「―――ッ!な、何だ……このおどろおどろしい気配は……ッ⁉」
下の階層にて
その発生源は上の階層からだった
バサラ・クレイオスが思い出したように告げる
「ああ、そう言えば
「何だと……ッ⁉」
「上にいる奴らの事が心配か?行きたきゃ別に行っても良いぜ?今日は挨拶程度で来ただけだからな」
バサラ・クレイオスは“さっさと行きな”とばかりに腕を組んで静観する
新はヤツの
「……本当に何処までもムカつく野郎だ……ッッ!」
しかし、直ぐにでもこの場を離れて、ソーナ達の所に向かわねばならない
「なあ、竜の字。この際ハッキリ言っといてやる。俺ァ正直、組織のボスを
「……何が言いたい……っ」
睨みを利かせる新に、バサラは口の端を吊り上げて言う
「なぁに、俺が
「―――ッッ⁉」
“この男は、いったい何を考えているのか……?”
事もあろうに、自分が座している
バサラの真意が全く読めない……
読めないが、新は腹の底から拒絶の怒号を飛ばす
「ふざけんなよ!俺に……俺にアイツらを裏切れって言うのか⁉」
「そういう事になっちまうかもな。だがよぉ、案外そうした方がお前の為にもなるんじゃねぇの?ほら、平和ボケを願ってるテメェんとこの……何だっけ?確かアイス・ブロッコリーって女の―――」
「リアス・グレモリー」
「あー、そうだそうだ。シマリス・バルコニーだったな」
「まともに答える気すら無いだろ……。―――って、そうじゃない!今すぐソーナ達の所に戻らねぇと―――」
「おいおい、もう行っちまうのかよ?いつからノリが
「アイツらには指1本たりとも触れさせやしねぇ。……来たら殺すぞ……ッ!」
「ハンッ、言うようになったじゃねぇか、竜の字。けどよぉ、その台詞を吐いて“1度でも俺に勝った”事があんのか?あまり大口叩いてると火傷どころじゃ済まねぇぞ」
「うるせぇッッ!テメェなんかと喋ってる時間はねぇんだよ!そんなに殺りたきゃ、向こうをソッコーで片付けてから相手してやるッ!もう……今までの俺とは違うんだよッッ!」
新は最後まで憎々しげに怒号を吐き捨て、危機が迫っているであろうソーナ達のもとに向かっていった
――――――――――――
「“今までの俺とは違う”だぁ?―――ハッ、笑わせやがる。テメェこそ何も分かっちゃいねぇんだよ。俺に対するキレ方、焦り方、何一つ変わっちゃいねぇ。変わったところと言えば……テメェが昔より弱くなったって事だ。俺が知ってる
――――――――――――
「ヒュルッ」
ソーナ達の前に現れた
小さく
ソーナ達は何とか直撃だけは避けたものの、竜巻の凄まじい風圧によって吹き飛ばされ―――
しかし、“
「ヒュルッ」
今度は
「……ッ!会長には指1本触れさせやしねぇっ!」
そう息巻いて飛び出してきた匙は、ヴリトラの黒炎を放って迎撃しようとする
幾重にも黒炎を放出してテンペスターの行く手を
「ビュンッ」
その一言と共にテンペスターの速度が急激に上がり、匙はあっという間に距離を詰められ―――竜巻を纏った拳が匙の腹に突き刺さる
鋭く重い一撃が深々と食い込み、匙は血反吐を吐いて吹き飛ばされる
テンペスターは即座にソーナにも攻撃を仕掛けるが、寸前のところで
椿姫は自身の
更に花戒の人工
草下の人工
しかし、それでも衝撃は凄まじく……椿姫達は苦悶の表情を見せる
『く……っ!なんて威力なの……っ⁉攻撃を跳ね返すまでに、鏡が
「ドドンッ」
バリンッッ!
