ハイスクールD×D ~闇皇の蝙蝠~   作: サドマヨ2世

155 / 263
新年初投稿です!


一方通行過ぎる愛情は成立しない件について

『血溜りの間』の守護者ニトロ・グリーゼの豪腕を食らってしまった小猫と仁村の回復を待つ中、竜人化したニトロは危険な視線をギャスパーに放っていた

 

鋭い眼孔でギャスパーを睨み、口元をベロリと這う舌

 

その姿は恋に溺れたと言うより完全に獲物を補食する獣の様だった……

 

危機感と恐怖が限界を振り切りそうなギャスパーは体をガクガクと震えさせる

 

ロスヴァイセは小猫と仁村、ギャスパーを死守する為に単独で立ち向かう

 

「またアンタか。何度かかって来ても無駄だぜ。俺にはどんな攻撃も通用しねぇ。そこを退いた方が怪我しなくて済むぜ?」

 

「そうはいきません。生徒を守るのも教師の務めです」

 

「先公?堅物の先公ごときがヒトの恋路を邪魔すんなよ。俺の愛はいつでも何処でもハリケーンミキサーなのさ」

 

「あなたの言い分は理解出来ませんが、押し付けるだけの行動を“愛”とは言いません。ただの独り善がりです」

 

「俺は今まで障害を蹴散らして生きてきたモンでな。邪魔するってんなら―――容赦しないぜ?」

 

ズンズンと重厚な足音を響かせるニトロ

 

ロスヴァイセは再度自分の周りに無数の魔方陣を展開し、そこからあらゆる属性の魔術砲撃を繰り出した

 

しかし、傷1つ負わなかったニトロには砲撃どころか如何なる攻撃も通用しない事は目の当たりにした筈……

 

全く歩みを止めないニトロに砲撃が直撃する寸前―――全ての砲撃が拡散してニトロの周囲で幾重もの爆発を起こす

 

凄まじい量の爆煙がニトロを包み込み、視界を奪う

 

「おいおい、目眩ましかよ。何のつもりだぁ?」

 

ニトロを取り囲む爆煙を隠れ蓑にロスヴァイセは気配を殺して距離を詰めていく

 

遠距離からではニトロに致命的なダメージを与えられないと踏んだロスヴァイセは至近距離で全力の砲撃を放つと言う危険な賭けに出たのだ

 

小猫と仁村、2人がかりの打撃を食らってもビクともしなかったので不安は多々あるが、何もしないで全滅するよりは危険を冒してでも突破口を探る方が良いと判断したのだろう

 

ロスヴァイセは目元に小型魔方陣を展開して視覚を強め、ニトロの位置を割り出す

 

呼吸を整え、いざニトロの死角を突こうとしたその瞬間―――

 

ズオッ!

 

「―――ッ⁉」

 

突然彼女の体に衝撃が走る

 

背後から何者かに捕まったかの様な圧迫感……

 

固い地に叩き付けられ、押さえ付けられたまま視線を背後に移す

 

「これは……尻尾……ッ⁉」

 

そう、ロスヴァイセを捕縛したのは長い尻尾だった

 

アリジゴクやクワガタの顎みたく二又に分かれた先端がガッチリとロスヴァイセの体を押さえ付けている

 

“こんな尻尾がいつの間に現れたのだろうか……?”

 

そう疑問を抱いている内に爆煙が薙ぎ払われ、尻尾の持ち主が目の前に現れる

 

そこに立っていたのは―――その場所から動く事も振り返る動作すらしてないニトロだった……

 

ニトロの腰から伸びている尻尾がロスヴァイセを捕まえている

 

尻尾の正体に言葉を失うロスヴァイセ

 

ニトロは不適に笑みながら“上半身のみ”を彼女の方に向けた

 

