真剣で私に恋しなさい~その背に背負う「悪一文字」~ 作:スペル
遂にVS石田開幕です
バトル・バトルな話です。皆さんの期待に答えれたかわかりませんが、精一杯熱い勝負にしてみました
結構止まらなかったので、いいところまで書きました。その為後半が少し雑いかもしれません
楽しんでもらえたら、嬉しいです!!
その名に込められた決意の重みに誰もが押し黙る。その中で悠介だけが、その言葉に笑みをもって返す。僅かな沈黙。そして――――
「オラァっ!!!」
「フン!!」
衝突。雷電を纏った刃と拳がぶつかり合う。連動して重い衝撃音が辺りに響く。拮抗し、互いに力を籠め合う。その力に床のタイルが耐えれないのか、ヒビが奔る。
「っ!!??」
瞬間、石田が込めていた力を抜き、僅かに下がる。石田が下がった反動で、悠介の体勢が崩れる。崩れた悠介とは対極に、石田は刀を上段へと構える。瞬間、今まで以上の雷電が刀に走る。
―――まずいっ!!
視界の端にそれを納め、悠介は体勢を戻す事よりも、その場から転がることを選択する。刹那、石田の上段が悠介の頭のあった位置に振り下ろされる。転がり、体勢を立て直した悠介は、そのまま拳を握り石田がいた方へと打ち込む。それと同時に石田が刃を振るい、拳と刀がぶつかり合う。
衝突は刹那の合間。今度は悠介の方が先に反らし、弧を描く様に石田の軸足を崩す。
「むっ」
「シィ」
崩れ膝をついた石田に、軸足に力を込め地を蹴り、その拳を叩き込むが…
――――切り戻しが速い
石田はその一撃を刀の側面を使い防ぐ。その威力に僅かに石田が後退する。二人は同時に僅かに間合いを開ける。そして互いに一度己の武器に視線を落とす。
「……………」
「……………」
示し合わせたように、互いに小休止だと言わんばかりに間をあける。しかしそれは決して休んでいるのではない。
――――反応速度が異様に速くなってやがる。それにたぶん、あの斬撃はあんまり直撃するとまずいだろうな。僅かに痺れやがる
――――俺の知る奴よりも、明らかに身体操作が上がっている。俺の想像以上にキレている以上、早くに修正せねば足元をすくわれるだろうな
手を合わせ得る情報と己の認識を照らし合わせる。
――――一撃受けてからのカウンターも厳しいとなると、どっかで間を図らなきゃ、筋が見えねぇな
――――おそらく奴も俺と同じく一撃を入れることを目的に動く……それを踏まえたうえで俺の一撃を先に叩き込む
そこから己の勝ち筋を組み立ててゆく。
――――あいつの「真・光龍覚醒」だっけか…たぶん反射速度とかに働きかけてやがるな。力に加え速度も上がってやがる。先手を取るのは難しいだろうな。長引けば、俺が不利か…
――――真・光龍覚醒は今の俺の限界以上の速度とキレを持たせるが、その分消耗も激しい。寿命を削らなくなった代わりに、大量の体力を消費する。あまり時間をかけてはいられん
状況を理解し、決意をさらに固める。同時に、休息は終わる。第二幕が幕を開ける。
仕掛けたのは、同時。互いに地面を蹴り、互いの一撃がぶつかり合う。
「ハッ!!」
「オラァ!!」
互いに引く事なく、拳を刀を振るう。その度に鈍い衝撃が辺りに響く。
――――速さでは石田が上
――――一撃のキレでは相楽が上
雷電が奔り、鋭い拳撃が迎え撃つ。互いの一撃が壁となり、一歩を詰めれない。後退もせずに、ただ我武者羅に攻撃を繰り出す二人。そこには駆け引きもないにもない。しかし、二人は分かっている。この場で自ら引く事は、逃げたと同義。その引け目は最後の最後に己に響いてくる。
褒められた戦法ではないの理解している。しかし意地は張り通してこその――――
「「ハッ!!!!」」
