仮面ライダー電王LYRICAL A’s   作:(MINA)

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八神家とゼロライナーの出会い
第二十九話 「現在 過去」


ハラオウン家には人工的な光は灯ったままだ。

リビング内の空気は重かった。

重くした原因を作ったのはフェイト・テスタロッサで更に重くしたのは今現在、ここにはいない野上良太郎だろう。

高町なのは、ユーノ・スクライア(人間)、アルフ(人型)には重くなった空気を明るくするようなスキルは持ち合わせていないため、誰かが明るくする事を望んでいた。

アルフはウラタロスに歩み寄る。

「ねぇ、ウラタロォ。アンタ達で何とかなんないのかい?」

小声でこの場の空気を換えろとアルフは進言する。

「アルフさん。僕達の事、お笑い芸人と勘違いしてない?違うからね」

ウラタロスは小声で無理と返す。

キンタロスは沈黙に耐え切れなくなったのか、ぐがーといびきを立てて眠っていた。

リュウタロスは自前のスケッチブックを取り出して、絵を描いていた。

つまりこの空気を打破しようとする気はないということだ。

(やっぱ、ここは私がやるしかないかぁ)

エイミィ・リミエッタが前に出る。

そして、両手をパンという音を立てて合わせる。

「じゃあさぁ、モニターで見てみよっか?」

わざと明るく言っていることから、重苦しい空気を解消するためのものだということは誰にもわかった。

「エイミィさん、何気に凄くない?」

今度はウラタロスが小声でアルフに話しかける。

「バックアップじゃ間違いなく、超がつくくらい優秀だよねぇ」

アルフは腕を組んで、うんうんと頷いた。

室内全体が暗くなり、宙にモニターが出現する。

『闇の書』を中心に上部にヴィータ、ザフィーラ(人型)が映っており、下部にはシグナム、シャマルが映っていた。

なのはとフェイトはソファに座り、クロノ・ハラオウンが逆に立つ。

ユーノは起き上がって観ている。

「守護者達は『闇の書』に内蔵されたプログラムが人の形をとったものだ。『闇の書』は転生と再生を繰り返すけど、この四人はずっと『闇の書』とともに様々な主の元へと渡り歩いている」

エイミィがなのは、フェイト、ユーノに聞かせるようにして顔を向ける。

「意思疎通のための会話能力は過去の事件でも確認されてるんだけどね。感情を見せた例ってのは今までに一度もないの」

過去の事件でヴォルケンリッターに関する資料に目を通している時空管理局員が戸惑うには十分なものだといえるだろう。

「『闇の書』の蒐集と主の護衛。この四人の役目はそれだけですものね……」

リンディ・ハラオウンがヴォルケンリッターの存在意義を過去の事件から大まかに集約させた。

「でも、あの帽子の子---ヴィータちゃんは怒ったり悲しんだりしてました。モモタロスさんと口喧嘩もしてましたし……」

「シグナムからもハッキリと人格を感じました。なすべき事がある。仲間と主のためだって言ってましたし、その……良太郎の事を気にしているような感じもありましたし……」

直に対話し、戦った二人だからこそ言える台詞だ。

「主のため……か」

クロノはどこか思いつめたような表情で呟く。

「エイミィちゃん」

リュウタロスがエイミィの服の袖を引っ張っていた。

「ん?どうしたの?リュウタロス君」

「コイツ誰?あと、シャマルちゃんの側におっきな青いワンちゃんがいたよ」

今まで絵を描いていたリュウタロスがスケッチブックを閉じて、指差すのはザフィーラだった。そしてシャマルと出会った時の事を思い出していた。

「えーとね。この大男がリュウタロス君の言った青いワンちゃんと同じなんだよ。アルフと同じ様なタイプと思えばいいかな」

エイミィがザフィーラもアルフと同じように二つの姿があると説明する。

「アルフの親戚ではないんやな?」

「あたしはフェイトの使い魔だよ。縁戚関係なんているわけないじゃん」

キンタロスのボケともいえる内容にアルフは尤もな内容で返した。

モニターが消えて、室内が明るくなる。

「まぁそれについては捜査に当たっている局員からの情報を待ちましょうか」

リンディはクロノの変化を見抜いていたらしく、空気が重くなる前に解消した。

「転移頻度から見ても主がこの付近にいるのは確実ですし、案外主が先に捕まるかもしれません」

クロノはもしかしたらの仮定を口に出す。

「あぁ、そりゃあわかりやすくていいねぇ」

「だねぇ。『闇の書』の完成前なら持ち主も普通の魔導師だろうし……」

アルフとエイミィが明るいノリで言う。クロノは釣られて笑みを浮かべていた。

「そういえばさ、僕達ってあの百科事典のことについて何にも知らないよね?」

今まで黙って皆の話を聞いていたウラタロスが口を開いた。

「何も知らないってどういうことよ?ウラ」

コハナはウラタロスの真意を訊ねる。

「リンディさんやクロイノやエイミィさんが教えてくれた事って、あの百科事典がもたらした結果によるものじゃない?僕達はあの百科事典がどうして『闇の書』と呼ばれてる事も知らないわけでしょ?どうやって誕生したのかもわからないわけだしね」

