「そうかそうか。お前らはなンにも知らない男の子を拉致って連れて来た訳か」
「は、はい」
「そうかそうか。そして俺達ナイトレイドに加えるって?」
「そ、そうです」
「バカか!」
鞘付きの村正でレオーネの頭を殴る。
「あほか」
これは頭を抱える事態である。
目の前には拉致ってきた少年、タツミとか言ったか。
「すまねぇな。お前もつらかっただろ。いきなり連れていかれて。タツミだな、俺はリュウここでの副リーダーてきなものを務めている」
「いえいえ確かに俺も驚いていますけど、そのここは」
「ナイトレイド。帝都でも手配書を見ただろ?今回の依頼みたいにあんな腐った奴らを殺す暗殺集団だよ。詳しくは後で話すよ、とりあえずお前ら!頭冷やせよ」
『はーい』
俺は今回に参加した奴らに注意してからボスに話をしに行く。
しかしボスは部屋にはいなかった、これは外かな?
誰もいないので長机に座る。適当に飲み物を取りそれを一緒に干し肉を食う。
「あ、お帰りシェーレ」
「ただいまです。タツミさんの件はすいませんでした」
「とりあえず逃がすことはできなくなったな」
「ですね」
このアジトの位置を知られた以上このナイトレイドに加わるか、革命軍に加わるかのどちらかを選ぶしかなさそうだ。しかしアカメの話を聞くと彼は帝都の富裕層の現実を見たらしいのでこちら側に入る可能性大らしい。
シェーレはそのままもくもくと本を読み始めた。昔の俺を思い出すな、知識が欲しくて書物をあさったのを。
さて新人をどうするか。ちょうどやってきたの新人はシェーレとレオーネを話している。もし逃げるようなら殺すか。アカメはより白の塊とか言ってたけど、戦えるのかあいつ。鍛えるのは後からでもいいだろう。今は目の前の問題を片づけるか。
どうやらタツミは一通りアジトを歩いて来たらしく、ボスが戻ってきたのでそこで少年の処遇にちうて話した。俺は仲間が増えるならそれはそれでよかった、人材欲しい。
結果少年タツミはナイトレイドに加入することになった。
しばらくは交代で俺たち全員が教育係を務めるそうだ。
「最初は俺が妥当だろう」
そう言った瞬間なんだかざわざわし始めた
「なんだ、文句があるのか」
「いや。リュウの訓練って確かに強くなるけど……」
「新人にはつらいんじゃないのか?」
失敬な。相手のレベルにあわせて訓練をするぞ。
「うーん。お兄ちゃんはぶっとんでるしね」
「でも強くなるんだったら、俺やります!!」
よし言ったな。
俺はそのやる気のある言葉を待っていた。
しかし他の奴らの顔を見ると「あ~あ、言っちゃった」またいな顔をしていた。
「クロメ」
「は~い」
クロメが会議室の扉を開けてから廊下の窓を開ける。
俺はダッシュでタツミのコートを掴み、
投げる。
タツミは叫びながら窓の真ん中を見事に入る。
「ちょっと借りるぞ」
「おいいきなり使えないようにするなよ?」
「ナジェンダ、俺はそこまで鬼じゃねぇよ。クロメ後で手伝ってくれよ」
村正を抜き会議室を出て鎧と重りを倉庫から引っ張り出し投げたタツミを追いかける。
鍛えてやるか。
バラック「あいつ大丈夫かな」
アカメ「兄さんはちゃんと相手のことを考えるから、ぎりぎりの事しかさせない」
ブラート「そのぎりぎりの線が本当にギリギリだから困るんだよ」
マイン「新人(雑用)が死にませんように」
レオーネ「まぁ問題ないだろ!」
シェーレ「死んだらクロメちゃんの八房のコレクションに加わりそうですよね」
ナジェンダ「お前ら……死ぬ前提で話すなよ」
ちょっと短め
一区切りつけたかった。
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