ハイスクールD×D ~闇皇の蝙蝠~   作: サドマヨ2世

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ウハウハの冥界温泉

「そうか、シトリー家と対決とはな」

 

グレモリー家の本邸に帰ってきた新逹を迎えたのはアザゼルだった

 

広いリビングに集合し、先程の会合の事を話した

 

新がお偉いさん逹に喧嘩を売る様な発言もした事を話したら、アザゼルは大爆笑した

 

今はすっかり落ち着きを取り戻している

 

「しゅ、修業ですか?」

 

「当然だ。明日から開始予定。既に各自のトレーニングメニューは考えてある」

 

「しかしまぁ、俺達だけ堕天使総督のアドバイスを受けてて良いのか?」

 

「別に。俺はいろいろと悪魔側にデータを渡したつもりだぜ?それに天使側もバックアップ体制をしているって話だ。あとは若手悪魔連中のプライド次第。強くなりたい、種の存続を高めたいって心の底から思っているのなら脇目も振らずだろうよ。うちの副総督も各家にアドバイス与えてるぐらいだ。ハハハ!俺よりシェムハザのアドバイスの方が役立つかもな!」

 

「……そんな、不安になる様な事を言わないでくださいよ」

 

「まあいい。明日の朝、庭に集合。そこで各自の修業方法を教える。覚悟しろよ」

 

『はい!』「おう」

 

アザゼルの言葉に全員が重ねて返事をした

 

その直後にメイドのグレイフィアが現れ、こう告げた

 

「皆様、温泉のご用意が出来ました」

 

 

―――――――――

 

 

「旅ぃ〜ゆけば〜♪」

 

「ここは冥界〜♪地獄に仏〜♪ってか」

 

温泉に浸かりながら鼻歌を歌うアザゼルと新

 

冥界屈指の名家グレモリーの私有温泉は名泉とも言える

 

「新、ギャー助知らないか?」

 

「ギャー助?あぁ、ギャスパーの事か。そういや見てな―――――あ、いた。入口んとこ」

 

仕方ないと言わんばかりに新と一誠は1度上がり、入口でウロウロしてるギャスパーのもとへ

 

「おいおい。ほら、温泉なんだから入らなきゃダメだろう」

 

一誠がギャスパーを捕まえた直後、ギャスパー「キャッ!」と可愛らしい悲鳴をあげた

 

しかも、タオルを胸の位置で巻いている

 

端から見れば女の子……しかし、ギャスパーは残念ながら男である

 

「……あ、あの、こっち見ないでください……」

 

「……お、お前な!男なら胸の位置でバスタオル羽織るなよ!普段から女装してるからこっちも戸惑うって!」

 

「一誠。お前男相手に戸惑ってたら、もう男として終わりじゃねぇのか?」

 

「……そ、そんな、イッセー先輩は僕の事をそんな目で見ていたのですか……?身の危険を感じちゃいますぅぅぅぅっ!」

 

「うっさい!」

 

「喧しい女装野郎!」

 

このままではヤバいと感じた一誠は、ギャスパーをお姫様抱っこで抱きかかえ――――――

 

ドボーーーーーンッ!

 

一気に温泉へ放り投げた

 

新は湯に入り、両手に持った桶で掬った湯をギャスパーにかけまくる

 

「いやぁぁぁぁぁぁん!あっついよぉぉぉ!溶けちゃうよぉぉぉ!イッセー先輩のエッチィィィィッ!新先輩のエッチィィィィッ!」

 

ギャスパーの絶叫が木霊(こだま)し、隣の女湯からクスクスと笑い声が聞こえてくる

 

疲れた新は桶を捨てて、再び湯に浸かる

 

「ところでイッセー、新」

 

アザゼルがいやらしい顔で近づいてきた

 

「お前らは女の胸を揉んだ事はあるのか?」

 

「は、はい!この右手でアーシアのおっぱいをもみっと!いつか部長や朱乃さんのおっぱいも触りたいッス!」

 

