魔法少女かずみ?ナノカ ~the Badend story~   作:唐揚ちきん

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第四話 魔法少女と邪悪なドラゴン

 巨大なカマキリの化け物が目の前に居る。数秒前まであの愚かで間抜けな女刑事だった存在だ。

 頭部の形状には人間だった時の名残が残っており、複眼ではない哺乳類の眼球のままで、目の付き方もやや斜め気味だが、ちゃんと前を向いている。

 頂頭部からは馬鹿みたいに大きな触覚が兎の耳のように飛び出ており、それが昆虫らしさを必死で演出しているように見えて滑稽だった。

 よく観察すれば六本の足の最上段の一対は鎌だが、中段の一対は普通に人間の手と同じ構造で、下段の部分はハイヒールになっていた。

 全体的に生物感を残しているが、どちらかというと生々しいカマキリというよりはデフォルメされた感じが強い。

 カマキリの化け物と化した刑事はその大きな鎌を、冷静に観察していた俺目掛けて振るって来る。

 

「ちっ……訳が分からないぜ」

 

 俺はとっさにクレイジー・A・スペシャルを楯にして防ごうとした。

 だが、容易くまるでナイフでバターでも切るように俺のクレイジー・A・スペシャルは中央からすっぱりと斜めに切断され、上半分の『Crazy』のペイントの「Cr」と書かれた方が無残にも床を転がった。

 残った下半分は中に仕込んであった鉄板が見事な断面を俺に見せてくる。

 

「俺のクレイジー・A・スペシャルがぁ……!!」

 

 ただでさえ高いスケートボード俺専用に改造したせいで、金額に換算すれば五万以上の損害だった。

 しかし、お気に入りの玩具だったので金銭的ダメージよりも精神的にショックだった。

 悲しんでいる俺の腕をかずみちゃんが掴んで引っ張ってくる。

 

「ぼーっとしないで、あきら! このままじゃ、わたしたち二人ともあの化け物に殺されちゃう!」

 

 俺が突っ立て居た場所に先ほど振り抜いた鎌とは逆側の鎌が振り下ろされ、床に大きな穴を開けた。

 それを見て正気に返ると、俺はかずみちゃんにお礼を言う。

 

「ありがとう、かずみちゃん。ここを無事に切り抜けれたら結婚しよう!」

 

「記憶ないからよく分かんないけど、それ言ったら死んじゃうやつじゃないの!?」

 

 無駄に死亡フラグを立ててみた。男として一度は言ってみたかった台詞なので結構満足した。

 だが、馬鹿なことを言っていると終いには本当に死んでしまうので、カマキリの化け物から距離を取りつつも真面目にどうするべきか頭を回す。

 なぜ奴は化け物に変わった?

 どういう原理に基づいた肉体変化だ?

 『力』をもらったって言っていたが、それをくれた奴は何者だ?

 ポケットから突如として鳴り響く携帯電話のコール音が思考を遮断する。

 クレイジー・A・スペシャルの残骸を未練たらしく小脇に抱えた状態で、かずみちゃんに手に掴まれている手を離してもらい、携帯電話を取り出した。

 

「くっ……この大事な時に! はい! もしもし! 一樹ですけどっ!?」

 

『あきら? どうしたの、声を荒げて。家の電話に掛けたんだけど繋がらないんだけど、何かあった?』

 

 相手を確認せずに電話に出たが、電話の向こうの声はカオルちゃんだった。

 

「あの女刑事に殺されそうになってんの!!」

 

『はぁっ? 確かに刑事さん来なかったけど……かずみは無事なの!?』

 

「かずみちゃんは……」

 

 一応無事と言おうとしたところで、カマキリの化け物が床から引っこ抜かれた鎌の側面部分でかずみちゃんを殴り飛ばす。

 窓際のガラスをぶち破り、かずみちゃんは脇腹辺りに衝撃を食らっ様子で庭へと吹き飛んでいく。

 

「庭に吹き飛ばされたわ」

 

『はぁ!? ちょっとま……』

 

「じゃあ、立て込んでるから切るな」

 

 通話を一方的に切り、カマキリの化け物の方を向く。

 カマキリの化け物はとにかく、かずみちゃんの方から殺すことに決めたようで庭へと出て行った。

 あれ? これは俺だけなら玄関から逃げられるんじゃね?

