソと話しながら俺はライザー・フェニックスの方をもう一度見る。

 

柔らかな笑みを浮かべながら少女を撫でるライザー・フェニックス。

撫でられている少女を羨ましそうに見詰める他の眷属たち。

 

「「悪い奴じゃねぇだろ……あれ」」

 

俺と一誠は声を揃えてそう言った。

何故グレモリー先輩が毛嫌いしているのかが分からなくなった……。

 

 

 

閑話休題

 

 

 

「リアス、ゲームは10日後でどうだ?」

 

自らの眷属の後始末を終えたライザーはグレモリー先輩の方を向いてそう言った。

 

「……私にハンデをくれるというの?」

 

「いや、違う。

ただ単に俺とリアスの眷属たちの調整をするのにはそれくらいあっても良いだろうという事だ」

 

ライザーの言葉にグレモリー先輩は文句も言わず黙って聞いていた。

 

「それにしてもハンデか……。

俺とキミの間には経験の差があるというのは事実。そして眷属の数も違いすぎる……」

 

ライザーは悩むようにそう呟く。

そして、俺と目が合った。

 

「……いい事を思いついたぞ。

ひとつ聞きたいんですが助っ人の参加は可能ですか?」

 

グレイフィア・ルキフグスの方を向いてライザーはそう言った。

 

「普段ならは許可出来ないですが……これは非公式の【レーティングゲーム】ですのでおそらく一人までならなんとかなるでしょう」

 

ライザーはグレイフィア・ルキフグスの答えに満足そうに首を振ると再びグレモリー先輩の方を向いて口を開いた。

 

「此処で提案だリアス。

今回のゲームにそこの少女を参加させないか?

そうすれば面白いゲームが出来るだろう」

 

その言葉は遠まわしに今の眷属たちでは敵わないと言っているようなものだ。グレモリー先輩は眉をひそめて口を開く。

 

「……ライザー……あなた私たちをどれだけ馬鹿にすれば気が済むのかしら……っ!!」

 

「馬鹿になどしていないさ。

これは単純な事実。経験の差を簡単に埋められると思わない方がいい」

 

ライザーはそう言うと手を下に向けて魔法陣を再び起動させる。

 

「参加させるさせないはキミの自由だリアス。

俺はどちらになったとしても決して敗けない。決して……な?」

 

それだけを言い残すと、ライザーは眷属と共に魔法陣の光の中へと消えていった。

 

「…………」

 

グレモリー先輩は無言のまま立ち尽くす。

おそらく俺を参加させるかどうかを悩んでいるのだろう。

 

「……お嬢さま。

助っ人の参加は如何なさいますか?」

 

そんなグレモリー先輩にグレイフィア・ルキフグスはそう声をかける。

立会人としては早急に決めてもらいたいのだろう。

しばしの沈黙の後、

 

「……私は今回敗ける訳には行かないわ。

だから私は―――――ことにするわ」

 

「……かしこまりました。

では、そのようにお伝えします」

 

グレイフィア・ルキフグスはそう言うと魔法陣を展開し、消えて行った。

 

静まり返る部室内。

しかし、そこにいる全員から決して敗けないという気持ちがにじみ出ていたのを俺は感じ取っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




本編の方は如何でしたでしょうか?
あまりにも久しぶり過ぎておかしな点があったかもしれません……(苦笑)


さてさて、雑談ですが……

やっとハイスクールD×Dの最新刊を買うことが出来ました……(涙)
それを読んだことでこうやって新話を書くことができたのです!
……簡単にいえばモチベーションの問題なのですが(苦笑)

ともかく、これからも頑張りますのでどうぞ宜しくお願い致します♪


それでは、また次回お会いしましょう♪

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