「俺はもう100人以上、女の乳房(おっぱい)を揉んだぜ?いや、揉んだだけでなく……爪で乳輪をなぞったり、指の腹で擦ったりと」

 

「ハハハッ!そうかそうか!確かお前は12歳で童貞を卒業したんだったな!それぐらい当然か!」

 

「ちくしょぉぉおおおおおおおおっ!なんで、なんでお前だけが木場と同じ様にモテるんだぁぁぁぁぁあああああああっ!」

 

一誠が血の涙を流しながら新に襲い掛かった

 

新は「落ち着け」と言って一誠の頭を掴み、湯へ沈める

 

ブクブクと気泡が弾け、数秒後に一誠が勢い良く飛び出した

 

「おいおい、イッセー。アーシアの乳を揉んだクセにまだ新に嫉妬する節があんのか?」

 

「ありますよ!大ありですよ!女子更衣室を覗いた時も、何故かこいつだけが美味しい思いをしてやがるんだぁぁぁぁぁぁっ!」

 

 

――――――(さかのぼ)ること数ヶ月前

 

一誠、松田、元浜は例の如く剣道部の女子更衣室を覗き、それがバレて追いかけ回された後の事だった

 

「まったくもう!あの変態3人組は性懲りもなく!」

 

「少しは木場くんや竜崎くんを見習いなさいよね!」

 

左右に束ねたロングヘアで「胸のデカい」村山と、ピンクのショートヘアで「いい足」の片瀬が文句を言いながら、他の女子剣道部員達と一緒に女子更衣室に入る

 

一誠逹を追いかける為に着た剣道着を再び脱いでいく

 

「でもさ、噂じゃ竜崎くん……結構女遊びが凄いらしいわよ?何人も女の子を抱いてるらしいって」

 

「エロ兵藤と同じように妙な催眠術をかけたりしてるのかしら……?」

 

「俺はそんな姑息な手段を使う奴に思われてるのかよ」

 

ブラを手に取ろうとした2人が声に反応して乳房(おっぱい)を隠す

 

他の女子剣道部員達も下着姿や半裸を隠しながら辺りを見渡す

 

「その声……竜崎くん!?」

 

「大当たり。突撃隣の女子更衣室ってか?ふわぁ〜あ……よっと」

 

欠伸の後に着地音がなる

 

ロッカーの上から新が現れ、女子達が悲鳴をあげる

 

「痴漢!覗き!変態!」

 

「竜崎くんも変態3人組と同じなのね!」

 

「変態3人組?あぁ、一誠達はなんかロッカーとかに隠れて覗いたりしてるけどよ、俺は違う。こうして堂々と見ている」

 

「同じよ!」

 

「天誅!」

 

村山と片瀬がブラを着けて、竹刀で新を成敗しようとする

 

新は二本の竹刀を素手で掴んで2人から奪い取り――――――

 

シュッ、サワサワサワサワサワサワサワサワ……

 

「「ぃやぁん……っ」」

 

2人のブラを引き剥がした上に乳房(おっぱい)を揉み、陥落させた

 

その間、僅か2秒と言う早業である

 

乳房(おっぱい)を揉まれた村山と片瀬は膝から崩れ落ち、官能的な息を漏らす

 

「ち、力が入らない……おっぱい揉まれただけなのに……ぅぅんっ」

 

「やっぱり……ぁぁんっ。みょ、妙な催眠術を……?」

 

「違ぇよ。そんな生易しいモノじゃねぇ。俺の手と指は女を蕩けさせ、一般思考を狂わせる猛毒を秘めている。この技にかかって堕ちない女はいねぇよ。いやはや、それにしても良い乳首だ。健康的なピンク色で申し分ねぇな」

 

村山と片瀬が恥ずかしそうに顔を赤くする

 

他の女子剣道部員達もその技の全貌に息を飲み、新は2人に近づいてしゃがむ

 

「ま、俺は一誠達の様にはいかねぇってこった」

 

「こ……これから毎日覗きに来るの……?」

 

