町にある廃工場
そこにグレモリー眷属+イリナが訪れていた
既に日は落ちていて、空は暗くなりつつある
薄暗い工場の中に気配が多数存在し、それらは殺意と敵意に満ちていた
「――――グレモリーの眷属か。嗅ぎ付けるのが早い」
暗闇から黒いコートを着た男が現れ、周囲から人型の黒い異形の存在がおよそ100体程姿を覗かせていた
「『
「ああ、存じ上げておりますとも。魔王の妹君。我々の目的は貴様達悪魔を浄化し、町を救う事だからな」
「はっ。テロリスト風情が言ってくれるじゃねぇかよ」
男――――『
ここ最近、英雄派が各勢力の重要拠点を度々襲来してくる事件が多発しており、新達はそれらを迎撃している
先程話した男の横からサングラスの男と中国の民族衣装みたいな服を着た男が出てきた
異形の方は戦闘員のポジションで実力は下級悪魔じゃ相手に出来ない程強い
倒すには中級悪魔以上の実力が求められるが、新達は既に中級〜上級悪魔並の力を持っている
一誠は
フォーメーションは一誠と祐斗が前衛、新とゼノヴィアは少し離れた場所で補助をしつつ攻撃を仕掛ける
中衛にイリナ、小猫、ギャスパーは前衛のフォローと後衛の守護及びサポート
そして後衛にリアス、朱乃、アーシアの3人
リアスは司令塔兼支援攻撃役、朱乃も後方からの支援役でアーシアは回復役となる
新も
「――――っ。また
祐斗が目を細めて言った
「困ったものね。ここのところ、
リアスは嘆息するが、瞳には決意がみなぎっている
新も
炎を揺らす男が攻撃を仕掛けた瞬間、一誠は魔力噴出口から火を噴かしてダッシュし、炎も弾き飛ばした
「っしゃあ!俺達はザコ退治だな!ゼノヴィア!」
「分かっているとも!」
新はアスカロンを持ったゼノヴィアと共に戦闘員を倒しにかかる
斬り捨てた戦闘員は消える様に霧散していく
「ザコ戦闘員は引っ込んでろ!」
戦闘員を粗方倒した新はサングラスの男と対峙する
「貴様が
「何だ?さっきまで俺達を卑下する様な目で見てたクセによ。物好きな奴もいるんだな」
新は相手が
様子見のためか適当な小石を拾い、微量の魔力を込めてサングラスの男に投げつける
ズヌンッ……
すると、工場内の影が伸びて小石を飲み込んだ
新は驚きながらも、空気が震えて何処からか出る微量の魔力を察知した
アーシアの影が
「きゃっ!」
「――――ッ!どうしたアーシア!」
「なるほどな。影で飲み込んだものを他の影に転移させる
「攻撃を受け流すタイプの防御系だね。厄介な部類の
分析する新と祐斗が目を細めながら呟く
アーシアのスカートの一部が焦げて穴が開く
白いパンツがチラチラと見えてしまった
「だ、大丈夫です、イッセーさん。スカートのお尻がちょっと焦げただけです」
「すまねぇアーシア。後で詫びる――――ッ!皆!光が来るぞッ!」
新がそう叫び、ある地点を見ると、民族衣装の男が青く光る矢を撃とうとしていた
光の矢が放たれ、空中で軌道を変えながら迫ってくる
「光なら任せてちょうだいな!」
一誠の後方からイリナが光を放ち、相手が撃った光の矢を
朱乃は氷の槍を作って光使いへ放り投げるが、影が伸びて槍を吸い込む
リアスの影から氷が出てくるが、リアスは何事も無く避けた
「ギャスパーくん!データは?」
「は、はいぃぃっ!で、出ました!そ、そちらの方が炎攻撃系
ギャスパーはアザゼルが開発した
「光使いが厄介だな。よしっ、ここはこいつだな……」
新は刀身に黒い魔力を込めて闇を発生させる
新の得意技『
ターゲットは周囲の影で守られていた光使い
その影から飛び出した新に敵は仰天する
「何だと!?今何処から―――――」
「不意討ち御免!」
新は光使いを剣で斬り払った
「くっ!おのれ!」
「新!部長からの指示だ!今からドラゴンショットを撃つ!来たらそいつを影の中で爆散させてくれ!」
「影の中で?分かった!来い!」
一誠は影に向かって赤い魔力の弾を撃ち込む
魔力の弾が影に吸い込まれていった
「新!ドラゴンショットが来るわよ!」
「合点承知!」
新も
ドオオオオオンッ!