現職時空管理局員及び協力者達は目から鱗が落ちたようだ。

「たしかにウラタロスの言う通りだな。僕達はそういう意味では『闇の書』に関しての情報は少なすぎる」

クロノはソファに座っているユーノの元へ歩み寄る。

「ユーノ、明日から頼みたい事がある。病み上がり状態で申し訳ないが、いいか?」

「いいけど……」

ユーノはクロノが自分に頼みごとなんて珍しいと思いながらも了承した。

 

マンションの屋上では野上良太郎とモモタロスが屋上の柵に背を預けて海鳴の夜空を見上げていた。

「良太郎オメェ、オバサンとあのガキのことを思い出したからかなりマジで怒ったんだろ?」

「うん。まぁ……ね」

良太郎は頷いた。

モモタロスが言う『オバサン』とはプレシア・テスタロッサであり、『あのガキ』とはアリシア・テスタロッサの事だ。

この二人の存在は良太郎の中ではかなり大きかった。

プレシアはフェイトの未来のために敢えて『悪い母』を演じ、アリシアは自分の死を悟りフェイトに自分のできなかった事を託したのだ。

二人とも既に死亡しているというのが、時空管理局の見解だ。

だが実際にはプレシアは存命しており、アリシアは死霊となって新たな生を受けていた。

プレシアの行動が演技だと知っているのはチームデンライナーとフェイト、アルフだけであり、存命の事実を知っているのはチームデンライナーだけである。

「フェイトちゃんが考えなしであんな事を言ったわけじゃないのはわかってるんだけどね……」

フェイトの思慮深さが裏目に出たのだと良太郎は考えている。

「オメェがいきなりでけぇ声出すからよ。あそこにいる全員、金縛りみてぇに動けなくなってたぜ?」

良太郎の声で誰もが思考と行動を停止したのは事実だった。

「あー何て言ったらいいかなぁ……」

怒った事は後悔していないが、その後の行動は自分としては浅はかだったと後悔している。

「まぁ、やっちまったんだからしょうがねぇだろ」

モモタロスは後悔しても仕方がないと言い張る。

「そう……だね」

良太郎は苦し紛れの笑みを浮かべるしかなかった。

「モモォ!そろそろ帰るわよぉ!」

コハナがモモタロスを呼びに屋上まで来た。

「じゃあな良太郎。さっさとフェイトと仲直りしとけよ?」

モモタロスはフェイトが良太郎に対して、どこかよそよそしい態度を取っていたのは勘付き、喧嘩をしているのだと考えていた。

「ケンカしてるわけじゃないよ。本当に心当たりがないんだから」

良太郎にしてみれば本当に覚えがないことだが。

海鳴の夜風が良太郎の頬に冷たく当たった。

 

なのは、ユーノ(フェレット)、イマジン四体にコハナという側から見ると異様ともいえる集団は高町家へと帰路を辿っていた。

イマジン四体とコハナはあれよこれよと『闇の書』の主のことを話していた。

(ねぇユーノ君。『闇の書』の主ってどんな人なのかな?)

なのはは念話の回線を開いて、ユーノに訊ねる。

ユーノが人間状態ならば念話の回線を開かなくていいのだが、ユーノはまだ回復しきっていないのでフェレットになって、なのはの肩に乗っかっている。

(『闇の書』は自分を扱う資質を持つ人をランダムに転生先に選ぶみたいだから……)

転生先に選ばれた人間にしてみればたまったものではないだろう。

『害』しかもたらさないものに選ばれて喜ぶ者はいないからだ。

(案外、わたし達と同い年くらいの子だったりしてね)

(ははは……、まさかいくらなんでも……)

なのはの仮定にユーノはつい笑って否定してしまう。

なのはの服のポケットから着メロが鳴る。

ポケットから携帯電話を取り出す。

メールであり、発信者は月村すずかでメールにはメッセージと写真が添付されていた。

なのははメールの文章をざっと目で通す。

(にゃはは。すずかちゃん、今日は友達と保護者の人がお泊りに来てるんだって)

(保護者?)

