μ’s MUSIC BOX   作:ぶりくすむ

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もう、年の瀬ですね~。


スクフェスのにこイベント報酬すら受け取れない体たらくです(^q^)


# 08

 

 

 

 

 

 

 ------ピンポーン

 

 

 

 

 1月3日、朝早く伊達家のチャイムが鳴り響く。

 

 

 

「はーい。」

 

 

 

 返事とともに宏樹の母が扉を開ける。

 

 

 

「あけましておめでとうございます。・・・えっと宏樹くんは??」

 

「あ、希ちゃん♪あけましておめでとう。ダメ息子はまだ準備中なのよ~」

 

「いえいえ!ウチが少し時間より早く来ましたし!」

 

「こういうのは早く来るのも予想して準備するもんなの。ホントうちの子はダメねぇ~」

 

「アハハハ・・・」

 

 

 

 希ちゃんがいないとダメダメ息子なんで宜しくね。といい宏樹の母はウインクしてその場を去っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「オカンなんか言ってませんでした?」

 

「ん?別に~?」

 

 

 

 ようやく玄関に現れた宏樹は早速希に変なことを吹きこまれてないか質問をする。

 

 

 

「すごい、明るくて楽しいお母さんやね。」

 

「面倒ですよ。海未のお母さんみたいにお淑やかな母親に何度憧れたことか・・。」

 

「ウチはヒロ君のお母さんみたいな人に憧れるよ。」

 

 

 

 そうですかねぇ・・・と宏樹はぼやきながら二人は玄関を出る。

 

 

 

 

 

 

 

「そう言えば、俺なんかと初詣来てよかったんですか?」

 

 

 

 神社に向かう道の途中、宏樹は希に問いかける。

 

 

 

「女の子が『彼氏』と初詣行きたがることに何か問題でもあるん?」

 

 

 

 希は少しムスッとた顔で宏樹の質問に答える。

 

 

 

 

 

 

 

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 数週間前のラブライブ!関東最終予選終了後、宏樹は希に告白された。

 

 

 

 

「・・・・・えっ?」

 

 

 

 

 腕を掴まれたと思ったら告白をされ、宏樹は思考が一瞬停止する。

 

 

 

 

「えええええっぇぇぇぇぇぇぇぇっぇ!!!!!!」

 

 

 

 

 驚きの声が無人の会場に響き渡る。

 

 

 

 

「えっと・・・あの・・・その・・・」

 

 

 

 

 突然の出来事にパニックを起こして何も返事できない宏樹に対し希はじっと返事を待っている。

 

 

 

 

「ああぁ~~!もう!!」

 

 

 

 

 言葉にならない言葉を上げて、頭を掻きむり宏樹は急に吹っ切れたような顔になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺も!先輩のこと好きです!!」

 

 

 

 

 

 

 そして二人は恋人同士になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「告白の返事といい今日の発言といいヒロ君はヘタレさん過ぎや。」

 

「・・・すんません・・。」

 

 

 

 しょんぼりとしてる宏樹。

 

 

 

「いや、μ'sのメンバーと行ったほうが良いんじゃないかなぁ・・・って」

 

「元旦にエリチたちと神社のお手伝いしたし、穂乃果ちゃんたちとも会ったから大丈夫って言ってたやろ。」

 

「・・・はい。」

 

 

 

 益々、首が下へ垂れていく宏樹。

 

 

 

「もぉ~!!」

 

 

 

 希は少し怒った声色で宏樹の腕に抱きつく。

 

 

 

「おわっ!!」

 

 

 

 引っ張られるような体勢になり宏樹は少し驚いたような声を上げる。

 

 

 

「今日はウチがヒロ君と二人で初詣に行きたかったの!彼氏なんやから彼女を楽しませなアカンで!」

 

 

 

 少し恥ずかしそうに宏樹に自分の気持ちをぶつけた希。

 

 

 

「・・・・・はい!何なりとお付き合いいたします。」

 

 

 

 宏樹は嬉しいそうな恥ずかしそうな顔で返事をする。

 

 

 

 

 

 

「・・・ホントに人に自信持てとか何とか言っといて本人がこんなヘタレさんとか説得力ないやん。」

 

 

 

 

「それは言わない約束でしょぉ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

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 冬休みが終わり、新学期も始まったある日の学院。

 

 

 宏樹は終礼のチャイムを聞き、家へ帰ろうかと帰宅の準備をする。

 

 

 

 

 

 

「伊達くん・・・・。」

 

 

「ん?」

 

 

 

 宏樹を呼ぶ声があり声の方を向くとそこには穂乃果がいた。

 

 

 

「どうした?高坂。」

 

 

「少し相談があるからお話したいんだ・・・。」

 

 

 

 何時になく真剣な眼差しの穂乃果を見て宏樹もただならぬ雰囲気を感じ取る。

 

 

 

「ああ、生徒会室か?」

 

 

「うん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先に行ってるから。」

 

 

 

 

 

 

 

 そう言って穂乃果は教室を出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最後までご覧いただきありがとうございます!

次で終わりの予定です。正直このへんは蛇足感があるので軽く読み流していただく感じでw

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