なんでこんなことになったんだ!?   作:サイキライカ

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 ドチラヲ選ンデモ私ハ


選ンデクレ

 バイド化した夕立との距離を詰めるため走る俺達を夕立は凶暴に笑いながら出迎える。

 

「ヨリ取り見ドりッポい!!

 ミンなですテきナパーティーしマシょ!!」

 

 再び疑似レールガンとでも言うべき砲撃のためか右手をバチバチとスパークさせる夕立に向け手始めに流星と彗星が飛来する。

 

「全機爆装!!

 全弾投射して!!」

 

 艦爆と艦攻を両方可能とする流星が魚雷を投射すると同時に上空の彗星と合流。

 合計30機以上による急降下爆撃が夕立目掛け降り注ぐ。

 

「喰らえ!!」

 

 更に木曾も酸素魚雷の先制雷撃を敢行。

上空海上合わせて百発近い魚雷と爆弾の波状攻撃が夕立に襲い掛かる。

 

「ソノ程度じャたリナイっぽい!!」

 

 夕立は右腕を奮うとスパークが解放され、解放されたスパークは電光となって魚雷を撃ち抜き爆散。

 更に左腕に巻き付いた鎖を解きまるでフィギュアスケーターが踊るように弧を描きながら爆弾を躱す夕立が鎖を握って牙の生えた魚雷を真上に放り投げる。

 

「目ザワりはマルカジリっポい!!」

『ksyyyyyaaaaaaaaaaaaaaaa!!』

 

 夕立の命令を受けて歓喜するように魚雷が金切り声を起てながら空を泳ぐように駆け降り懸かる爆弾の一つをその牙で噛み砕いだ。

 噛み砕かれた爆弾は爆発することなく魚雷に喰らい尽くされてしまう。

 魚雷は爆弾一つでは飽き足らないのか重力なんてお構いなしに片端から爆弾に食らい付くと半数近くを食い散らし更に離脱しようとする彗星に狙いを定めた。

 

「機体を捨てて離脱して!!??」

 

 瑞鳳の指示がぎりぎり間に合い脱出し無人となった彗星を魚雷が噛み砕いて粉砕する。

 アレに喰われたら妖精さんだってどうなっていたか…

 薄ら寒くなる背筋とはお構いなしに魚雷は更なる獲物目掛け飛び掛かる。

 

『シュート!!』

 

 そこに機を見計らっていたアルファが魚雷目掛けバイドフォースを投擲。

 

『ksyyyyyaaaaaaaaaaaaaaaa!!??』

 

 バイドフォースを叩き込まれた魚雷が恨めしそうに悲鳴を上げると夕立が鎖を手繰り魚雷を引き戻す。

 

「やっぱりフォース化してやがるな…」

 

 爆弾を喰らった時点で確定はしていたけどよ。

 おまけに敵を自動追尾してかつ鎖である程度制御出来るようだから連装砲ちゃんみたいな付け入る隙が少ない。

 つかさ、細かいことだけど明らかに鎖の長さが伸びてたのに引き寄せたらちょうどの長さに戻ったんだがどんな仕組みなんだ?

 

「完全に無傷で切り抜けられた…」

 

 悔しそうに歯噛みする瑞鳳を慰める余裕もなく木曾が先の攻撃から結論を下す。

 

「下手しなくても島風と同等以上の強敵だな」

 

 バイドだって時点で分かってたけど、こうして目の当たりにすると目眩がしそうなほど質の悪い。

 攻略方とまで言わずとも対抗策を練るためにアルファに尋ねる。

 

「アルファ、今の夕立と共通点が多い機体は?」

『ライトニング波動砲ヲ装備シテイルR-13A『ケルベロス』……イエ、魚雷ノ特徴カラオソラク上位互換機ノR-13B『カロン』ト思ワレマス』

「上位互換機って、マジかよ…」

 

 夕立もそうだが島風といい雪風といい一体どんな基準でああなったんだ?

 

「弱点は?」

『アリマセン。

 13系ハR戦闘機ノ中デモ珍シクバランスガ良イ機体デシタノデ。

 強イテ挙ゲルナラフォースガシュート後暴走シヤスイグライデス』

 

 勝機を見出だすのに微塵も役に立ちそうにねえ情報だなおい。

 つうか今の言い方だとR戦闘機ってのは癖が悪い機体がそんなにあるのか?

 ……そういやハクサンもそんな感じだったな。

 頭を抱えたくなる情報に悪態を吐こうとするも夕立が動いた。

 

「オ返しッポい!!」

 

 夕立は楽しそうに笑いながら連装砲を発射。

 

「やらせねえ!!」

 

 即座に頭を切り替えクラインフィールドを展開して砲撃を防ぐ。

 削られ具合から普通の砲撃らしいがなんでだ?