「残念だったな、先公さんよぉ。俺はリュオーガ族の中でも特に鼻が利くんだよ。この部屋に入ってから数分でお前ら全員の匂いは覚えたからな。犬の嗅覚が人間の1億倍ってんなら―――俺のは約50億倍。薄まった血の匂いも嗅ぎ分けられるぜ?」

 

「……ッ!まさか、嗅覚だけで私の位置を……ッ⁉」

 

「血を流さそうが流すまいが、俺からは逃げられねぇ。そして、血を流した時が最期って訳だぁッ!」

 

ニトロの尻尾がロスヴァイセを空中高く放り投げ、ニトロも追うように高く飛び立つ

 

「さあ、ショータイムだッ!」とニトロが大口を開け―――ロスヴァイセに噛み付いた

 

ヴァルキリーの鎧をバリバリと噛み砕き、鋭い牙を彼女の肉体に深く食い込ませる

 

噛み付かれた衝撃と激痛により口から血を吐くロスヴァイセ

 

しかし、これだけでは終わらない……

 

ニトロは肉を喰い千切りながらロスヴァイセを再度上空へ放り投げ、旋回して再び噛み付く

 

噛み付いては放り投げ、噛み付いては放り投げの繰り返し

 

噛み付きによる空中での公開処刑を繰り広げる……

 

あまりにも凄惨な攻撃にギャスパーも放心状態となってしまう

 

そんな事を尻目にニトロは噛み付き攻撃を続行、ロスヴァイセの血肉を喰らう

 

「ヘヘッ、アンタの腕はなかなか引き締まってて噛み応えがあるぜ」

 

腕に続いて太ももに噛み付き、牙を食い込ませる

 

「太ももは脂が乗っててジューシーだぜ。ま、人体の中で1番ウメェのは―――ここだぁッ!」

 

ニトロがロスヴァイセの脇腹に勢い良く噛み付く

 

全身を噛み痕と血だらけにされたロスヴァイセの顔が苦痛に歪む

 

「コレコレ。この脇腹って部分は脂が丁度良い感じに乗ってるからウメェんだよなぁ」

 

ニトロは噛み付いたまま猛烈な回転を加えてロスヴァイセの脇腹の肉を喰い千切り、自慢の豪腕で彼女を地面に叩き落とす

 

血を撒き散らしながら落ちたロスヴァイセ

 

何とか痛む体を起こすものの、流れ出る血が止まる事は無い……

 

少ししてニトロも地に降り立ち、喰い千切った肉を咀嚼して飲み込んだ

 

「分かったか、先公さんよぉ?この俺に死角なんて物はねぇのさ」

 

“強過ぎる……っ”

 

ロスヴァイセは心中でニトロの驚異的な強さに戦慄

 

ニトロはトドメを刺そうとロスヴァイセに歩み寄ろうとした矢先、『そうはさせませんっ!』とギャスパーが無数のコウモリに変化してニトロの周りを飛び交う

 

そして全ての眼を赤く光らせ、『停止世界の邪眼(フォービトゥン・バロール・ビュー)』を発動させた

 

ニトロを停止させ、その内の複数のコウモリがロスヴァイセを小猫と仁村のもとへ運んでいく

 

しかし、ギャスパーの必死の活躍も僅か数秒で終わってしまう……

 

「おいおい、ベイビーちゃんはコウモリ―――ヴァンパイアだったのか。ますます可愛いじゃねぇか」

 

『……っ⁉そ、そんな……僕の眼が効いてない……っ⁉』

 

停止の邪眼の効力を受けているにもかかわらず、ニトロは悠々と体を動かして周囲を飛び交うコウモリに狙いを定める

 

太く長い尻尾を自在に動かし、飛んでいた全てのコウモリをはたき落とす

 

はたき落とされたギャスパーは元の姿に戻され、更にニトロの長い尻尾がガッチリと挟み込み拘束

 

宙を浮くギャスパーはニトロの眼前まで引き寄せられる

 

「ようやく捕まえたぜ、ベイビーちゃん」

 

