ドラえもん のび太の大魔境 second season 〜もう一つの伝説〜   作:田舎者

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今回はかなりグタグタ気味です、ご了承下さいー

それではどうぞ!


Leader ship

謎の妨害電波によって封じられたどこでもドア…

 

果たして敵の正体とは…?

 

 

ドラミ

「………やっぱりね、敵は私達が来させちゃまずい所だけに妨害電波を張っているのよ」

 

 

ドラえもん達は22世紀に居るドラミに事情を話し、協力を要請した。

そしてドラミはそれを快く引き受け、妨害電波の調査の一任を自ら願い出たのだ。

 

 

のび太

「そうなるとまずいね……スピアナさんの居場所が分からないんじゃどこでもドアは無力だ…」

 

 

 

どこでもドアは場所を知らなくても人物の名前を言うだけでその場にワープが可能だが、スピアナの場所が分からない上に妨害電波が張られているのでは、どこでもドアは無用の長物となる。

 

 

スネ夫

「王妃の居場所が分からない…。ならこうしたらどうだろう?」

 

ジャイアン

「どうするんだ?」

 

スネ夫

「バウワンコ王国に居座っている敵から王妃の情報を直接聞き出すんだよ」

 

ペコ

「しかし…それは王妃の救出を後回しにすると言う事になります…申し訳ないですが…私には耐えかねます…」

 

ジャイアン

「ペコ……お前が一刻も早くスピアナさんを助けたいという気持ちはよく分かる。だけどここでお前が焦ったら国の皆はどうなるんだ? こういう時こそ冷静にやるべきじゃねえのか? 大丈夫だ、スピアナさんは無事だ。俺が保証するする」

 

 

ジャイアンはそう言ったが実際のところ確証はない。

しかしジャイアンは弱みを見せずに強く言った。

それがジャイアン流のやり方である。

 

しかしドラえもんは不安の表情を一切浮かべず、きっぱりと一同に言った。

 

 

ドラえもん

「事実生きてるよ。」

 

一同

「え?」

 

 

ドラえもんの言葉に一同は驚き、一斉に視線はドラえもんの方へ向いた。

 

 

ドラえもん

「どこでもドアは生きている物のみに反応するんだ、僕らは「スピアナ王妃の所へ」と言って、妨害電波に引っかかった。つまり生きている姫の所へ繋がったんだ。もし王妃が既に死んでいるなら、ドアを開いてもどこにも繋がらない筈だからね」

 

 

そう言うとドラえもんは誇らしげにどこでもドアをコンコンと叩いた。

 

 

ジャイアン

「な? 言ったろ? 俺が保証するって」

 

のび太

「でもジャイアンが保証したと言うよりドラえもんが保証してたような…」

 

ジャイアン

「うるせえ! 細けーことはいいんだよ!」

 

 

口調は荒いが、ジャイアンは笑いながら言った。

 

 

「スピアナはまだ生きている」

 

その状況だけが、のび太達の大きな原動力になった。

 

 

ドラミ

「みんな、妨害電波の効果範囲はバウワンコ王国から半径100km程だったわよ。」

 

 

調査を終えたドラミがドラえもん達に告げた。

 

 

ジャイアン

「100kmか……結局前回と同じだな」

 

ドラえもん

「でも今回はどこでもドア、そしてタケコプターがあるから移動はかなり楽になる筈だよ。100km手前まではどこでもドア、そして後はタケコプターを使ってバウワンコへ向かうんだ。」

 

のび太

「移動方法はいいんだけどさ……ドラえもん、どうやって敵から王妃の居場所を聞き出すの?口を割らなかったら面倒な事になりそうだけど…?」

 

 

のび太は不安げな顔をしてドラえもんに訊いた。

 

 

ドラえもん

「その点はご心配なく、僕に考えがある」

 

のび太

「…なら任せるよ、それともう一つ……仮に居場所を聞き出せたとして、いちいちそこから移動して救出に向かうのは効率が悪いと思うんだけど…」

 

 

のび太は更に鋭い疑問を投げかける。

 

 

ドラえもん

「それなんだけどね……みんなに話がある。」

 

ドラえもん以外

『?』

 

 

一斉に全員の視線がドラえもんへ向く。

 

 

 

ドラえもん

「スピアナ王妃の救出は可能な限り迅速に行わなくてはならない。だからこうするんだ……戦力を 2つ に分ける。」

 

 

 

一同はドラえもんの言葉がよく分からなかった。

何故、そんなことをするのかまったく分からなかった。

 

 

静香

「どういう……意味?」

 

 

静香が問いかける。

更にドラえもんは続けた。

 

 

ドラえもん

「バウワンコへ向かう班と、王妃を救出する班に分かれるんだ……スピアナさんが必ずしも王国の近くにいるわけじゃない。だから救出班はどこでもドアが使えるのび太君の部屋で留まって、居場所が判明したら救出へ動くんだ」

 

 

ペコ

「確かにそれだと救出にかかる時間は大幅に短縮されますが……戦力を分けるということは大きなリスクを伴います……本当にそれで宜しいのですか? 皆さん…?」

 

 

ペコは危険を顧みないドラえもんの作戦に反感を覚えるが、のび太は構わずこう言った。

 

 

のび太

「いやペコ……恐らく策はそれしか無いんだ。……だけど……僕たちならやれる。」

 

 

のび太はペコを真っ直ぐ力強い目で見た。

 

 

のび太

「僕たちは4年前もバウワンコの危機を救ってみせた。僕たちなら……この"チーム"なら……できる。」

 

 

ジャイアン

「リスク上等!何でもやってやるぜ!」

 

ペコ

「のび太さん……武さん……」

 

静香

「やるしかないわね!」

 

スネ夫

「正直怖くて嫌だけど……何もしないのはもっと嫌なんだ!!」

 

ドラミ

「私も全力でサポートするわ!」

 

ペコ

「静香さん…スネ夫さん…ドラミさん…」

 

 

奮起する一同にペコは再び感動を覚えていた…

 

 

ドラえもん

「ペコ……僕は本当はこんな危険な作戦はやりたくない。でもこうしないと王妃は二度と助けられないと思ったんだ……僕の直感を信じてくれる…?」

 

 

ドラえもんはペコの目をまっすぐ見て話した。

死線をくぐり抜け抜けて成長したのはのび太だけではない。

ドラえもんは全員のリーダーとして皆をまとめ上げる事が出来るようになっていた。

決断力、リーダーシップ……

昔とは比べ物にならないほど、ドラえもんは成長していた。

 

 

 

 

ペコ

「……信じます。あなたの判断は間違ってない。」

 

 

ペコもドラえもんの目をまっすぐ見てきっぱりと言った。

 

 

ペコ

「やりましょう!!力をあわせて!」

 

ドラえもん

「ありがとう……よし…!!準備にかかるよ!」

 

一同

『おう!!/ええ!!』

 

 

 

作戦開始に向けて……動き出す!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




結構個人的には微妙な出来です(笑)
それでも書き続けます!

それではまた次のお話で!

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