艦娘幼稚園   作:リュウ@立月己田

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※以前より告知しておりました艦隊これくしょんを題材とした新規二次小説を近日中に公開できると思われます。
 皆様、宜しくお願い致しますねっ!


 ル級から聞いた『とある艦娘』の居場所へと向かう青葉!
それを発見したのも束の間、やばげなアイテムに驚きですっ!

 そして遂に……アイツが現れるっ!?


その8「独立型艦娘機構……って、なんでしょう?」

 

 あの後ル級から『とある艦娘』の話を詳しく聞き、若干不安になりながらも住んでいると言う場所へと向かう事にしました。

 

 深海棲艦の島からそれほど遠くもなく、出発してから1時間程でおおよその場所に辿り着きました。

 

「んーっと、確か小さな島にある崖の裏手に洞窟があるって言っていましたよねぇ……」

 

 それらしき島を見つけたので外周を時計回りで移動してみると、南側に位置する場所にそこそこ高い崖と洞窟が見つかりました……が、

 

「………………」

 

 その崖の頂点近くに、なぜかロープが一本ぶら下がっています。その先端は円の様に結ばれていて、処刑場の様な……いやいや、さすがにそれは無いですよね。

 

 せいぜいここはロア●プラですよ――とか、そういう表現なんでしょう。

 

 ………………

 

 いやいや、それはそれでまずいですって。

 

 あそこは半端じゃない治安の悪い場所ですからっ! 後ろからいきなり撃たれて風穴が開いても不思議じゃないんですよっ!?

 

「と、とは言え……偶然って訳でも無いでしょうね……」

 

 何かの意思表示と捉えるか、はたまた過去に行われたままなのか……どちらにしても不安になる事この上ないです。

 

「でもここまで来て帰るって訳にもいきませんよね……」

 

 恐ろしさもありますが、興味が全く無いと言うのでもありません。好奇心は身を滅ぼすとも言いますけれど、それが無くなってしまったらジャーナリストとして終わりです。

 

 ここは腹を決めて洞窟の中へGoです。まさか入っていきなり襲われる事も無いでしょう。

 

 

 

 ……無い……ですよね?

 

 

 

 

 

「ま、真っ暗で……ですね……」

 

 恐る恐る洞窟の中に入ってみたんですが、思ったより奥が深く、入口から届く光は殆どありませんでした。

 

「ん……っと、これは探照灯を点けないとダメですね」

 

 いつも持ち歩いているポシェットの中から潜入用に入れておいた小型の探照灯を取り出して、手早く艤装に取りつけて点灯しました。

 

「ふぅ……これで視界は大丈夫ですけど……」

 

 左右を見渡しながら洞窟内部を観察していると、なぜか急に背筋に寒い者が走るような感覚に思わず後ろへと振り返ろうとしたんですが、

 

「……Freeze」

 

「ひっ!?」

 

 身体中が凍えてしまいそうな言葉と首元に何かが触れるのを感じ、思わず悲鳴を上げてしまいました。

 

「どうして貴方はここに居るんですか……?」

 

「あ、あのっ……あ、青葉は……そ、その……」

 

「ここがどういう場所か知っていて、入ってきたんですか……?」

 

「あ、ある人に、ここに居る方なら助けてくれるって……聞いたモノですから……っ!」

 

「ある人……?」

 

「そ、その……人と言うか、深海棲艦と言うか……」

 

「あら……それはまた珍しい事もあるんですね。艦娘である貴方が、深海棲艦の言葉を信じるなんて……」

 

 背中越しに聞こえる言葉が鋭くなり、首元にチクリと痛みが走りました。

 

「たっ、助けて下さいっ!」

 

 声は上げられても身体は全く言う事を聞いてくれず、ブルブルと震える事しかできません。

 

「取り敢えず最後まで喋ってもらえますか~?」

 

「は、はひっ!」

 

「その深海棲艦は、私の事を何て言っていたんでしょう?」

 

「と、とある艦娘としか聞いてませんっ! ただ、子供化した艦娘を治す事ができるかもしれないと……」

 