 カマキリの化け物の注意がかずみちゃんに向いている今の状況ならそれは十分に可能だ。

 だが、こんな面白い状況で逃げるのも(しゃく)に触れる。

 何より、俺を無視するというのが気に食わない。俺は無視されるのが一番嫌いなのだ。

 

「主役は俺だぞ! この虫けらが!!」

 

 クレイジー・A・スペシャルの残骸を外へ放り投げると、庭へ出てかずみちゃんを襲うカマキリの化け物の背に助走を付けて、飛び蹴りをかます。

 

【挿絵表示】

 

「おらあっ!!」

 

 カマキリの化け物の身体は存外硬く、手応えはほとんどと言っていいほどなかった。 

 

『ぐ、邪魔だああああ!!』

 

 不快な雑音の混じったような声を上げて、背中を蹴った俺を鎌で切りかかるが、鎌のリーチが長すぎたせいでほぼゼロ距離に居る俺にはうまく当たらなかった。

 しかし、俺の全力の蹴りも注意を逸らす程度にしかならないとなると、倒す手段は見つからない。

 バク転して後ろへと逃げ、距離を取りながら、先に飛ばされたかずみちゃんに近付く。

 

「大丈夫? 生きてる? 生命保険入ってる?」

 

 直接鎌の刃で切られた訳ではないため、切り傷はないが腹に鎌の側面で殴られたせいで腹を押さえて苦悶の表情をしている。

 なぜか、彼女の耳に付いた鈴のイヤリングがリンリンと音を鳴らしていた。

 

「どうしたの? そんな風鈴みたくリンリン音出してる場合じゃないって」

 

「うう……何これ、頭の中に映像が」

 

 今度は腹部ではなく、頭を押さえ出したかずみちゃんにどうしたものかと思案する。

 だが、あの昆虫刑事はそんな暇すら待ってはくれない。

 

『耳障りだ……耳障りだあああああああ!!』

 

 カマキリの化け物はこちらに向かって突進をしかけてくる。仕方なく、俺はかずみちゃんを諦めて、即座に回避した。

 かずみちゃんを中段の手で掴み上げると、耳に付いた鈴のイアリングの奏でる音がそれほど気に食わないのか、引きちぎろうとした。

 

「は……な……せ……」

 

 必死に抵抗するが腕力の差が如実に表れ、為す術もなくイヤリングを掴まれる。

 

「汚い手で触るんじゃない!!」

 

 獰猛な獣ように顔を歪めてかずみちゃんは叫びを上げた。一際大きく鈴の音が鳴り響く。

 そして、かずみちゃんの格好が俺の上げたジャージから、瞬時に別の衣装に変わっていた。

 黒い魔女のようなとんがり帽子に、首筋や胸元、腰回りが露出したコスプレ衣装のような格好。それに十字架のような杖を握っている。不思議とそれが酷く似合っていた。

 衣装の変わったかずみちゃんはカマキリの化け物の腹を蹴り飛ばして離れると、自分の格好が様変わりしていることに気付いた。

 

「お? お? なにこれ、なにこれ!? かーーわ~~い!!」

 

 能天気に喜びを見せ、その場をくるくると回る。

 カマキリの化け物はそれが気に入らなかったようでかずみちゃんに声を上げながら接近する。

 

『ふざけるなぁ!!』

 

 その意見には同意したいが、カマキリの化け物に変身する刑事も同じくらいふざけていると思う。

 取り合えず、俺はやることもないので完全に観戦モードへと突入していた。テーブルの上にあるビーフストロガノフを取ってこようかとわりと本気で考えていた。

 カマキリの化け物は振り上げた鎌を振り下ろす。

 

『死ね!』

 

「いやーーーーン!!」

 

 情けない台詞とは裏腹に持っていた十字架の杖で鎌を平然と受け止めた。

 うまく力の流れを利用して受け流し、鎌を逸らして転がした。相手の力を利用して体勢を崩させるのは合気道に通ずるところがある。

 素人の受け流しとは思えない。棒術の心得でもあったのだろうか。

 転げたカマキリの化け物は再び、体勢を立て直すと今度はその口を開いて、かずみちゃんに噛み付こうする。

 

『かあああああ!!』

 

 意外にも人間と同じ歯の並び方をしているのに俺は少し感動を覚えた。それにしても歯並びいいな、カマキリ刑事。

 

「身体が覚えてる……感じる、この(たかぶ)りは……」

 

 迎え撃つかずみちゃんは十字架の杖の先を向ける。

 

「今だッ!!」

 

 十字架の杖から眩い光が湧き上がり、前方へと噴き出した。

 避けられない距離で吹き荒れる光の波がカマキリの化け物を軽々と飛ばした。

 

『ぎゃああああああああああ!!』

 

 喧しい悲鳴を上げて、後ろにごろごろと飛ばされると身体から煙を出してカマキリの化け物は倒れた。

 煙が晴れた後は、元の刑事が仰向けに倒れていた。

 あれでやられるのか。殺されかけたからその危険さが身に染みて分かるが、このシーンだけ見るとあまり脅威には見えない。

 

「あきら。わたし、魔法が使えるみたい」

 

 あっさりとカマキリの化け物を刑事に戻したかずみちゃんは振り返るとそう伝えてきた。

 