「毎日こんな事されたら……どうしよう……変態3人組だけでも大変なのに……」

 

「じゃあ取引しねぇか?」

 

新の突然の提案に全員が疑問符を浮かべた

 

「どうせ一誠達は懲りずに覗きに来るだろうから、俺をガードマンとして雇う気はねぇか?あいつらの行動パターンなら大体把握出来る。警備中はさっきみたいに揉んだり手ぇ出したりしねぇ。報酬は―――――着替えてる光景と1人100円ずつでどうだ?あいつらは意外と逃げ足が速ぇから、捕まえるにはうってつけの人材だと思うぜ?」

 

新の交渉に戸惑いながらも、全員が話し合う

 

代表として村山と片瀬が前に出てくる

 

「も、もう触ったりしない……?」

 

「俺からはな」

 

「変態3人組を捕まえられるの……?」

 

「捕まえるだけじゃ物足りねぇから、爆竹でも見舞ってやるか(笑)」

 

「竜崎くんって、変な人」

 

「思いきってお願いしてみる?自分から言ってくれてるんだし……」

 

「じゃあ、お願いします」

 

こうして、新は女子剣道部員専用のガードマンとなった

 

次の日、新は先に女子剣道部員が使う更衣室で入念なチェックを行っていた

 

そして一誠達が隠れそうな場所にリモコン式の爆竹を幾つも仕掛けた

 

一旦隠れて一誠達が来るのを待つ

 

ガチャッ

 

「よし、まだ誰もいないな。今の内にこのロッカーへ隠れるぞ」

 

「このロッカーは使用される回数が少ないから、絶好の覗きスポットだ。ウヒェヒェヒェッ♪」

 

「気持ち悪いぞ松田(笑)」

 

一誠、松田、元浜の変態3人組は爆竹が仕掛けられたロッカーの中に隠れた

 

新は気配を消しながら近づき、扉に瞬間接着剤を塗っていく

 

脱走出来ない様にする為だ

 

準備を終えて数分後、村山と片瀬を筆頭とした女子剣道部員達がやって来た

 

『おっ、来た来た……って、なんで竜崎がいるんだっ!?』

 

『えっ!?新がいるのか!?聞いてねぇよ!』

 

松田の声に一誠も驚愕した

 

何故女子更衣室に新がいるのか、何故女子達と話をしているのか、さっぱり分からなかった

 

「ねぇ、竜崎くん。大丈夫だった?」

 

「特に異常は無かったな。ある場所以外は……」

 

新が悪い顔をしながら横目でロッカーを見る

 

「ある場所って……何処?」

 

「ま、とにかく準備は整った。早く着替えな」

 

『なんだとっ!?片瀬や村山、女子達の着替えを生で!?』

 

一誠達は新を殺そうとしたが、バレたらオジャンになるため堪える

 

新が見てる中、村山と片瀬が恥ずかしがりながら制服を脱いで下着姿になる

 

そしてブラを外そうとした村山が………

 

「…………………」

 

「……っ?おい、どうした?何か様子が変なんだが」

 

「もう我慢出来ないっ!」

 

「うおっ!?」

 

ドタッ!

 

いきなり新を押し倒して、上に跨がる村山

 

それはまさに発情期に入った動物のようだった

 

「い、いきなりどうした?」

 

「竜崎くんにおっぱい触られてから……はぁ……はぁ……体が変なの。竜崎くんになら、何されても良いって……気持ちが溢れて……」

 

村山は自らブラを外して、見事な乳房(おっぱい)と乳首を新に見せる

 

「竜崎くんからは触らないって言ってくれたよね……?私が触らせるのは大丈夫だよね……?だから……」

 

ムニュンッ

 

村山は新の両手を掴み、自分の乳房(おっぱい)を触らせた

 

「……っ!?おいおいおいおい、良いのか?こいつは契約違反じゃ――――――」

 

「違うの!私が触らせてるから違反じゃない!ぁぁんっ。んっ……はぁんっ、気持ち良い……」

 

