アカメが斬る!~アカメとクロメの兄~   作:シャラシャラン

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第六話

 

 

 

 

 

「ほれ持ってきてやったぞ」

「本当に、しかもゴズキ将軍!?お前やるな……」

 

 ナジェンダに驚かれたが無事に革命軍に加入。

 

 そこで俺たちはナジェンダが率いるナイトレイドという革命軍の暗殺組織に加入することになった。俺たちはそこで働くことになった。

 現在メンバーはナジェンダ、ラバック、レオーネ、ブラート、マイン、シェーレ、アカメ、クロメ、そして俺である。序列は俺とナジェンダが一番上である。発足当時からかなりメンバーも増えており、こなす依頼の数も増えて来た。ここで人材確保をしておきたい。

 

「と言ってもそんなお手頃な人、なかなかいないんだがな」

「その通りだ」

 

 俺はナジェンダと向かい合ってワインを飲む。

 ここお近仕事よりか一人で情集めたりする方が多くなってきた。

 ナジンダ曰く、「お前は強すぎる。依頼を完ぺきにやってくれるのはありがたいんだがそれでは他の奴らのたえにならない。だからお前が情報を集めて来てくれ。実行に移すのは他の奴がやる」ってことである。

 強制的にお留守番である。

 

「チェルシーを呼んだらどうだ?」

「確かにそれがいいな。でもあいつは優秀だから常に仕事で一杯だろうな」

「誘うのはまだ先か」

 

 ワインをグラスに注ぎ飲む。

 最近は人殺すよりか情報を集めるために地方を右往左往しているほうが多い感じがしている。いくら俺の村正の能力がよいと言っても俺を動かしすぎだと思う。しかし休みをもらえるときはガッツリと休めるので良い職場だと思う。俺が休んでいる時はレオーネや地方の諜報員が頑張ってくれている。

 しかし何か斬りたい、すげぇ斬りたい。

「いつからお前は辻斬りになったんだ。危険種で我慢しておけ」

 ってナジェンダに言われた。

 久しぶりに仕事をやらせてくれ。

 

「残念だったな。依頼は他の奴が受けて行ったよ」

「なんだよちくしょー。ってか全員で行かせたのか?」

「クロメ以外だ。あいつは八房の骸人形の為に危険種狩りに行ったよ。最近二体減ったらしい」

 

 なるほど。ここ数年であいつの八房の死体のバリエーションが整ってきた。俺らが所属していた暗殺部隊の人形は全部潰れたらしい。なので最近は帝国の帝具持ちの軍人や強い暗殺者や危険種と戦っては気に行ったら八房のコレクションに加えているらしい。あいつとガチで戦ったら帝具人間が行進してくれだろう。まったく恐ろしい。

 

「しかしお前もなかなかバケモノだと思うぞ」

「失敬な。俺は人間だよ」

「普通の人間は大陸を二日で横断しないぞ」

 

 そう。俺が村正の速度を試すために行ったことである。常時村正を抜いた状態で帝国を北から南へと走るのである。本来の目的は北の情報を革命軍本部に届けることだった。そしてその情報を元に暗殺対象をしぼると言う作戦だった。その後俺はチェルシーを担ぎ目標がいる街まで全力ダッシュした。クロメの時みたいに気持ちが悪そうだった(というか吐いていた)なので俺が暗殺対象の首をはねたのは良い思い出だ。

 

「しっかし本当に休み中は暇だな~」

「そうか。ならば仕事だ」

「え、いいの?」

「今は全員出払っているしな」

「いやそれよりお前を一人にしてもいいのかよ」

「なんだ心配してくれているのか?護衛なしでも戦える自信はあるぞ」

 

 さすがに隠れ家をボス一人にするのはどうかと思うが、働けるならいいさ。

 手渡されたのは写真とメモ書き。帝国の富裕層のおっさん。金にものを言わせ非道を尽くしているらしい。

「行ってくる」

「いってらっしゃい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 時間はかからない。

 村正を半抜きにして走ること数分。

 帝都に入り、ターゲットが住んでいる家に到着した。

 潜入?正面から入りましたが何か?正面から入ったと言っても誰も殺していない。扉をちょっと開けて村正のスピードで二階まで駆け上がっただけだ。しかし普通の人間だったら何か風が通ったぐらいしか感じないだろう。

 寝室の扉をゆっくりと開ける。

 ベッドの上には男性がいびきをかいて寝ていた。

 ためらわずに村正で心臓を刺し首を斬り体と切り離す。

 これで終わり。まじでぬるい。

 

「任務完了」

 

 今度は窓ガラスを破り村正を抜き走る。

 

 

 

 

 

 

 

 

「早!」

「俺をなめるな」

 

 ナジェンダに驚かれたが俺にかかればこんなものである。俺の売りは早さと速さだからな。一通り報告して任務を終わらせる。

 

「それにしても皆遅いな」

「何かあったのか?」

 

  総出で任務にあたっているアカメも気になるが、危険種狩りに行ったクロメも気になる。あいつは死にはしないだろうが兄として心配である。

 

「ただいま~」

 

 噂をすればクロメである。

 俺は安心しおかえりと言う。服や体に所々血が付いている。

「風呂入って来い」

 クロメはうんの返事一つで八房を持ったまま走り去って行った。

 帝国から離反してから数年、俺達三人は上手くやっていけてる。

 本当に一緒にいてよかったと思っている。

 

「ただいま兄さん」

「おかえりアカメ」

「新人」

「え?」

 

 そして物語は動きだす

 

 

 

 




それではいろいろな質問があったのでちょっとまとめたいと思います。

※ヒロインについて
この二次創作ではヒロインは……
・クロメ
・ナジェンダ
・チェルシー
 今はこの人たちが決定しています。
 後々増えるかも?


※村正について
一瞬万斬・村正
刀というより脇差ぐらいの大きさの刀です。
能力は所持者の身体能力、主に速度に関するものをガン上げすることができます。
なのでこれを持っているリュウくんの速度がバグじみているのはこの帝具のおかげなのです。
詳しい能力はまだまだ教えないよ~。


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