東方怪人録~怪人たちの幻想入り~   作:Dr.クロ

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光の三妖精+αと弾幕ごっこするフラン達、終わった後に待つのは…


第十八章~VS光の三妖精+α&地の帝王~

サニー「おりゃあ!」

 

フラン「ええい!」

 

それぞれがぶつかる中でサニーとフランがお互いの剣をぶつけ合う。

タジャドルとオーガ以外で魔理沙がスターとぶつかり合い、咲夜がルナ、妖夢がシュガーとぶつかり合っていた。

 

サニー「やるわねアンタ!」

 

フラン「そっちこそ!」

 

鍔迫り合いしながらそう言うサニーへフランも返した後に距離を取って弾幕を放ち、サニーも弾幕で相殺する。

 

サニー「でもこれならどう!」

 

オーガ「ふっ!」

 

そう言ってタジャドルと戦っていたオーガとの連携攻撃をフランに放つ。

 

いきなりの事だったのでフランはガードするが吹き飛び、門の右の壁にぶつかりかけた所を回り込んだタジャドルがキャッチする。

 

タジャドル「大丈夫フラン?」

 

フラン「うん!大丈夫!」

 

聞くタジャドルにフランは答えた後に向かって来たサニーとオーガと再びぶつかり合う。

 

スター「さっきはBしかなかったのにFになってるだと…!?」

 

魔理沙「着眼点違うんじゃないかそれ;」

 

こっちはこっちで魔理沙の胸を見て驚くスターに魔理沙は思わず片手で胸を抱きしめながら弾幕を放つ。

 

だが、抱きしめてるせいで大きい胸が強調されちゃってスターは嫉妬の炎を燃やす。

 

スター「くっ、なぜだ!なぜ神は色々と人を選ぶ!なんで他の皆は大きいのに私は少し大きくなっただけなの!羨ましすぎるわ!!」

 

魔理沙「えっと…ドンマイだぜ;」

 

自分の思いを咆哮しながら血涙が出かねない程悔しがるスターに魔理沙は思わず謝る。

 

小さい頃から美鈴を見て羨ましいと思っていた時があるのでスターのに少し共感は出来るのだ。

 

スター「だったら大人しく私に虐められろ!!」

 

魔理沙「それはゴメンだぜ!」

 

叫んで蛇型の弾幕を放つスターに魔理沙はかわしながら返す。

 

ルナ「色々と力を手に入れたスターに弄られて大変なんです。事あるごとにホント;」

 

咲夜「苦労しているわね。あの子」

 

こっちはこっちで愚痴りながら弾幕を放つルナに咲夜もナイフで応戦しながら同情する。

 

人によっては性格が変わったりしてる人がいるが胸関連でコンプレックスになって苛めると言うのは初めてである。

 

ルナ「いやホントなんでかサニーやシュガーよりも私なんですよ。そんなに弄りやすいんでしょうかね私って」

 

咲夜「うーん、ちょっと返答しかねるわね;」

 

そう聞くルナに咲夜は困った顔で返しながら弾幕を避ける。

 

シュガー「ほらほらどうしました~」

 

妖夢「くっ、読みづらい」

 

鞭を振るって攻撃を仕掛けるシュガーに妖夢は防戦であった。

 

純「ある意味めんどくさい相手だね」

 

美鈴「おや、純さん戻って来てたんですか」

 

それを何時の間にかいて呟く純に美鈴は聞く。

 

純「まぁね。でここは助言をしたほうがいいのかな?」

 

幽々子「良いんじゃないかしら?あの子はまだまだ成長段階だし」

 

妖夢を見ながら言う純に同じ様に何時の間にか純の隣にいた幽々子が言う。

 

純「それじゃあ妖夢!」

 

妖夢「え、あ、はい!」

 

声をかける純に妖夢はシュガーを見ながら返す。

 

純「君の剣は接近以外の事が出来るじゃないか!」

 

妖夢「!そうでした!」

 

その言葉に妖夢はハッとシュガーから逆に距離を取り…

 

妖夢「剣技!【津波烈破】!!」

 

宣言と共に地面に楼観剣を刺すとオリハルコンで出来た刃を出現して妖夢はシュガーに向けて弾幕を後ろに置いて刃を放つ。

 

