十七歳
今作のサブ主人公、黒髪で襟足が長めで目つきが鋭い。
戦国時代には二番目に到着した。
八歳のとき戦場報道官の父親が殉職している、仕事だから仕方ないとその死については
割り切っている。
しかし、十歳のとき叔母夫婦と海外旅行に行った母親がテロに巻き込まれ死亡する。
その後、道場師範である父親の友人に引き取られる。
政治を勉強し始めたが(自分なりに戦争を無くすための行動)、政治家の汚職報道が多く取り上げられ、嫌気がさす。
近場で小さな争い(喧嘩)をする不良に対して喧嘩騒ぎを繰り返す。
しかし、争いを無くした後の幸福をどうやって創ればいいかわからず葛藤するが、姉小路頼綱は戦争をなくした後に「笑顔に満ちた世界を創りたい」と願っているので、彼女の願いを叶えるために戦う。
未来への未練はない。
剣と槍に触れる機会があったので、戦国時代ですぐに戦えた。
父親の友人は喧嘩を繰り返す海斗に折檻のつもりで武道を文字通り叩き込んだ。
戦争を憎んでいるため殺し合いには抵抗が少ない、呑み込みが早い方で実践に応用した戦い方(つまり我流)や馬術を早い段階で習得する。
タイムスリップしてすぐに斎藤方の追撃隊を壊滅させたことから【黒犬】の異名で恐れられる。
身分は侍大将。
作者からの称号【◇◇◇を◇◇◇◇犬】
十九歳
美人・可愛いの狭間にある容姿で笑顔が眩しい少女、飛騨のアイドル的な存在で【
あだ名は
飛騨の最大勢力、姉小路家の当主、[みんなが笑顔で暮らせる世]を創ることを目標にしているが、飛騨国内勢力により、上手くいっていない。
戦をできるだけ避けて統一したがるのもその原因だが……
彼女をはじめ飛騨勢力は海斗が未来人ということは気にしていない(本人が歴史に詳しくなく、帰りたいと言わないから)。
純粋に戦闘力と志を評価し海斗を仕官させる。
二十歳
黒髪を背中まで伸ばしたツリ目の少女、南蛮渡来の眼鏡をかけている。
あだ名は
頼綱の部将で主に内政で活躍するが、戦場では頼綱の親衛隊を率いる。
性格は固いが頼綱と比べると[生徒会会計]。
十七歳
登場してすぐに捕まったが晃助の千早家入りを助けることになった。
実はあの戦は初陣でなく、単に経験が少なかった。
飛騨の没落した名家、下田家の跡取りで主家は滅んだが、家名を盛り返すためと、自分を引き取りに来た姉小路家に仕える。
実は[業]は主君の名を貰ったモノ。
十五歳
姉小路頼綱の弟で養子に入った鍋山家を乗っ取る。
姉小路家の分家として振る舞っているが……
三十歳
父親と馬が合わず、家督を弟にとられそうだったが、父親を謀殺し弟を追放した。
飛騨を我が物にしようと暗躍する。
それだけでなく他にも目的があるようだが……
オッサン
元塩商人の豪族、姉小路家に敵対する。
オッサン
飛騨でも峻険な土地を領有している豪族、土地柄から金山資源が豊富だが農作物が乏しい。
姉小路家に敵対する。
死にかけの老人
岩谷家の当主だったが、信頼できる家臣と息子を亡くし、病身になった。
後事を姉小路家に託すが……江馬家にも遺産を渡してしまう。
故人
業木の一人息子、錯乱した業木が斎藤を攻めた際に戦死。
将来を期待されていたため、その死が業木を病に追いやった。
海斗に兜と陣羽織を託した。
その兜は 「ちょうどいい」 ということで修理した物を海斗が使わせて貰っている。
故人
下田業兼の父親、飛騨で知らぬ者がいない猛将で千早善基に傷を負わせるなど活躍したが、姉小路家との戦で戦死。
その際、他の親族衆も戦死したため業兼を残して下田家は没落した。
故人
頼綱と顕綱の父親、朝廷に掛け合い自ら滅ぼした姉小路の名を頼綱に与えて、顕綱を鍋山家に養子に出す。
晃助も関わる人物たちなので、敵もまとめて書きました。