「子供化……?」

 

 その言葉が聞こえた瞬間、首元に感じるモノの感覚が消えました。

 

 ただ、それでも身体が動かないくらい、後ろからの圧力は凄いですが。

 

「んん~……それについて思い浮かぶのは、舞鶴鎮守府くらいしか無いんですけどねぇ……」

 

「あ、青葉はその舞鶴に所属している艦娘ですよっ!」

 

「それくらいの事は知っていますよ? 情報収集ができない者は、この世界で生きていけませんからねぇ……」

 

 その瞬間、またもや強烈な寒気が背筋に走り、全身がガタガタと震えあがってしまいました。

 

「舞鶴鎮守府第二遊撃艦隊所属、青葉型1番艦重巡青葉。趣味は情報収集と言う名のルポライターで、鎮守府内から様々な所に出向いてトラブルを巻き起こしている悪い娘……ですよね~?」

 

「あ、青葉はそんな悪い娘なんかじゃ……」

 

「フフ……ッ。だけど実態は元帥秘書艦の高雄に命ぜられた情報収集を行っている、優秀な人材とも聞いています」

 

「……っ!?」

 

 な、なんでそれを……知っているんですかっ!?

 

 その秘密を知っているのは高雄さんと青葉だけの筈……なのに、この艦娘はどうして……っ!?

 

「あらあら、相当驚いているみたいですね~。首筋に汗がこんなに……」

 

 

 

 れろ……っ……

 

 

 

「ひゃうっ!?」

 

 首元にいきなり生温かい感触が……なんですかこれーーーっ!?

 

「あら~、良い声で鳴くんですねぇ……ちょっとだけ、興味が湧いてきちゃいましたよぉ?」

 

「お、おおおっ、お助けーーーっ!」

 

「このまま連れ帰って、ペットにしちゃいましょうかねぇ~」

 

「そ、そんな趣味は全くありませんーーーっ!」

 

「貴方には無くても、私にはあるんですよぉ~。あぁ……想像しただけで、息が荒く……ハァハァ……」

 

「青葉ついに貞操の危機ですーーーーーっ!」

 

「大丈夫大丈夫~。すぐに良くなっちゃいますから~」

 

「ル級以上に変態さんですよーーーっ!」

 

 逃げ出したい一心で叫んだ途端、なぜか背後の威圧感がピタリと止みました。

 

「……ル級?」

 

「……え?」

 

「今、ル級と言いましたよね?」

 

「あ、は、はい……」

 

「そのル級は……あのル級なんでしょうか……?」

 

「そ、そんな事を言われても、ただの変態であるとしか分かりませんっ!」

 

 もの凄く酷い言い方かもしれませんが、命が掛かっている以上仕方が無いですよねっ!?

 

「それじゃあ……貴方とル級の関係って、どんなのかしら……?」

 

「か、関係って……その、ついさっき料理を振舞ってきただけですけど……」

 

「………………」

 

 う、嘘は……言っていませんし、問題無いですよね……?

 

「そう……それなら仕方無いわ。残念ですけど、ペットにするのは諦めちゃいます」

 

「ほ、本当ですか……っ!?」

 

「ええ。あのル級に間違いないでしょうし、知り合いと言うなら無下にできませんからね~」

 

 その言葉を聞いてホッと胸を撫で下ろそうとしたのも束の間、急に青葉の手が引っぱられました。

 

「えっ! あ、あのっ!?」

 

「子供化を治す方法を聞きに来たんですよね? ここで立ち話もなんだから、家に招待しちゃいますよ~」

 

「わ、分かりましたから、そんなに引っぱらないで……うわわわわっ!」

 

「逃げられちゃったら困りますからね~」

 

「いったい何が困るんですかーーーっ!?」

 

「うふふ~、内緒ですよ~」

 

「誰か助けてーーーっ!」

 

「叫んでも誰も来てくれませんよ~?」

 

「ヘルプミィィィィィーーーッ!」

 

 

 

 ル級に引き続いて謎の『とある艦娘』に連行されてしまう事になってしまった青葉でした。

 

 果たして青葉は無事に日の目を拝む事ができるのでしょうか……って、こんなモノローグを語っている余裕なんて無いんですよーーーっ!

