真剣で私に恋しなさい~その背に背負う「悪一文字」~   作:スペル

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いよいよ、最後の十勇士との闘い
後半は、睡魔と闘いながら書いたのでおかしな部分があるかもしれません
楽しんでもらえたら、嬉しいです!!


《過去》悠介と西方十勇士 その9

何度目かわからない拳のぶつかり合い。鈍く乾いた音が辺りに鳴り響いている。

 

「オラァ!!」

 

「ふっ」

 

荒々し声と鋭く息を吐く声が同時に聞こえ、それと連動して鋭い拳が放たれる。互いにぶつかり合うが――――

 

「チィ」

 

素早く手元に戻るヨシツグの拳。そして悠介が反応するよりも早く、再びその拳が放たれる。腕が伸びきった状態の悠介には、わずかに体を逸らすので手一杯。ゆえにその拳は、悠介の体に直撃する。

 

――――完全に手数と速度で負けてやがる

 

自分との差を認識。されど、だからと言って悠介が攻めをやめる事にはならない。むしろ、獰猛に拳を握り一撃を放ってゆく。

 

――――こ、こいつ、威力が上がって

 

何度も拳をぶつけ合ううちにヨシツグは、悠介の一撃一撃の重さが増えている事に気が付く。その一撃の重さゆえに打ち出す速度は遅いのだが…

 

――――拳に痺れが…あまり受けるのは得策ではない

 

痺れが動作を遅らせる。それによって否応なしに、攻撃速度が遅れる。結果、速度で勝るはずの自分の攻撃回数が、悠介と同じになってしまう。

それでは意味がないと判断したヨシツグは、大きく間合いを取るように後退する。

 

「逃がすかっ!!」

 

距離を取らんとするヨシツグを追うように悠介は前へと踏み込む。その一歩が地面に着いた瞬間――――

 

「ホアァチャァ!!」

 

「なにっ!」

 

ヨシツグは、後方に下がる勢いをバク転の要領で前へのエネルギーへと変換し、その勢いのままに鋭い蹴りを放つ。前へと進まんとしていた悠介の体は、突然の事で回避が間に合わない。しかも一歩を踏み込んだ瞬間を的確に狙っており、重心が足に集中しており、上半身を逸らすこともできない。

ゆえに、悠介にはどうすることもできずに――――

 

「ぐぅ」

 

片足が浮いた状態での直撃。踏ん張りも効かず、悠介は吹き飛び壁に激突する。背中らの衝撃に肺の空気が問答無用で吐き出され、動きが止まってしまう。

 

「畳みかけさせてもらう」

 

――――まずい

 

視線を前に向ければ、拳を構え駆けだしているヨシツグの姿。体勢の大きく崩れた自分では、対処できない。

 

「ホアァ!!」

 

ヨシツグの鋭い拳が悠介へと放たれる。それはボウガンの矢のような速度で放たれる拳。今まで悠介は同年代で見てきた中では、例外である二人を除き随一ともいえるキレ。

 

「クソッ」

 

「む」

 

悠介は重心を無理やり動かし、転がるように拳を回避するが、その回避により体制はより悪くなっている。

そしてその隙を見逃すほど、ヨシツグは甘い敵ではない。

 

「相楽よ、その手は悪手だったな。なかなかに愉しめた、だが終わりだ」

 

何処か失望したように告げるヨシツグ。握られた拳が、上から稲妻の様に悠介へと振るわれる。体勢の崩れた悠介には、回避は間に合わないはずだった――――

 

「なに…っ!?」

 

「何もう、終わったように言ってんだぁ!!」

 

その不可避の攻撃を悠介は、頭で受け止めた。いや、もっと正確に言うならば、頭突きで無理やり拳が伸びきる前に拳に額をぶつけたという表現が正しいだろう。

余りに考えられない防御にヨシツグの思考が驚愕に染まり、動きが止まる。その瞬間、悠介は腕で体を支え、浮いた足で弧を描く様に、ヨシツグの足を払う。

 

