魔法少女かずみ?ナノカ ~the Badend story~   作:唐揚ちきん

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カンナ編
第三十三話 失われた腕


 燃えている……。視界が黒い炎で埋め尽くされている……。

 聞こえるのは笑い声。俺を嘲笑し、身体を喰らっていく炎の顎が開閉をし続ける。

 焼けていく。何もかもが黒い炎に巻かれて、人も、街も、視界に映る全てが黒一色に塗り潰されていった。

 俺は叫んでいる。誰かの名前をずっと繰り返し、繰り返し叫んでいる。

 それなのに俺の声はサイレント映画の登場人物のように声は何も聞こえない。反響するのは邪悪な哄笑だけ。燃え上がる炎はいつしか俺も取り込んで、世界を漆黒の明かりで埋め尽くした。

 そこに俺はただ一人佇んでいる。誰も彼も炎の中に溶けていくのに俺だけは最後まで燃え残っていた。

 誰か……。誰か居ないのか? 返事をしてくれ。

 お願いだから俺を、一人にしないでくれ……!

 孤独と不安に包み込まれようとしたその時。

 左脚に誰かの手が触れた。誰かが俺の膝の下を掴むように触っている。

 ……かずみか!? そう思って下を向いたそこには――血に塗れたみらいの顔があった。

 皿のように開いた薄いピンク色の瞳で俺を見つめている。

 血走った眼球の奥で攻撃的な光だけが爛々(らんらん)と輝きを放っていた。

 音にならない声で叫ぶ。

 だが、みらいは臓物と血液を撒き散らしながら、俺の左脚を登って来る。

 恐怖でよろめきそうになるが、俺の脚は地面から生えた木々のように離れてくれない。

 上半身もまた微動だにせず、体幹も一切揺れない。俺の肉体が彫像になったかのように、まったく身動きができなかった。

 首を横に振る。嫌だ、止めてくれ……。

 しかし、薄ピンク色の巻き髪の少女は俺の身体を這い上がり、とうとう顔面へと手を伸ばす。

 真っ赤な血で濡れた手がべたりと頬に触れる。粘性の生暖かい鉄臭い液体が顔に付着した。

 恐怖と嫌悪感が最高潮に達する。

 

『——————————————————!』

 

 無音の絶叫が喉から(ほとばし)った。

 顔に触れた彼女の血が頬だけでなく、身体中に広がって、俺の肉体は赤く滑る彼女の血に汚されていく。

 

「——————……わああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」

 

 俺はそこで自分の絶叫を目覚ましにして、意識を覚醒させた。

 目に映ったのは見知らぬ天井。丸いルームライトが煌々(こうこう)と部屋を照らしている。

 見ていたものが悪夢だと理解したのは、身体をじっとりと濡らす己の汗の冷たさのおかげだった。

 

「……ここは?」

 

「私の部屋よ。目が覚めたみたいね」

 

 ぽつりと漏らした疑問にすぐさま、答えが返って来るとは思わず、ぎょっとして声のした方向に視線を向けた。

 そこに居たのは薄紫のふわふわした髪の少女。

 

「里美……」

 

 プレイアデス聖団の魔法少女にして、蠅の魔物との戦闘後に俺を捕らえた四人の内の一人。

 その里美が俺が寝かされたベッドの横で椅子に腰かけている。

 彼女の名を呼ぶと、少しだけ驚いたように眉を動かした。

 

「名前をちゃんと憶えていてくれたなんてちょっと意外ね。そっちは赤司さん、で良かったかしら?」

 

「昔から人の名前を覚えるのだけは得意なものでな。そちらこそ、俺の自己紹介を覚えているとは思わなかったぞ?」

 

 親が飲食業を生業(なりわい)にしていると、自然と常連客の名前を覚えていく。

 そのおかげで英単語のスペルや歴史の年号はすぐに忘れても、出会った人間の顔と名前だけは忘れないよう習慣付けられていた。

 ……と言っても、これもまたオリジナルの赤司大火から受け継いだだけの記憶なのだが。

 それはそうとして、俺が里美の家で寝ていたという事は、つまり。

 

「俺を助けてくれたのはお前か。理由はよく分からないが、取り敢えず、感謝しておく。ありが…………ッ!?」

 

 上体を起こして礼を述べようとして、バランスを崩して左側によろめいた。

 平衡感覚がおかしい。まるで左側だけに荷重がかかっているような感覚に晒される。

 

「気を付けて。その右腕だと、まっすぐに起き上がるのは無理よ」

 

 彼女の発言に、俺は瞬間的に右腕を見る。しかし、それは叶わなかった。

 何故なら、俺に右腕は“付いていなかった”からだ。

 右肩の付け根から少し伸びた先には何もなかった。肘すら見当たらない。

 腕が生えていた断面には包帯が巻き付けられており、そこは黒く乾いた血で固まっている。

 

「俺の右腕がッ……!?」

 

 衝撃的な光景に、あの記憶が蘇ってくる。

 四枚翼になったドラーゴの刃の角で、右腕を切断された敗北の記憶。

 こちらの攻撃を児戯(じぎ)のように吹き消し、黒い火焔で全身を焼き尽くされた……。

 ……ん? 焼き尽くされた……?

