鬼矢「うおっと」
向かって来たデェバリャの突きをダイレンジャーに出て来たオジャル大王になった鬼矢はそれを避けた後に鍵剣と口紅剣による二刀流で攻撃して行く。
離れた場所で幽々子をロシュオの力を纏った紫が、妖夢を霊夢が対峙して少し押していた。
霊夢「ギャウ!!」
振るわれる妖夢の斬撃を霊夢は直感で避けながら弾幕でダメージを与えて行く。
紫も舞う様に戦う幽々子に剣舞の様に踊って対抗する。
幻影デェバリャ「……」
鬼矢「ちっ、幻影だから疲れ知らずかよ」
吹っ飛ばしてはいるがまだ来る幻影にオジャル大王は悪態をつく。
このままだと紫はともかく、人間である霊夢が早く疲れを持ってしまうだろう。
一方のサニー達は手間取っていた。
てゐ「ほらほら、私はこっちだよ!」
サニー「この!!」
トリッキーに竹林を動き回るてゐにサニーは翻弄されていた。
ミュード「え、えい!」
ロイミュード000(プロトゼロ)を元に顔は輪郭のにドライブタイプスピードの輪郭を加え、体に胸を除いて魔進チェイサーのを混ぜた感じで全体の色は灰色のロイミュードとしての姿に変わったミュードが光弾を放つがてゐはあっさりと避けてかわして行く。
霖之助「ううむ。動きが早いな」
てゐ「その程度の攻撃じゃ当たらないよ~」
ううむと唸る霖之助にてゐは動き回りながら笑って弾幕を放つ。
サニー「わとと!…ん?」
慌てて避けたがこけてしまったサニーは起き上がろうとして手に当たったのに気付いてそれを見るとてゐが付けていたのと同じブレスレットがあった。
それと共に自分の手にスペルカードが1枚現れる。
サニー「何これ?ええっと…家庭天狗符【胸の顔は飾りだ】?」
現れたのにサニーは呆気に取られた後にスペルカードを宣言するとサニーの隣に1人の仮面ライダーが召喚される。
その仮面ライダーの名は…仮面ライダーゼロノスベガフォーム
サニー「オーガじゃない別の仮面ライダー!?」
ゼロノスVF「最初に言って置く!胸の顔は飾りだ!」
驚くサニーを横目にゼロノスVFはそう言う。
サニー「と言うかその顔飾りなの!?」
てゐ「何人増えても変わらないよ!」
現れたのに驚くミュードと別の事で驚くサニーの後にてゐがそう言いながら弾幕を放つ。
ゼロノスVF「動きが早くても…」
フルチャージ!
弾幕を回避した後にゼロノスVFはゼロガッシャーをボウガンモードにした後にゼロノスカードをセットする。
ゼロノスVF「行く方向が分かれば問題ない!壮撃【グランドストライク】!」
その言葉と共に放たれたV字型のエネルギー矢は丁度移動中だったてゐへ向かって行く。
てゐ「うさーーーーーーー!?」
別の竹に飛び移ろうとしていたてゐは避けられずに当たり、地面に落ちる。
サニー「やったー!!」
てゐ「うさぁ~」
それに喜ぶサニーを尻目に霖之助はてゐを見る。
ゼロノスVF「えっと…ついやっちゃったけど大丈夫かなこの子?」
霖之助「大丈夫だよ。気を失ってるだけだね」
すると先ほどとは違ってオドオドしながら聞くゼロノスVFに霖之助は安心させる様に言うとゼロノスVFは安堵の息を吐く。
ミュード「それでこの後どうします?」
霖之助「皆と合流したいが…どうしようか」
聞くミュードに霖之助は顎に手を当てて呟く。
合流したいが今の状況じゃあ今度は今いるメンバーとはぐれてしまいかねないかもしれないのだ。
ゼロノスVF「あれ?」
考えていた霖之助は聞こえて来たゼロノスVFの声に顔をあげる。
サニー「どうしたの?」
ゼロノスVF「いやね。あの方向から何か強い光が…」
聞くサニーにゼロノスVFは答えながら自分が見てる方を指す。
3人とも見ると確かに強い光がチカチカと見える。
サニー「何あれ?」
霖之助「…もしかして…」
首を傾げるサニーの隣で霖之助は考えると歩き出す。
それにサニーとミュードにゼロノスVFは慌てて霖之助に続く。
暫く歩くと何かの建物が見えて来る。
サニー「あ、何か見えた!」
霖之助「やはりそうか…」
ミュード「やはり?」
それに気づいたサニーの後に言った霖之助のにミュードは首を傾げる。
霖之助「あの光は僕達を此処へ導く為に誰かが放ってたのだろう」
ゼロノスVF「でも一体誰が?」
説明する霖之助の後のゼロノスVFの言葉にそこまで分からないけどねと返すと別の方から鬼矢達が来る。
霊夢『あ、皆さん』
サニー「あれ、鬼矢達じゃない」
鬼矢「お前らもあの光を追って来たのか」
霖之助「そっちもそうだったかい」