「んーっ!んーっ!」

 

ギャスパーは必死にもがいて脱出を試みるが、ガッチリと拘束されているので抜け出せない

 

精々片手が限界だった

 

そんな中、ニトロの体の前面からメキメキと嫌な音が発せられる

 

前面の鱗が裂け始め、食虫植物ハエトリグサの如く奇怪な様相が(あらわ)となった……

 

その中には真っ赤に輝き、ドクドクと脈動する心臓の様な物も見えるが、ギャスパーは“来ないで”とばかりに足をバタつかせる

 

「さぁて、ベイビーちゃん。両腕(こっち)で抱き締められるのと裂けた前面(こっち)で抱き締められるの―――どっちが良い?」

 

「どっちも嫌ですぅぅぅぅっ!死んじゃいますぅぅぅぅっ!」

 

「じゃあ間を取って両方」

 

「もっと嫌ですぅぅぅぅっ!」

 

「しょうがねぇ。百歩譲って“今は”チューだけにしといてやろう」

 

ギャスパーの必死の抵抗も虚しく、ニトロは両手でギャスパーの頬を押さえ込み、ゆっくりと顔を近付けていく

 

端から見ればキスと言うより、完全に補食する画にしか見えない……

 

徐々に迫り来る最大の危機にギャスパーの精神は崩壊寸前

 

打撃、砲撃、時間停止すら効かない竜人にギャスパーは貞操を奪われてしまうのか……

 

『で、でも……ここで頑張らなきゃ……っ。僕だって、僕だってグレモリー眷属の男子なんだ……っ!』

 

恐怖を必死に押さえ込み、ギャスパーは尻尾の拘束から脱した片手で腰にぶら下げたポシェットの中を探る

 

そして“ある物”を手に取った

 

「お、何だ?俺にプレゼントかい?」と余裕ぶるニトロの不意を突き、手に取った“ある物”をニトロの鼻孔に挿した

 

その“ある物”とは―――ギャスパーが弱点克服の為に常備しているチューブニンニクだった

 

グニュウっと絞り出された中身がニトロの鼻孔内に侵入し……鼻を(つんざ)いた

 

「ヌグアァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアッ!」

 

ダイレクトにニンニクの強い匂いを嗅がされたニトロは悶絶

 

ギャスパーを離して鼻を押さえ、地面をのたうち回る

 

ただでさえ嗅覚が優れているのにチューブニンニク直挿しはまさに必殺レベルの威力だろう……

 

ニトロがもがき苦しんでる間に逃げ出すギャスパー

 

その間に重傷を負っていた小猫と仁村、ロスヴァイセもようやく復帰する

 

「あのヒト、今までに無い苦しみ方をしていますね……。いったい何をしたんですか?」

 

「は、はいぃっ。僕が持ってたチューブニンニクを鼻に挿しちゃいましたっ」

 

ギャスパーの回答に皆は苦笑い

 

今まで全く怯みもしなかったニトロがチューブニンニク1本でのたうち回っている……

 

しかし、これは単なる気休めに過ぎず、打撃や砲撃では致命傷を与えられない事に変わりない

 

「……体の外が効かないなら、体の中を攻撃するしか無さそうです」

 

「つまり、体内を直接攻撃すると言う事ですか。でも、どうやって―――」

 

「あ、あのっ、その事で僕に1つ考えがありますっ」

 

真っ先に挙手するギャスパー

 

彼の決意を込めた表情に皆が注目し、早速ギャスパーからその“考え”とやらを聞き出す

 

一方、ニトロは鼻を地面に擦り付けてニンニクの匂いを消そうとしていたが……消せずにまだ苦しんでいた

 

“フンッ!フンッ!”と鼻を鳴らして中のニンニクを追い出す

 

「チッキショウ……ッ!鼻がいてぇ!ヴァンパイアがニンニク使うとか聞いた事ねぇよ……っ!あー、鼻がいてぇっ。目にも沁みるぜ」

 