「ぐわっ!」
爆音が響き、影使いがボロボロになって吹っ飛ばされた
「影の中で攻撃が弾ければどうなるか試してみたのだけれど、どうやら処理出来ずに自分のもとへ来てしまったようね。攻撃そのものは受け流す事が出来ても、弾けた威力までは受け流す事が出来なかった」
リアスが不敵な笑みを浮かべていた
感心するのも束の間、今度は緑色の光の矢が飛んできた
「吸収アンド反発!」
咄嗟に新は吸収の魔力を使って光の矢を剣に吸収させ、そのまま工場の外へ反発させた
「チッ。どうやら外にもう1人いるみたいだな。ま、影が消えただけマシか」
「す、凄いですぅ!今の攻撃だけで
「そちらは私がやろう。小猫、付いてこい。相手の位置は気で探れるな?」
「……はい、ゼノヴィア先輩」
ゼノヴィアが小猫を引き連れて工場から飛び出し、一誠は炎使いを拳で打倒した
「……ぬおおおおおおっ!」
倒した筈の影使いが立ち上がり絶叫した
男の体を黒い影が包み込み、更に広がって工場内全てを包み込もうとしていた
だが、影使いの足元に見た事も無い魔方陣が展開され、影使いはこの場から消え去った
―――――――――
戦闘が終了し捕らえた炎使いと光使い、更にゼノヴィアと小猫が捕まえたもう1人の光使いを魔方陣で冥界に転送させた
「冥界への移送も終わり。まあ、今回も良い情報を得られそうに無いでしょうね」
実は倒した
「しっかし、何度も何度も同じ様な展開だな。英雄派はこんな事をして何の意味があるんだ?」
「実はさ、私も変だなーと思ってたのよ」
新の言葉にイリナが続く
「私達を本気で研究して攻略するなら、2、3回ぐらいの戦いで戦術家はプランを組み立ててくると思うの」
「確かにそれが普通だな。だが、それが4回目、5回目と続くって事は――――――俺達を何かの練習道具に利用しているって仮説が浮かび上がるな。そう……
新の言葉に全員の顔が強張り、一誠が狼狽した声を出す
「……で、でもよ、俺達にぶつけたくらいで
「充分過ぎる材料が揃ってるだろ。まず
「経験値稼ぎね……ああもう、分からない事だらけね。後日アザゼルに問いましょう。私達だけでもこれだけ意見が出るのだから、あちらも何かしらの思惑は感じ取っていると思うし」
ここで結論は出なさそうなので、魔方陣を展開して根城である部室に戻った
そして、帰り支度をする中で朱乃が鼻歌を歌っている
「あら、朱乃。随分ご機嫌ね。S的な楽しみが出来たの?」
「いえ、そうではなくて、うふふ。明日ですもの。自然と笑みがこぼれますわ。デート、明日新さんは私だけの彼氏ですわ」
そう、明日は休日で新が朱乃とデートをする日である
空気が一瞬で変わり、女性陣からの視線+一誠の血涙込みの視線が新に放たれた……
――――――――廃工場
「キヒヒッ。いや〜、良いデータが揃ってきたよぉ♪英雄派の方々サンキュ〜。これでボクの新兵器の開発も進む♪キヒヒッ。偶然、封印の
―――――――――
「ありがとうございました〜」
新は帰る途中、コンビニに寄って買い物をしていた
買ったのは冷たいココアとコンドーム
万一の事態に備えていた