「みたいだな」

 

「何それ。もっと驚かないの?」

 

 俺の反応が平坦過ぎたせいで不満そうにする。

 

「刑事がカマキリになる世の中だぜ? そりゃかずみちゃんが魔法少女にもなるさ」

 

 そうあっけらかんと答えるとかずみちゃんも思い出したように倒れた刑事を見た。自分のことで頭が一杯だったらしく一時忘れかけたようだ。

 俺は刑事の方へ近付くとすぐ傍に何か小さなものが落ちていることに気付いた。

 手に取ってみると、下から曲がった針の生えた楕円形の物体だった。植物の種子を模した変わったデザインの装飾品にも見える。

 刑事がカマキリの化け物に変身したのと関係があるのだろうか。取り合えず、そっとポケットの中に回収した。

 

「かずみーー!」

 

「無事なのーー!?」

 

 カオルちゃんと海香ちゃんの声が外からこちらに向かう足音と共に聞こえる。どうやら、あの電話の後すぐに家へ向かっていたようだ。

 

「カオル! 海香!!」

 

 かずみちゃんは二人の声を聞くと嬉しそうに向かって走って行ってしまった。

 

「……チッ」

 

 小さな舌打ちの音が聞こえ、俺は聞こえた方角を向くと屋根の上に金髪のツインテールの少女が居た。

 暗かったせいもあるが、帽子を目深に被っているせいで顔はよく見えない。だが、ミニスカートから覗くピンクと白のストライプのニーソックスは大変眼福だった。

 そのツインテールの少女は俺の視線が合う。

 ……こいつだ。こいつが刑事に力を与えた『情報提供者』だ。そして、かずみちゃんを攫った誘拐犯でもある。

 ほんの僅かな間見つめあった後、ツインテールの少女は俺に背を向けて去って行った。

 俺は彼女の消えた屋根の上をしばらく眺めた後、庭に転がった刑事を見た。

 

 

 

 かずみちゃんたちとは別れも告げずに、俺はこっそりと刑事を負ぶって連れ帰った。

 流石に気絶した成人した女性を背負って、見つからないように帰るのは至難の業だったが、体力や筋力に自信のあるおかげでどうにかなった。丈夫に産んでくれたママには感謝だ。

 意識を未だ取り戻していない刑事を浴室に運び、手足をロープで縛る。

 口には猿轡(さるぐつわ)を嵌め込んだ後に頬を思い切り引っ叩いた。ちなみに猿轡というのはギャグボールとも言われ、主に用途はエロ目的で使われるグッツである。

 

「ッ!! ……むぐ!?」

 

 衝撃により意識を覚醒させた刑事は自分の状況を知り、混乱したように暴れ出す。

 しかし、身体は手足はしっかりと縛り付けてあるので芋虫のように身体(よじ)るだけで何もできなかった。

 

「おはよう。刑事さん」

 

「むぐ……ふぐ……!?」

 

「何言ってんのか全然分かんない。日本語で頼むわ」

 

 刑事は俺を確認すると放してくれと言うように頼む目をしたが、伝わらなかった振りをして薄く笑った。

 か弱い子供を殺しかけるようなしょうもない人間のクズのくせに自分が酷い目に会うのは怖いと見える。

 俺は刑事に分かりやすいようにこれから行うことの概容を説明した。

 

「刑事さん。これから、俺は刑事さんにいくつか質問をする。イエスかノーで答えられる簡単な質問だ。イエスなら首を縦に振って、ノーなら首を横に振ってくれ。ちゃんと答えてくれなかった場合はペナルティがある。……分かった?」

 

 刑事は俺の話を聞いていないようで「逃がしてくれ」とばかりにもがく。本当にこの刑事は頭が悪い。この年齢で刑事になっているのだからキャリア組なのだろうが、こんなのがエリートだとは思えない。

 

「駄目だよ、刑事さん。ちゃんと答えてくれなきゃ。じゃあ、ペナルティね?」

 

 俺は猿轡の中央のボール部分を外した。口にはボールの外側の輪っかだけが残り、『穴』ができる。

 本来の使い方はここに男の象徴を突っ込むのだが、俺は風呂場の蛇口に接続したホースを取り出して、『穴』に奥まで差し込んだ。

 そして、蛇口のレバーを(ひね)ると、ホースを通って大量の水が刑事の口の中に流れ込んで行く。

 

「ほご……ふが……」

 

 雪崩れ込んでくる水が刑事の顔を膨らませて、頬袋の餌を詰め込んだハムスターのような顔になる。鼻や唇の端から水が漏れ出し、目からは涙を流して苦しんでいる。

 縛られた足を床に叩き付けて、もがき苦しむ刑事。滑稽極まりない姿に俺は笑いをこぼす。

 もう少し見ていたいが死なれたら、困るので蛇口のレバーを閉めてホースを抜いた。

 

「今体感してもらったとおり、俺の言うことを守らないとホースを『ちゅぱる』ことになる。どうする? ちゃんと答える気になった?」

 

 水を飲み込み過ぎたせいで泣きながら、ぐったりした様子で(むせ)ている。

 ちゃんと俺の話を聞いているのだろうか?