 

 

 

 

 

「初めまして~。私、こういう者です~」

 

 洞窟の奥にあった小さな建物の中へ強制的に連行されたと思ったら、いきなり名刺を渡されました。

 

「は、はぁ……どうもです……」

 

 後ろから威圧されながら首元に何かを突きつけられている時よりは幾分かマシですけれど、それでも今の状況を例えるならば拉致監禁と言えなくもないので、安心できるとは言い難いのですが。

 

「えっと……青葉は名刺を持っていませんでして……」

 

「大丈夫ですよ~。ちゃんと存じておりますから~」

 

 そう言ってパタパタと手を横に振った艦娘は立ち上がり、近くにあった扉を開けて隣の部屋へと消えていきました。

 

 これは……逃げるチャンスでしょうか?

 

 でも、青葉の事をしっかり知っていましたから、ここで逃げても追いかけられる事は予想できます。後腐れを残さぬようにちゃんと話しあった方が良いと思いますし、子供化治療の件についても聞いておきたいですからね。

 

 ただ……ル級の件には触れない方が良いような気がするのはなぜでしょうか。

 

 心の奥底からひねり出すように、警報音がガンガンと頭まで響いてくる感じなんですよね……

 

 まるで本能が避けろと言わんばかりに……って、本当にヤバそうです。

 

「正直に言って逃げ切れるとも思えないですし、興味が無い訳でもないですからね……」

 

 なんとなしに独り言を呟きながら、貰った名刺に視線を落としてみました。

 

「えっと……『独立型艦娘機構 監査&調査員』って書いていますけど、聞いた事がありませんねぇ……」

 

 そもそも艦娘はどこかの鎮守府に所属しているはずなので独立している事自体があり得ないと思うのですが、実際にここで住んでいる様な感じですから嘘ではないのでしょう。

 

「名前は……『大鯨型1番艦潜水母艦 大鯨』ですか。うーん、どこかで聞いた事がある様な……無い様な……」

 

 頭を捻りながら考えてみますが、喉の先に引っかかるような感じはしつつも上手く思い出す事ができません。

 

「お待たせしました~」

 

 そうこうしている間に大鯨が扉を開けて戻ってきました。手には小さなお盆があり、マグカップが二つ乗っています。

 

「コーヒーで良かったですか~?」

 

「あ、す、すみません……」

 

「まぁ、嫌だと言ってもこれしか無いんですけどね~」

 

「あ、あはは……」

 

 引きつった笑い顔を浮かべながらも大鯨からコップを受け取り、気分を落ち着かせようと一口頂いちゃいました。

 

「こ、これは……美味しいですっ!」

 

「うふふ~、ありがとうございます~」

 

 程良い苦みとコク。そしてほのかな甘みの余韻に浸りながら、一心不乱という風にゴクゴクと飲んじゃいました。

 

「ぷはーっ、コーヒーを一気飲みしたのは初めてですよー」

 

「あらあら、それはまぁ……安物ばっかり飲んでいたんですねぇ~」

 

「え、えっと……それってやっぱり、このコーヒーはそこそこお高いって事ですか?」

 

「いえいえ、そんな事無いですよ~」

 

 そう言った大鯨はコップに口をつけてコクリと飲んでから、空いている方の手を広げました。

 

「せいぜい、100グラム1万円位ですかね~」

 

「ちょ……っ、滅茶苦茶高いじゃないですかっ!」

 

「そうですか~? コピ・ルアクですから、それくらいじゃないですかねぇ~」

 

「コピ……ルアク……?」

 

「ええ、フィリピン産のコーヒー豆ですよ~。別名『ジャコウネココーヒー』とも言われていますね~」

 

「はぁ……そうなんですか……」

 

 いまいちピンと来ないのでそう答えましたが、本当に美味しかったので高級と言うのも頷けます。

 

