赤き覇を超えて   作:h995

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使い魔編です。

とある原作キャラが上方修正されています。後、召喚師を始めとする独自の設定が大量にあるので、独自設定が苦手の方はご注意ください。

追記
2018.11.17 修正


第九話 使い魔、ゲットだぜ!

 グレモリー眷属とシトリー眷属が合同で新人の使い魔を契約する為に訪れた「使い魔の森」。そのガイドをしてくれる人との待ち合わせをしている間に僕が元士郎にやっと認められるようになった。

 それからしばらくして、待ち合わせの時間になったその瞬間。

 

「ゲットだぜ!」

 

 そう言いながら現れたのは、前世の記憶にある某携帯獣アニメの主人公の様な面持ちの青年だった。

 

「俺は使い魔マスターを目指しているザトゥージだ。よろしくな。しかし珍しい事もあるんだな。所属の異なる眷属が共同で使い魔ゲットに来るなんて。……まぁいいか。それで今日は誰の使い魔が欲しいんだ?」

 

 早速ザトゥージと名乗った青年が話を進めていく。

 

「今日はこの二人よ」

 

 リアス部長が早速アーシアと元士郎を紹介する。

 

「んっ? そっちの兄ちゃん二人は違うのか? 使い魔の契約をしていない様だが」

 

 流石に使い魔の専門家なのだろう、僕と瑞貴が使い魔の契約をしていない事に気付いた。

 

「武藤君については時間が無かったので今回は見送ります。そして、一誠君については使い魔がいなくても問題ないのですよ、ザトゥージさん。彼は高位の幻想種とも契約できる真正の召喚師(サモナー)ですから」

 

 ソーナ会長の言葉を聞いて、ザトゥージさんは驚きと興奮を隠せない。

 

「マジか! 今時、真正の召喚師は凄く珍しいんだ! 因みに契約している幻想種は何だ?」

 

 ザトゥージさんに請われて、僕は主二人の方に視線を向けた。二人とも僕の視線の意味を悟って、共に頷いてくれた。

 

「余り体の大きなのを呼び出すと後で困りますから、割と有名所を呼び出します。……我が声に応え、ここに出でよ。炎の魔人、イフリート!」

 

 僕の詠唱が終わると同時に展開された魔方陣から出て来たのは、筋骨逞しい肉体に大きな角を生やし、全身に炎を纏う魔人だった。炎から生まれたとされる魔人、イフリートだ。

 

「ほう、珍しいな。今日は敵もいないのに我を召喚して来るとはな。それで、一体何の用だ?」

 

 イフリートは僕にそう問いかけてきた。一方、イフリートを直に見たのがこれが初めてだったらしく、皆は驚きを隠せないでいる。例外は何度かイフリートを相手に模擬戦をした事がある瑞貴だけだ。皆の驚きがまだ冷めやらない中で、僕はイフリートに召喚した目的について説明する。

 

「ただ召喚術(サモン)を見せるだけだったら、カー君でも良かったんだけどね。森の奥に変な気配を感じるから、この際イフリートに護衛を頼もうと思ったんだ。尤も、僕ではなくアーシアの、だけどね?」

 

 僕がそう説明すると、イフリートは僕が気配を感じた方向を見た後、納得した様に頷いた。

 

「……成る程、確かにその様だ。しかもどうやら幻界で消息を絶っていた幻想種の様だな。王から捜索の命を受けていたから、却って好都合だ。いいだろう。そのアーシアとやらの護衛、確かに引き受けた」

 

 そしてイフリートはその身を浮遊させるとアーシアの後ろに移動し、腕を組んで直立した状態で待機する。この一連のやり取りを見ていたザトゥージさんは、すっかり興奮していた。

 

「……スゲェ。真正の召喚術、生まれて初めて見たぜ! しかも召喚されたのは、人間界ではまず見られない筈の極めてレアなイフリート! これだけでも今回の依頼を受けた甲斐があったってモンだ!」

 

