仕事忙しくて・・・友達に頼まれごとがあって・・
うそです。モンハンが楽しくて書く暇がありませんでした(^q^)
今回はゆるーくやるってことでSS形式でやっていきます!
❏ 告白の後
職員室にて・・・
教師「二人共午前の授業をすっぽかして午後から登校とはなぁ・・・」
宏樹「すみません・・。」
教師「園田においては一回登校して学校を飛び出すて・・・」
海未「返す言葉もありません・・・。」
教師「はぁ・・・お前ら言い訳もしないのな・・。」
宏樹「えっ?」
海未「宏樹はともかく私は完全にサボりですし・・。」
教師「いや・・ある程度は言い訳していいと思うんだけどな・・。」
教師「まぁ、お前らが無断でサボるような生徒とは思ってなかったし事故のことも聞いていたから心配したぞ。」
宏樹「ホントにすみません・・・。」
教師「病院から連絡あったから安心したけど、とりあえずできるなら親御さんでも学校でも連絡ぐらいはしろよ。以上!」
宏樹「へっ?終わりですか?」
教師「もっと説教するつもりだったけど普段真面目なお前らにこう反省されると説教する気も失せたわ。」
海未「はぁ・・。」
教師「午後からはちゃんと授業を受けろよ。とっと出てけ」シッシッ
宏樹「そんなつまみ出すように扱わなくても。」
そんな訳で特にお咎めはありませんでした。
そのあと俺と海未はクラスメイトから午後登校の質問攻めに会いましたとさ。
❏ 報告
放課後、廊下にて・・
宏樹「そーいえばさ」
海未「どうしました?」
宏樹「俺達が付き合いだしたことμ'sの皆に言うのか?」
海未「えっ!?・・・えっと・・その・・・」
宏樹「海未が言い出しづらいなら少し間を置いて・・・」
海未「・・・いえ。今日報告しましょう。」
宏樹「まぁ、そう言うと思ったわ。」
海未「皆に隠し事なんて出来ませんよ。大切な仲間で友達なんです。」
宏樹「凛々しぃ海未さんですこと。ただなぁ・・・」
海未「どうかしました?」
宏樹「(矢澤先輩になんて言われるかすげぇ怖いんだが・・・。別れろとか言われねぇかな・・?)」
皆に報告したところ皆歓迎&祝福してくれました。
❏ 練習前
一通り質問攻めされて皆は屋上に移動。
宏樹「さーて、写真整理でもするかねー」
にこ「・・・宏樹。」
宏樹「げぇ!矢澤先輩。」
にこ「げぇ!とは何よ!」
宏樹「いや、今日はあんまりお話したくない方が目の前にいらっしゃるなぁ・・と」
にこ「随分ストレートに言ってくれるわね・・・。」
宏樹「そのですね、あまり恋愛に寛容じゃない先輩を目の前にすると萎縮するといいますか・・」
にこ「何突っ込まれるか自覚はあるようね。」
宏樹「報告するにあたって1番気になってましたからね先輩のツッコミが。」
にこ「単刀直入に言うわ・・・宏樹。」
にこ「あんた覚悟できてるの? アイドルと付き合うことに。」
宏樹「・・・そんなことでビビるほどの気持ちで告白してないですよ。覚悟はとっくに出来てます。」
目を逸らさず真剣なトーンで答える。
にこ「そう。」
宏樹「えっ・・?もう行くんですか?」
にこ「これだけ聞きたかっただけよ。」
宏樹「別れろとか怒鳴り散らされると思ったけど安心しました。」
にこ「中途半端なこと言ったら引っ叩いて別れろって言ってたわ。」
宏樹「おぉ・・・こわっ!」
にこ「・・・にこが文句言わなくなるくらい幸せになって周りを黙らせなさい。私が言えることはそれだけ」
宏樹「肝に銘じておきます。わざわざありがとうございます。」
その会話のやりとりをしてにこは部室を出て行った。
希「『覚悟はとっくに出来てます。』・・・かぁ・・。」
宏樹「どわぁぁ!!いきなり出てこないでくださいよ!東條先輩!」
希「いやー、部室にスピリチュアルなパワーを感じて戻ってきたら面白い会話が聞けたんよね~」
宏樹「全部聞いてたわけですか?」
希「最初の部分は見れなかったけどね。」
希「にこっち怖かったかもしれんけどあんまり邪険にせんでやってな。」
宏樹「別にそんなつもりないですよ。矢澤先輩には矢澤先輩の考え方がありますし、何も違ってないです。」