 

「ちゅぱりたい?」

 

 ホース片手に尋ねると、突如勢いよく首を振った。一応は話は聞いているらしい。

 良かった良かった。流石に今水を流し込んだら確実に死ぬからな。

 

「じゃあ、最初の質問。刑事さんがあの化け物変身した力ってのはこれ?」

 

 ポケットからさっき回収した楕円形の装飾品を見せる。

 刑事は目を見開いた後、早く答えないとペナルティをされると気付き、急いで頷いた。

 なるほどなるほど。やっぱり、そうか。

 

「二問目の質問。これをくれた奴の名前、連絡先等のこと知ってる?」

 

 首を横に振る。

 くれた相手のことはよく知らないらしい。まあ、この刑事はそれほど信用されていなかったのは何となく分かっていたので、この答えは予想していた。

 

「三問目。これの使い方は分かる?」

 

 今度は首を縦に振る。

 本命の質問だったので内心でガッツポーズを決めた。

 これだよ。この質問の答えを待ち望んでいたのだよ。

 猿轡を外して、俺は刑事に聞いた。

 

「第四問目。なら、これはどうやって使うんだ? 言葉で教えてくれ」

 

 押し黙った後に刑事は静かに答えた。

 

「……額にそれを押し当てるんだ。私はそうあいつにしてもらった」

 

「嘘だったら、ちゅぱらせるからな?」

 

「嘘なんて吐かない! ……だから、もう私を解放してくれ」

 

 水をたらふく飲まされたせいで心が折れているのだろう。もう、俺に逆らう気は微塵も感じられない。

 それなら、信じてもやってもいいだろう。

 俺は言われた通りに額に楕円形の装飾品を押し合えてた。

 すると、ずるりと頭の中に吸い込まれるようにそれは消えていった。

 突然、心の中に何か不可思議な感情が押し寄せてくる。怒り、憎しみ、悲しみ、嘆きその他諸々の負の感情が流れ込み――そして。

 俺の身体が形状を変え始める。

 両手はびっしりと鱗に覆われ、鋭く伸びたカギ爪が生え出す。

 

「ひぃ……ッ!!」

 

 刑事は自分のことを棚に上げて、俺の異形化に悲鳴を上げる。

 俺はそれを無視して風呂場の正面にある大きな鏡で自分の姿を見た。

 そこに映ったのは真っ黒い鱗の鎧に覆われた竜だった。口元には鮫のように鋭い牙が並んでいる。背中には蝙蝠のような大きな翼まで生えていた。

 

【挿絵表示】

 

 ドラゴンか。確か、キリスト教的世界観では蛇は悪魔の象徴であり、霊的存在を意味する翼が加わることで、天使の対としての悪魔を意味する。

 そして、堕ちた天使、ルシファーの象徴でもある。うむ。天使である俺の精神とは真逆の見た目だ。

 だが、力が手に入ったのだから、贅沢は言ってられない。

 

『それじゃ、刑事さん。最後の質問だ』

 

 元の俺の美しい声とは思えない、低く歪な声が喉から出る。

 

「な、何……?」

 

 俺から少しでも離れたいのか、身体を震わせてながらも這い蹲って逃げようとする。

 

『用済みのアンタを俺はどうしようと思ってるか分かる?』

 

「そ、そんな……い、いや……助け……」

 

『いただきまーす』

 

 竜の姿になった俺は自分の口を大きく開いて、目の前の『餌』に齧り付く。

 くぐもった悲鳴は口の中で途絶え、浴室には小枝の折れるような音と汁気の多いガムを噛むような音だけが響いた。

 肉はもちろん骨までも簡単に噛み千切れ、少々物足りなさを感じながら、俺は初めて人肉を食す。

 最後まで食べた感想は人間って、食べるには不向きな生き物だということだった。

 しかし、欠片も残さずに綺麗に食べきった俺はきっと『御飯を粗末に扱わない、生きてエンドロールを迎えることができる本物の善人』なのだろう。

 

『あすなろ市。良い街だ。好きになっちまったよ』

 

 俺はこれから起こる出来事に胸を躍らせて、楽しげに笑った。




ようやく原作一話が終わりました。
主人公のあきらもようやく力を手に入れて、物語は面白くなっていくでしょう。

『怪物に襲われ、魔法に触れ、不思議な力を手に入れた』と書くと、あきら君がまるで王道ものの主人公みたいに聞こえますね。

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