 そう、全身を(くま)なく、焼かれたのだ。

 あの絶体絶命の状況下から、どうやって延命したというのか。

 俺が疑問に思っていると、それを察した里美は話してくれた。

 

「最初は、あなたの事を助けようとは思ってもいなかったわ。近くで爆音と眩しい光が起きたから、何が起きたのか確認するために見に行っただけだった」

 

 彼女の話によれば、現場は黒い炎が燃え盛る地獄のような様相を呈していたそうだ。

 黒い竜がサキを連れて、空へ飛び立った後、彼女は野次馬として訪れる人間や通報を受けてやって来た警察や消防関係者を巻き込まれないように魔法で操り、充分に遠避ける活動に勤しんでいた。

 炎の傍で消化する方法を模索していた時、黒い火焔の中から丸焼きになった俺を背負う魔力の牡牛が飛び出して来た。

 魔力の牡牛、コルノ・フォルテは黒い炎に焼かれながらも懸命に燃え続ける火焔を角で払い落としていた。

 奴もまた、燃え盛る炎にその身を焼かれながらも、意識のない俺から炎を落とし続けた。

 

「それを見てね……友達と重なったの。私の命を守ってくれた最高の友達と。そしたら、見捨てられなくなってた……」

 

 遠い目で床に視線を落とす里美。

 その瞳は、ここには居ない誰かを思い出の中から引き出して眺めているようだった。

 恐らく、その誰かはもう生きてはいないのだろう。寂しげな眼差しからはそう感じ取れた。

 野暮な事を聞くつもりはない。そしてその必要性もない。

 俺は過去に想い馳せる彼女に話を戻してもらうために相槌を打った。

 

「そうか……。俺はコルに助けられたのだな」

 

「コルって言うのね、あの牛さん。あの子はあなたを助けるためにその身体を自分で崩して、分解した魔力で炎を消していたわ……」

 

 そのコルを構成していた魔力で洗い流す事によって、俺の身体は燃え尽きずに済んだらしい。

 無意識の内に生存本能に従って、魔法を使ったというのが正しいのだろうが、俺にはあいりがコルを呼び出してくれたように思えた。

 

「その時にはもうあなたの右腕はなかった。……コルって牛さんは消えてなくなって、黒い炎も次第に魔力の粒子に変わった後、私はあなたをここへ連れて来たの」

 

 それがこの話の顛末。だが、一つだけ確認しなければいけない事がある。

 彼女からすれば俺は敵の魔女モドキ。コルの献身に胸打たれたとはいえ、このように手厚い看護をする理由には未だ足らない。

 

「俺を助けた理由は、本当にそれだけなのか?」

 

 里美へと問いを投げ掛けると彼女は、少し悩む素振りをした後に首を横に振るった。

 

「……いいえ。それだけじゃない。あなたはニコちゃんと……本物のニコちゃんと行動を共にしていた。だから、少なくとも偽物のニコちゃんと敵対している。……そう打算したの」

 

 偽物と本物。その発言から察せられるのは、カンナが偽物で自分たちが手に掛けたニコが本物だと知った事を意味していた。

 

「偽者のニコちゃんは魔法を使って、私を操っていたわ。その間、意識は表に出せなかったけれど、記憶には残ってる。自分が何をしてしまったのか」

 

「何を、したんだ?」

 

「イーブルナッツっていうものを使って、レイトウコから持ち出した四つのソウルジェムを無理やり孵化させて……魔女を作らせた」

 

「……ッ!? それは……」

 

 家の魔女の事を思い出す。

 あの時の里美はカンナに操られていたとして、孵化寸前のグリーフシードはどこから手に入れたのかと考えていたが……そこまで残酷な行為に走っていたとは思わなかった。

 それも四つ。家の魔女の元になった魔法少女だけでなく、他に三人もの魔法少女を魔女に変えていたという事になる。

 

「魔女は……どうなった?」

 

 里美は俯き、懺悔するように呟いた。

 

「もう魔女の結界ごと消えてた。全員倒されたのだと思うわ」

 

 魔女たちを哀れに思うべきなのか、それとも一般人に更なる被害を被らずに済む事を喜べばいいのか、俺にはもう分からなかった。

 分かったのはもはやカンナの行いは絶対に許す事のできない領域まで行ってしまったという事。

 そして、里美は今、俺と同じく彼女を敵と見据えている事だけだ。

 敵の敵は味方。その理屈で彼女は俺を助けた。

 カンナと戦うための戦力として。

 

