まさかのランキング入り
三位だった!!!
まじで嬉しい!
これからもがんばりますんで、よろしくお願いします。
早朝。
「無理です、ギブ」
「もうちょっと粘れ」
俺は重りと鎧をつけたタツミを見て言う。
相手は木刀を持ったアカメ(もちろん手加減)。しかしもうちょっと粘ってほしかった。しかし予想以上の強さ。聞けば住んでいた村で鍛えたとか、よくここまで鍛えたな。アカメが依り代の塊と言った理由がわかる。
こいつに帝具を持たせたらもっと強くなるだろう。できれば剣が望ましいな。
「休むか」
俺の言葉を聞き息を吐く新人。
ナジェンダはすぐにでも仕事をさせるとか言っているが大丈夫なのか。どうであれしばらくは訓練である。
「休みやめ。次は鎧つけたまま泳げ!」
「死んじゃいます!」
「大丈夫だ。ぎりぎりでアカメが助けてやる」
俺はそう言ってタツミを川へと蹴り落とした。
タツミは叫びながらもなんとか泳ぎなら流れていく。
「それじゃあしばらく頼む」
「うん」
練習メニューをアカメに渡し俺はナジェンダに話しに行くことにした。
問題はタツミが人を殺せるかどうか。いくらここで働くという明確な意思があろうと、戦えなければ意味がない。そして人を斬れなければ意味がない。これまで村にこもり鍛えて来たらしいが相手は危険種、人間ではない。俺や妹たちは気づけば人の命を奪う事にためらいがなくなっていた。今では何も感じない。
「リュウ」
「ナジェンダ。あいつに仕事をさせる」
ナジェンダは目を細めて悩むようなそぶりを見せる。
すぐにわかったと頷く。一応比較的簡単な相手を選んでくれと言っておく。楽な相手とかいるのかと思うが、探せばいる。とういうか依頼を待つより自分で探した方が早いのではと思う。しかし勝手なことをすると怒られるので控えておこう。
「そうだ。アカメにいつもの頼んどいてくれるか」
食事か。基本的にアカメが調理担当なので厨房に入ってしたごしらえなどをしている。もうそろそろ時間なので頼みに行ってくれということだろう。アカメにナジェンダの頼みを言い、俺はクロメと一緒に食材を取りに行く予定だったが、
「はいこれ」
どうやらクロメはもう一狩り終えて来たらしい。
偉かったので頭をなでてやると嬉しそうにする。昔からそうである、それこそあのクズ両親の元で暮らしていた時からである。皮をはぎ肉を切り、食材を厨房に持っていく。アカメは肉を見た瞬間目の色が変わったが働くように言っておく。このままではアカメが味見と称して食べてしまい夕食がなくなってしまう。
そんな時いきなりナジェンダに呼ばれた。
部屋に入ると椅子に座ったボスとレオーネがいた。
「どうした」
「依頼だよ。タツミにはうってつけの依頼だ」
内容はガマルとオーガの暗殺だった。
ガマルは貧弱だし、タツミでもやれるだろう。なるほどこれは楽だな。今回の課題は暗殺を知ると言ったところか。オーガは俺の情報ではかなり非道なことをしており、無実の罪を着せ処しているとか。いつかヤろうかなと思っていた。タツミにオーガを暗殺させるのもいいな。戦闘経験をつめる。
「これはうってつけだな」
「夕食中に話す。やらせていいな?」
「異論はない」
夕食中タツミに依頼を話した。
しかしタツミはオーガを討ちに行くことになった。カマルはまさかのアカメとレオーネの二人で殺しに行くときた。オーバーキルすぎる。
タツミはかなりやる気があるが死にはしないか不安である。
しかしタツミは戻ってきた。
一応アカメと一緒に傷を負ってないか確認した。無傷でオーガに勝利。新人にしてはすばらしいほどの活躍である。
これは期待できるか。
「よくやったなタツミ。ようこそナイトレイドへ」
こいつも今日から仲間だ。
死なないように俺達全員が鍛えてやるからな。
クロメ「お兄ちゃん。私に仕事は?」
リュウ「お前は万が一の防衛用だよ」
(八房マジ強い)