 しかし、初めて出会った青葉にこんな飲み物を出してくれるなんて……ル級の存在っていったい何なんですか……

 

「さて、休憩はこれ位にして、早速本題に入っちゃいましょうか~」

 

「あ、は、はいっ!」

 

 その言葉を聞いてちょっぴり緊張気味になっちゃった青葉は、椅子に座りながら姿勢を正しました。

 

「ル級の紹介でここに来たと言う事ですけど、つまりお仕事の話では無いんですよね?」

 

「お、お仕事……ですか?」

 

 名刺には『独立型艦娘機構 監査&調査員』と、書かれていましたけれど、青葉に監査とかは必要ありません。どちらかと言えば受ける側の立場の方が可能性としては高いですけど、そういうのはできる限り避けておきたいですよね。

 

「ふむ……その反応だと、お仕事について何も知らないと言う感じですねぇ」

 

「は、はい……すみません……」

 

「謝らなくても良いですよ~。普通の人や艦娘には必要のない事ですからね~」

 

「そ、そうですか……」

 

 そう答えはしましたが、なんとなく文面とは違う何かを感じ取れちゃったみたいで、気になっちゃうんですよね。

 

 好奇心は身を滅ぼすと言いますが……こればっかりは仕方無いんです。

 

「ち、ちなみに、そのお仕事と言うのはどういった感じの……?」

 

「気になるんですか~?」

 

「あ、え、えっと……ちょっとだけ……なんですけど……」

 

「なるほどなるほど~。情報通りの好奇心満載な艦娘なんですね~」

 

 そう言った大鯨は、ニンマリと怪しげな笑みを浮かべました。

 

 ……いや、洒落にならない位、怖いんですけど。

 

「でもまぁ、情報通と言われる青葉なら、私の二つ名を聞けば分かるんじゃないでしょうか~?」

 

「二つ名……ですか?」

 

 なんだか中二病患者の様な感じに思えちゃいますけど、面と向かって言われると信憑性が増すと言うか……

 

「そうですよ~。私、大鯨の二つ名は……仕置人です~」

 

「仕置……人……って、まさかあのっ!?」

 

「多分、思っているので合っていると思いますよ~♪」

 

 笑みを浮かべたまま急に振り上げた大鯨の右手には、大振りのバタフライナイフが握られていました。

 

「ひいっ!?」

 

「あはは~。驚かなくても良いですよ~?」

 

「いやいやいやっ! そんな物を見せられたら普通驚きますって!」

 

「そもそも青葉は艦娘だから、斬撃なんて屁の河童ですよね~」

 

「そりゃあ、衣服が破れる位ですけど……って、それでもやっぱり怖いですからっ!」

 

「まぁ、衣服を破るのが目的なんですけど~」

 

「やっぱり貞操の危機ーーーっ!?」

 

「冗談ですけどね~」

 

 大鯨はニヤニヤと笑みをこちらに向けながら、マジックで消したかの様にバタフライナイフをどこかにやっちゃいました。

 

「私のお仕事についてはそんなところですが、青葉のご用事は別件なんですよね?」

 

「は、はい……」

 

 どっと疲れた青葉は大きく肩を落としながらそう答えました。すると大鯨は続けて口を開いて青葉に問いかけます。

 

「子供化した艦娘を治す方法って、言っていましたよね?」

 

「え、ええ。そうなんですけど……やっぱりそんなの、治せませんよね?」

 

「んー、そうですねぇ……」

 

 大鯨はそう呟くと、急に立ち上がって部屋の隅にある本棚へと向かい、何冊かの本に目を通していました。

 

 気になった青葉は少し身体を動かして様子を窺ったんですが、何やら集中しているようで、完全に没頭している感じに見えました。

 

 うむむ……ジッとしているのは性に合わないんですが、変な動きを見せるのは避けた方が良いでしょうからね……

 

 ここは大人しく、今までの流れを振り返ってみる事にしましょう。

 