希「相変わらず真面目やねぇ・・『アイツムカつく!』とか言って欲しいんやけど・・。」
宏樹「先輩はどんだけ畑を荒らしたいんですか・・・。」
希「楽しくなるならいくらでも。」
宏樹「はぁ・・・。」
希「伊達くんも怒ってないみたいだしウチはお暇します~」
宏樹「練習遅れた理由に俺を使わないでくださいね。」
希「・・・・・もちろん。」
宏樹「その間はなんだぁぁぁぁぁ!!」
❏ 事故現場
お昼休みにて・・・
穂乃果「そういえば、伊達くんが事故現場に居合わせた時ってどんな感じだったの?」
拓哉「俺もそれ聞いてないわ。どうだったのよ?」
宏樹「ん~?大したこと無いけどなぁ・・・」
❏ ❏ ❏ ❏ ❏ ❏
俺は通学路の交差点で信号待ちをしてた。信号が変わりいざ渡ろうとした時カバンに吊るしていた『お守り』の紐が切れた。
「あっ・・・ったくついてねぇなぁ。」
立ち止まりそう呟いてお守りを拾おうと屈もうとした瞬間目の前を猛スピードのバイクが駆け抜けた。
その時は一瞬心臓が止まりそうになるが、バイクの向かった先を見たら次の瞬間には車とぶつかって衝突事故が起きていた。
❏ ❏ ❏ ❏ ❏ ❏
宏樹「そっからはともかく無我夢中で事故に遭った人たちの救出と救急車を呼んで一緒に同行って感じかなぁ・・・」
拓哉「・・・・いや、それ大したこと無いだろ・・・・。」
穂乃果「完全に九死に一生だよ・・・。」
海未「・・・・宏樹・・・私はそのこと聞いてないのですが・・・。」
宏樹「いや、別段言うことじゃないし無駄に心配かけても・・・ねぇ?」
海未「ですが!そういうことは済んだことでも言ってくださいよ!」
宏樹「まぁまぁ、落ち着けって・・・そうだな・・言うの忘れてたわ。」
海未「そうです!ちゃんと報告するべきで・・・」
宏樹「海未がくれた『お守り』で助かったわ。ありがと。」
海未「・・・・・。」
ことり「や~ん♪海未ちゃん顔真っ赤~♪」
拓哉「ナチュラルに惚気るか・・・。」
穂乃果「なんかこの質問しなきゃよかったね・・・。」
❏ #11の後
宏樹「時に海未さんや。」
海未「何ですか改まって。」
宏樹「夢っていうのは人間の深層心理を表していると良く言うじゃん?」
海未「まぁ、聞きますね。」
宏樹「つーことは・・・・」
宏樹「海未ってキスしたいの?」
海未「・・・・はぁぁぁぁぁ!?!?」
海未「なんでそうなるんですか!」
宏樹「もし、今日俺が見た夢を海未も見てるとするとそうなるかなぁって」
海未「そもそもなんで私の夢と宏樹の夢が同じ前提なんですか!?」
宏樹「前の例もあるしさー」
海未「き、キスなんて破廉恥なことは別にし、したくないです!!」
宏樹「そうかぁ・・・」
海未「なんでそんなあからさまにしょんぼりしてるんですか?」
宏樹「そりゃ、彼女から直接キスしたくないなんて言われたら凹むさ」
海未「うっ・・・その心苦しくなる言い方はずるいです・・。」
宏樹「まぁ、俺も嫌がる海未とはしたくないししたくなるまで待つさ。」
海未「今は・・・これで。」
そう言って海未は俺の手を握ってくる。
宏樹「海未から握ってくるなんて大進歩だー」
海未「バカにしないでください!すごく勇気を出したんですよ!」
宏樹「わかってるって。ごまかさないと恥ずかしいくらい嬉しいっつーの」
賑やかな二人の会話が通学路に響く当たり前になりつつある風景。
こうやってふざけながらも少しずつ幼馴染から恋人へ歩を進めて行こう。
言葉は違えど二人はそう思って手を繋いで歩きだす。
最後までご覧いただきありがとございます!
紆余曲折ありましたがこれで園田海未編シリーズ一旦終了です!!
一応EX第二弾ももうプロットはできてるので追々やりますよぉ~
http://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=54071&uid=70374
全体の言い訳はこちらでしてます。
そして次回からはタグでも書いていますが
「I Love You」のある世界 - 東條 希 編- 開始です!