「分かった。俺も、俺の知る限りの情報を全てお前に話そう」

 

 こうなれば、信じてもらえるかなど考えるだけ無駄だ。

 共通の敵が居る以上、彼女もまた俺の発言を戯言だと聞き流す事はないだろう。

 一樹あきらについて。カンナについて。そして、俺が居た未来についての話をした。

 そうして、俺の知る限りの事実を話し終えた後、俺は里美に問うた。

 

「……信じてくれるか? この話」

 

「信じたくはないけれど、それでも疑ってばかりの卑怯な私には戻りたくはないの。だから全部信じるわ」

 

「思ったよりは堪えていないみたいだが……平気なのか?」

 

 プレイアデス聖団に取り入っていたあきらの裏切りや、絶望しか待っていない未来についての話をしたというのに彼女は取り乱す様子は微塵もない。

 初対面でのイメージでは臆病な印象があったのだが、その印象は今や影を潜めていた。

 

「ショックを受けていない訳じゃないわ。でも、怯えるだけじゃ、前に進めない。私は私のできる事をしないと。じゃないとカオルちゃんが報われないわ」

 

 カオル……。その名は確か、プレイアデス聖団の一人の魔法少女の名前……。

 里美が想い馳せていたのは彼女だったのか。

 

「その、聞きづらい事なのだが、まさか」

 

「……プレイアデス聖団は私以外を残して全滅したわ。正確にはサキちゃんとかずみちゃんが残っているけれど……もうかつてのような形にはならないでしょう」

 

 サキはあきらと共に飛び去った。彼女は自分と一度敵対した竜の魔物だと理解してなお、奴の軍門に下ったと見ていいだろう。

 そして、かずみもまた、カンナに攫われ、どこかに連れて行かれた。

 残りは詳しくは聞かないが、全滅という言葉から既に死んだのだろう。

 あきらとカンナが同盟を決別したとはいえ、里美一人では手に負えないのは明白だった。俺を引き入れたのも頷けるほど、彼女には戦力が枯渇している。

 それを踏まえて、俺は彼女へと再度尋ねた。

 

「これからどうするつもりだ?」

 

「プレイアデス聖団の魔法少女として戦うわ。これ以上、そのカンナっていう魔法少女の好きにはさせない。あきら君にもね」

 

 毅然とした態度で言い放つ里美。しかし、現状ではあまりにも夢物語と宣言だ。

 彼女がどれほど強い魔法少女なのかは知らないが、それでも『コネクト』の魔法を使うカンナに適う実力があるとは到底思えない。

 更に虐殺と絶望を何よりも楽しむあきらがその戦いに参入して来ない訳がない。恐ろしいまでに計算高いあいつの本性は悪戯好きの子供そのもの。

 身も蓋もなく表現すれば、脈絡のない破壊行為を楽しむ思考回路をしている。魔法少女たちの争いを真横から面白半分で打ち砕く事は想像に(かた)くない。

 

「あまりにも戦力に差があり過ぎる。自殺行為だぞ?」

 

「だからって何もしなければ、状況はもっと悪くなるわ。それに、建前だったけれど、私たちプレイアデス聖団には『このあすなろ市を守る』って名目があるの……ここで一人だけ逃げる訳にはいかない」

 

 誇りと覚悟に満ちた瞳で彼女は俺に宣言する。

 

「例え、あなたが戦う事を諦めても、私は一人でだってこの街を守るわ!」

 

 侮りがあった。

 プレイアデス聖団に対し、俺は所詮、身勝手で傲慢な魔法少女の集団という印象があった。

 魔女になったあいりの友達を容赦なく殺し、あきらの思うようにコントロールされ、ニコの真偽も分からないような愚かで幼稚な奴らだと、本気で思っていた。

 だが、今の里美は違う。

 他者のためにその命を懸け、正義を全うする意志を持った人間。

 その誇り高さを胸に秘めている。

 謝罪しよう。彼女は間違いなく、『正義の魔法少女』だ。

 

「悪かった。試すような事を言ってしまった。俺もそれに協力しよう。だが、最後にもう一つだけお前に告げなくてはならない事実がある」

 

「何かしら?」

 

「みらいを殺したのは俺なんだ」

 

「…………」

 

「里美。お前にはそれでも俺の手を借りる事ができるのか?」

 

 プレイアデス聖団の一人、みらい。

 襲われたとはいえ、最終的には殺意を以って、彼女を殺した。

 罪人という観点から言えば、俺は紛れもなく殺人者だ。

 仲間を殺した俺の手を取れるほど、彼女は非常になれるのか分からない。

 黙って協力をするという方法もあったが、その行いはあまりにも不義理過ぎた。

 