「はぁ……朱乃とデートか。リアス部長も一誠を誘えば良いのに」
ココアを飲み干して空き缶になったソレをゴミ箱に向かって投げるが――――突然空気を切る様な音が発生し、缶が4つの欠片に分かれた
「誰だ?いるんだったら姿を見せな。剣で缶を斬って終了かよ?」
新は気配のする場所に向かって呼び掛ける
物陰から剣を携えてる金髪の若い女性が姿を見せた
見た感じは異国の剣士に近い風貌である
「アハッ♪凄いわね。今のでどんな攻撃かも分かっちゃったなんて。うーん♪お姉さん感激っ♪」
楽しそうに笑う女性に新は口笛を吹く
「こんな夜更けに何か用か?悪いがセッ◯スの誘いなら、また今度にしてくれ。明日は大事な用事があるんだ」
「うふふ、噂通りにエッチなのね。竜崎新♪」
初対面なのに自分の名前を知っている
それに違和感を覚えた新は素朴な疑問をぶつける
「あんた……『
「ア・タ・リ♪私はジャンヌよ。よろしくね♪」
可愛らしくウインクするジャンヌに新は片眉を吊り上げた
「ジャンヌって、まさか……『オルレアンの乙女』と呼ばれた聖ジャンヌ・ダルクか?」
「うーんっ☆またまた大当たり♪お姉さんは英雄ジャンヌ・ダルクの意志と魂を引き継いでるのっ。そこまで知ってるなんて、お姉さんキュンキュンしちゃうわ♪」
ジャンヌは心底嬉しそうな表情で腰を振る
「んで、聖ジャンヌ・ダルク様が俺に何用で?」
「冷たい事言わないでよ。用ってのはね?ハッキリ言っちゃうと坊やを私達のチームに引き込みに来たの♪」
「……寝言は寝てから言うものだぜ」
「寝言じゃないもん。私は本気よ」
ジャンヌが腰に携えたレイピアを抜く
「英雄派の人間は俺達みたいな化け物を毛嫌いしてるんじゃなかったのか?」
「んー、確かにそうだけど、それは一部の者だけ。知らないかもしれないけど、君のお父さん――――竜崎総司は私達の間じゃ英雄って呼ばれてるのよ。だ・か・ら♪君を勧誘しに来たの」
「あの親父が英雄!?マジかよ……知らなかった。けど、勧誘なら俺の答えは決まってる――――NOだ。テロリストになるのは嫌なんでな。セッ◯スの相手ならいつでも言ってくれや」
「アハッ♪もうお姉さん、君が気に入っちゃった。だからぁ、力ずくで連れてっちゃおっ♪」
―――――――――
「―――――っ。……っ?」
「どうかしたの、朱乃?」
「あら、リアス。今……何だか新さんにまた女性と深い関わりを持ちそうな予感がピンと来てね……」
「……朱乃、あなた最近おかしな能力が目覚めつつあるわね……」
「うふふ、リアス?好きな人に対する事は自然と身に付く物よ?」
――――――――――
深夜の空き地
新は突如、『
しかし、ジャンヌは力ずくで引き込もうと攻撃体勢を取っているのが現状である
「力ずくってのは一番難しいんじゃねぇのか?ジャンヌ」
「うーん、そうかもしれない☆でもー、お姉さん負けないわよ?こう見えて結構強いんだから♪」
新にウインクを送るジャンヌ
新は仕方なく
「へー、それが『
「褒めてくれてあんがとさん。引き返すなら今の内だぜ?」
「引き返す?冗談ポイッ♪お姉さんがせっかく目をつけたんだから、諦めないわよ!」
ビュンッ!