「むぅっ!!」

 

足を払われ、大きくヨシツグの体勢が崩れる。そしてその瞬間、悠介が腕力で倒れこむ形でヨシツグに距離を詰め――――

 

「だらぁ!!」

 

「ごふぅ…」

 

腹に頭突きを叩きこむ。互いに転がる形で、廊下を転がる。それも僅かな時間、二人は即座に体勢を整え、相対す。悠介は頭突きの衝撃で口を切ったのか、軽く血を吐く。ヨシツグは、先ほどの一撃が堪えているのか、腹を腕で抑えている。

 

「油断したなあ」

 

「どうやら、そのようだな。俺もまだまだ修行が足りんな」

 

 

互いに間合いを取りつつ、相手の隙を逃さぬように目線は敵を見据えている。お互いにうかつには動けない硬直。下手な隙を見せれば、一気に押し込まれるのは先ほどから、拳を合わせて、互いに察している。

 

――――って、うだうだ待つのは性に合わねぇ…だから

 

「シャァ!!」

 

硬直を破る様に駆けだすのは、悠介。ヨシツグはその動作に一瞬驚いたよう顔を見せるが、次の瞬間には冷静な戦士の顔へと戻る。

 

――――技は向こうが圧倒的に上。多彩さで負けている以上、下手な駆け引きはあぶねぇ。だったら、駆け引きのねぇ一本勝負に持ち込む!!

 

駆けだす中での思考。それは先ほどからのぶつかり合いで得た確かな差。だからこその選択なのだが――――

 

「相楽よ、一本勝負に持ち込めば勝てると考えているのか」

 

「ッ!?」

 

その考えは、同じく拳をぶつけ合ったヨシツグに悟られている。

 

――――バカか俺は…俺が気が付いたことを相手が気が付いてない訳が…

 

先ほどの驚き顔はフェイク。ヨシツグは先ほどから罠を掛け待っていた。そして悠介は、待ち切れずにその罠に食いついてしまった。

回避は既に間に合わない。ならばと、防御を取ろうとするが、それよりも早く――――

 

「喰らえ、疾風二段蹴り!!」

 

疾風の蹴りが悠介を襲う。鋭い蹴りが悠介の顔面に二発叩き込まれる。その衝撃で悠介の体が大きくのけぞる。大きく的となった胸部。

 

――――やばっ

 

ヨシツグは蹴りを打ち終え、超近距離の間合いにいる。先ほどの攻撃が蹴りだったためか、上半身は比較的に自由だった。ならば、取る選択しなど決まっている。

 

「月光砕き!!!」

 

中指を畳み拳を作るのではなく、第二関節で曲げることで出来る角を使って打ち込まれるヨシツグの全体重が乗った拳が、無防備な胸部へと叩き込まれる。鈍い音、自身の加速も衝撃へと変化され、明らかに肋骨に重いダメージが入っている。のけぞり、重心が整っていない状態での重い一撃に、悠介は声を漏らすこともできずに壁へとたたきつけられる。

霞む視界が取られるのは、流れるような動作で体勢を整え、次なる一手を振りかざさんとしているであろうヨシツグの姿。

 

「ハヤブサ斬り」

 

鋭く振るわれた腕は、容易にその場の酸素を奪い真空の渦を生み出す。生み出された渦は、次なるヨシツグの拳によって砲弾の様に放たれる。狙うは、壁に叩きつけられている悠介。

動けと体に命令するが、鈍い痛みを告げ思うように動けず――――鋭い衝撃波が全身を襲う。

普通ならば、これで勝負あり。だが、ヨシツグはほかの戦いから知っている。相楽悠介という男は、まだ負けていない。でなければ、自分を除く(・・・・・)十勇士全員(・・)から勝利を得れるはずないのだから。ヨシツグは、煙で見えない場所へと一気に駆けだす。