鼻の中に侵入したニンニクは追い出せたものの、強い匂いはまだ残留しており、自慢の嗅覚が使い物にならなくなってしまった

 

辺りを見回すニトロだが、ギャスパーの姿を発見出来ず徘徊する

 

所々にある岩を破壊しながら捜索を続けること数分、やはり見つからない

 

「おーい、かくれんぼでもしようってのか?あれだけイタズラしといて、逃げの一手かぁ?ベイビーちゃんは照れ屋だなぁ」

 

未だに暴走した妄想脳を抱えてるニトロが執拗に捜索を続けていると……彼の視線の少し先にギャスパーが現れた

 

ギャスパーを見つけたニトロはニヤリと口の端を吊り上げ、ズシズシと歩み寄っていく

 

「見~つけ~た~ぜ~、ベイビーちゃ~ん♪」

 

「こ、怖くないです……っ。僕だって、やれば出来るんです……っ」

 

小動物の様に震えるギャスパー

 

まだニトロに対しての恐怖が拭い切れてないようだ

 

「さっきのプレゼントは効いたぜ。お陰で鼻の中がニンニクの匂いでいっぱいになっちまった」

 

歩く度に危険なオーラを強め、指や口、更に胸部の口も開閉させる

 

「イタズラしたベイビーちゃんにはお仕置きが必要だよなぁ?」

 

「あああ、あなたの思い通りにはなりませんよっ!僕達はこの部屋を出て、先に進まなくちゃいけないんですっ!」

 

「ヘヘッ、言うじゃねぇか。だがよ、打撃も砲撃もベイビーちゃんの能力も効かねぇ俺にどんな勝算があるってんだ?」

 

余裕綽々でニトロがそう言った矢先―――

 

ドォンッ!

 

「ヌオッ⁉」

 

突然の炸裂音と共にニトロの体勢が崩れる

 

その原因は背後にいたロスヴァイセの魔術砲撃

 

嗅覚を麻痺させられたせいで彼女の気配に気付けなかった

 

ロスヴァイセの放った砲撃がニトロの両足―――正確には両膝の裏を直撃していたのだ

 

両膝の裏、即ち関節を攻撃されたニトロはそのショックで膝をついてしまう形になる

 

これがギャスパー達の考えたプランA……『膝カックン作戦』である

 

勿論、ギャスパーだけの知恵で行われた作戦ではない

 

『装甲が硬い相手にも弱点はある。人型に共通する弱点―――それは関節。以前、新さんに教えてもらった事が役に立ちましたね』

 

実はロスヴァイセはバウンティハンターとして戦闘に経験豊富な新から“並外れた防御力を持つ者に有効な攻撃法”の1つを享受していた

 

魔術砲撃メインなので使う場面が無いと疑っていたが、思いも寄らぬ所で役に立った

 

ここから更に畳み掛ける

 

ロスヴァイセの砲撃による膝カックンが成功した直後、小猫と仁村が素早く接近し、それぞれニトロの右腕と左腕を脇固めに極めて倒す

 

小気味良い音を鳴らして倒した後は直ぐに距離を取った

 

ヒットアンドアウェイを駆使した戦法が見事に成功

 

しかし、倒されたニトロは余裕の笑みを浮かべている

 

「おいおい、何度言ったら分かるんだ?俺にはどんな攻撃も効かねぇって言ってんだろ」

 

立ち上がるニトロだが、直ぐに自分の腕の異変に気付く

 

“両腕が肘の辺りから言う事を聞かず、ただ垂れ下がっている”

 

動かそうとしても関節を外された腕は全く動かない

 

「お、おい、どうなってんだこりゃ?痛くも痒くもねぇのに、なんで動かねぇんだ⁉」

 

これには流石に驚いたのか、ニトロは声を荒らげる

 