(ほら)

なのはは携帯電話に映っている画像をユーノに見せた。

すずかと八神はやてが映っていた。

(八神はやてちゃん。今度紹介してくれるって)

(へぇ)

なのはは笑顔になっていた。

だがユーノは、はやての事よりも保護者の方が気になっていた。

(案外、侑斗さんだったりしてね)

海鳴スパラクーアで意気投合した人物を予想していた。

 

 

翌朝となり、海鳴の空は白い雲がところどころあるが、概ね晴れだった。

月村邸の屋敷から数人が出てきた。

すずか、はやて、桜井侑斗、デネブと月村家のメイドであるノエルとファリンである。

「ほんなら、ありがとうな。すずかちゃん」

車椅子をノエルに押されながら、はやてはすずかに礼を言う。

侑斗も軽く会釈する。

「本当にありがとう!侑斗も黙っているが本当に感謝しているんだ!」

「デぇネぇブぅ!」

デネブはデネブキャンディをすずか、ノエル、ファリンに配りながら感謝の言葉を述べると同時に余計な事まで言ってしまい、侑斗にフェイスロックをかけられていた。

「痛い!侑斗やめて!ギブギブ!」

「はやてちゃん、止めなくていいの?」

いきなり始まった出来事にすずかは戸惑うが、はやては特に気にしている様子はなかった。

「侑斗さんの照れ隠しやねん。それにデネブちゃん、すごく頑丈やから大丈夫やよ」

はやては気にする事はないという。

「ぜひぜひ、またお越しくださいね。はやてちゃん」

ファリンが笑顔で再訪を望んだ。

「ありがとうございます」

はやては笑顔で返した。

 

侑斗が、はやての車椅子を押しながら八神家へと帰路を辿っていた。

デネブは侑斗の横で並んで歩いている。

すずかが車で送ると言ってくれたのだが、日光浴がてら歩いて帰りたかったので丁重に断った。

「シグナム達は家でご飯食べとるやろか……」

月村邸を出た直後にはやては『八神家の家主兼闇の書の主』となっていた。

「シャマルがいるから大丈夫だろ」

侑斗はシャマルが美味い食事を作る事を祈って、そのように言った。

はやてに八神家に着くまでは九歳の少女らしく、すごしてほしいという配慮も込められていた。

「でもわたしもデネブちゃんもおらへんから、失敗作作ってもフォローでけへんで」

それでも、はやては心配している。

(まったく……)