ジャンヌが素早く動いて細剣――――レイピアを振るう
新は鎧に覆われた両手両足の爪でレイピアを防いで火花を散らす
「チッ!人間とはいえ、侮れねぇな!流石は英雄の子孫と言ったところか!」
「凄い凄い!お姉さんのスピードに軽くついてきてくれてる!もう感激っ!」
新の蹴りを回避して距離を取るジャンヌ
新は右手から
「こっからはガチだ。裸にされても恨むなよ!」
「恨んだりしないわよ。寧ろ大歓迎♪お姉さんをスッポンポンにしたいならやってみて!」
レイピアと
新は剣戟だけじゃなく拳や蹴りも加えるが、ジャンヌは人間離れした反射神経を駆使して攻撃をかわす
「そぉれぇっ!」
「なんのっ!」
ジャンヌは横薙ぎの一撃を放つが、新は体を反らして回避するついでにサマーソルトの要領でレイピアを蹴り上げた
その直後に新も横薙ぎの剣戟を見舞うが、ジャンヌは後ろに跳んでかわした――――かに見えた
パラッ……
「あら?いやんっ♪」
ジャンヌの服の胸元がパカッと割れ、白いブラジャーが露出する
ジャンヌは少し顔を赤らめて露出した部分を隠すと同時に、落ちてきたレイピアが新の剣で破壊された
「さーて、剣が無くなっちまったら戦えねぇよな。それとも、
「んー、どうしよっかなー?お姉さん困っちゃうなー♪」
ジャンヌは前屈みになって露出した胸をギュッと寄せる
見せつける様に谷間を強調させている
新の目測によると、ジャンヌのバストはDカップぐらいらしい
「ダーメっ。アーくんが私達のところに来てくれないと」
「ア、アーくん……?何なんだよ、アーくんって?」
「坊やの愛称よ。竜崎新だから、アーくん♪それともリューくんの方が良いかしら?」
「ん〜……まぁ、好きに呼んでくれや」
「うふふ、それじゃアーくん。お姉さんをキュンキュンさせてくれたお礼に特別サービスしちゃう♪」
ジャンヌがその場でクルッと1回転してポーズを決めながら言った
「聖剣よ!」
バババババッ!
ジャンヌの周りの地面から無数の剣が突き出てきた
新は一目でそれを九分九厘、
「しかも、俺達悪魔が苦手な聖剣に関する
「はーい、その通りよ♪お姉さんの
「魔剣を創る
「あら、お姉さんを心配してくれるの?意外と優しいのね。でも、アーくんはこれから私達のチームに入るのよ♪ちょっと痛くても我慢してねっ!」
ジャンヌは地面に生えた聖剣を引き抜いては投げ、引き抜いては投げを繰り返す
攻撃が止んだのでマントを元に戻すと、ジャンヌの姿が何処にも無かった
「逃げたか……?いや、違うな」
「大当たりっ!」
上からジャンヌが聖剣を構えて落ちてくる
新は回避が間に合わず、
「オォラァッ!」
ザシュッ!
バキンッ!
何かを斬る音と金属音が同時に鳴り、新の右肩から血が
「チッ。ちょっと間に合わなかったか。だが、ただじゃ斬られねぇよ俺は」
新が振り返る
ジャンヌの手にしている聖剣は半分程の長さに折られていた
折られた剣先は新の右肩に刺さっており、新はそれを引っこ抜いて投げ捨てる
「わおっ。お姉さん結構力一杯刺したのに、ちょっとしかダメージになってないの?」
「ガキん時から鍛えて、悪魔になってからはトンでもなく強くなったんだよ。鎧ごしだからダメージも最小限で済んだ。それに――――お返しと言っちゃ何だが、俺も斬らせてもらったぜ?」
ピシッ……ストンッ
ジャンヌの下の服が裂けて地面に落ちた
聖剣の刃先を折った直後に切り刻んだのだろう
「あら、今度はパンツまで見えちゃった♪このまま戦うにしても動きづらそうだし、脱いじゃおっと♪」
なんとジャンヌは鼻歌を歌いながら上下の服を取り払った
完全な純白下着姿になり、新に見せつける様に胸を寄せて持ち上げる
「どう?お姉さんの下着姿は。なかなかセクシーでしょ♪この下も見てみたい?でも、ダーメっ。アーくんが私達のところに来てくれたら見せてあ・げ・る♪」