意地である。拳と刃がぶつかり合い拮抗する。ひときは大きな衝撃音が辺りに響く。拮抗する二人。そんな二人を離れてみていた天衣は、それにいち早く気が付く。
――――ッ!!あの顔は…
先ほどの清流のような顔とは対極の、よく悠介が
その変化は一瞬、拮抗していたはずの片割れである悠介が、力負けしたように吹き飛ばされる。
「クソッ」――――なんだ?一瞬だけ、力が上がりやがった
勢いを殺しながら、先ほどの変化に疑問を持つ悠介。しかしその疑問を考えるよりも早く
「喰らえ」
――――ッ!!?速度も上がってんのか…
いつの間にか間合いを詰めてきた石田が刃を構えている。瞬間、驚きながらも悠介は、勢いを殺す事を止め、そのまま後方へバク転することで間合いを大きく離す。振るわれた石田の刃は空を切り、地面に叩きつけられる。
――――あん?どういうことだ、威力が落ちてやがる…
その痕を見た悠介は更に疑問を深める。少なくとも先ほど自分を吹き飛ばした力を感じない。それが謎を生む。だが、考えながらも悠介は石田へと肉薄する。
「オラァ!!」
石田目掛けて振るわれる拳。しかし寸前で石田の姿が消える。そして側面から伝わる衝撃に、僅かに悠介は息をこぼす。
――――威力がねぇ訳じゃねぇが、やっぱり速いだけで重みが減ってやがる
「む?やはり、
困惑する悠介とは対極に、石田はやはりといった表情をこぼす。その僅かな言葉に悠介は…
――――なんだこの違和感は?特化型…あいつの気の属性は雷…雷って事は、電気…………ッ!!
「ッ!!?そういう事か」
「どうやら、気が付いたようだな」
違和感が晴れてゆく。悠介の言葉に石田は漸くかという表情を見せ、一度間合いを取る。
「答え合わせの時間ってか」
「ああそうだ。相楽よ、俺の奥義『真・光龍覚醒』の正体は如何に?」
石田の言葉に悠介は答える。
「気を電気に変化し瞬間的にだが、お前は一部の運動能力を著しく強化出来るんだろ。その反動で他の能力が覚醒常態化での最低値に低下しちまう。ってのが俺の考えだが。答えはどうだ」
「正解だ。俺の『真・光龍覚醒』とは、パラメーターを瞬間的に覚醒させ、限界を超えるモノ。デメリットもお前の考える通りだ」
「確かに強力無比だな。まさにお前の到達点の一つの形であり、核だな」
「そうだ。俺はこの『
悠介の言葉に石田は決意の瞳と共に返す。その言葉に悠介は――――
「そりゃ無理だ。俺がいる」
否定ではない否定をもって答える。その言葉に石田は軽く笑みをこぼし、雷電を身体に走らせ――――
「ならば、今ここで越えよう」
決意と共に返す。その言葉に悠介も上等というべき表情を見せる。再び二人は、地面を蹴りぶつかり合う。
先ほどとは違い、激突ではなく交差する拳と刃。
「チィ」
「むっ」
悠介は勢いを利用し、その勢いのままに裏拳を打ち込む。対する石田は、一瞬下半身に雷電が奔り、力ずくで勢いを止める。そして腕に雷電が奔り、軸足を中心に回転斬りを放つ。ぶつかり合う両者の一撃、力負けしたのは……
「クソッ」
悠介。堪えが効かずに、勢いに押され後退する。
――――身体が微妙に痺れやがる
「逃がさん」
その悠介を追撃せんと足に雷電を走らせ、間合いを詰めてくる。最速での速度を乗せた突きを放たんとした瞬間、悠介が僅かに跳び上がり、足を石田の手首に引っ掛ける。
「しまっ」
足の力で無理やり軌道を地面へと変えられ、突きが地面に突き刺さる。そしてと反動で跳びあがる形となった悠介は、空中で体勢を整え、己の足の裏をもう片方の足のつま先で蹴る事で空中で加速し、一気に地面に下り、拳を握る。そして体制が大きく崩れた石田目掛け――――
「オラァ!!」
「ぐぅ――――っ!!!」