 しかし、同時に疑問が湧いて来たようだ。それを早速僕にぶつけてきた。

 

「……というかだな。真正の召喚師がいるんなら、はっきり言って俺は要らないんじゃないか? 幻想種と会話できるし、その類の知識も俺以上に豊富な筈だぞ?」

 

 それについては、流石に説明しておかないといけないだろう。そう判断した僕は、サトゥージさんに事情を説明し始める。

 

「確かに生態とか生息地なんかも知っていますし、幻界に行く事もできますけど、召喚術を教わった方の知識が大分古くて、今の人間界の状況と合致していないかもしれないんです。……僕の事は聞いていますか?」

 

 僕がサトゥージさんに確認を取ると、サトゥージさんは頷いて肯定した。

 

「あぁ。依頼の段階でこの二人から話を聞いた。歴代の赤龍帝と意思疎通できるんだってな。……確かに、その赤龍帝が生きていた時期によっちゃ、現在の状況と一致してないかもしれないなぁ。実際、本来のウンディーネを見知っているアンタにとって、肉体派に変異した人間界のウンディーネはカルチャーショックがかなりデカイ筈だ」

 

 どうやら使い魔の専門家なだけあって、本来のウンディーネの事は知っているようだ。だから、それについては実際に見た事を伝えていく。

 

「えぇ。実際、その通りでした。こちらに来る前に縄張り争いしている所に出くわしましたけど、流石に驚きましたよ。ただ余りに争いが酷かったので、幻界在住のウンディーネを召喚して仲裁させましたけど」

 

 僕のウンディーネの目撃談とその後どうしたのかを聞いたサトゥージさんは、驚いた後でかなり悔しそうにしていた。

 

「マジか! ……うわぁ、だったら待ち合わせ時間をもっと早くすれば良かったぜ。旧き良きウンディーネを見逃すなんて、マジで勿体無ぇ」

 

 サトゥージさんはそう言ってしばらく悔しがった後、コホンと一息ついて体裁を整えてから今後の手順について説明を始めた。

 

「……っと、まぁこんな感じだ。真正の召喚師は事、幻想種の扱いについては俺以上のスペシャリストだ。だからまずは自分が望む、または適した使い魔について本職からアドバイスを貰ってくれ。そうして選んだ使い魔の生息地へは俺が案内する。その方がハズレはないだろう」

 

 随分と潔いザトゥージさんの発言に、僕はすっかり面喰ってしまった。

 

「いいんですか? 仕事を取ってしまう形になりますけど」

 

 僕はそう確認したが、サトゥージさんはこれをある程度は見越していた様だ。気にしない様に言って来た。

 

「構わないさ。元々二組の眷属を一緒に案内するって事で、今回の仕事は割安で引き受けているからな。でも、これじゃ後でガイド料以外は返金しないと俺の気が済まないな。むしろ本職の話が聞ける分、授業料として俺の方から金を出したいくらいだぜ」

 

 これ程までに勉強熱心なザトゥージさんの意志を受けて、流石に気が引けた僕は交換条件を出す。

 

「それじゃあ、交換条件で人間界における幻想種の現在の生態について教えて頂けませんか? ウンディーネの例もありますし、それで返金云々はチャラという事で」

 

 僕の提示した交換条件を聞いてザトゥージさんは暫く黙っていたが、やがて笑顔で口を開いた。

 

「……アンタ、気に入った! もし人間界にいる幻想種と新しく契約したくなったら、いつでも俺を呼んでくれ。そこまでのガイドをきっちり務めてやるぜ!」

 

 ……話を聞いていて思ったが、ザトゥージさんはかなり優秀だ。この縁は大事にしよう。

 

 そう思った僕は、自分の名前をサトゥージさんに教える。

 

「解りました、その時にはぜひお願いします。それと、僕の名前は兵藤一誠です。一誠とお呼び下さい」

 

 名乗った後で差し出した僕の右手を、サトゥージさんはしっかりと右手で握ってきた。

 

「あぁ。よろしくな、一誠。お前さんは良いお得意さんになりそうだ」

 