「……さっきのであなたの関節を外しました。いくら体が強くても、関節はそうじゃありません」

 

関節は人体共通の弱点

 

殻や甲羅に覆われている甲殻類も外は硬いが、その継ぎ目―――関節を曲げれば容易く折れる

 

ギャスパー達はそれを基にニトロへの対策を編み出した

 

それでもニトロは強気で言い放ってくる

 

「ヘッ、腕が使えねぇってんなら尻尾(コイツ)を使うまでだァッ!」

 

ニトロが勢い良く尻尾を伸ばして小猫と仁村を挟み潰そうとするが―――その尻尾の動きが停まる

 

突然の停止に驚愕するニトロが後ろを振り返ってみると―――ギャスパーが双眸(そうぼう)を赤く輝かせていた

 

「なっ、何でだ……っ⁉ベイビーの能力は俺には効かねぇ筈……っ⁉」

 

「確かに“あなた自身”を停めようとしても、強過ぎて出来ませんでした。だから、“体の一部だけ停める”事に集中したんですっ!あなたの尻尾を僕が停める!これは……その為の準備だったんです!」

 

見事なチームプレイを魅せたギャスパー

 

最大の武器である豪腕と尻尾を封じられたニトロに抵抗する術は無い

 

ここから怒濤の反撃が始まる

 

まずはロスヴァイセが手元に魔方陣を展開し、そこから無数の魔術砲撃を放つ

 

砲撃は効かねぇと高を括るニトロだったが、今までの砲撃とは違う

 

「確かに漫然と撃ち込んでは硬い装甲は突破出来ません。即ち!」

 

ロスヴァイセが手を動かすと―――呼応する様に砲撃の群れが1列に並び、一直線にニトロの胸部へ集中砲火を浴びせた

 

同じ場所へのピンポント砲撃

 

一点に集中させた砲撃は次第にニトロの装甲に亀裂を生じさせる

 

「―――っ⁉お、俺の鱗にヒビが……っ⁉バカなッ!」

 

信じ難い現象に驚くニトロ

 

ダメ押しとばかりに小猫と仁村が亀裂部分に拳と蹴りを打ち込んだ

 

渾身の威力によって更に亀裂が拡がり―――遂には砕け散ってしまった

 

胸部の装甲を砕かれ、ニトロの赤い心臓がむき出しになってしまった

 

待ちに待った好機、小猫と仁村は渾身の力を込めて赤い心臓に打撃を加える

 

重い衝撃が(ほとばし)り、ニトロは体を仰け反らせて口から大量の血を吐き出した

 

そこへロスヴァイセが素早く接近し、ニトロの開いた口の中に手を突っ込む

 

「小規模ですが至近距離でのフルバースト、受けてみなさいっ!」

 

ズドドドドドドドドドドドォォォォォッ!

 

ロスヴァイセはニトロの口内で魔術砲撃のフルバーストを撃ち込んだ

 

体内を攻撃されてはひとたまりも無い

 

体内から火を噴き、絶叫を上げて()ぜるニトロ

 

砲撃が止むとニトロは全身から黒煙を立ち上らせて震える

 

如何に防御力に優れた竜人であろうと、内臓と体内がこの熾烈な攻撃に耐えられる訳が無い

 

やがて血も噴き出し、大地を真っ赤に染めていく……

 

「ブファッ……!ガッ、ゴボ……っ!ま、まさか……この俺がっ、負ける……っ⁉嘘だ……っ、こんな事……あり、えねぇぇ……っ」

 

受け入れたくない結果に打ちのめされたニトロは背中から倒れ、『血溜りの間』での戦いは終結を迎えた

 

この部屋での戦いを制したのは―――ギャスパー、小猫、ロスヴァイセ、仁村の4人

 

『血溜りの間』を守る主は皮肉にも自身の血が染み込んだ大地の上で初めての敗北を喫してしまった……




遅かれながら皆さん、新年明けましておめでとうございます!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。