拳を放つ。一撃を貰い、今度は石田が勢いよく後退する。その姿に一瞬島が声を掛けようとするが、どうにか押しとどめる。
――――野郎…寸でのところで防御力を強化して威力を軽減しやがったな
手ごたえから、己の一撃がいなされた事を悟り舌打ちをこぼす。あの動きは、悠介自身にも負担が大きくあまり多様出来ない。
――――だが、おかげで漸く筋が見えたぜ
しかし今の行動で見えたわずかな隙。狙っていくしかないだろう。
――――ギリギリで間に合ったが…やはり完全には殺せていないな
悠介の一撃に僅かに顔を顰めながらも、冷静に己の状態を把握する石田。それでも石田は獰猛な笑みを止めない。
その笑みを見て悠介もつられる様に獰猛な笑みで返す。そして同時に地面を蹴り、二人は何度目かもわからない激突を繰り返す。
二人のぶつかり合う決意が覚悟が気迫となり会場に伝わり、誰もが今までの試合のような熱気を失っている。理由は一つ、
「「はぁぁぁぁああああああああっ!!」」
勝者が決まる、その時を。
足に奔っていた雷電が、腕へと奔った瞬間――――
「シィイ」
「ぐぅ――――っ!!??」
悠介の拳が肩に直撃する。ほぼ直撃の一撃に石田は顔を顰める。
――――こいつ…まさか、
――――やっぱ、思った通りだな
両者が、その一手で互いに思いをはせる。それでも二人の動きは止まらない。悠介は拳を引き、石田は刀を構える。互いに間を図る。僅かな沈黙が場を支配する。
悠介の視線は、石田の身体を見定めている…
――――やはりこいつは…
その視線を察して石田は、悠介が望んでいるモノを察する。それは明らかに石田の不利を示しているのだが…
――――だから、なんだというのだっ!!!!!!!
関係ないという表情と共に石田の腕に雷電が奔る。その一瞬を狙いすましたかのように、悠介の拳が石田の腹を貫く。
「ごふぅ…」
――――やっぱ、特化を切り替える瞬間、僅かに無防備になるな
真・光龍覚醒はその特性上、覚醒させるために切り替えるためには、一瞬本当に僅かな時間無防備になる。本来なら見逃すかもしれない刹那の刻。しかし
だが――――
「ぅぅうううぉぉおおおおおおおっ!!!」
「ッ――――!!?」
攻撃が直撃しているのにかかわらず、石田は刀を振るう事を止めない。無理やりに刃を悠介に届かせる。
鋭い拳衝と雷電の斬撃が互いの身体に奔る。互いに攻撃のダメージによって体制が大きく崩れる。
「はぁはぁ…」
「はっはっ…」
息が切れる。それでも獰猛なその笑みを絶やさない。そしてその腕を振るう事を止めない。
「おぉぉおおおおおおぁぁぁああああああああああああっ!!!!」
「ははははぁぁぁああああああああああああああああああっ!!!」
ぶつけ合う、拳と刃。その一手に込めるのは、今の己が使えるであろう最善の技であり力。間合いを取るということ自体もはや考えれないモノ。今、この攻防から引く事は、負けと同じ。二人はそれを本能的に理解しているからこそ、決して引かない。
何度拳が刃が己を貫き斬らんとしても、その攻撃の手を決して止めない。
「石田ぁぁぁぁあああああああああああああああっ!!!」
「相楽ぁぁぁぁあああああああああああああああっ!!!」
目の前で己に敗北という名の恐怖を与えんとするその
第三者としてその戦いを見て、湧き上がるのは歓喜とほろ苦さ。だが、その苦さが全く関係のない己の私欲だと理解しているからこそ、天衣はその感情に蓋をする。
「オラァ!!」
雷電が奔るタイミングで拳を振るう悠介の姿。
「はぁああ!!」
拳を受けながらも返す様に刀を振るう石田の姿。
「チィイ」
雷電の斬撃を受け身体に僅かに体が沈む悠介の姿。
――――ああ、君たちは本当に…