「——それでもあなたの手を取るわ」

 

 だが、俺の予想を裏切り、彼女ははっきりと回答した。

 

「私もあなたの事を責められるほど綺麗な道は歩んで来てないの。懺悔も要らない。欲しいのは私と戦う覚悟と力だけ」

 

「そうか……それほどまでに腹は決まっているという事か」

 

「ええ。そのためにあなたを拾ったのだから」

 

 揺るぎない彼女の台詞に俺の方が圧倒されてしまった。

 腹が決まっていなかったのはこちらの方だ。情けない話だが、あきらに完敗し、みらいが夢に出て来た事で心が弱っていたようだ。

 

「ならば、こちらこそ、手を貸してもらおう。プレイアデス聖団の里美」

 

 対等な協力者として、俺は彼女へ残っている左手を差し出す。

 

「ありがとう。お互いにまだ(わだかま)りを抱えていると思うけれど、今は力を合わせましょう」

 

 彼女もまた俺の手を取って、強く握り締めた。

 力を籠めれば容易く折れてしまいそうなほど細く、柔らかい手。

 だが、その手には俺と同等の想いを背負っているのが否応なしに感じられた。

 ならば、まず協力者として、彼女に提案を述べよう。

 

「戦力が足りないという話はしたな?」

 

「ええ、私たち以外にも当てがあればいいのだけど……そう上手い話は」

 

「ある。というか、お前が知っているはずだ」

 

「え? 私が知っている……?」

 

 思い当たるものはない様子で(いぶか)しむ彼女に俺は一つ頷いてから、提案兼要求を口にした。

 

「アンジェリカベアーズのレイトウコという場所に居る魔法少女たちを解放してくれ」

 

「! それは」

 

 自分の口を押えて、里美は戸惑う。

 プレイアデス聖団の行いまで俺が詳しく知っているとは思わなかったのだろう。

 あるいは、後ろめたさから記憶の底に留めていたのか。どちらにせよ、彼女はその場所を知っている反応だ。

 

「口の利ける魔女から聞いた。お前たちが狩った魔法少女たちをどこに連れて行ったのかを」

 

 場所までは明確には分からない。分かったところで、その場所は隠されているはずだ。

 だからこそ、協力者の提案として里美にそこまで案内させる。

 

「教えてくれ、里美。お前だって、この状況で戦力を欲しているはずだ」

 

 駄目押しで最後にそう付け足すと、里美は目を瞑って数秒間黙りこくった後。

 

「……ええ。そうね、もう方法をなりふり構っている段階はとっくに終わってる。戦力にならなくても持ち出されたソウルジェムの数を確認すればカンナがまた魔女を生み出そうとしているのか調べられるし……それに何より、あれは最後のプレイアデスのメンバーである私が背負わなければいけないものだもの」

 

 力強く答えてみせた。

 里美と本人としても、自分たちが行って来た魔法少女狩りと向き合う事にした様子だ。

 俺は彼女の理知的な発言と罪の意識を耳にして、完全に彼女を信頼する事に決めた。

 日常に戻してやりたい囚われの魔法少女たち。

 彼女たちの事は最初から戦力になるとは考えていない。だが、少なくとも解放して逃がす事ができれば、魔女として利用される事はないはずだ。

 片腕が消えて、重心のずれてしまった身体でベットから抜け出し、二本の脚で床に立つ。

 己の右腕は失ってしまったが、その代わりに里美という頼りになる右腕ができた。

 包帯に巻かれた上半身を左手で叩き、俺もまた覚悟を決める。

 

「さあ、連れて行ってくれ! 里美」

 

「あ、その前に服着てくれないかしら……? 今、あなた、包帯しか巻かれていないわよ」

 

 やる気満々の俺の隣で、里美は両目を手で隠すポーズを取った。

 

「ぬあッ!」

 

 その発言で俺はようやく、自分がとんでもない格好をしていた事に気付く。

 包帯ぐるぐる巻きで俺は何を格好付けていたのか……。というか、これを治療したのが里美なら全身真っ裸の状態の俺を見たという事では!?

 

「う、ううう……これでは変態ではないか……」

 

 人としての尊厳を失い、羞恥に悶える俺を指の間からちらちらと興味深そうに眺めている里美。

 前言撤回。こいつは駄目だ。色んな意味でアウトな子だ!

 死ぬほどの恥ずかしさを感じながら、俺は里美の部屋で膝と片手を突いて、懐いた信頼を取り下げた。 

 




少し時間を空けようと思いましたが、書き始めたら思いの外書けたので投稿しました。
今回からカンナ編に突入します。

次回よりオリジナル魔法少女を登場させる予定ですのね。
次こそ期間が空きます、多分。

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