設定
国際技術開発機関(ITDO)
正式名称はInternational Technical Development Organizationであり、各国の技術者が集まり最先端科学技術の研究開発を行っている。
国連からの要望もあり、現在はISに代わるパワードスーツの開発に力を入れており、EOSやEZ-8を開発した。
研究開発機関であるため、開発したものはライセンスを購入した企業が生産している。
現在は男性にも動かせるパワードスーツとしてシグーや新規量産機を開発している。
特にISコアの代替として使用されるバッテリーに技術者からの注目が集まっている。
遺伝子強化試験体(アドヴァンスド)
戦闘能力の強化を目的として、遺伝子操作により肉体を強化した人間のこと。
CEの戦闘用コーディネイターにあたる。
年間平均3~4人が完成体として送り出されており、公式記録上では世界で47人いる。
幼児期から教育と訓練を始め、5歳で越界の瞳を移植し10歳になると各軍に派遣される。
最初は生まれる確率が半分ほどで、10歳までの死亡率は2/3だった。
出生後の死亡原因は越界の瞳を移植するための遺伝子操作が原因だった。
以降は研究が進み、07期のみ不適合という事態が起きたものの死亡率はほぼ0になった。
また反抗防止のため、特定の音を聞かせることで意識を朦朧とさせ、強制的に命令を実行させることができるようにしている。
命令の完了以外では時間経過または睡眠や意識を失うなどすると元の状態に戻る。
これは出生後からの教育によるもので、遺伝子改造や機械装置によるものではない。
強制命令中の記憶はないが、思い出さないように教育しているだけなので、何らかの拍子に思い出す場合もある。
この事は研究所の人間しか知らず、派遣先の軍には知らされていなかった。
その後遺伝子操作などが倫理に反するとして、6年前に国際的に禁止された。
それに伴い希望者は軍に留まり、他は一般人となった。
そのため自分がアドヴァンスドと知らない者もいる。
追加設定
インパルス
パッケージ(バックパック)が追加された事で一応の完成を向かえ、CEのインパルス開発陣にとっての万能機インパルスの完成形ともいえる機体になった。
機体コンセプトとIS学園入学というイレギュラーを利用し、第3世代装備の試験機として併用する事になった。
パッケージはブラスト(砲撃型)とフォース(高機動型)の2種類あるが、VPS装甲じゃないのでパッケージを変えても色は変わらない。
ブラストシルエット
まんまブラストシルエット。
欠点も同様で、砲塔上部のミサイルと下部のビーム砲の同方向への同時展開ができない。
デファイアントはオミットされている。
武装一覧
高初速レールガン ×2
両肩にあるレールガンで、威力・射程はそこそこで連射性に優れている。
4連装ミサイルランチャー ×2
砲塔上部から小型誘導ミサイルを1度に4発発射する。
高出力ビームランチャー ×2
砲塔下部から高出力のビームを発射する。連射はできないが相応の威力がある。
フォースシルエット
デスティニーの翼だけがバックパックになっている高機動戦用パッケージ。
武装の追加はないがこの翼が第3世代装備であり、高機動で自由自在に飛ぶ事ができる。
電磁推進スラスター
PICと電磁波を利用して高機動を得る次世代型スラスター。
使用時に光が放出される事から光の翼とも言われる。
エネルギーを消費するので長時間の使用に注意が必要だが、システム未使用時でも通常のスラスターとしても機能するので高い機動力を持っている。
機体設定
白式
分類:第4世代型IS
製造:倉持技研(日)
一夏に回されることになった倉持技研の第3世代型IS打鉄弐式(元々は簪の専用機になる予定だった)を束が奪取して再構築した近距離格闘型の第4世代型IS。
初期装備の雪片で拡張領域が埋まっており、追加武装ができない。
本来なら第2形態で現れるワンオフ・アビリティが第1形態から使用可能であるなど、その製造過程と合わせて謎の多い機体。
零落白夜を使うと自身のエネルギーを大量に消費するため稼働時間が極端に短い。
雪片弐型
普段は普通の実体剣だが、展開装甲である雪片弐型を展開するとエネルギー刃が発生する。
この状態では普通のエネルギーサーベルである。
ワンオフ・アビリティ ≪零落白夜≫
白式のワンオフ・アビリティで、全てのエネルギーを無効化・消滅させる能力を持つが、自身のエネルギーを大量に消費するため燃費が非常に悪い。
直撃させれば対象のエネルギーを空にできる一撃必殺の威力を誇るが、展開し続けると自身のエネルギーがなくなる諸刃の剣。
ブルー・ティアーズ
分類:第3世代型IS
製造:イギリス
BT兵器のデータ収集を目的とした試験機で、BTとスターライトによる射撃型の機体である。
武装一覧
スターライトMkⅢ
本機の主力装備である大型レーザーライフル。
インターセプター
近接戦用のサーベル。