テンペスターの手から衝撃波が放たれ、椿姫達の張った鏡、結界、仮面の群れの防御陣が
テンペスターの放った衝撃が隅々まで行き渡り、肉も骨も悲鳴を上げる
椿姫達は血を吐き、その場にくず折れてしまう
「よくも副会長達をっ!」
「許さないっ!」
巡は“中二病刀”こと『
しかし、攻撃の気配を察知したテンペスターは、その場から動かずに―――
「ボオッ」
全身から莫大な炎を噴かせて2人を焼き払う
巡と仁村はテンペスターが発した炎に呑み込まれ、衣服と体を焼かれてしまう
それだけでも大きなダメージだが、テンペスターは容赦の無い追撃を見舞おうとした
「グイッ」
テンペスターが左手を前に
テンペスターは眼前まで引き寄せた両者の腹に手を当てて―――「ドドンッ」と衝撃波を放った
巡と仁村は吹っ飛ばされ、地に倒れ伏す
「はあっ!」
猛然と回転しながら飛来する盾に対し、テンペスターは再び「ヒュルッ」と竜巻を生み出して由良の攻撃を
「ドゴンッ」
更に由良の足元から
盾で防御したにもかかわらず、後方の壁に叩き付けられる
まさに“厄災”……ソーナは眼前の
『攻撃が多彩過ぎる……!リアス、私達は甘く見ていたのかもしれない……っ。
1歩、また1歩、自分と倒れる眷属達に近付こうとする
「お前達は厄災に勝てない」
淡々と告げ、再びソーナを狙おうとする
しかし、そこへ最強の魔法少女―――否、魔王少女が立ち塞がる
「待ちなさいっ!これ以上、私の大事なソーたんと椿姫ちゃん達を傷付けさせないわ!魔法少女マジカル☆レヴィアたんが相手よっ!」
「―――ッ!お姉さま⁉」
魔法少女姿の四大魔王―――セラフォルー・レヴィアタンが自前のスティックを振りかざして、周りにハートマークや星を
「ミルルン・ミルミル・スパイラル~☆煌めく魔法で、凶悪魔人を消滅させちゃうんだもんっ☆」
可愛くポージングするものの、彼女が放つ魔力は可愛らしさの欠片も無かった……
ファンシーなエフェクト音とは真逆の魔法攻撃が
「……ミルルン……?」
苛烈な魔法攻撃が特大の爆発と爆煙を生み、厄災が呑み込まれる
魔法攻撃を決めた当のセラフォルーは決めポーズをしていた
本来なら四大魔王が
「ソーたんを泣かせようとする悪い子は、魔法少女マジカル☆レヴィアたんがお仕置きしちゃうんだから☆」
「ですから、たん付けはお止めになってくださいと―――ッ⁉」
背筋から冷や汗が噴き出す程の
言うまでもなく……爆煙を振り払ったのは
体の至るところが焦げているものの、大きなダメージは無かった
「お姉さまの魔力を受けて、ほぼ無傷……ッ⁉」
冥界でも屈指の実力を持つセラフォルー
そんな彼女の攻撃を受けても、厄災は致命傷すら負っていなかった
セラフォルーが再び身構えると、フードに隠れたテンペスターの目が妖しく光る
そして、フードごと自分の着ている服を荒々しく破り捨てた
全貌が明らかになった“厄災”は人間ではなく、
筋骨粒々の肉体に獅子のような
鋭い目付きでセラフォルーを睨み、セラフォルーも負けじと指を突きつける
「それがあなたの正体ね?どんな相手でもレヴィアたんは負けないっ!正義の魔法を煌めかせて、厄災なんて消滅させちゃうもんっ☆」
ノリノリで宣言するセラフォルー
テンペスターは「ヒュルッ」と
全ての竜巻がセラフォルーに向かっていくが、セラフォルーは自慢の魔力で竜巻を凍らせる
コンマ1秒後に、凍らされた竜巻の間からテンペスターが飛び出してきた