誰かの事を常に気にかけるのは、はやての美徳だがそれは見ている側としてみれば危うく感じてしまうこともある。

時には自分に忠実に、奔放になってもいいと思う。

はやてが奔放になっても守護騎士達は喜びこそすれ、責めたりはしないだろう。

「あんまり心配事ばっかりしてると、老けるぞ?」

「え!?そうなん!?」

侑斗の言葉にはやては両手で両頬に触れる。

そんな行動を取るということは少なからずとも思い当たる節はあるのか、単純に「老ける」という言葉に反応しただけなのかもしれない。

侑斗にしてみれば歳相応の少女の反応をとってくれたのでホッとしていた。

「ありがとうな。侑斗さん」

はやてがいきなり、礼を言う。

「何だよ?急に改まって」

「意地悪なこと言うときもあるけど、侑斗さんいっつも気にかけてくれてるんやね」

怪訝な表情をする侑斗に対して、はやては嬉しそうに笑みを浮かべている。

「……さぁな」

侑斗は照れ隠しに明後日の方向に顔を向ける。

「デネブ。余計な事は言うなよ?」

この流れからして、デネブが何か言おうとしたので釘を刺すことにした。

「了解……」

デネブは両手で口元を押さえた。

しばらくは二人と一体は特に何か話す事もなく、帰路を辿っていた。

十分が経過した頃だ。

側に自動販売機があった。

朝食を取ったっきりで水分は殆ど取っていない。

喉の渇きもピークに達する頃合だ。

「何か飲むか?」

侑斗がはやてに訊ねる。

「ん?ええよ。わたし喉渇いてへんし」

はやてはやっぱり遠慮している。

特に金銭が絡むとその遠慮は度を越える。

「お前からたかるわけじゃないんだ。俺が出すんだから遠慮するなよ」

侑斗はズボンのポケットから財布を取り出す。

「で、でも侑斗さん。プータローさんやし、お金の無駄遣いはやっぱりアカンよ」

「プータローってお前なぁ……」

侑斗は別世界でも自分の世界(以後:本世界)においても定職は就いていない。

良太郎のように実家でアルバイトしているわけでもないので、完全に収入はゼロなのだ。

はやてにそのように言われても言い返せないのが現状だ。

「八神、俺達は実を言うとそれなりに貯蓄はあるんだ。俺も侑斗も贅沢はしないから、あまり減らないしな」

デネブが自分と侑斗の財政事情を打ち明けた。

「たしかに侑斗さんもデネブちゃんも『贅沢』って言葉とは縁がなさそうやしな」

侑斗もデネブも自然に『節約』や『倹約』という言葉が相応しい行動を取っているので、はやてはそのような台詞を出してしまう。

「そういうわけだからお前が心配するほど俺達は財政難じゃないんだ。だから甘えとけ。いいな?」

はやてに向かって言いながら、侑斗は小銭を自動販売機の中に入れていく。

投入されていくたびに音が聞こえてくる。

ボタンがランプ表示される。

「何がいい?」

侑斗は一番最初に、はやての希望を叶えようとする。

「ええと。オレンジジュースで」

「わかった」

はやてのリクエストに侑斗は応える。

ガコンとジュースが出てきたので、はやてに渡す。

「ありがとう。侑斗さん」

侑斗は炭酸飲料を選んで押す。

デネブは緑茶を選んでいた。

飲み歩きという手もあるが、近辺にゴミ箱がなさそうなのでその場で飲んでしまう事を二人と一体は選んだ。

「なぁ八神」

「ん?なに侑斗さん」

侑斗は気になってはいたが、野暮だと思いあえて訊ねなかった事がひとつだけあった。

 

「お前とヴォルケンリッターはどのくらいの付き合いになるんだ?」

 

侑斗の質問に、はやては目を丸くしてからすぐに元の表情に戻る。

「そういや、わたし。ヴォルケンリッター(あの子)等の事は侑斗さん等に教えてへんかったよね」

「まぁ家族構成にしてみれば随分変だとは思っていたがな……」

あと侑斗等が知ってる事はあの事(・・・)くらいだ。

「あ。やっぱりそう思たん?」

侑斗の本音は、はやてとしては想定内のことだったので大して驚いた素振りはない。

はやては車椅子を押しながら、空き缶をゴミ箱の中に入れる。

「わたし等は侑斗さんが仮面ライダーゼロノスでデネブちゃんがイマジンさんやって知ってて、わたし等だけ何にも教えへんいうのは不公平やもんね」

はやては真面目な表情になっている。

その表情だけで侑斗とデネブは、これからの話は明るいだけの話ではないと推測できた。

 

八神家は朝にも関わらず、カーテンが敷かれっぱなしなので暗かった。

リビングにいるのはシグナムしかいない。

家主であり『主』であるはやてはいない。

ある意味でムードメイカー的存在であるチームゼロライナーもいない。

シグナムはソファに座って両目を閉じて瞑想していた。

(デバイスを強化したテスタロッサに、幾多の姿を持つ電王か……。あちら側の中心人物となる野上も強いときている。正直長引けば長引くほど、こちらが劣勢になるのは必至……。ヴィータが言っていた電王ですらてこずるイマジンか……。問題は山積みだな)

正直、心中を占めるテーマだ。

廊下から足音がした。

足音はこちらに向かってきている。

ガチャリとドアが開いた。

「シグナム。はやてちゃん、もうすぐ帰ってくるそうよ」

足音の主はシャマルだった。

「そうか」

シグナムは閉じていた両の眼を開いて、瞑想をやめた。

「ヴィータちゃんは?まだ?」

「かなり遠出になる。夕方には戻るそうだ」

言いながらシャマルがいる冷蔵庫付近へと歩み寄る。

シグナムも冷蔵庫を覗く。

食材は豊富に入っていた。

(主とデネブは巧みにこれらの食材を使って、あれだけの料理を我等に振舞うのか。ある意味魔法だな)

そんな事を思いながらつい小さく笑みを浮かべる。

「貴女は?シグナム」

シャマルが心配げな表情で訊ねる。

「何が?」

シャマルを見る。

「大丈夫?って、大分魔力が消耗しているみたいだから……」

「お前達の将はそう軟弱には出来ていない」

小さく笑みを浮かべてからペットボトルを手にする。

(主とデネブがあれだけ美味く作れるのに、確率五分で何故、こいつはまずく作れるのだ?これもある意味では魔法だな)

シグナムはシャマルを見て、そう思った。

ちなみに念話の回線を開いているわけではないので、シャマルに聞かれる心配はない。

「大丈夫だ」

シグナムは冷蔵庫に閉じてから、ソファに座る。

シャマルはトレーに空グラスを乗せて、テーブルに置く。

「貴女も随分変わったわよね。昔はそんな風には笑わなかったわ」

シャマルの言葉にシグナムはつい、ペットボトルを見つめる。

「そうだったか?」

シグナムとしては特に実感がないことだ。

シャマルは嬉しそうに続ける。

 

「貴女だけじゃない。私達全員随分変わったわ。みんな、はやてちゃんが私達のマスターになった日からよね」

 

シグナムもシャマルもその時の事を思い出していた。

全てはあの日に遡る。




次回予告

第三十話 「はやて、『闇の書』の主となる」

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