 事の発端は、出撃任務で敵の攻撃を受けた那珂が轟沈寸前のところを強制的に使用した応急修理女神によってなんとか助かるも、身体が子供化してしまったんです。

 

 そこで、応急修理女神の強制使用を神通に教えたという明石の居る佐世保に向かったのが昨日の事。佐世保で元帥の知り合いである安西提督に出会って話をし、明石に尋ねてみるもツボ押しをされただけで治す方法は分からず、仕返しをすると心に決めました。

 

 その後、以前出会った事のあるビスマルクと飲む事になり、新たな写真屋の顧客をゲットしたまでは良かったものの、二日酔いコースで帰るのが今日に遅れてしまいました。

 

 頭がガンガンしつつも舞鶴に帰ろうとした青葉でしたが、途中でル級に出会って深海棲艦の島に招待され、とんでもない食事を食べさせられそうになるのを避けるために料理を作ったら周りを囲まれ、逃げるように再度調理場に行って大量に作る羽目になりました。

 

 そして今はル級に教えて貰った大鯨が住む島に来て、冗談だと言いつつも貞操の危機かもしれないという、踏んだり蹴ったりでは済まされない程の状況に陥っているんですが……何なんですかこの数日はっ!

 

 既に運が悪いとかで済まされない事態ですよねっ!? これって、先生のパッシブスキルより酷くないですかっ!?

 

 日頃の行いがどうとか言う問題じゃないですっ! これは誰かに仕組まれた感じがしてなりませんっ!

 

 ……いやまぁ、そもそも噂を聞きつけて首を突っ込んだ青葉が悪いんですけどね。自業自得ですよね。

 

 うぅぅ……暫く情報屋さんの趣味はお休みした方が良いんじゃないでしょうかと思っちゃいます……

 

「あっ、これじゃないですかね~」

 

 頭の中で色々と整理をしている間に、大鯨が一冊の本を持ってこちらに戻ってきました。

 

「み、見つかったんですかっ!?」

 

「ええ、多分これでいけると思いますよ~」

 

 そう言って、大鯨は本に目印のしおりを挟んでから渡してくれました。

 

「あ、ありがとうございますっ!」

 

「いえいえ~。困った時はお互い様ですからね~」

 

 どこの口がそう言うんですか……と、思っちゃいましたが、好意的な状況はこちらにとって損ではありませんし、機嫌を損ねるのは命に関わります。ここは素直にお礼を言って、そそくさと逃げ去るのが最良の選択でしょう。

 

「早く治してあげたいので、今すぐ舞鶴に帰る事にしますっ!」

 

「そうですね~。残念ですけど、積もる話は今度にしましょう~」

 

 こっちにはそんな気持ち、全く無いんですけどね……

 

「ではでは、これにて失礼いたしますっ! 本は後ほど返しに来ますのでっ!」

 

「いえいえ、その本は持っていてくれれば良いですよ~」

 

「……え?」

 

「近いうちに、舞鶴に行く事があると思いますので~」

 

「そ、そうですか……で、では、失礼いたしましたっ!」

 

「はいは~い。ではまたです~」

 

 大鯨に向かって大きく頭を下げてから、一目散に建物から出て島を離れました。

 

 もちろん預かった本はしっかりと脇に抱えて持っているんですが、なぜかヒンヤリと冷たい感じがするのは……気のせいですよね?

 

 あまりそういった事は考えないようにしながら、できる限りの速度で舞鶴へと向かいます。

 

 

 

 お願いですから舞鶴に来ないで下さいね――と、本気で願いながら。

 

 うぅぅ……怖かったですよぉ……




※以前より告知しておりました艦隊これくしょんを題材とした新規二次小説を近日中に公開できると思われます。
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次回予告

 大鯨から本を預かり、やっと舞鶴に帰ってくる事ができました。
ですが、本を読もうとした青葉に更なる悲劇がやってきますっ!?

 そして……貴方はいったい何者なんですかーーーっ!


 艦娘幼稚園 スピンオフシリーズ『青葉の取材遠征日記』
 その9「とある魔術の……」


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