ぶつかり合う姿に天衣は、武人としての感動を感じる。それは今までの弱い自分を否定して歩んできた二人の姿を近くで見れる事への感動だろう。気づかぬうちに涙が頬を伝う。自分とは違い、諦めずに進んでいく姿を形となって見れることは、自分に勇気を与えてくれる。
「ぐぅうっ!!」
「うおぉ!!」
拳が貫こうが、刃を悠介へと届かせる石田。その姿を涙をぬぐいながら見ている天衣は冷静に状況を把握する。
――――彼の奥義の強みが出ているな。悠介の拳の強みは、毒の様に徐々体の動きを阻害することにある。だが、彼の
まるで対悠介用のような奥義だなと、天衣は関心の息を吐くが、それも一瞬の事すぐさまに違うと否定する。
――――違うな。彼の頂の壁をとは、悠介なのだろう。だからこそ、壁を超えるために『
悠介だけしか見ていなわけではない。己の目指す頂を見据えたうえでの
その意味の持つ深みは、きっと攻防の中で悠介にも伝わっているだろう。
誰もが言葉を呑みその結末を待つ。しかしどこか片隅で、この戦いが永久に続くかにさえ想い、同時にそうあって欲しいとさえ誰もが思った。
だが―――――
「チィっ」
――――その時は必ず訪れる。それは決してミスとは言えないミス。しかしこの場においては余りにも大きな隙。攻撃に意識を持たせすぎたがゆえに、そして体の痺れが引き起こした隙。僅かに重心が前のめりになり、放たれた上からの石田の上段を受け、体勢を崩し、膝をついてしまう。
そしてその隙を石田は逃さない。雷電が両腕に奔り、己が持てる限りの技量をもって放つ袈裟斬り。
その光景に誰もが悠介の負けを想像する。しかし――――振り切られる刹那、刀を持つ手に悠介の拳がぶつかり攻撃を止める。
――――諦めない。意識を失うその時までは…
防がれた石田だが、驚きは見せない。むしろそれぐらいやっても当然だという表情を見せる。
瞬間、二人の勝負への嗅覚が反応する。ここが勝負所。
「「うぉぉぉおおおおおおおおおおお!!!」」
腕にかつてない雷電が奔り、今までにない声を咆哮を上げる。片方は押しつぶさんと、もう片方は押し返さんと、力を開放する。
――――勝つっ!!!
――――勝つっ!!!!
互いに思いは一つ。されど、その思いが叶うのは―――――
「「ぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああっ!!!!!」」
ただ一人。
拮抗する二人の
――――いい勝負
近くで見ていた天衣。そして鍋島はその瞬間、同時にその言葉をこぼした。
「っ――――!!?」
拮抗していた両者。しかし、徐々に悠介が石田を押し返し始める。
――――ほんの僅か…
――――本当に僅かな
徐々に二人の目線が同じ場所になっていく。
――――最後の力の振り絞り方の差
――――それは悠介に合って石田にない物
今度は石田の目線が下がってゆく。
――――十年の時から得た
――――強敵との闘いの経験と逆境化での経験
逆境に立とうとも、石田の瞳は折れない。
――――つまり…夢へと
――――頂へと歩みをのせてきた軌跡の差
「うぉぉおおおおおおっ!!!!」
遂に石田の足が地面から離れる。地面に叩きつけられるであろう、刹那の時間。己の負けを察してなお抗う石田の口が開く。
「…時を経て、俺がお前と同じほどの経験を得て、力を上げた時…今度こそ俺はお前に勝つ」
悔しさがある。堪えきれない想いが湧き上がる。
「行ってこい、武の頂点へ。勝ってこい、相楽悠介」
それでもその言葉を告げるのが、きっと敗者たる己の役目だと本能的に理解する。その
「…ぉぅ」
小さく答える。瞬間、悠介の拳が石田を貫き、石田は地面へと伏す。