自分にも竜巻を纏わせ、風圧で砕いた氷を目眩ましに使い―――セラフォルーに竜巻の拳を見舞おうとする
セラフォルーは「とうっ!」と華麗なジャンプで攻撃を
テンペスターは「ビュンッ」と素早く方向転換し、再度セラフォルーに竜巻の拳を突き出す
身を
空中で体勢を立て直し、魔法攻撃を放つ
テンペスターは「ボオッ」と極大の爆炎でセラフォルーの魔法攻撃を相殺した
爆煙が周りを覆い、視界が悪くなってしまう
「ドロリッ」
テンペスターは肉体を液状化させ、更に分裂してセラフォルーの死角から距離を詰める
爆煙のせいでテンペスターの姿を確認できないセラフォルー
その隙を突いて、液体となったテンペスターがセラフォルー……ではなく、ソーナを捕らえた
「きゃあっ!」
「―――ッ⁉ソーナちゃんっ⁉」
液体となったテンペスターはソーナの手や足、胸などに絡み付いて身体の自由を奪う
頭部のみを元に戻したテンペスターが、セラフォルーに忠告する
「四大魔王、これ程の魔力とは予想外。だが、我の回復力ならば直ぐにダメージを再生できる。普通に戦っても良いが、ここは任務を優先させてもらう。下手に抵抗するなら、コイツの命は無い」
テンペスターは戦法を変え、ソーナを人質にセラフォルーの動きを封じてきた
卑劣な手腕にセラフォルーは怒りを見せる
「卑怯よ……っ。私の大事なソーたんにイヤらしく絡み付いて、ヌルヌルにしようとするなんて……っ!天使と堕天使が許しても、このレヴィアたんが許さないんだからっ!」
「ならば……何故鼻血を出している?我の攻撃を受けた形跡は無い筈だ」
「お姉さま……」
こんな状況にもかかわらず、セラフォルーは鼻血を垂らしてちょっとワクワク顔
その光景にソーナは溜め息を吐いてしまい、テンペスターは疑問符を浮かべる
すると、突然ソーナの体に脱力感が
手足に力が入らなくなり、膝から崩れてその場にへたり込む
「…………っ。ど、どうして……っ?急に、力が抜けていく……っ」
「ソーナちゃん⁉あなた、ソーたんに何をしたの⁉」
セラフォルーの問いにテンペスターは淡々と告げる
「我は相手の生命力や魔力などを吸収し、
「―――ッ⁉何ですって……!今すぐソーナちゃんを離してっ!じゃないと―――」
「我を滅ぼすか?それも良い。ならば……この女ごと我を滅ぼしてみろ」
テンペスターはソーナを盾にするように構える
こんな事をされれば、さすがのセラフォルーも手出しが出来ない……っ
セラフォルーは焦燥にまみれた表情でテンペスターを睨んだ
攻めあぐねている間にもソーナの魔力と生命力が吸われ、テンペスターの呪力が上昇していく
テンペスターはソーナを拘束したまま液状化している肉体を切り離し、元の獣人の姿に戻る
「言っただろう。お前達は我には―――“厄災”には勝てないと。―――ヒュルッ」
ソーナの魔力を吸収したせいか、先程よりも凶悪性を増した竜巻が複数出現し―――セラフォルーに襲い掛かっていく
セラフォルーは氷の魔力で再び竜巻を凍らせようとするが……強化された竜巻に魔力が呑み込まれてしまう
しかし、その背後には既に
「…………っ!?」
「堕ちろ。―――ドドンッ」
厄災の放った衝撃波が魔王少女の背中を撃ち抜く……
―――――――――――――
「ウオォォォォォオオオオオオオッッ!」
「フンッ」
場面が変わって、
通常の鎧状態とはいえ、
一誠は何度も拳や蹴りを打ち込むが……トランザーの並外れた防御力の高さに苦慮し、手足からも血を流す