 そうして、僕とザトゥージさんは固い握手を交わした。……気が付いたら、僕達は他の皆を完全に置いてけぼりにしてしまっていた。それに気付いた僕達はお互いに苦笑いをしてから、ザトゥージさんが謝った。そして話を変えると、僕とイフリートが察知した気配について確認を取って来る。

 

「済まないな、俺達だけですっかり話が盛り上がっちまった。それで話は変わるが、森の奥の変な気配って何だ? 一応危険な奴がいないか、回る予定の範囲を見回って来たんだが、特に異常はなかったぞ?」

 

 依頼者に危険がないかを確認しに行くあたり、ザトゥージさんのプロ意識は本物だろう。しかし、今回は少々ザトゥージさんの手に余る様だ。僕は察知した気配の詳細について、サトゥージさんに説明する。

 

「そうでしょうね。気配がかなり虚ろですから、ひょっとすると亡霊(レイス)系の幻想種かもしれません。そうなると、使い魔を扱うが故に肉体を持つ幻想種が専門のザトゥージさんでは、見つけるのは少々難しいでしょう。イフリート、消息不明になった幻想種の種類は?」

 

 流石に亡霊系の幻想種に対しては、霊視か霊波感知ができないと見つけるのは難しい。そこでイフリートに捜索命令の対象である幻想種の種類を確認すると、イフリートは早速答えてくれた。

 

「確か風の亡霊、パンデモニウムだった筈だ。しかし、本来はガス状の小さな亡霊でそんなに力はない筈なんだか、感じられる力がかなり大きいな。これなら契約闘技場(コントラクト・コロセウム)が発動できるレベルだろう」

 

 ……そうなると戦闘力は少なくとも中級悪魔の最上位クラス、下手すると上級悪魔と同等クラスだ。見た感じだと、イフリートが護衛するアーシアは別として、戦闘になった場合にまともに戦えそうなのは瑞貴を別格とすれば、主の二人と朱乃さん、椿姫さん、後は木場くらいだろう。流石に皆に危ない橋を渡らせられない。

 

 イフリートからの返事を聞いてそこまで考えた僕は、リアス部長とソーナ会長に伺いを立てる。

 

「リアス部長、ソーナ会長。ご相談があります。森の奥の気配の正体を探る為に、まずは僕を先行させて下さい。状況によっては召喚契約の儀式とその為の戦闘になる可能性がありますので、同行者は不要です」

 

 そこまで言ってから二人の顔を確認すると、リアス部長が僕に召喚契約における戦闘について確認して来た。

 

「一つ聞いても良いかしら。召喚契約の儀式はともかく、その為の戦闘とはどういう事?」

 

 ……これはある意味、カルチャーショックだろうな。

 

 僕はその様な事を思いつつ、召喚契約に関する説明を始めた。

 

「召喚契約の絶対条件として、召喚師が幻想種に認められなければなりません。その為に友好的な付き合いを通して、信頼関係を築いてから契約するのが本筋です。以前話した、僕が契約している幻想種でも最高位の神獣のケースが正にそうです。そしてもう一つ、召喚師の力を幻想種に認めさせる為に戦い、そして勝つ方法があります。因みに、天使と悪魔、堕天使の三つ巴の戦争の激化によって相当数の幻想種が狩り出されてしまった事で、ここ最近は戦いによって認めさせる方法が主流となっています。真正の召喚師が稀少なのは、そういった背景もあるんです」

 

 この僕の説明に対し、同様に契約を取り扱う事で知識はあったであろうサトゥージさんが肯定してくれた。

 

「あぁ、その通りだ。俺もそれを知っていたから、イフリートを召喚した時に驚いたんだよ。イフリートは幻想種でも特にガチの武闘派でな、契約した相手とは必ず一度は戦っている事でも有名だ。強さも相当な物で上級悪魔でも最上位に匹敵する強者なんだが、そんな相手と友好的な召喚契約を交わしているんだから流石は赤龍帝といった所だな」