そして煙の中へと突入した瞬間――――

 

「やはり…な」

 

「っ…」

 

カウンターの様に悠介の拳が迫るが、奇襲ならなともかく、完全に準備されたうえでは意味をなさない。その一撃は、容易く躱される。

 

「さらばだ、相楽よ」

 

伸びきった腕を躱しながらヨシツグが迫る。その身体からは、僅かに雷光がこぼれている。完全に決めにきている。

五指を僅かに曲げ、まるで爪の様に見立てた手が悠介の胸部に迫る。残った拳を放たんとするが、明らかにダメージのせいで動きが悪く、間に合わない。

 

「ク…ソ…っ」

 

「ライトハンドスラッシュ――――ッ!!」

 

電気を纏った五指が、悠介の胸部から大きく斬り裂く。鋭く深い衝撃の後に追い打ちを仕掛ける様に体を奔る電撃の衝撃とダメージ。畳みかける様に放たれた連撃。それはどれもが、ヨシツグの絶対の自信を持った必殺の技。その必殺を四つも叩き込んだのだ。ヨシツグの精神が僅かに緩みを見せても、責められないだろう。

そんな僅かな気の緩みに――――

 

「なっ!?」

 

その音は余りにも衝撃すぎた。あり得ないそう断言していた故に、その身体はらしくもなく硬直してしまう。それは普段のヨシツグならば絶対に犯さない致命的なミス。

音の方を振り向けば、そこには迫る拳。硬直していたヨシツグは躱せずに直撃して、体勢を崩しながら後退する。

 

「そこまで来れば……それ(・・)は才能だな」

 

僅かにヒリつく頬に手を当てながら、告げる言葉は純粋な称賛。視線の先には、ボロボロになりながら息を切らせながらも二本足でしっかりと立っている悠介の姿。

 

「流石に…効いたぜ。やっぱ、オメェ強ぇな」

 

「ふっ。一撃の破壊力には自信があったのだがな、貴様のタフさを見ていると、まだまだ修行不足だと痛感させられる。そのタフさは、天性の才故か」

 

「――――まあもしも、非才の俺に才能があるっていうなら…確かにこのタフさは才能だろうよ」

 

「やはり「ただし!!」む…」

 

環境っていう才能(・・・・・・・・)がくれたもんだ」

 

ヨシツグの言葉に返す悠介。そこには一切の迷いもない。実際武術を始めた当初の悠介は、年相応だった。それがある日(・・・)を境に変わった。変わったのは、悠介自身ではない、その環境だった。

 

見る目を変えた鉄心に問答無用で組み手をさせられ―――

『顕現の参・毘沙門天』

『ちょっ…まっ――――ガハっ!!?』

奥義で何度も踏みつけられた。

 

まるで感動し背を押すような厳しい瞳になったルーに組み手をさせられ――――

『バースト・ハリケーン』

『ルーさんまで!!?って、うわぁぁぁぁあ!!』

奥義で何度も吹き飛んだ。

 

何時にもまして凶悪な面になった釈迦堂に何度も問答無用で勝負させられ―――――

『リング』

『ッハガァ!!?』

何度も地面に叩きつけられた。

 

前々から厳しかった修業が、その日を境に地獄へと変わった。ただの技だったのが、いつしか必殺の応酬となり気絶しない日などなかった。それでも意地でひたすらに受け続けていくうちに、体はそのダメージになれ始めた。気が付けば、並大抵の一撃では、痛いとすら思わなくなっていた。思えば当然だろう、普段から喰らっていたのが壁越えたちの必殺なのだから。並大抵の一撃如きが効くはずもない。

 

それはありない話ではない。実際、プロのバレーボーラ―の中にも南の島育ちで、子供のころから高い木になるヤシの実を取るために跳躍を続けたことによって、160代の身長にも関わらず、容易にネットを超える大ジャンパーとなった選手もいる。