 波動砲のチャージングが足りなかっただけ?

 訝んでいると次いで鎖を引き連れた魚雷がクラインフィールドに喰らい付いた。

 

『ksyyaaaaaaaa!!』

 

 魚雷の牙ががりがりクラインフィールドを削りながら俺へと迫る。

 

『御主人!!』

 

 再びフォースで弾こうと回頭したアルファに叫ぶ。

 

「俺に構わず夕立を仕留めろ!!」

『デスガ!?』

「俺が魚雷を抑えてる今この隙を逃すな!!」

 

 全力で尻を叩くように命じるとアルファは即座に了解と応え夕立に迫る。

 

『『デビルウェーブ砲Ⅱ』発射!!』

 

 一気に片を付けようとアルファが後部から怪物を模るエネルギーの塊を放つが、

 

「ワタしも負けテナいっポイ!!」

 

 そう宣い右手の雷光を解き放った。

 ちぃっ!?

 さっきの砲撃はチャージング不足じゃなくてアルファへの警戒だったのか!!

 二つのエネルギーは中空でぶつかり合うと激しい閃光と衝撃波を生じさせながら対消滅してしまった。

 

「波動砲が…!?」

 

 切り札で仕留めそこなったことに焦る俺だが、波動砲の衝突が発した閃光に身を潜めた木曾が夕立に肉薄しそのままカトラスを振るい夕立を叩き斬った。

 

「これで…どうだ!!??」

 

 カトラスの軌線をなぞり夕立の肌が切り裂かれ血飛沫が舞う。

 更に赤い飛沫を撒き散らす夕立目掛け追い撃ちに広角砲を叩き込みありったけの魚雷を投擲。

 爆炎と水柱によって夕立の姿が見えなくなると木曾は素早く距離を取り直そうと海面を蹴る。

 

「やった!?」

「フラグ立てんな瑞鳳!!??」

 

 そう怒鳴った瞬間、クラインフィールドに喰らい付いていた魚雷の鎖が真っ赤に染まり突如その牙を木曾へと向け襲い掛かった。

 

「避けろ木曾!!??」

『ksyyyyyaaaaaaaaaaaaaaaa!!』

 

 魚雷を引き離そうと下がっていたせいでクラインフィールドが届かない!?

 

「くっ!?」

 

 回避運動を行う木曾だが、突然鎖がたわみ木曾を囲うような動きを見せた。

 鎖は木曾を囲うと同時にピンと引き伸ばされ木曾を拘束した。

 

「しまっ…」

「バイ返シっポい!!」

 

 晴れた爆炎の向こうで右腕の半分を失し血化粧を施した夕立が鎖を引きながら笑う。

 

「アルファ!!??」

「震電隊の皆!!」

 

 波動砲の余波で次元の壁の向こうまで吹き飛ばされていたアルファ帰還し瑞鳳も木曾を救出するため艦戦を飛ばすが、魚雷は放たれたフォースを逆に吹き飛ばし捨て身の突撃を敢行する震電改を歯牙にも掛けず木曾に迫る。

 

『ksssyyyyyyyyyaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!』

「木曾ーーーー!!??」

 

 絶望が世界をゆっくりと引き延ばし頭を丸呑みに出来そうなほど大きく開かれた牙が木曾に喰らい付こうとするのをいやというほど視界が焼き付けていく。

 俺はまた、ただ見ていることしか出来ないのか!!??

 だったらこんな力に何の意味があるって言うんだ!!??

 間に合わないと冷静な思考が告げるのを無視して俺は超重力砲を展開する。

 

「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!???」

「止めろイ級!!

 ダメコン無しで使ったらお前は…!?」

 

 お前一人逝かせはしない木曾!!

 俺と、夕立も道連れに連れて逝ってくれ!!

 

「させない!!??」

 

 魚雷の牙が木曾を噛み砕くその刹那、鋼の塊に包まれた腕が魚雷に突き込まれた。

 

「お前は、古鷹!?」

 

 さっきまでル級達を追っていた筈の古鷹がなんで!!??

 

「喰らえ!!」

 

 更に天龍達までがこちらに味方するように夕立目掛け砲撃を開始。

 何が一体どうなってんだ!?