 

 イフリートに関する話を聞いたリアス部長は、驚愕の余りに開いた口が塞がらないでいる。するとソーナ会長がサトゥージさんに尋ねてきた。

 

「ということは、現代に生きる真正の召喚師とは……」

 

「あぁ、自らの力だけでもガチで戦える武闘派だ。幻想種を召喚しなきゃ何もできないなんて、遠い昔の幻想だよ。肉体派に変異した人間界のウンディーネみたいなものだぜ」

 

 何とも凄いザトゥージさんの例えに、今度はソーナ会長も黙り込んでしまった。……まぁ、さっきの元士郎と同じ感じなのだろう。やがて、驚愕から立ち直ったリアス部長は僕の申し出を受け入れる事を決断した。

 

「……解ったわ。まずは安全の確保を優先しましょう。それでいいわね、ソーナ?」

 

 リアス部長はそう言ってソーナ会長に確認を取りに来たので、ソーナ会長は同行者を付けるという条件付きでそれに同意する。

 

「そうね。ただし、今後に生かしたいのでそれぞれの眷属から一名ずつ同行させます。私達からは流石に武藤君を出すのは勿体無さ過ぎますので、最近防御系の神器を発現できた椿姫を出します。リアス、貴女は?」

 

 ソーナ会長からそう尋ねられたリアス部長は、木場を同行者として指名してきた。

 

「そうね。こちらからは祐斗、貴方が行きなさい。この中では貴方が一番身軽よ」

 

 ……流石に断る訳にもいかないか。

 

 そう判断した僕は二人の動向を認めた後、サトゥージさんにガイドのお願いをしてからイフリートに護衛対象の変更を指示した。

 

「解りました、椿姫さんと木場の二人と同行します。それとザトゥージさん。気配の位置は大体解るんですが、そこに至るまでの道筋が解らないので、申し訳ありませんがガイドをお願いします。その代わり、危険がない様にイフリートを護衛に付けます。イフリート、その間の護衛対象をアーシアからザトゥージさんに変更する。頼んだよ」

 

「承知した」

 

 僕の護衛対象の変更指示を受けたイフリートはそれに同意した後、アーシアの後ろからサトゥージさんの後ろへと移動した。そうして気配の元へ向かう準備を整えると、僕は本来の目的である元士郎とアーシアの使い魔契約について触れる。

 

 ……今回はおそらく見送る事になるだろうと思いながら。

 

「元士郎とアーシアの使い魔契約は、僕達が戻ってきた後で時間の余裕があればやりましょう。では、サトゥージさん」

 

「あぁ、解った。一誠達は俺の後について来てくれ」

 

 こうして、僕達はサトゥージさんの案内で気配を放っている者の所へと向かった。

 

 全てが終わって帰って来た時には、黒い蛇に懐かれている元士郎と小さな蒼いドラゴンに懐かれているアーシアの姿があった。

 

「おぉ! 女の子の方は蒼雷龍(スプライト・ドラゴン)の子供じゃないか! それに野郎の方はバシリスクの子供か。しかも食料としてじゃなく、本心で主として認めてもらえている様だぜ。これはまた、どっちもレアなヤツにレアな懐かれ方をしたなぁ」

 

 ザトゥージさんが驚きと興奮を隠せないでいるが、これは仕方が無い。元士郎に懐いているバシリスクは獰猛な性格と肉食である為に、本来なら食料目的で擦り寄る事はあっても本当の意味で懐く事は殆どない。その意味では、非常に希有な事例と言えるだろう。

 そして、アーシアに懐いたのは蒼雷龍。蒼き雷撃を司る上に知能が高く、成長すると10 mクラスにまで成長する上位ドラゴンだ。同時に、本来なら使い魔とするには不向きな点がある。

 

「ザトゥージさん。確か蒼雷龍は……」

 

 僕がザトゥージさんに確認すると、僕の考えを同意する様に頷いて来た。

 