ピチューン

 

オリハルコンの刃をシュガーは避けて後ろにあった弾幕も避けようとしたが途中で弾け飛んだ弾幕に当たる。

 

シュガー「やられました~」

 

サニー「あ!シュガー!」

 

オーガ「サニー!」

 

倒れるシュガーにサニーが目を向け、その隙に斬りかかるフランだがオーガが割って入って受け止める。

 

フラン「タジャドル!」

 

タジャドル「えっと、こうだったね!火炎光弾【フラッシュフェザー】!!」

 

後ろのタジャドルに呼びかけるフランにタジャドルは背中に孔雀の羽を模した火弾・光弾を展開し、発射する。

 

サニー「うわわわ!!」

 

エクシードチャージ!

 

オーガ「断罪!【帝王の斬撃】!!」

 

それにサニーが慌てる中で彼女の前に立ったオーガがオーガストラッシュでフラッシュフェザーを薙ぎ払う。

 

美鈴「あの仮面ライダー、なかなかやりますね」

 

サニー「当然!オーガが強いのは事実!私達の頼れる友達よ!」

 

フラン「強いのはタジャドルだって負けないもん!」

 

薙ぎ払ったオーガにそう述べる美鈴へサニーは自慢げに言ってフランが噛み付く。

 

サニー「ふん!そんな真っ赤なのに私のオーガが負けるわけないじゃないの!」

 

フラン「何を!私のタジャドルだって金ぴかなのに負けないよ!」

 

タジャドル「あ、あのフランちゃん落ち着いて;」

 

オーガ「さ、サニーもだよ;」

 

それに弾幕を撃つのを止めて顔をぶつけあって自分のライダーが負けないと言い合う。

 

ぎゃあぎゃあ言い合う2人にライダー2人は冷や汗掻きながら宥めに出る。

 

鬼矢「…似た者同士だなあの二人」

 

蓮子「確かに;」

 

それを見て呆れる鬼矢に蓮子も苦笑いすると横を誰かが通り…

 

???「ライダー同士ので喧嘩したらダメだ!!!」

 

フラン&サニー「「ええ!?」」

 

サニーとフランの間に入り、それに言い争っていた2人は驚く。

 

その止めたのに鬼矢は見覚えがあった。

龍のお腹をイメージしたのを両肩に装着して、右腕に竜の首を付けた戦士

 

鬼矢「ん?あいつは…」

 

麟「仮面ライダー龍騎…で良いのかしら?なんかあったスペルカード宣言したら出たんだけど…」

 

言おうとして麟が言った事にやっぱりかと鬼矢は漏らす。

2人の間に割って入ったのは麟の持つドラグレッダーを相棒とする仮面ライダー龍騎で現れた龍騎にフランとサニーは呆気に取られたまま見る。

 

鬼矢「やっぱり麟も召還できるようになっていたか」

 

麟「まあね。まぁ、あの人だけだけど」

 

呟く鬼矢に麟はそのスペルカードを見せながら言う。

スペルカードには無双龍【戦いを駆けた龍騎士】と書かれていた。

 

鬼矢「もしかしてあとの二つも…」

 

麟「あ、それだったらないわ。だから出てるのは龍騎だけ」

 

聞く鬼矢に麟は何時の間にかタジャドル・オーガと共にフランとサニーとワイワイ話しあう龍騎を見ながら答える。

 

鬼矢「そうか…」

 

魔理沙「おー、なんか終わった様だな」

 

呟く鬼矢に終わった様でぐったりしたスターを脇に抱えた魔理沙が来て、サニー達を見て止めたルナと共に咲夜も来る。

 

どうやらめんどくさくなったのかキメラマスタースパークで吹っ飛ばしたようだ。

 

乃亞「そっちも終わったようだな」

 

魔理沙「まあな」

 

咲夜「まぁ、私の場合は彼女の愚痴を聞いていたが主だったけどね;」

 

ルナ「それについてはすいません;」

 

声をかける乃亞に魔理沙は返し、頬をポリポリ掻きながら咲夜が答えた後にルナが謝る。

 

お互い違う感じだが終わった事にやれやれと鬼矢は首筋をポリポリ掻く。

 