ブルー・ティアーズ(BT)
レーザー装備4基、ミサイル2基が装備されている。
遠隔操作による全方位攻撃を可能とするが使用にはパイロットの多大な集中力を必要とする。
稼働率の高いセシリアでもレーザー装備4基同時使用中は機体を動かせないほど集中しなければならない。
学年別トーナメントの時点では、機体を動かしながらの同時使用は2基が限界。
甲龍
分類:第3世代型IS
製造:中国
パワータイプの格闘と射撃の複合型で近距離戦を得意とする機体。
第3世代型でありながら燃費と安全性を考えて設計された実戦モデル。
武装一覧
双天牙月
両端に刃を備えた翼状の青龍刀。
分割して二刀になる他、PICが組み込まれておりブーメランのように飛ばすこともできる。
空間圧作用兵器・衝撃砲 《龍咆》
非固定浮遊部位に装備された衝撃砲であり、空間に圧力をかけて衝撃波を発射する。
連射性良好で射角制限が無い上に、砲身・砲弾が不可視なのが特長。
ラファール・リヴァイヴ・カスタムⅡ
分類:第2世代型IS
製造:デュノア社(仏)
基本装備(プリセット)を外して、さらに拡張領域を倍にしているラファールのカスタム機。
豊富な武装によるマルチロール・チェンジ可能な汎用機となっている。
搭乗者が得意とするラピッド・スイッチ(高速切替)を生かすために高速変換処理が施されている。
武装一覧
ヴェント ×2
アサルトライフル
ガルム ×2
アサルトカノン
レイン・オブ・サタディ ×2
ショットガン
ブレッド・スライサー ×2
近接ブレード
マシンガン ×2
砲身の短いマシンガン
デザート・フォックス
重機関銃
灰色の鱗殻(グレー・スケール)
盾の内側に装備されているパイルバンカー
物理シールド
左腕に装着されており、内側にはグレー・スケールが隠されている。
ラファール・リヴァイヴ
分類:第2世代型IS
製造:デュノア社(仏)
第2世代最後期の機体だが、性能は第3世代初期型にも劣らない。
量産型ISでは世界第3位のシェアを持ち、装備によってあらゆる状況に対応できる。
第2世代型ISの終着点とも言われているが、他のIS関連企業ではこれを、デュノア社が未だに第2世代に取り残されているという意味で使っている。
武装はグレー・スケールがないだけでカスタムⅡと同様であり、オプションとしてクアッド・ファランクスがある。
クアッド・ファランクス
25mm7連砲身ガトリング砲4門を4脚で支えている。
火器の重量と反動を抑えるためにPICが割り振られるため、使用時は移動できなくなる。
打鉄
分類:第2世代型IS
製造:倉持技研(日)
武者鎧のような形態をしており、性能が安定していて使いやすい。
両肩部分に装備された楯は「破壊される前に装甲が再生する」など防御力に特化している。
第2世代型で最大数のパッケージに対応しており、パッケージによって大幅に戦闘スタイルが変化させることができる。
武装一覧
葵
刀のような形をした大型の近接用ブレード。
強度や破壊力に優れ、人によってはこれ1本で戦う者もいる。
焔火
アサルトライフル
撃鉄
スナイパーライフル
シグー
分類:試作MS
製造:国際技術開発機関
ISコアを動力とした機体で、ISと同じ装備を使う事ができる。
エネルギーのみ貰っている状態なのでエネルギーシールド、PICしか使えない。
そのPICもインパルス同様に飛行補助装置が無く制御困難という欠点がある。
CEのMSシグーを模して造られていて、顔も含めた全身装甲である。
こちらはISと同じサイズであり、パイロットの手足が機体の肘・膝の部分に来る。
武装一覧
バルカンシステム内装防盾
盾の裏側にバルカン砲が内蔵されている。バルカンの取り外しも可能。
ソニックブレイド
腰の左側に装着してある実体剣で刀身を高周波振動させることで切れ味を上げている。
ビームライフル
普通のビームライフル。腰の右側に装着してある。
特火重粒子砲
荷電重粒子砲で、普通のビーム兵器より弾速・連射性は劣るが破壊力は増している。
EZ-8
分類:戦闘用パワードスーツ
製造:国際技術開発機関
アーベント・ヴォーゲル社のアイゼン・ツヴォルク(EZ)をベースに軍用設計した機体で白色の無骨な全身装甲とHMDで人体の露出をなくし、両腕には各種装備用のコネクタを搭載してある。
普及率の高いEZと同じ操作系統を採用し、アーベント社の最高性能のパワーアシストを搭載し他にも各所に最新技術を使っている。
人間と同じサイズのパワードスーツにして軽量化し、背面にスラスターを搭載することで短時間の飛行を可能にした。
軍用に開発したはずが、警察や機動隊、災害救助隊の方が普及している。所属によって機体カラーを変えたり、盾にマークを入れていたりする。
基本装備はISの物理シールドを流用した盾のみで、その他の武器はそれぞれの所属が各自で用意した物を使用している。
次回からようやく臨海学校編になります。
これからもよろしくお願いします。