「ズ、ズルいわよ!私も!」

 

対抗心を燃やしたのか、片瀬もブラを脱ぎ捨てて乳房(おっぱい)と乳首を晒け出し、新の左手を掴んで胸を触らせる

 

「はぁっ……んっ、んんっ……気持ち良い……。体がフワフワしてくるぅ……」

 

「おぉい、お二人さん?正気に戻った方が良いんじゃね?あとで後悔すんぞ?」

 

「後悔なんてしないもん……私達が望んでやってるから……ひぁんっ」

 

「「2人だけズルい……。私達も混ぜて!」」

 

残った女子達もブラを脱ぎ捨てて新のもとへ集まっていく

 

一誠達は血の涙を流しながら、新を殺すか否か考えていた

 

その結果――――――

 

『『『殺してやるっ!』』』

 

見事に一致(笑)

 

ロッカーの扉を開けようとしたが、新が塗った瞬間接着剤のせいで出られない

 

『おい!扉が開かねぇぞ!どうなってんだ!?』

 

『まさか、新の仕業か!?』

 

ガタガタ動くロッカーに気付く女子達

 

新は起き上がって悪い顔をしながら、ポケットのリモコンを取り出す

 

「ご来場の皆さま。ただ今より、打ち上げ花火500発分の火薬が入った強力な爆竹を爆破させま〜す♪変態3人組が入ってるロッカーにご注目ください」

 

 

 

『――――っ!?俺達の事バレてんじゃねぇか!ってか、花火500発分の爆竹!?』

 

『うわぁぁぁぁっ!急いで蹴破れ!何でも良いからドアを――――――』

 

カチッ………

 

パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッ!

 

新は爆竹処刑のスイッチを入れ、ロッカーの中から大量の破裂音が響き渡る

 

「「「ぎゃぁぁぁぁああああああああああああっ!助けてぇぇぇぇぇえええええええええええええっ!」」」

 

助けを求める叫び声も虚しく、変態3人組は黒焦げのローストビーフと化して生と死の狭間を数時間さまよった……

 

 

―――――――――現代に戻る

 

「ハハハハハハハハハッ!そりゃ災難だったなぁ!」

 

「なんでこいつだけが、なんでこいつだけが女子の着替えを堂々と拝めるんだぁぁぁぁぁあああああっ!しかもぉ!おっぱいをぉぉぉぉぉぉぉっ!乳首を触りやがってぇぇぇぇぇっ!」

 

一誠は駄々っ子みたいに腕を振り回すが、新は桶の投擲(とうてき)ラッシュで一誠を再び湯に沈めた

 

「そんなに悲しいなら、隣の女湯を覗けば良いじゃねぇか。温泉で女湯を覗くのはお約束だ。一流のスケベになってこい」

 

「ぶはぁ!ど、どうすれば一流に!?」

 

アザゼルは一瞬考える様を見せる

 

「……そうだな。こんな!」

 

むんずっ!×2

 

アザゼルが新と一誠の腕を掴み―――――――

 

「感じかなっ!男なら混浴だぞ、イッセー!新!」

 

ぶぅぅぅぅぅんっ!

 

2人を思いっきり女湯の方へ投げ飛ばした

 

「おわあああああああっ!」

 

「力半端ねぇぇぇええええええっ!」

 

2人はクルクル回りながら壁を越え、リアス達と目が合う

 

シュタッ!ドッボォォォォォォォォンッ!