鬼矢「にしてもなんでお前等、戦いにきたんだ?」

 

サニー「勿論!新しく手に入れた力を使いたいのとオーガに此処がどんな所か教えてあげる為よ!」

 

気になったので聞く鬼矢に龍騎ので気が削ぎれたのかサニーがそう答える。

 

鬼矢「…それだけで?」

 

サニー「そうよ!」

 

ルナ「えっと、サニーは決めた事はすぐやろうとするんで;」

 

シュガー「けれどそれが面白いんですよね~」

 

もう1回確認する鬼矢にサニーは胸を張り、ルナとシュガーがつけ加える。

妖精は自由方々とは聞いてはいたが此処まで自由と言うのに鬼矢は呆れる。

 

鬼矢「全く…こんなめんどくさい時に紛らわしいことするなよ」

 

オーガ「めんどくさい時って?」

 

タジャドル「さっき聞いたんだけど…」

 

溜息を付く鬼矢の言葉に首を傾げるオーガへタジャドルは説明する。

 

サニー「面白そうじゃない!その異変解決!便乗しようじゃない!!」

 

オーガ「ちょ、サニー!?」

 

それを聞いて宣言するサニーにオーガは驚く。

 

鬼矢「ん?いいのかよ」

 

サニー「もっちろん!こんな事は簡単にないからね!」

 

アンク「やれやれ、色々と騒がしいのが増えて来るもんだな」

 

聞く鬼矢にそう返すサニーを見てアンクはそう洩らす。

 

乃亞「で次は何処に行くんだ?」

 

魔理沙「あー…」

 

霊夢『決めてませんでしたね;』

 

美鈴「だったら呼びましょうか?」

 

聞く乃亞に魔理沙は頬を掻くと美鈴がそう聞く。

唐突なのに誰もが美鈴を見る。

 

鬼矢「呼ぶって…」

 

蓮子「誰を?」

 

首を傾げる面々の中で美鈴は息を吸い…

 

美鈴「ゆっかりーーーーーーん!!!」

 

紫「はーーーーい♪」

 

叫んだ美鈴の言葉に出現したスキマから出て来た紫に現代を知る組とライダー3人はズッコケる。

 

鬼矢「どこのほんわかマンガみたいな挨拶してるんだよ!!」

 

紫「良いじゃない」

 

美鈴「ですよね~」

 

ガバッと起き上がって代表でツッコミを入れる鬼矢に美鈴と紫は気にせずいえ~いとハイタッチする。

 

霊夢『えっと…どうして紫さんが?』

 

美鈴「いや、今起こしてる人物を呼び出せるからですよ」

 

聞く霊夢に美鈴はそう言う。

 

鬼矢「そんなこともできるのか」

 

紫「まあね~だけど…」

 

ロシュオ!

 

鬼矢に答えた後にドライバーを付けてロックシードを解錠する。

 

紫「変身」

 

ロシュオ!

 

そう言ってロックシードをドライバーに固定して力を解放して白いドレスを身に纏い、王冠を付けた姿になると紫は大剣を構える。

 

霊夢『ふぇ?』

 

紫「ただ教えるだけではつまらないので私に一度でも攻撃を入れれば教えますわ。ただし始祖様にお仲間さんは手出し無用で」

 

驚く霊夢達へ紫は笑ってそう言う。

そんな紫にめんどくさい事をと鬼矢は呆れる。

 

鬼矢「あ~…めんどいな~」

 

魔理沙「まぁ、良いじゃないか。ある意味こう言うのは滅多にないからな」

 

サニー「確かにそうね!」

 

スター「流石は賢者…デカい」

 

咲夜「あなたも何調べてるのよ;」

 

頭を掻く鬼矢へ魔理沙とサニーは元気よく構え、何時の間に起きてたのか紫の胸を見て言うスターに咲夜はツッコミを入れる。

 

紫「それじゃあ始めましょうか」

 

楽しい楽しい弾幕遊戯を!

 

その言葉と共に紫は弾幕を放つ。




紫「次回、第十九章・賢者の遊戯に黒・幕・発・見をご期待ね♪」

藍「紫様!!なぜ、なぜ私を連れて行かなかったのですか!!」

紫「いや、あなたを連れて行ったら話進まないでしょ;」

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