お互いに気付いて言った後に7人は目の前の建物を見る。
サニー「それにしてもおっき~い」
紫「後は立派ね。此処にいるかもしれないわね」
鬼矢「…どうやらまだ入れないみたいだぞ」
建物を見てそう言うサニーに紫もつけ加えてから入口を見て言い、鬼矢が言うと入口から全ての幻影が登場する。
サニー「うわぁ…入れない気なのこれ?」
鬼矢「面倒だな、これは」
これには鬼矢がぼやいた時
龍騎「おりゃあ!!」
キバ「はぁぁぁ!!」
タジャドル&????「「セイヤー!」」
電王「俺の超必殺技!」
そこにライダーズが現れて幻影たちを吹き飛ばす。
タジャドルと攻撃を放ったのはオーズシャウタコンボであった。
鬼矢「お前らってことは…」
魔理沙「あ、いた!」
麟「大丈夫!?」
現れたライダーズを見て呟く鬼矢の後に他のメンバーが現れる。
レミリア「ふむ、ここに異変の黒幕が居るのか」
美鈴「でしょうね。この先から月から感じるのと同じ気を感じますね」
顎に手を当ててそう言うレミリアに美鈴が肯定する。
タジャドル「此処は俺達に任せて!」
龍騎「皆は月に何かした人の元へ!」
レミリア「あぁ、わかった」
???「その役目、俺達も手伝いますよ!!」
レミリアが頷いた時、突如響いた声と共に幻影達の足もとが燃え上がる。
続けざまに赤い何かが見えた後に幻影を吹き飛ばす。
誰もが驚いている中で2人の人物が現れる。
鬼矢「クウガにカブト!?」
構える戦士、仮面ライダークウガライジングアルティメットフォームと仮面ライダーカブトに驚く。
カブト「女性には礼儀正しくだが幻影ならなんとか出来るな」
クウガLUF「今の内に早く行ってください!」
鬼矢「誰が召還したんだ?」
構える2人を見て鬼矢は気になった事を呟くがその場にいたクウガとカブト以外のライダーを召喚したメンバー以外違うと手を振る。
クウガLUF「俺はルーミアちゃんに召喚されて頼まれたんですよ!友達が異変解決に行くかもしれないから手助けしてくれって」
カブト「俺はリリーホワイトと言う春妖精にな、このままじゃあ春が来ないんじゃと考えてらしい」
鬼矢「は?リリーだと?」
2人の召喚した人物のでカブトのに鬼矢は目を丸くする。
ルーミアはダグバとアルティメットフォームのクウガが同等の存在であると言うので分かるがリリーホワイトはラッキューロであってカブトと関連性がない。
そう考えてまさかカブト関連の怪人の力を手に入れたもとい拾ったなと考える。
カブトならばシシーラワームが濃厚だなと考える。
霊夢『で、ではお願いします!』
龍騎「了解!」
そう書いて見せる霊夢に龍騎が答えると共にライダーズは幻影へと突撃して行き、メンバーが通れる道を作る。
一番厄介そうな美鈴と鬼矢のはクウガLUFが戦う。
幻影鬼矢「…」
すると幻影鬼矢はダグバになって来るがクウガLUFは美鈴と相手しながらも苦戦した様子を見せずに互角以上の戦いを見せる。
クウガLUF「例えコピーしていても、心のない奴に負けない!」
そう言いながら幻影2人を殴り飛ばす。
幻影コンビ「「!」」
クウガLUF「はっ!」
そのままクウガLUFは戦って行く。
永遠亭に突入した鬼矢達はしばらく進んでいると1人の人物と対峙していた。
それは永琳であった。
永琳「人里であった以来ね」
鬼矢「やっぱりお前等が黒幕か」
そう言う永琳に鬼矢はそう言う。
永琳「確かに月はそうだけど夜に固定されてるのは私の仕業じゃないわ」
鬼矢「…なに?」
そう言われて鬼矢は神社での紫の言葉を思い出す。
紫『月の光に依存する妖怪たちにとっては死活問題ですので原因を突き止める時間を稼ぐのもあり夜の進行を止めているのです』
鬼矢「そういえばそうだったな…ん?」
思い出したがなにか忘れている気がするのを鬼矢は感じる。
それがなんなのか考える前に永琳が口を開く。
永琳「まぁ、悪いけど邪魔はさせないわよ」
そう言うと永琳は懐から人形、カイジンキーを取り出して鍵にする。
永琳「変身」
サーガイン!!
音声と共に永琳は木の葉が混ざった竜巻に包まれた後に晴れるとサーガインをモチーフにしたクノイチ服を纏った姿を現す。
鬼矢「サーガインか」
永琳「さあ、舞いらせて貰うわよ!」
呟く鬼矢の後に永琳はそう言うと同時に剣を構えて向かって行く。
永琳「次回、第25章。侍大将と忍者の頭脳をよろしくね。これで慧音を悩殺よ!」
てゐ「意味ないとてゐちゃんは思うな;」