『クッソォ……ッ!硬すぎるだろ、コイツ⁉攻撃だけでもサイラオーグさん並みだってのに……!』
「なかなかしぶといな。丈夫さだけは一人前か」
「この野郎……ッ、余裕かましやがって!」
「実際余裕だからな。この調子だと、お前の仲間とやらも大した事が無さそうだ。弱い従者を持った
「うるせぇっ!部長を……俺達の仲間をバカにすんじゃねぇっ!」
激昂した一誠は背中のブーストを噴かし、トランザーに突撃していく
トランザーは腰を落として構え、一誠の拳に対して張り手で迎え撃つ
拳と張り手が衝突した刹那、トランザーは直ぐに一誠の腕を掴んで勢い任せに地面へ投げ付ける
一瞬の浮遊感から背中に激痛と窒息感が走り、一誠は表情を歪ませる
更にトランザーはそのまま回転して、自らの背面を浴びせかけるように一誠を押し潰す
そこから腕の
一誠は何とか肘打ちだけは回避し、
「丈夫さだけでなく、逃げるのも一人前だったか」
「ハァ……ハァ……ッ」
いくら打ち込んでも全く怯まない怪物に、一誠は畏怖せざるを得ない
『こんなバケモノが向こうにもいるってのか……!モタモタしてる暇は無いのに……ッ!』
トランザーが肩を回しながら言う
「向こうの様子が気になるか?心配せずとも、直ぐに会わせてやる。お前を
「そう簡単に殺られてたまるかよッッ!」
行かせてなるものかと一誠は再度自分の魔力を増大させ、ドラゴンの両翼を広げて飛び出していく
トランザーもその場を駆け出して、
腕刀が当たる寸前、一誠はトランザーの腕を踏み台にして背後に飛び―――そこから後頭部に蹴りを入れる
不意を突かれたトランザーが体勢を崩し、着地した一誠は直ぐに方向転換して―――肥大化させた拳を見舞った
ドゴンッッ!と大きく響く打突音
直撃を食らったトランザーは地面を
手応えのある一撃を入れた一誠
だが、それでもトランザーはムクッと平然とした様子で起き上がる
「クリーンヒットしたのに……今のでもダメなのかよ……!?」
「ほう、今のは良い攻撃だったぞ。普通の者ならば失神を
言い終わると直ぐにその場を駆け出すトランザー
一誠は迎撃の体勢を
パンッッ!とトランザーが目の前で自らの
相撲技の1つ―――猫騙しである
乾いた炸裂音に一誠は反射的に怯んでしまい、先程のお返しとばかりにトランザーが肘打ちを叩き込む
トランザーの
一誠は血を吐き出して後方へ吹っ飛び、背中から倒れる
「コイツ、
『
――――――――――――――――
再び場面を施設内に戻し、セラフォルーは苦戦を
拘束されたソーナ、倒れているシトリー眷属がいる為に全力の攻撃が出来ない上、テンペスターがソーナの魔力を吸収し続けると言う悪状況
魔力を吸収する事によりテンペスターは呪力を上昇させ、肉体の強度も技の威力も増していく
力を制限しなければならない上、テンペスターの魔力吸収が続けばソーナの命も危ない……
『このままじゃ、ソーナちゃんが……っ』
テンペスターの攻撃をくらったセラフォルーは
ソーナの魔力どころか生命力も尽きかけている現状、もはや猶予は無い……
セラフォルーが自前のスティックを構え、特大の魔力を集中させ始める
「一か八かのレヴィアたんなのよっ!」
一瞬に勝負を賭けたセラフォルーがスティックを掲げ、氷の魔力の余波が周囲に広がっていく
「女ごと我を滅ぼすか」
テンペスターは静かにそう
セラフォルーの氷の魔力が徐々に高まり―――
「どんな状況でも諦めない、皆を救う魔法少女ミルキーに、私はなるっ!―――『