「あぁ。特にプライドが高い種族だから、他の種族にはそう簡単に懐かない筈なんだけどな。まぁ清らかな心を持つ者のみに心を許す性質があるから、そのお陰だな」

 

 どうやらサトゥージさんもそれを知っていた様だ。だから、アーシアに懐いているのを見て驚いたのだろう。しかし、それにしても懐くのが余りにも早い。……だとすれば、考えられるのは一つだ。僕は自分の考えをサトゥージさんに伝える。

 

「ザトゥージさん、この分ではアーシアに龍使い(ドラゴン・テイマー)の素養があるのかもしれません。だとすれば、物静かで真面目な性質が護衛に向いている氷雪龍(ブリザード・ドラゴン)もまたアーシアに勧めても良いんじゃないでしょうか?」

 

 龍使い。ドラゴンに愛され、共に歩む事ができる者。ましてアーシアは強力な治癒師(ヒーラー)だ。相性は抜群だと断言してもいいだろう。ザトゥージさんもこの僕の意見に賛同してくれた。

 

「龍使いか。確かにあの懐き様を見る限りじゃ、むしろそっちの可能性の方が高いな。それにあの子の使い魔には通常と違って護衛の役割も求められるから、確かに氷雪龍も悪くない。……氷雪龍の現在の生息地は知っているから、一誠が同伴するのであれば、あの子を案内しても良いぜ? 別に使い魔は一体だけという決まりもないし、龍使いなら複数のドラゴンと契約しておいた方がいいだろう」

 

 ザトゥージさんから有り難い提案を貰ったが、今回は無理だろう。それに越権行為にもなりかねない。

 

「その辺りの話は、主であるリアス部長も交えて話を詰めないと駄目でしょうね。仮に行くとしても、今回は時間が足りませんし」

 

 こういった旨を僕が伝えると、ザトゥージさんも納得してくれた。

 

「解った。情報は常に最新の物を仕入れておくから、話がまとまったら、いつでも声を掛けてくれ。スケジュールを調整して、最優先で取り組ませてもらうぜ」

 

 ……どうやら、僕はサトゥージさんから上客として認めてもらえた様だった。こうした格別の配慮を頂く事になったサトゥージさんに感謝しつつ、僕はその時になったらお願いする旨を伝えるべく頭を下げた。

 

「お願いします」

 

 ……結局、アーシアと元士郎は待っている内にそれぞれ懐かれた蒼雷龍の子供とバシリスクの子供を使い魔とした。力になると言っておきながら、結局アドバイスすること無く自分で見つけてしまったのだから世話がない。まぁ、自分で選んだ使い魔だから大切にするのは間違いないだろう。

 なお、アーシアは使い魔とした蒼雷龍の子供の名前を「ラッセー」と名付けた。日本語の雷撃と僕の名前を組み合わせたらしい。しかも本来ならドラゴンの性質として同性を嫌う筈なのに、何故か僕にも懐いてしまった。召喚師の赤龍帝であるリディアさん曰く、元々その性根から真正の召喚師としての適性が高い僕は幻想種に好かれ易い、との事。しかも純粋な子供に対しては、特にその傾向が強く出るらしい。……尤も、残っていたメンバーで男である元士郎や瑞貴はラッセーに雷撃を浴びせかけられたそうなので、嫌われるよりは遥かマシなのだろうが。

 

 それに、今回一番収穫があったと言えるのは、間違いなく僕だろう。何せ、イフリートと同格かそれ以上の実力を持つ幻想種と召喚契約を結ぶ事ができたのだから。しかも、歴代の赤龍帝の一人が持っていた強い絆のお陰で、新しい繋がりを持つ事もできた。

 

 ……だから、もう言う事なしだった。

 




いかがだったでしょうか?

アーシアと元士郎の使い魔は原作通りとなりました。
ただし、元士郎のバシリスクは何故か最初から元士郎に懐いています。
また、ラッセーについてもこれからちょくちょくアーシアの周りで小さなナイトとして頑張ってもらう事になるでしょう。

では、次の話でお会いしましょう。

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