僅かな沈黙。そして審判が腕を上げて――――
「勝者 チーム『赤報隊』!!」
終わりを告げる。
『きっ決まったっ―――――!!!!激戦を制し、本選出場を決めたのはチーム『赤報隊』だ――――――!!!!』
審判の言葉にアナウンサーが歓喜に近い声で勝者を告げる。そしてその声に観客から惜しみない歓声と拍手が巻き起こる。
その勝負に壁越えの猛者たちも小さく拍手をこぼす。
最後のイスに座ったのは悠介。そしてここからが本番でもある。
――――来いよ、悠介。私は待っているぞ
歓喜の表情で上から勝者たる悠介を見る百代。明日が楽しみだと、司会席から離れた。
勝負の後、石田はすぐさま医務室へと運ばれた。今はベットの上で横になっている。部屋には誰にもいない。それは誰もが言われるまでもなくそう配慮したものだ。
「…………」
全てを掛けて挑んだ勝負だった。ポッキリと刃が折れた音が確かに自分には聞こえた。もう立ち上がれない。そう思えるほどの喪失感と言い表せないほどの暗い感情。
「全く……嫌になる」
零れたのは、全く逆の意味での言葉。折れたのは違いなく、立ち上がる気概すらない。だが、立たねばならない。そうしなければ、自分は届かない。己のライバルに。少なくとも奴は、この中から
「これが…お前の通ってきた地獄か」
諦めれればどれだけ楽なのだろうと思う。だからこそ、自分は立たねばならない。涙は流すな。そんな暇があるならば、一歩歩を進めろ。
決意を新たに瞳を閉じる石田。眠るのではない。向き合いたくない現実である、先ほどの勝負を思い出す。
何がダメだった。どこかで爪を誤らなかったか。あの時の選択肢はそれしかなかったのか。思い出すたびに、何かがこみ上げてくる。それを噛み伏せ、向き合う。それが強さに繋がると信じて……
――――ああ、それでいい。伏してすぐに立ち上がれ。それが一流と二流を分かつ壁なのだから
僅かに部屋の扉を開け、石田の状態を判断した鍋島は静かに部屋の前から去る。どうやら己の役目はないらしい。だが、すぐに来るだろう。師匠としての導きの仕事が。そう考えながら、ふと前方に映る十の影を見て笑みを深める。師匠ってのは難しいなとつぶやきながら、鍋島は笑みを絶やさない。その顔はとても楽しいそうだ。
「おう、オメェら覚悟はできてんな」
決意を問う鍋島の言葉に、十人は決意の瞳で返す。その返答に鍋島は更に笑みを深めた。
――――まあ、お前には言うまでもないだろうが……油断すんじゃねぇぞ、明日からが本番なんだからな
その中で鍋島は、もう一人の弟子を想いを馳せる。
――――次世代の若き獅子たちは集った。その牙をぶつけう、舞台も整った。本番は明日。明日に全てが決まる。
フィールドでプレーする誰もが必ず一度や二度屈辱を味わわされるだろう。
打ちのめされたことがない選手など存在しない。
ただ、一流の選手はあらゆる努力を払い、速やかに立ち上がろうとする。
並の選手は少しばかり立ち上がるのが遅い。
そして敗者はいつまでもグラウンドに横たわったままである。
By テキサス大フットボールコーチ ダレル・ロイヤル
あるスポーツ漫画で語られた名言です
これを初めて聞いたとき、自分はまさにその通りなのでは?と思いました
スポーツだけにも関わらず、全ての世界の一流と呼ばれる人たちに共通するものではと思いました
だからこそ、悠介は一流と呼ばれる人種なのだと思います。でも才能の壁は一流の世界にもあって、その中でもがき己の生き方を探す姿を描きたいなと思いました。
その答えの一部でも小説の中で描きたいなと思います
・・・・・なんか、自分の考えを述べてすみません。ちょうど、石田がマッチしていたので、つい
良かったら、感想をお願いします