ドラえもん のび太の大魔境 second season 〜もう一つの伝説〜   作:田舎者

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ドラえもん
「みんなー!ドラえもんのゲストで一番誰が好きだったー!?」

静香
「福山雅秋ね…かっこよくて最高だったわ!」

スネ夫
「緑の巨人伝のナエちゃん…可愛かったよねー」

ジャイアン
「たか子ちゃんだな、俺の歌声をあんなに褒めてくれたのはあの子が初めてだからな」

のび太
「僕はゲストの皆全員が大好きだー!」


さあ!ドラえもん のび太の大魔境 second season!
始まるよー!!




姫の監禁場所がバミューダトライアングルの海底鬼岩城であると知ったドラミ達は海底人、エルの下へ協力を要請するのであった……

 

 

エル

「なるほど、そう言う事か…しかしそうなるといくつか疑問が浮かび上がるね」

 

 

のび太らから一通りの事情を聴いたエルは、腕を組んでそう言った。

 

 

ドラミ

「ええ、まず何故姫の居場所がバウワンコとはまったく関係のない鬼岩城なのか」

 

 

スネ夫

「そしてもう一つ、そもそも鬼岩城は僕らとの戦いで破壊されているんだ、鬼岩城の親玉、"ポセイドン"もね」

 

 

ポセイドン…アトランチスの自動報復システムを司っていたコンピュータ。ドラえもんらに破壊される。

 

 

ドラミ

「鬼岩城はポセイドンによって管轄されていたのよね? 再び鬼岩城が動き出したとなると……」

 

 

そして一同はある結論に辿り着いた。

 

 

のび太

「考えられる可能性は一つ……ポセイドンが復活したと言う事だよ」

 

 

死者が蘇る

 

一同はその事がとても信じられなかった。

 

 

エル

「ありえない!!あの時ポセイドンは完全に消滅したはずだよ!」

 

 

スネ夫

「確かに…あの時僕たちは間違いなくポセイドンを倒した。それは動かぬ事実だね…。」

 

 

スネ夫は腕を組み、神妙な顔をした。

 

 

のび太

「でも情報を吐いた門番が嘘をついているとは思えないんだ。さとりヘルメットは必ず相手の心を読むんだ」

 

スネ夫

「死者の復活………一体どんなマジックを使ったんだろうね…。」

 

ドラミ

「とにかく…考えてる暇はないの。一刻も早く王妃を助け出すのよ!」

 

 

エル

「……分かったよ、兵を引き連れてバミューダトライアングルを目指そう! いくら奴らが敵でも、我が軍の勢力を以ってすれば、勝機は十二分にある!」

 

 

のび太

「ちょっと待って、残念ながら兵を引き連れて行くのは無理だよ」

 

 

奮起するエルであったがのび太はそれを遮る。

 

 

エル

「何故だい?」

 

 

のび太

「忘れたの? バミューダトライアングル…魔の三角海域にはバリアが張られていたでしょ?」

 

 

エル

「あ…そうだったね…」

 

 

そう、バミューダトライアングルのバリアに生身で触れようものなら防衛システムが作動し、一瞬で粉微塵になってしまうのである。

 

 

ドラミ

「幸い地中にはバリアは伸びていないから地中からの潜入は可能だけど…」

 

 

スネ夫

「地中を突破するにはカメレオン帽子が要るんだよね。ドラミちゃんは持ってるの?」

 

 

カメレオン帽子…一見するとただの帽子だが額のエンブレムを回すと巨大化し、中に入ることが出来る。

擬態モードを使うと地中に超空間を作り、周りからは姿が見えなくなると同時に、地中での移動が可能になる。

 

 

ドラミ

「あるわよ、でも…私のは小さいタイプのだから…せいぜい4人ぐらいしか入らないの…」

 

 

エル

「つまり僕たちはたった4人で鬼岩城へ姫の救出に向かわなければならないと言う訳…か」

 

のび太

「だけど……やるしかない。ここで引き下がる訳には行かないからね。」

 

スネ夫

「フッ、のび太なら言うと思ったよ」

 

 

スネ夫はいつもポジティブなのび太を信じていた。

 

 

ドラミ

「……行きましょう!バミューダトライアングルへ!」

 

エル

「……ああ! 作戦開始は明日の早朝、まだ寝静まっている敵を叩くよ!」

 

一同

「うん!/ええ!」

 

 

エル達は奮起し、作戦開始に向けて動き出した……。

 

 

 

 

 

一方ジャイアン達は…

 

 

 

 

 

 

静香

「チッポちゃん。ペコの様子はどう?」

 

 

ジャイアンらはペコの看病のために集落に留まる事を余儀無くされていた。時刻は午後17時、のび太達のいる場所からは、約6時間ほどの時差がある。

 

 

チッポ

「容態は落ち着いてるよ。あとは自然治癒に任せよう」

 

 

ジャイアン

「そう…か」

 

 

ジャイアンは安心した様子で呟いた。

 

 

ドラえもん

「……さっきのび太君たちから連絡があった。向こうは無事にムー連邦に到着したらしい。そして王妃の奪還作戦は明日の早朝に行うってさ…」

 

 

ペコ

「そう…ですか」

 

 

ジャイアン

「……!ペコ!気が付いてたのか!?」

 

 

ペコ

「今ちょうど目覚めた所です……彼らならきっと助け出してくれる…」

 

 

ペコはかすれた声で微笑しながら言う

 

 

静香

「……斬られた相手の事を覚えてる…?」

 

 

静香はペコを襲った張本人について尋ねる。

 

 

ペコ

「ええ…彼は間違いなく…サベールです。あの見慣れた太刀筋は……彼のものです…。」

 

 

ジャイアン

「これではっきりしたな…サベールがペコを襲ったって事実がな」

 

 

ジャイアンは不機嫌そうに言う。

 

しかし……

 

 

ペコ

「待って下さい武さん…私にはどうしてもサベールが悪者には見えないんです…彼の心には「善」がある…」

 

 

ジャイアン

「善だと…?どういうことだ?」

 

 

ペコはサベールの過去について話し始めた。

 

 

何故サベールは4年前、ダブランダーに味方したのか。

 

 

謎が、明るみに出る……

 

 




次回は完全にサベールの過去を捏造していきます(笑)

それでは!また次のお話で!

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