 驚く暇も無く魚雷の牙が突き立てた古鷹の装甲に牙を突き刺し装甲を貫通して腕を喰い千切ってしまった。

 

「キャアアァァァァアアアアアア!!??」

「古鷹!!??」

 

 右腕を奪われた古鷹が痛みと恐怖からか悲痛な絶叫を上げた。

 その瞬間、俺には古鷹が深海棲艦の俺を庇って逝った千歳の姿と重なって見えた。

 千歳の最期の笑顔を思い出した俺は直後に腕を奪われ苦痛に歪む古鷹にブツンと理性のタガが外れる。

 

「ぉ、あ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ア゛ア゛ア゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」

 

 沸き上がる怒りが燃やし尽くすと言わんばかりに全身を埋め尽くし力を与えると同時に俺を支配する。

 

「クライィィンフィィィィィルドォォオオオ!!!!」

 

 黒い輝きが数十キロに渡り針山のような刃の群れを形勢しながら伸び夕立の鎖を切り刻み二人を確保。

 だけに留まらずクラインフィールドは更に拡大して俺とアルファ以外の全員を包んで保護する。

 これでもう夕立は魚雷との連携も、俺以外の誰にも手出しできない!!

 

「あのクソッタレな魚雷をブッ潰せアルファァァァァアアアアアアア!!??」

 

 怒りのままにアルファにそう指示する。

 

『言ワレズトモ!!』

 

 怒りに呼応したのかアルファの青い水晶体も真っ赤に輝きバイドフォースを魚雷に叩き付ける。

 

『喰ラエ!!

 喰ライ尽クシテ糧ニシロバイドフォース!!』

 

 反発しようとするエネルギーを強引に捩伏せるアルファは更にバイドフォースから触手を伸ばさせ魚雷に突き立てる。

 

『ksssssyyyyyyyyyaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!????』

 

 突き立てた触手が魚雷を内側から吸い上げているらしく魚雷が凄まじい絶叫を上げる。

 そノ光景を横メニ俺はハシる。

 

「ユウダチィィィイイ!!??」

 

 憎オが俺ニ纏ワリ付く。

 黒イカがやキガ全速力デカケル俺のマエニ集いするドイ槍ノヨうナ衝角を形セイ。

 

「アなた、サイッこうにすテキネ!!」

 

 ユウ立がワラいながら右テヲ向ける。

 

「コレで貴タモトモだちッポイ!!」

 

 放たレタ稲ビカリがクラインフィールドを貫イテカラだを焼くガオれは止まラナイ。

 衝カクヲ突きダシ最高ソク度デ吶喊。

 自滅をイトワず夕ダチのどテッ腹にショウ角を突キタてた。

 ダケどまダ止まラナい。

 塵モノこさず消しトバシテやるタめチョう重リョクほウヲ向けル。

 

「…まタ、遊ンデ……ホシいっぽい」

 

 ソうイウ夕立に、オれは黒イエネルギーの奔りゅウヲタタき込んだ。

 

 

〜〜〜〜

 

 

「な、なんなんだ奴は…」

 

 イ級の突然の変貌から夕立の撃滅まで5分と要していない。

 しかし、そのたった5分で天龍達はあの駆逐イ級がどれほど異常なのかをまざまざと見せ付けられた。

 あれが深海棲艦?

 馬鹿を言うな。

 あれ(・・)は深海棲艦の皮を被ったバケモノ(・・・・)だ。

 

「オオオオォォォオオオオオオォォォォォォオオオオオオォォオオオオオオオオオ!!!???」

 

 夕立を駆逐した黒い光を放ち終えたイ級は沈みながら天に向かい吠える。

 その咆哮に天龍は自分達が本当に手加減されていた事を知ると同時にその怒りがこちらに向けられなかった事に安堵してしまう。

 

(って、安堵してどうするんだ俺は!?)

 

 奴が何者だろうと深海棲艦であるなら撃滅しなければならない相手。

 天龍は手加減されていたことへの怒りより先に安堵してしまった己に唾を吐く。

 そも、天龍達がイ級達に手を貸したのは助けるためではない。

 バイドと呼ばれ異常な力を奮った異形の夕立への本能的な忌避感と横槍が気に入らなかったから、さっさと決着を付けるために排しようとしたからだ。

 と、そこでイ級が張ったフィールドが消える。

 見ればイ級は吠える力も無くしたのか静かに沈もうとしている。

 

「イ級!!」

 

 曳航用のワイヤーを手に急いで救出に走る木曾達。

 同時に天龍達も古鷹の安否を確認するため走る。

 一緒にフィールドに囲われた木曾に応急処置を施されていたため右腕からの出血は最小限で抑えられていたが、体力を失いすぎたようで蒼白な顔で激しく喘いでいる。

 

「古鷹!?