それと同じだ。自身の周りの環境もまた才能。直接的ではない、間接的な才能(・・・・・・)己でつかみ取れる(・・・・・・・・)数少ない才能(モノ)、自分はそれに恵まれただけ…そこだけが自分の才能(・・・・・)(運)だと悠介は思っている。

だからこそ――――

 

「俺を倒したきゃ、壁越え連れて来い(・・・・・・・・)!!」

 

胸を張ってそう告げる。自身のタフさは紛れもなく、己の人生が生んだ結晶なのだから。胸を張らない訳にはいかない。

悠介の言葉に僅かに唖然としていたヨシツグだが、その意味を理解して笑みを浮かべる。

 

「ふぅ。ならば、お前を倒して、壁を越えさせてもらおう」

 

「悪いが、それは無理だ。この勝負は俺が勝つ」

 

虫の息での宣言。くだらないと一蹴出来るはずの言葉。だが、ヨシツグはその言葉に一蹴できない。それは直感。武術家としての直観が己に告げている。

 

「行くぞ!!」

 

「おうよ!!」

 

何度目かわからない激突が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

息が切れる。もう何度拳を振るったのかすらわからない。いや、そもそも何度自分の拳が相手を貫いたのかすらわからない。

 

「はぁはぁ…」

 

普段から厳しい鍛錬の果て才能に甘えずに得れた自慢の拳が、これほど頼りないと思えた事は今までで一度もない。

最早虫の息、立っているのがやっとの筈。一撃一撃が加わることで更に追い込んでいるはずなのだが――――

 

「沈め!!」

 

「ぐ…っ!?、まだだぁ――――っ!!!」

 

全くそれを感じさせない悠介の動き。ある一定のラインからその動きのキレが落ちなくなった。それゆえに、迷いと焦りが生まれてくる。

 

――――落ち着け、落ち着け

 

焦りを払うように頭から雑念を払う。しかしその隙を悠介は逃さない――――

 

「オラァ!!」

 

「ぐぅ…っ!!」

 

放たれる拳がヨシツグの体に叩き込まれる。不完全(・・・)ながら体に走る衝撃が、確かな毒となり、動きを鈍らせてゆく。

 

――――こいつの拳…あまり受けるのは得策ではない

 

身をもって理解し察するその特異性。不味いという焦りが生まれ始める。そしてその焦りを今度は払えなかった。

 

「ぐぅ、喰らえ!!サイクロン…」

 

刹那、跳びあがろうとしたヨシツグの足を悠介の足が踏みつけ地面に縫い付ける。

 

「なっ…に!!?」

 

「へ。捕まえた」

 

「貴様、まだそんな動きが…」

 

その一瞬に見せた動きは先ほどの中では一番のキレを持っていた。驚くヨシツグに、悠介は――――

 

「いんや、今のは無意識(・・・)だったな」

 

「なに?!」

 

呆れるほど淡泊に告げる。

 

「意識なくても本能で動けばいいだけだろうが。こっちとら、ガキの頃からそうやって闘ってきたんでな」

 

意識が朦朧としようが、一度だって自らひざを折った事はない。そんな飽くなき貪欲な執念は、いつしか体に刻まれ、時に意図してない瞬間を直観的に判断し、考えるよりも先に身体が反射的に行動を選択する事がある。

最初はその動きを信じれなかった。だが、回数をこなしてゆくうちにそれが最善策だと知れば、あとは身をゆだねた。すると、不思議な事に今できる動きで最善以上の動きを発揮できるようになっていた。重要な事は信じる事。己が休むことなく体に刻み付けた勝への思考を勝つための動きを。意識せずとも体は、その歳月に見合った動きをしてくれる。そう鉄心は言った。これが悠介のもう一つの人生の結晶。

 

――――まずい

 

