週末は岩盤浴&友人たちと世界のビールを飲みまくって人生が充実してると
錯覚してしまいました(^q^)(^q^)
さてさて終盤戦行ってみましょう!
「宏樹は・・・宏樹の言葉は・・・私の世界を変えてくれますね・・・。」
笑顔になった海未を見て俺は答える。
「そんな大それた話ししてねーよ。俺は思ったこと言ってるだけだって。」
「そうなんですか?いつも人とは違う感性だなと思うのですが・・・。」
「あんまり買いかぶるなよ・・・。」
褒め倒されてるような気がして恥ずかしくなり茶化す。
「俺からすりゃぁ、海未は頑張り過ぎなんだよ。」
「宏樹にテストで勝ててないからまだ頑張りが足りてないと思っていますよ。」
平然とまだ頑張りが足りないと海未は言い出す。
「勉強しか頑張ってない俺とμ'sの活動と部活と生徒会と勉強を頑張ってるお前を一緒の世界の人間としてみるのがおかしいだろ。」
「そうですか??」
本気でコイツは頑張りが足りないと思ってそうで怖い。
「俺からすりゃコールド負けレベルで負けてるつもりなんだが・・・。」
「私としては勉強で勝ちたいんですよ!」
「これで海未にテストで勝てなくなったら俺は生きてく希望が無くなるんだが・・・」
「それは是非とも勝たないといけないですね。」
意地悪な笑顔でからかってくる。
「登校拒否で引きこもり待ったなしだわ・・・。」
「フフッ…すみません、からかいすぎました。」
どうやらイジケた俺の顔がツボのようで笑いこけている・・・。幼馴染が引きこもりになる原因を作ろうかとしてるのにひどい話だ。
「まぁ、海未が笑顔に戻って良かったよ。」
「えっ、そんなに暗い顔でしたか?」
「作詞の話になった途端な」
どうやら無自覚だったようだ。
「さっきも言ったけどさ、海未は一人で頑張り過ぎなんだよ。」
「私としては普通なのですが・・・。」
「それが普通なら一般人の普通がイージーモード過ぎて退屈だぞ。」
「はぁ・・・。」
どうも納得言ってない模様。
「ともかく!一人でなんでもやろうとするなよ。練習メニュー考えたりタイムなり回数数えるのは手伝えるし、作詞は出来ないけど今日みたいに愚痴なり困ったこととか聞いてあげれるし、部活があるなら生徒会の仕事なりμ'sの仕事手伝うからよ。」
「・・・ありがとうございます。」
海未は俺が手伝うという主旨の話を終えるとポカンとしている。
「どうした?」
「・・・宏樹はどうしてそこまでしてくれるんですか??」
「へっ?」
唐突な質問に素っ頓狂な声を上げる。
「そ、そりゃぁ・・幼馴染が我が学院の為にこんだけ頑張ってるのに手伝わない幼馴染が居るかよって話だよ!」
「は・・はぁ・・そうですか・・・。」
焦りすぎているせいでちゃんと答えれているかよくわからない。
早口で返答をしてそっぽを向く。
ホントの事なんて言えるわけがない。
ホントは
『海未にはいつも笑顔でいてほしいから』とか思ってるなんてさ・・・・
❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏❏
「ありがとうね。また、機会があったら二人で来てね!」
「なるべく別々で来たいです。」
笑顔でイジってくるマスターを軽くスルーして俺達は店を後にした。
結局、あれからお互いの話が盛り上がって気がつけば夕方だ。
最近は夕方に海未と歩くことが多いなぁと考えてしまう。
「いやー、すごくいい店だったわ。」
「ありがとうございます。お気に入りを紹介したかいがありました。」
二人でいつものようにのんびりと帰り道を歩く。
「そ~いえばさ、今日の海未の格好さ。」
「は、はいぃ!?」
「どうしたんだよ?急に・・。」
「な、なんでもないです!!」
何気ない話をしようと思ったら飛び上がる海未を見て驚く。
「格好がどうしたんですか?!」
「いや、普段と違うなって・・・。」
普段家族同士とかで会う時はもっと違ったイメージの格好だったような気がしたのでその話題を振る。
「あのですね!取材なので今まで以上にしっかりした格好が必要かなと思いまして!!」
全力でまくしたててくるような剣幕で喋ってくる海未に圧倒される。
「お、おう・・そうなんだ・・・。」
「はぁはぁ・・・そうなんですよ・・・。」
そんな息を切らすほど喋らんでもいいのに・・・。なんか自分の意思で着てないかのような言い方で苦笑する。
「まぁ、なんだ・・似合ってると思うぞ。」
こんな空気の後なのでこういう事を言うのがなんか恥ずかしい。
「えっ?・・・あ、ありがとうございます!!!」
一瞬、意識が飛んだようなリアクションから慌ててお礼を言ってくる海未。そんなにテンパらなくても。
そんなこんなしていたらいつもの分かれ道に来た。
何故かお互い無言になる。
「えっと・・・今日は急な話だったけど色々ありがとな。」
「いえ・・こちらこそ取材の為に時間を割いてくれてありがとうざいました。」
また、無言。
「えっと・・・宏樹・・・。」
「どうした?」
「あの・・・その・・・」
何かを言いよどんでいる海未の答えを待つ。
「また・・・こんな形で遊びに行きませんか?」
その言葉に心臓が大きく波打つ。
「おう!勿論。いつでも付き合うぞ。」
心臓の波打に動揺しないよういつもの自分を演じて言葉を返す。
「あ、ありがとうございます!それじゃ今日はこれで!!」
俺の返事を聞くなり海未は顔も合わせずにそそくさと去っていく。
俺はその場から動かず海未が見えなくなったのを確認して空を仰ぐ。
「マジか・・・・。」
一言呟いて夕焼けの空から目を落として家に向かって足を進めた。
最後までご覧頂きありがとうございます!
さてさてあと2話くらいで終わりたいなと思ってる今日このごろ。
私的理由のリミットまであと4日ですのでなんとか駆け抜けたいです!