 

新は見事に着地したが、一誠は勢い良く温泉に叩きつけられた

 

「あら、新、イッセー。アザゼルに飛ばされてきたのね?ちゃんと体は洗ったの?」

 

「うふふ、新さんったら。大胆ですわ」

 

リアスと朱乃が新に白い乳房(おっぱい)を揺らしながら近づいていく

 

一誠はお湯から飛び出して脱出を図るが……その際にリアス、朱乃、アーシア、ゼノヴィア、小猫の裸体を見てしまい――――

 

「桃源郷ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!」

 

ブシャアァァッと豪快に鼻血を噴き出して再び湯に沈んだ

 

アーシアは直ぐに介護しようと一誠に歩み寄る

 

「新。覗きたかったのか?言ってくれたら見せてやるのに」

 

ゼノヴィアも裸体を隠さず新に近づく

 

ここはまさに桃源郷であるが………小猫が見ている事に新は気づいた

 

小猫の事だから「……最低です。変質者先輩」とか言って超ド級の拳を放ってくるに違いない!と推測し、逃走を選択した

 

「続きはWeb(ウェブ)で!」

 

「逃がさんっ」

 

ムニュンッ

 

逃げる方向に待ち構えていたゼノヴィアが新を捕獲

 

柔らかな乳房(おっぱい)をこれでもかと言うぐらい押しつける

 

「なっ!?ゼノヴィア!放せ!今は命を最優先したいんだ!」

 

「あらあら。ゼノヴィアちゃん、ズルいですわ」

 

モニュンッ

 

更に朱乃も背中から新に抱きついてきた

 

これぞ男の夢、おっぱいサンドイッチである

 

「朱乃、ゼノヴィア。嬉しいけど俺の命がヤバいんだ。続きは部屋で――――――」

 

「やーですわ。今、新さんの体を肌で感じていたいんですの……ぁぁんっ。やっぱり新さんは気持ち良いですわ……蕩けますぅ……」

 

「今こそ、お前の温もりを味わおう。んんっ……ぁんっ、新の体……凄く気持ち良いぞ……。ずっとこのままでいたい……」

 

2人は顔を紅潮させながら上下に揺らす

 

新は某リアクション芸人並みに焦りながら突破口を探す

 

一誠は既に鼻血を出しながら沈黙しているので役に立たない

 

何か手は無いかと考えていると………

 

「……先輩」

 

「あ、死んだわこれ……」

 

裸の小猫が眼前に現れた

 

新の顔から希望が消え、死を覚悟したが……小猫は何もせずに温泉を出ていった

 

「……?小猫、あいつどっか調子が悪いのか?」

 

新はその様子が妙に気になり、視線を小猫の背中に集中させ続けた

 

そんな時、不意に引っ張られる感がした直後にムニュリと柔らかな感覚に襲われる

 

「ちょっと朱乃、ゼノヴィア、いつまでも独り占めにしないでちょうだい」

 

「あらあら、独り占めじゃなくて二人占めですわよ?」

 

「リアス部長、新を放して欲しい。私はまだ新の温もりを感じていたいんだ」

 

そう言って手を伸ばしてくるゼノヴィアに対し、リアスはそうはさせないとばかりに新を自身の胸に引き寄せる

 

「あなた達はもう充分くっついたから良いじゃない!この子の主は私なのよ!」

 

「あらあら、リアスってば嫉妬?ただのスキンシップでそこまで過剰に反応するなんて……意外と『(キング)』としての器が小さいのね♪」

 

その言葉が引き金になってしまい、リアスは新を解放してから赤いオーラを全身から迸らせる

 

「……朱乃、やっぱりあなたとは決着をつける必要があるわね」

 

「うふふ、では――――この前の続きをしましょうかしら?」

 

朱乃も負けじと金色のオーラを走らせた

 

温泉にて裸の美少女が2人

 

立場的には美味し過ぎる状況下にいる筈なのだが……

 

滅びの魔力を持つ『(キング)』と雷を操る『女王(クイーン)』が激突すれば現在地の崩壊は必至……

 

プール時の大喧嘩バトルが再来しようとしていた……

 

「ちょっ、ちょっとタンマ!リアス、朱乃!温泉では静かに――――」

 

「「いくわよッ!」」

 

「いくなぁぁぁぁっ!やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」

 

ドドオォォォォォォォォォォンッ!

 

新の叫びは虚しく(くう)を切り、爆音に掻き消されていった……

 

いよいよ明日から、新達の修行が始まる……




もうすぐ今年も終わりですね。2015年もよろしくお願いします

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