「自分から脱いどいてソレかい。別に構わねぇよ。俺が脱がしてやるから」
「アハッ♪やっぱりそう来るんだ。じゃあ、お姉さんちょっと本気出しちゃお。
再びジャンヌの周りの地面から聖剣が無数に飛び出し、それらが集まって何か巨大な物体を作り上げていく
しばらくして出来上がったのは――――巨大なドラゴンだった
聖剣で作られたドラゴンに新は目が飛び出しそうになり、顔を引きつらせた
「おいおい……冗談だろ?何つぅもんを作ってくれてんだ……」
「可愛いでしょ?聖剣で作ったドラゴンちゃんよ♪『
「亜種?本来の
「それは教えてあげないっ。いっけー!ドラゴンちゃん!」
聖剣ドラゴンが巨大な爪を振り下ろして新を潰そうとするが、新は横っ飛びで回避して銅を斬る
しかし、体躯の差か……傷は付いても大したダメージにはならない
ドラゴンの踏みつけや爪をかわしながら、打倒する策を考える
そして、ある策を思い付いた
「んじゃ、出てきて早々悪いが退場してもらうぜ!」
刀身に赤い魔力を集め、攻撃を避けながらドラゴンの足を何度も斬っていく
攻撃を回避して足を斬ると言う行動を繰り返していくと、聖剣ドラゴンの様子が一変する
「どうしちゃったの?ドラゴンちゃん?」
ドスゥゥゥン……
聖剣ドラゴンが左膝を地に付ける
よく見ると、左足には無数の傷と
「やはりな。いくらデカくても同じ箇所ばかり攻撃していけば体勢を崩せる。そして、動きが鈍ればこっちのもんだ!」
新は赤い魔力で巨大な刀身を作り飛び上がる
聖剣ドラゴンの頭上より少し上から降下していき、ドラゴンを一刀両断にした
聖剣で作られたドラゴンは儚い音を立てながら崩れ、土煙を上げる
「ケホケホッ。うっそー……私のドラゴンちゃんが負けちゃった」
「ドラゴンだけじゃねぇ。あんたも負けだ」
バッ!ガシッ!
土煙の中から両手が飛び出し、ジャンヌのブラジャーとパンツを掴む
正体は言うまでもなく新
ビリッ!ブチィッ!
力一杯引き千切ると、ジャンヌの裸が展開された
揺れる
全ての肢体が聖ジャンヌ・ダルクと呼ばれるに相応しい物だった
「――――っ。いやんっ♪エッチ♪」
ジャンヌは裸体を手で隠し、新は
「……っ?どうして鎧を解いたの?」
「これ以上戦えない女を痛めつける程、俺は腐れ外道じゃないんでな。裸を見れたから帰るわ」
「……うふふ、アーくんってエッチだけど優しいのね。敵の私にそんな気遣いをしてくれるなんて」
「褒めてもお前らのところに入るつもりはねぇよ。じゃあな」
新は帰ろうとしたが、ジャンヌにズボンの裾を掴まれる
「……何だよ?」
「流石に裸じゃ寒いの。何か着るものちょうだい♪」
新は嫌そうな顔をするが、仕方ないと思い学生服の上着を渡す
ジャンヌはそれを受け取るとすぐに袖を通しボタンを止めた
「うーん、ちょっと小さいけど良いや♪お姉さん、まだまだアーくんを諦めないわ。今日は負けちゃったけど、次はぜーったい勝っちゃうもんっ♪バーイっ。ちゅっ♪」
ジャンヌは投げキッスをしてその場を去っていった
新はジャンヌのテンションに少しついていけず、ため息を漏らす
「なんか……
新は疲れたので、とりあえずもう1本飲み物を買う事にした………
―――――――――
「たっだいまー」
「戻ったのかジャンヌ。って、どうしたんだ?その格好は」
「んー、勧誘に失敗してー、裸にされちゃった♪彼、強かったわ。ますます欲しくなっちゃう♪」
「ジャンヌを
「『初代キング』か……。いずれ復活の時は近いだろうな。『2代目キング』とも戦ってみたいが、『初代キング』が復活するとなると……熾烈な戦いが始まるかもしれない。気を抜かずに探りを入れていこう」
「はーい。うふふ、待っててね、アーくん。次は必ずお姉さんのものにしちゃうから。そしたら、エッチな事をしてあげるっ。ん〜……ちゅっ♪」