そう叫んだ刹那、室内の全てが瞬時に氷の世界と化し―――ソーナを捕らえていた液体も凍りつく
無論、それだけには留まらず……氷の魔力はテンペスターを
まさに
テンペスターを凍らせたセラフォルーは直ぐにソーナのもとに駆け寄り、自分の魔力を分け与える
呼吸が弱りかけていたソーナの顔色に生気が戻る
「ソーナちゃん、もう心配しなくて良いわ。悪い厄災はお姉ちゃんが凍らせてやったから☆」
「お姉さま……少しはご自分の心配をしてください……。そんなボロボロで……」
「私は良いのっ。ソーナちゃんが無事なら、こんなのどうって事ないもんっ☆―――でも、この衣装お気に入りだったのに破けちゃった……」
セラフォルーが意気消沈した表情で服を摘まむ
自身が憧れている魔法少女ミルキーの衣装は至るところが破れており、
ソーナが凍結した
「衣装なら、また新しいのを買ってあげますから」
「本当っ⁉じゃあ、ソーナちゃんもお揃いで買ってくれる⁉」
「それは嫌です」
「うえぇぇぇんっ!ソーナちゃんの意地悪ぅぅぅぅぅっ!」
駄々をこねるセラフォルーを見て、ソーナは嘆息するものの―――姉の無事な姿に安堵する
椿姫達もようやく起き上がり、氷塊と化したテンペスターへの処遇をどうするか言おうとした
その瞬間、全身に形容しがたい
視線をそちらに移すと―――氷塊にされている筈のテンペスターがソーナ達に鋭い視線を向けていた
そして、徐々に氷塊が震え始め……熱を帯びたように赤く変色していき―――呪力が噴き出して氷を木っ端微塵に破壊した
飛び散る氷の破片とマグマのような呪力がソーナ達に襲い掛かり、呪力の余波が彼女達の体と衣服を溶かそうとする
凄まじい余波ゆえにソーナ達は吹き飛ばされてしまい、テンペスターが地に降り立つ
ボゴボゴと肉体から噴きこぼれるマグマが止み、テンペスターはゆっくりと歩みを進める
「……お姉さまの魔力を、あんな簡単に……!?」
―――“厄災”―――
まさに生きた厄災……っ
ソーナは目の前の
セラフォルーはソーナを庇うように立つが、先程の攻撃で魔力を大量に消費してしまったので―――呼吸が乱れている……
『さすがにちょっとヤバい……。魔法少女ミルキー、最大のピンチを迎えちゃったかも……』
セラフォルー自身もテンペスターの規格外過ぎる力に冷や汗を流す
そんな事などお構い無しに目の前の“厄災”は再び「ヒュルッ」と呟き、自分の両腕に竜巻を纏わせる
「堕ちろ、闇の彼方へ」
竜巻の両腕でセラフォルーを薙ぎ払おうとした刹那、背後からドンッッ!と壁が吹き飛び―――火竜がテンペスターに食らい付く
セラフォルーから距離を離されたテンペスターだが、直ぐに竜巻の両腕で火竜を消し去る
テンペスターは直ぐに敵意の視線を、破壊された壁の方に向ける
そこには―――既に鎧を展開した新が
ようやく新が戻ってきた事に安堵しかけるが……
『……?新くん、先程よりも様子がおかしい……。ここを離れてる間に、何か遭った……?』
ソーナは新の様子がおかしい事に気付いた
戻ってきた新はさっきよりも険しい顔付きとなっており、怒りの色がより濃く見える
「貴様、何者だ?」
テンペスターが問い掛けるも、新は「うるせぇ」と
殺気を
「テメェが誰だか知らねぇけど、ソッコーで片付けさせてもらうぜ。今の俺は虫の
「“厄災”に歯向かうとは愚かな奴だ。貴様も闇の彼方へ堕ちろ」
静かに敵意を燃やす
相反する感情が施設内に渦巻く……
次回は新VSテンペスターの回になります!