東方増減記   作:例のアレ

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本作は東方projectの二次創作です
後にかなりのキャラ崩壊を起こします
独自設定がてんこ盛りです
原作および原作者には直接の関わりは一切ありません
以上の事を踏まえ、それでも構わないという心の広い方のみお進みください


ある日の森の中で

 

 

 

 

 

俺はただ歩いていただけなんだ!

 

それが何故こんなことに!?

 

何故こんな自然豊かな場所にいるんだ!?

 

訳が判らない!

 

誰か説明してくれ!

 

 

 

 

 

 

 

気付くと俺は森の中にいた

 

家の近所の本屋に行こうと町の中を歩いていた筈なのに

 

「此処は一体何処なんだ?」

 

思わず呟いてしまったが当然答えは無い

 

「おーい!誰かいないかー!」

 

今度は叫んでみたがやっぱり答えは無い

 

「どうするか・・・とりあえず人を探そう」

 

薄暗い森の中を歩いてみる事にした

 

もしかしたら途中で町が見えるかもしれないし、人に会えるかもしれない

 

 

 

 

 

 

「あ〜疲れた〜」

 

歩き出してから多分1時間くらい経った

 

けど、歩いても歩いても見えるのは木ばかりで人なんて影も形も見えない

 

此処まで来たら進んでも引き返しても同じだろう

 

段々、心細くなってきた

 

なにせさっきから人どころか動物や鳥すら見かけない

 

携帯なんて初めから圏外の文字以外表示してくれない

 

諦めてこの辺で休もうかと思っていると不意に木が途切れた

 

「おっ!森を抜けたか?」

 

そこにはきっと町か何かがあると期待したが、広がっているのは一面の草原だった

 

「何なんだよ、此処」

 

地平線さえ見えそうな草原に座り込む

 

「夢なら覚めてくれ」

 

・・がさっ

 

その時、通ってきた森の方から音がした

 

「人か!?いや、この際動物でも何でも良い!俺に癒しを!」

 

しかし、出てきたのは何処からどう見ても人や動物には見えなかった

 

まず、身体がおかしい

 

見た目は犬っぽいんだが、普通の犬では有得ない程大きい

 

3,4メートルはありそうだ

 

次に、頭がおかしい

 

別に頭が悪いって意味じゃない、鳥の頭みたいなのが付いてるんだ

 

そして、尻尾がおかしい

 

何?あの先端に付いた棘々は?刺されたら身体に穴が幾つも開きそうだ

 

最後に胴体に付いた翼

 

翼にこんな感想おかしいかもしれないが、すごく切れ味が良さそうだ

 

「・・・あはは、お邪魔しました〜」

 

後ずさりしながら言ってみる

 

「グロォォォォォォォォォォォォ!!」

 

「ぎゃああああああああああああああ!!」

 

俺は草原に向かって必死に逃げた

 

「た、助けてくれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

しかし、あっさり追いつかれると頭から美味しく頂かれた


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