今の状態を踏まえても、有利なのは自分の筈。しかし直観が告げる。次の一撃は、避けなければまずいと。

足をどけようと動こうとした瞬間、両手首を悠介の腕が捕まえる。

 

「しまっ」

 

「はっ。今度こそ捕まえた!!」

 

足は既に自由となったが、両手首を持たれたまま体を浮かされ体の自由が利かない。そして悠介は、まるで倒れこむように前へと体重をかける。

 

――――重力を乗せた拳で仕留める気か…だが、ならばどちらかの手を離さななければならない。それがチャンス。カウンターで沈めて見せる

 

行動から結末を推測するヨシツグ。しかし、地面が近づいても悠介は手を離す素振りを見せない。僅かな疑問。その瞬間、大きく振りかぶった悠介の頭を見る。

まさかと思った瞬間、落下する速度と重力を乗せた一突き。気合炸裂のヘッドバッドがヨシツグの額に直撃する。

その重さと衝撃に脳が揺れ、更に精神的な疲労もあって、意識が霞んでゆく。ドオン!と廊下に衝撃を鳴らしながら小さく落下した二人。

 

「わりぃな、昔から石頭(・・・・・)でよぉ」

 

完全に意識を失ったヨシツグに悠介は額から血を流しながら不敵に告げた。反応はない。それが答え。

回答を得た悠介は一度大きく息を吐くと、その場からゆっくりと歩き始める。

目指す場所は一つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボロボロの状態のまま悠介が向かったのは、一年A組。放課後でかなり時間が経っており、残っているはずの生徒などいないはずの教室を悠介はためらいなく開ける。

 

「よお、石田」

 

そこにいたのは、何処か苦虫を噛み潰した様な表情をしている石田の姿。来訪してきた悠介の姿に、石田は怒気に染めた表情を見せる。

 

「...何のようだ」

 

「....わかりきった事を聞いてんじゃねえよ。俺が此処に来た。それだけで、意味はわかんだろ」

 

しかし悠介はどこ吹く風のように受け流し、不適な笑みを浮かべている。その姿が余計に石田の神経を煽る。

 

「オメエの十勇士(てあし)は倒した。だからよ...」

 

ゆっくりと確実に石田との距離を詰める悠介。既に距離は机を挟んだ程度のモノとなっている。

 

「残りはテメェだけだ。なぁ、十勇士の大将様(・・・・・・・)!!」

 

「っ....!!」

 

その言葉に石田は息を飲む。そんな反応に悠介は、構わずに己の推測を告げる。

 

「初めはお前を含めての十勇士(・・・・・・・・・)だと思ってたが......双子の尼子が当然の様に決闘に参加(・・・・・・・・・・・・)してたのを見てな。あの時、確かに鉢屋は十枚の生徒手帳(・・・・・・・)と俺の生徒手帳を重ねていた。そこでわかったぜ。十勇士ってのは、二人の尼子を含めての十人(・・・・・・・・・・・)。そもそもお前はこの決闘に関わってすらなかったんだよな(・・・・・・・・・・・・・・)

 

 

悠介の言葉に石田は何も答えない。いや、答えられない。先程の言葉は全て的を射ていたからだ。

 

「でも、その兵は倒れた。残すはテメェだけだぜ、大将!!」

 

そう宣言しながら悠介は、生徒手帳を机に叩きつける。

 

「...........」

 

目の前に差し出された生徒手帳を前に石田は沈黙を保つ。そしてゆっくりと懐から生徒手帳を取り出す。

 

「いいだろう。貴様を甘く見ていた俺の過ちだ!!貴様はこの出世街道を歩む俺自ら手を下して、十勇士と俺に付いた泥を払おうではないか!!」

 

「いいねぇ。そうこなくちゃよ」

 

石田の宣言に悠介は笑みをもって返す。長かった十勇士たちと悠介の戦いは遂に最終幕へと移りこむ。




如何でしたでしょうか?
いかせん、説明が雑になってなければいいのですが・・・

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