 クソッ、急いで鎮守府に戻るぞ!!」

「待って」

 

 残った体力で鎮守府まで持つのかと焦る天龍に古鷹は告げた。

 

「天龍、私の雷撃処分をお願い」

「馬鹿言ってんじゃねえ!?」

 

 腕を無くした古鷹に艦娘として続けられる可能性は無い。

 だがしかし、だからといってここで沈むのかと怒鳴る天龍だが、古鷹は首を横に振った。

 

「そうじゃないの。

 ねえ天龍、今何時?」

「は?

 昼の3時過ぎだけどそれがなんだって言うんだ?」

 

 訳の分からない問いに声を荒げる天龍だが、古鷹は言う。

 

「やっぱり、まだ夕暮れじゃないんだね」

 

 そう顔を上げた古鷹の瞳は琥珀色に染まっていた。

 

「古鷹…?

 お前、それは一体…?」

 

 夕立と同じ色の瞳に変貌した古鷹に後じさってしまう。

 

「声がするの。

 皆をバイドにしろって。

 地球を守るために人類は必要ないって。

 このままじゃ私、きっとあの夕立みたいに全部壊しちゃう!!

 だからお願い!!

 私が私で居られるうちに殺して!!」

 

 悲痛に訴える古鷹に、天龍は一度俯くと厳しい表情を刻み顔を上げた。

 

「……分かった」

「天龍!?」

 

 本当に雷撃処分する気なのかと声を張り上げる子日。

 それを初春が抑える。

 

「堪えるのじゃ子日。

 天龍とてやりたいはずが無い。

 じゃが、これも選無き事。

 治療法も解らぬ病によって狂う前に、艦娘のまま逝きたいと望む古鷹の願い通り死なせる他に無いのじゃ」

 

 扇子で口許を隠しながらそう言う初春。

 納得出来ないと涙を溜めながら訴える子日だが、冷徹に天龍は告げる。

 

「全員雷撃用意」

 

 天龍の号令にそれぞれが辛そうに魚雷管を古鷹に向ける。

 

『待テ』

 

 狙いを定め、いざ発射しようとしたところでアルファが割って入った。

 

『ソノ方法デハ古鷹ハ助カラナイ』

「…どういう意味かしら?」

 

 見た目はともかく古鷹の病状に着いて知っているらしい口振りに龍田が問う。

 

『古鷹ハバイドニ汚染サレテシマッタ。

 バイドト化シタ存在ハ同ジバイドノ力カ波動ヲ用イナケレバ何度デモ復活シ殺ス事ハ叶ワナイ』

 

 ソレニとアルファは古鷹に振り向く。

 

『オ前ハマダ初期汚染ニ留マッテイル。

 汚染ノ治療ハ不可能ダガ、今ナラマダ抑エル手段ハアル』

「テメエ、適当な事言ってんじゃねえだろうな!?」

 

 信じられないアルファの言葉に天龍が吠える。

 

『彼女ハ木曾ヲ助ケタ。

 仲間ヲ救ッテクレタ者ヲ利用スル気モ騙ス気モナイ』

 

 天龍にそう言うとアルファは古鷹に問う。

 

『私ガオ前ニ出来ル事ハ二ツ。

 身ヲ蝕ムバイドノ本能ニ抗イナガラ人デ在リ続ケル方法ヲ教エ手助ケスル事。

 ソシテ、バイドニ成リ果テル前ニ完全ニ殺シ尽クス事。

 ドチラヲ望ム?』

 

 そう言うとバイドフォースを持ち出すアルファ。

 不気味な胎動を繰り返すバイドフォースを間近で見ても全く不快に思わない古鷹はこれもバイドなんだと何となく察し、同時に自分がバイドになろうとしている事を理解してアルファに尋ねた。

 

「貴方は何者なの?」

『私ハ『アルファ』。

 カツテバイドト戦イ、戦イノ果テニバイドト成リ果テ、ソレデモ『人』デ在リ続ケヨウト抗イ続ケル元人間ダ』

 

 元人間だと告白したアルファに一同が驚く中、古鷹は答えを出すため最後の問いを口にする。

 

「バイドと抗い続ければまだ私は仲間と一緒に居られるの?」

『無理ダ。

 抑エタバイドノ暴走ガ始マル危険ヲ放逐スルコトハ出来ナイ。

 時折リ会ッテ話ヲスルグライハ』

「……そう」

 

 仲間と共に在ることは出来ないと言われ落胆する古鷹だが、アルファがちゃんと誠意を以って正直に答えてくれた事に感謝を感じた。

 だからこそ、古鷹は決めた。

 

「私は…」




 今年最後の投稿でやらかした!!??

 いや、言い訳はしません。

 ちなみに夕立は倒しそこねました。
 

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