華扇「色々と集まって騒ぎますね」
夜、開かれた宴会に参加した者達を見て華扇はちびちびと飲みながらそう洩らす。
美鈴「わっしょーい!華扇さん飲んでますか!!」
華扇「うわ!美鈴…また沢山飲んでますね…」
そんな華扇へご機嫌で絡んで来た美鈴に絡まれた華扇は呆れる。
鬼矢「お前、昼間も呆れるほど飲んでなかったか?」
美鈴「甘いですね。私はお酒があるならば飲む主義ですから!」
そんな美鈴に呆れて言う鬼矢に美鈴は大きな胸を揺らしながら張って言う。
鬼矢「あまり飲みすぎると痛い目見るぞ」
そう言って鬼矢はある方向を指さす。
レミリア「さて、美鈴を禁酒にするべきだろうか?」
小悪魔「するにしても流石に長い期間だと本人がミイラになってますからね…」
パチュリー「……色々と難しい」
そこには美鈴を禁酒にしようかどうか話し合っているレミリア達がいた。
美鈴「何と言う事でしょう。自分の生命線が;」
華扇「いやもうちょい自重するべきだと思うわよ;」
鬼矢「自業自得だろこれは」
オウフと漏らす美鈴に華扇と鬼矢はそう言う。
やれやれと呟いた後に華扇はある方を見る。
そこでは萃香とコンガラが楽しくお酒を飲んでいた。
そんな2人に華扇はフッと笑う。
鬼矢「なに笑っているんだ?」
華扇「いえ、ホント解決して良かったと思ったんですよ」
気づいた鬼矢に華扇はそう返す。
鬼矢「ふ~ん…」
萃香「お~い鬼矢~同じもの同士よろしくな~」
そんな華扇のにそう洩らした後に近寄って来た萃香が鬼矢にそう言う。
いきなりの事に鬼矢は疑問を浮かべる。
鬼矢「同じもの同士って?」
萃香「いや私も博麗神社に居候するからそこんとこよろしくと言う事で」
コンガラ「霊夢にはちゃんと許可は貰ってる。私も時々来るから萃香を頼む」
聞く鬼矢に萃香はそう言ってコンガラがつけ加えて頭を下げる。
鬼矢「はぁぁ?!」
萃香「いや~此処にいると面白い事がありそうだと感じてね~」
驚く鬼矢に萃香は笑って言う。
鬼矢「うわぁ、うるさくなりそうだな…」
文「ああ、それは確実でしょうね」
めんどくさそうにぼやく鬼矢に来た文が苦笑しながら言う。
鬼矢「だろ?」
文「いえ、鬼矢さんが考えてるのとは別のですよ」
お酒お酒と叫ぶ萃香を浮かばせてそう言う鬼矢に文は頬をポリポリ掻きながら否定する。
鬼矢「?」
文「いやまぁ、明日になれば分かりますよ」
頬をポリポリ掻く文の言葉に鬼矢はますます首を傾げるのであった。
鬼矢「それにしても劇場版の怪人は暴走の危険があるのか…」
文「どうなんでしょうね…色々と情報が少ないですからね」
そんな疑問は頭の隅に置いたのか今回の萃香を思い出して言う鬼矢に文は肩を竦める。
なんだよな…と鬼矢はそう呟く。
今までで暴走したのでは大妖精と咲夜に萃香だけでまだ確証と言えないからだ。
文「ちなみにその劇場版の怪人ってのは他にどんなのがいるので?」
鬼矢「今までのからだと暴走するので考えられるのは仮面ライダーで言うならクイーンアントロード フォルミカ・レギア、エラスモテリウムオルフェノク、アルビノジョーカーと邪神14、オロチ、ネガタロス、人工イマジン・イヴ、宇宙鉄人キョーダイン、アクマイザー…今の所これ位だな、見つかってるのじゃあ咲夜が持っていた超銀河王に今回のオーガファントム、んでパチュリーの爬虫類だけど見るからに暴走のはないだろう…本関連除いて」
知る為に聞く文に鬼矢は知る限る可能性のあるのを上げていく。
文「ふむ…ほかには?」
鬼矢「他な…スーパー戦隊のをあげると結構多いからな…」
そう聞く文に鬼矢は困った顔で漏らす。
実際問題、スーパー戦隊のは仮面ライダーのに比べたらそう言うキャラが多いのだ。
あげるとなるときりがない。
文「そんなに多いのですか?」
鬼矢「多いな……ある意味俺の知ってるので全部が暴走って言うのは勘弁して欲しいぜ」
めんどくせえしと最後につけ加えた事に文はそれほどなんだろうと冷や汗を掻く。
文「大変ですね…」
鬼矢「まったくだ」
そう呟く文に鬼矢は心底からそう洩らす。
魔理沙「おーい鬼矢!もうちょい騒いだらどうなんだ!」
チルノ「食べるの無くなっちゃうよ~」
そんな鬼矢に魔理沙とチルノが呼びかけて呑気だなと鬼矢は呆れたがすぐに笑い…
鬼矢「あぁ、すぐ行く(ま、こいつらと一緒なら大丈夫かねぇ)」
返事をしてメンバーの輪に入る。
そんな鬼矢と話しているメンバーを見て文と華扇は笑う。
翌日
目の前で起こってる光景に霊夢はポカーンとし、鬼矢は宴会の時の文の言葉を思い出してこれか…と呆れながら思い出す。
萃香「にゃぁぁぁぁぁ!助けておくれ~~」
目の前で顔を赤らめた少女達に纏わり付かれてる萃香がいた。
少女達は萃香をお姉さまと言ってきゃあきゃあしている。
鬼矢「…おい、どうしたんだこれ」
文「あや~やっぱりこうなりましたか」
思わず聞く鬼矢に現れた文が少女達にもみくちゃされてる萃香を見て予想通りと言わんばかりにそう呟く。
霊夢『どういうことですか?』
文「ほら、昨日暴走してた萃香さんの言葉を思い出してください」
そんな文の反応に聞く霊夢に文はそう返す。
それに2人は昨日の暴走してた萃香の会話を思い出して行く。
鬼矢「えっと確か…」
色々と思い出した後に鬼矢はまさか…と呆れた顔で文を見る。
それに文も呆れた顔でそうなんですと前置きして言う。
文「あの人…暴走してる時にファントムの力を持つ女の子を動け無くした後…ニャンニャンして相手を戦意喪失な感じにしてファントムの力を奪ってたみたいなんですよ…」
蓮子「にゃ、ニャンニャンしてって…」
なんとも言えない顔で答える文に蓮子は顔を赤くし、メリーも頬を抑える。
萃香「お、おーい助けてくれよ!!」
鬼矢「…さて三人とも、あれほっといて買い物でも行くか」
蓮子「そうだね~」
メリー「これからも考えて沢山買って行かないとね」
文「あ、私もご一緒しますね~」
霊夢『えっ、えっと…ガンバです;』
助けを求める萃香だが鬼矢はほっておく事にして呼びかけて蓮子とメリーもそれに乗って文も追従して霊夢は戸惑いながら萃香にそう見せた後に歩き出す鬼矢達へと続く。
萃香「は、薄情者~~~~~~~!!!」
もみくちゃされてる萃香の叫び声を背にホントに騒がしい日々になりそうだなと鬼矢はやれやれと肩を竦めるのであった。
萃香「じ、次回は閑章【試作品の存在】をお楽しみ!」
萃香を慕う隊「お姉さま!」
萃香「ひえぇぇぇ!?」